Clinic K 院長 金 児盛 先生インタビュー!美容を通して自己肯定感を高め、幸せの循環を実現

Clinic K 院長 金 児盛 先生インタビュー!美容を通して自己肯定感を高め、幸せの循環を実現

Clinic K 院長、金 児盛(キム アソン)先生にインタビュー。心臓を専門とする循環器内科医として実績を積 んだのち、美容医療にキャリアを転換された金先生。「BIANCA」の院長堀田 和亮先生のもとで経験を積み、現在は「Clinic K(クリニックケー)」で患者様に愛と情熱を持って心身ともにきれいになるためのサポートを行っています。そんな金先生に日本と韓国の美容医療の違いやクリニックの魅力、幸せの哲学についてお話を伺いました。

ドクターズプロフィール

Clinic K(クリニックケー) 院長 金 児盛(キム アソン)先生

Clinic K(クリニックケー) 院長
金 児盛(キム アソン)先生

韓国で医師免許取得後、日本でも医師免許を取得。循環器内科でカテーテル治療の専門医として実績を積んだのち、エイジングケアに興味を持ち美容医療にキャリアを転換。「BIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)」で経験を積み、2021年2月東京銀座に「Clinic K」を開院。正しい知識や高い技術に加え、患者様の持つ美しさを引き出して自分を愛する喜びを共有できるよう、日々勤務にあたっています。

(経歴)
2005年 Dongguk University, College of medicine Graduation 卒業
2007年 日本医師免許取得
2007年 東京女子医大病院入局
2018年 BIANCA cosmetic surgery & medical spa入職
2021年 Clinic K 開院

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医師としての背景 ~広い視野で医療に携わるため日本で医師免許を取得~

―――まず、医師を志したきっかけを教えてください。

6歳のころ、父がすい臓がんで亡くなったんです。気づいたときには末期で、手の施しようがなかったそう。叔父が東京で医師をしており、終末期医療を受けるために家族で東京に行きました。私は子どもだったので病気のこともきちんと理解しておらず、治るものだと思ってゲームをしたりしていたのですが、父が亡くなったときに幼心ながらショックが大きくて…。この経験が医師を目指すきっかけになりました。

はじめは韓国で医師免許を取得しましたが、もともと世界を飛び回る仕事がしたかったこともあり、広い視野で医療に携わりたいと思うようになったんです。一度きりの人生チャレンジあるのみと、韓国よりも医療の発展している日本でも医師免許を取得し、日本での医師としてのキャリアを歩み始めました。

―――金先生はもともと循環器内科を専門とされていましたが、なぜ循環器内科を選ばれたのですか?

すぐに処置をしないと患者様の命に関わる、循環器内科にやりがいを感じたんです。循環器内科ではカテーテル治療の専門医として11年間従事し、たくさんの患者様と向き合う中で、体だけでなく心の健康の大切さも学びました。

次のキャリアを考え始めたのは、後輩も育って24時間体制のオンコールをやり続けるのも体力的に大変になってきたタイミング。大学病院に長く在籍していると次のキャリアとして教授や管理職を選ぶ医師が多いのですが、患者様とコミュニケーションをとるのが好きな私は興味を感じられず、開業医という選択肢が出てきたんです。

美容医療への情熱 ~患者様と深く関わりながら医療を提供したい~

―――開業するにあたり、美容医療を選んだ理由を教えてください。

循環器内科だけでは開業が難しく自分でもしっくりこなかったという理由もあり、他の診療科を検討しました。開業にあたり私が重視したのは、患者様と深く関わりながら医療を提供できること。昔から人の美しさに興味があったこともあり、自由診療の美容医療であれば、一人ひとりにしっかり時間をかけられるのではと思いました。先に美容外科医として日本で働いている妹の影響もありましたね。

韓国と比較すると日本の美容クリニックの数はまだまだ少なく、市場が拡大すると予想したのも理由の1つ。これまでは病気の患者様を治療し日常生活に戻れるよう支援するのが目標でしたが、健康な人の人生を豊かに幸せにすることを目標にしようと、専門違いの美容外科医を目指すことを決め「BIANCA CLINIC」に入職しました。

BIANCAを選んだのは、理事長の堀田和亮先生に学ぶためです。堀田和亮先生は大学病院で働いていたときに研修医として入ってきた、いわば後輩に当たります。信念をしっかり持っている彼には当時から通じ合うところがあり、学ぶなら美容外科としての道を進み実績を残している彼しか考えられませんでした。

―――韓国は美容大国として知られていますが、金先生は日韓の美容医療の違いをどう感じていますか?

