ほうれい線の美容医療おすすめ5選|タイプ別のチェックリストつき

ほうれい線の美容医療おすすめ5選|タイプ別のチェックリストつき

ほうれい線美容医療はさまざまあり、「結局どれがいいか分からない」という人も多いのでは。そこで今回は、ほうれい線にアプローチできる美容施術を詳しく紹介します。ほうれい線のタイプや美容医療に関するよくある質問もまとめました。「効果的にケアしたい」「どのほうれい線(法令線)整形を選ぶか悩んでいる」という人は、お見逃しなく。自分の症状や肌の傾向を把握して、美容医療選びのヒントにしてください。

1.ほうれい線の美容医療を受ける前にタイプを知ろう

出典:photoAC

ほうれい線と一言でいっても、どれも同じなわけではありません。実は、ほうれい線には主に4つのタイプがあります。具体的な施術内容を知る前に、まずは自分がどのタイプに該当するのか確認してみましょう。
ただし、チェックリストはあくまでも目安です。正確な診断はクリニックの医師から直接聞いてください。

■たるみタイプ

加齢によって肌のハリが衰えたり、皮下脂肪が減少したりすることで、皮膚がたるんでほうれい線が目立つのがたるみタイプ。筋状で、仰向けになると目立たなくなる特徴があります。年齢とともにほうれい線が気になり始めた人は、大半がたるみタイプに当てはまるでしょう。
症状を軽減するためにも、ハリケアが大切です。肌のお手入れに加え、紫外線対策や十分な睡眠などを心がけてください。

【たるみタイプチェックリスト】

  • 頬のボリュームが減ってきた
  • 仰向けになるとほうれい線が薄くなる
  • 若い頃は目立っていなかった

■骨格タイプ

顔の骨格によってほうれい線が際立っている人は、骨格タイプに該当します。小鼻周辺の骨がくぼんでいる人、もともと口元が前に出ている・引っ込んでいる人は、ほうれい線の存在感が強い傾向にあります。
さらに、加齢によって骨が委縮したり、皮下脂肪や筋肉が減ったりするとより目立つように。
カルシウムといったミネラルの積極的な摂取や過度なダイエットを控えて、悪目立ちを防ぎましょう。

【骨格タイプチェックリスト】

  • 小鼻周辺の骨がへこんでいる
  • 口元が前に出ている・引っ込んでいる
  • 仰向けになってもあまり変化はない
  • 若い頃もほうれい線が気になっていた

■混合タイプ

混合タイプは、もともとほうれい線が目立ちやすい骨格であることに加え、加齢とともにたるみが増し目についてしまっている状態です。35歳以上に現れやすいタイプといえるでしょう。
とくに頬の脂肪が多いとたるみが悪化。ダイエットしても皮膚はもとに戻らないため、体重増加にはご注意ください。スキンケアとタンパク質・カルシウムの摂取を怠らないようにしましょう。

【混合タイプチェックリスト】

  • 無表情のときもほうれい線が目立っている
  • 口元が引っ込んでいるような印象になる
  • 35歳以上に現れやすい傾向にある

■筋肉タイプ

頬の筋肉が発達しているがゆえに、ほうれい線が深くなりやすい筋肉タイプ。筋肉が力強く動くため、繰り返すうちにシワがくせになってしまい深く刻まれてしまうのです。筋肉タイプの場合、笑ったときに歯茎が見える「ガミースマイル」であることも。
ほうれい線の悪目立ちを防ぐには、顔の筋肉を鍛える行動を控え、入念にスキンケアしましょう。

【筋肉タイプチェックリスト】

  • 無表情でもほうれい線が筋になっている
  • 笑うとほうれい線がより目立つ
  • 仰向けでもほうれい線が薄くならない
  • ほうれい線の筋が長い

2.ほうれい線の改善が目指せる美容医療5選

出典:photoAC

続いて、ほうれい線に効果的な美容医療を紹介します。特徴やダウンタイム、向いているタイプなどをまとめました。

■ヒアルロン酸注入

肌にうるおいや弾力をもたらす、ヒアルロン酸。ほうれい線部分に注入することで、シワをふっくらさせ、目立たなくする効果が期待できます。メスは使わず注射器で製剤を入れるので、痛みやダウンタイムの症状が比較的軽いです。また、注入直後から効果を実感しやすいでしょう。
ヒアルロン酸を受ける前に熟知しておきたいデメリットは、不自然な仕上がりになるリスクです。技術や知識が乏しい医師が施術にあたると、左右のバランスが崩れて「ほうれい線にヒアルロン酸を入れたのがバレる」事態になりかねません。そのため、クリニック選定は入念に行いましょう。

施術時間の目安 5~10分程度
副作用 痛み、腫れ、むくみ、内出血 など
ダウンタイム期間の目安 3日~2週間
効果持続期間の目安 6ヶ月~2年
向いているほうれい線のタイプ すべてのタイプ