日本の医療は美容医療も含めて日本独特の文化があります。世界のトレンドとは関係なく、自分たちのスピード感と領域を重視する傾向が強い。良くも悪くも慎重で、まだまだ美容医療に関するハードルも高く、価格設定も高額です。一方韓国は新しいものや目立つものを追求する傾向が強く、リフトアップ治療機などのデバイスを手がける先生や会社もたくさんあります。その反面、競争が激しくて料金を下げざるをえなかったり、クオリティが担保できなかったりという問題点もある。

正しく循環していない市場は、誰も幸せになりません。もちろん患者様にとって安さも魅力の1つではあるのですが、質が担保できないと満足にはつながらない。韓国と比べると日本における美容医療の市場はまだまだ小さいですが、今後韓国のように成熟していく可能性があります。今の韓国と同じ道をたどらないよう、例えば日本のおもてなしの心は見失わないようにするなど、韓国とは違う魅力を提供するアプローチをきちんと考えていかなければいけないと思っています。

金先生の強み ~患者様の自己肯定感を高めるホスピタリティの高いサービス~

Clinic K(クリニックケー) 院長 金 児盛(キム アソン)先生

―――金先生が開院された「Clinic K」について教えてください。

「Clinic K」の理念は、『自己愛をベースに、周りを幸せにして自分の幸せを得る』こと。高い技術を提供するのはもちろんのこと、私が目指しているのは日本一ホスピタリティの高いクリニック。外見重視の美容医療ではなく、患者様が自分のことを認めて好きになる手助けをして心身ともに豊かになれる場所でありたいと思っています。

―――ホスピタリティが高いクリニックを実現するため、どんな取り組みを行っていますか?

美容医療を受けに来られる患者様は、美容にも力を入れているきれいな方が多い。しかし、「おばさんだから」「ここがイケていない」など、マイナスコンプレックスを抱えている方も多い印象です。しかし、ネガティブなスタンスだと治療してもまた悪いところを探してしまい、どんなに治療しても自己肯定感が上がりません。

そのため、患者様の心もちをポジティブにして、信頼関係を築くことからスタートします。例えば、しわが深いというお悩みを持つ患者さんには、同調するのではなく「全然大丈夫ですよ!」と言ってあげる。悩みを認めてあげないと売上につながらないのでは?と思うかもしれませんが、信頼関係を築くことで話に耳を傾ける姿勢を持ってもらえるんです。信頼関係をコツコツ構築し、患者様の持つ小さな悩みではなく、肌をきれいにするために本当に必要なケアを提案していけるのが理想の形。

クリニックのファンになってもらうためには、患者様が望む以上のものを実現させてあげる必要があります。『愛とは自分の願望より相手の願望を優先すること』という私の好きな言葉があるのですが、愛を注ぐことで、倍になって返ってくると信じています。目先の売上ではなくて患者様とともに歳を重ねながら患者様の幸せを共有できるクリニックでありたいですね。

患者様にサービスを提供するにあたり、スタッフの質も重要です。私がスタッフを採用するときに重視しているのは、愛や向上心があり、一緒にチャレンジできる人材かどうかという点。医療機関で働いた経験などを重視するクリニックも多いと思いますが、愛がある方なら目の前の患者様をきれいにするためにきちんと努力できると思う。反対にいくら経験があり知識を積み重ねていても、愛がないと大きな壁は超えられないんです。

患者様を両親や友だちなど大好きな存在だと思って対応できるような人材を募集しているし、理念を理解した愛にあふれたスタッフが日々チャレンジを続けてくれています。

―――愛と情熱にあふれている金先生ですが、幸せの哲学はどこから影響を受けているのですか?