■ハイフ

ハイフは、専用の機器で肌に高密度の超音波を照射する治療です。表情筋層のSMAS筋膜に熱エネルギーを加えることで、たるみを引き締めてリフトアップを叶えます。さらに、コラーゲンの生成を促し、弾力性やハリのある肌に導いてくれるので、ほうれい線の改善につながるでしょう。ダウンタイムがほとんどないのも魅力です。
ただし、ハイフはすべての人に向いているとは限りません。顔の脂肪が少ないと、ハイフによって頬がこけて老け見えしてしまうことも。効果の現れ方にも個人差があります。

施術時間の目安 10~60分程度(顔全体)
副作用 赤み、腫れ、かゆみ など
ダウンタイム期間の目安 数時間~数週間
効果持続期間の目安 3~6ヶ月
向いているほうれい線のタイプ たるみタイプ、混合タイプ

■糸リフト

糸リフトによる治療も、ほうれい線にアプローチ可能です。こめかみ辺りから頬にかけて、特殊なコグ(トゲ)がある糸を挿入し、皮下組織から持ち上げることで顔全体の引き締めとリフトアップに効果を発揮します。さらに、糸周辺ではコラーゲンやエラスチンなどうるおい成分の生成が促され、美肌も目指せるでしょう。
メスは使わず針で糸を挿入するため、傷痕はほぼ残りません。しかし、糸がなじむまでは引きつれや口の開けにくさ、肌のボコつきといった症状が出ることも。

施術時間の目安 20~30分程度
副作用 引きつれ、肌のボコつき、腫れ、内出血 など
ダウンタイム期間の目安 数日~1ヶ月
効果持続期間の目安 6ヶ月~1年
向いているほうれい線のタイプ たるみタイプ、混合タイプ

■メーラーファット除去

皮膚のたるみが顕著な人や頬骨からほうれい線にかけての脂肪が多い人に向いているのが、メーラーファット除去。頬周辺にある余分な皮下脂肪(メーラーファット)を取り除き、たるみによるほうれい線の改善を目指します。
施術では、口や鼻の中に穴を開け、管を入れて脂肪を吸引。顔に傷ができず、長期間の効果持続が期待できる点がメリットです。一方、頬のボリュームダウンに伴って、のっぺりした印象になる可能性があることも覚えておきましょう。

施術時間の目安 30分程度
副作用 痛み、腫れ、内出血 など
ダウンタイム期間の目安 1週間~1ヶ月
効果持続期間の目安 長期間
向いているほうれい線のタイプ たるみタイプ(頬周辺に皮下脂肪が多い人)

■ボトックス注射

ボトックス注射は、筋肉の収縮を緩めて表情ジワの存在感を薄くする治療です。笑うとほうれい線が際立つ、筋肉タイプのケアに向いています。施術を受けたとしてもほうれい線をすべて消すのは難しいでしょう。しかし、悪目立ち予防や左右非対称の改善などが見込めます。
注意点は、注入量。多く注入しすぎてしまうと表情がこわばったり、口元を動かしにくくなったりするリスクは否めません。また、効果持続期間があまり長くないため、定期的に治療を受ける必要があります。

施術時間の目安 10分程度
副作用 表情のこわばり、内出血、感染 など
ダウンタイム期間の目安 数日~1週間
効果持続期間の目安 3~4ヶ月
向いているほうれい線のタイプ 筋肉タイプ

3.ほうれい線や美容医療に関するQ&A

出典:photoAC

最後に、ほうれい線や美容医療でよくある疑問とその答えを紹介します。

■ほうれい線の美容医療にはヒアルロン酸注入が一番効果的?

ヒアルロン酸注入もほうれい線ケアに効果的ではありますが、一番とは限りません。一人ひとりシワの状態が異なるため、医師と相談し、自分にマッチする治療方法を選ぶことが大切です。

■美容医療のほうれい線整形なら効果が半永久的に続く?

ほとんどの治療法で、半永久的な効果の持続は期待できません。理想の肌をキープするには、定期的な施術が必要です。ただし、皮下脂肪を物理的に取り除いてたるみ解消をはかるメーラーファット除去は、半永久的な効果が望めます。

■ほうれい線治療は皮膚科(保険適用)で受けられる?

ほうれい線治療は、保険適用外の自由診察です。したがって、一般皮膚科では受けられません。美容皮膚科や美容外科に対応している美容クリニックの受診を検討しましょう。

■まとめ

ほうれい線にはおもに4つのタイプがあり、それぞれ向いている美容医療があります。効果的にほうれい線の主張を和らげるためにも、まずはクリニックで状態をチェックしてもらいましょう。また、どの治療方法もメリットとデメリットがあります。後悔しないようにするには、信頼できるクリニックを探すことが大切です。ほうれい線を美容医療でケアして、若々しい印象と自信を手に入れましょう。

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