母の影響が大きいですね。父が亡くなったあとは、女手1つで兄妹3人育ててくれたのですが、母は自分が貧しくても粥を配るタイプで。寺に行ったら持っているものをすぐに寄付するので、「今の行いは全て福としてあなたたちに返ってくるから」というんです。自分のできる範囲で良いことを行い、でも決して見返りは求めない。子どものころからの母の教えは、今の自分にも根付いていますね。

BIANCAの堀田和亮先生の影響も大きいです。循環器内科から美容医療の門を叩いて、分からないことばかりで気持ちも折れまくっていて。メンタルも弱かったのですが、堀田先生に徹底的に鍛えてもらったんです。人生には必ずターニングポイントがありますが、私のターニングポイントの1つは堀田先生に出会えたことだと思っています。私の美容医療の基準は堀田先生になっていますし、今の自分がいるのは堀田先生のおかげで感謝してもしきれません。

自分も決して聖人というわけではありませんし、まだまだ未熟です。心が揺れたりするときは、インターネットなどで私と同じような悩みを経験している方たちの言葉を検索し、しっくりくる言葉に自分の感情を加えてメンタルケアするようにしています。その学びを繰り返して自分をどんどん整えていくようなイメージ。支えてくれた方たちにもらったものを、いろんな形で返せるよう、もっと成長できるよう努力している最中です。

美容医療業界の今後の動向と期待 ~幸せが循環する健全な美容医療市場に~

Clinic K(クリニックケー) 院長 金 児盛(キム アソン)先生

―――金先生の美容医療業界への想いを教えてください。

今日本の美容医療が行っているマーケティングのほとんどは、お客様を否定したり不安感を抱かせたりするようなネガティブキャンペーンです。私は患者様の自己肯定感を下げるような仕事はしたくないし、そうやってお金を稼いでも誰も幸せにはなれないと思う。患者様の自己愛が高まるような技術を提供できることが、私の医療従事者としての一番の幸せです。このスタンスであってもきちんと仕組みを作れば利益にもつながります。患者様が自分を好きになれるような美容医療を提供するクリニックが増え、美容医療の市場が健全な形で回っていく、これが私の理想です。

―――美容医療市場の健全化のため、金先生が行っている取り組みを教えてください。

同じ志を持つ医師が1人でも増えるよう、学会やセミナーに呼ばれたときには同じようなことを繰り返し伝えています。話をさせていただく機会があれば断らず、つながりを作る機会になればと一生懸命やっているところです。ただ、想いの部分だけではどうしても広がるスピードは遅いため、私のやり方で成功事例が作れるのがベストだと思っています。成功事例ができれば、真似したいと思うクリニックも増えるはず。今後は「Clinic K」と理念を同じくするフランチャイズを増やしていきたいです。

正しい医療を提供することで患者様は自己愛が実現でき、クリニックのファンが増える。そうすると良い患者さんが集まりスタッフもストレスなく仕事することができ、私も幸せです。そんな形でクリニックを成長させていければ、本当に良い美容医療市場が作れると思う。幸せという言葉はどうしても宗教的に受け取られることもあると思うのですが、素直に受け取れるような風潮になると良いですね。知識だけでなく心もシェアができるよう、これからも発信していこうと思います。

読者や患者様へ向けて伝えたいメッセージ ~患者様の幸せの実現を最大限サポート~

どんなにきれいになっても、自分自身が自分を認められないままでは、幸せにはなれません。私を頼ってきてくださった患者様には、愛する家族や友人と同じ気持ちで一緒に喜びを分かち合えるよう、最大限サポートさせていただきます。悩みがあるなら、まずはカウンセリングにお越しください。患者様がそのままの自分で幸せになれるよう、一人ひとりに合った治療を提案いたします。

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