
NEROが、美容医療に関する注目のTOPICSをとりまとめ!
かつて美容整形といえば、劇的な変化や派手な見た目を求める傾向が強かった。しかし、2025年に入り、その価値観が大きく変わりつつある。「いかにナチュラルに美しく見せるか」が、新たな基準となっているのだ。
この流れの背景には、SNSや動画コンテンツの影響が大きい。フィルター加工や過度な修正が一般化したことで、視聴者は「自然な美しさ」をより求めるようになった。また、単に美しくなるだけでなく、健康的で調和のとれた外見を維持しながらの変化が求められている。
これに伴い、手術の選択肢も変化している。例えば、豊胸手術では従来の大きなインプラントではなく、小型で自然な形状のものが主流となり、Motiva社の新型インプラントのように触感や見た目にこだわった製品が人気を集めている。
さらに、手術の方法も変化している。脂肪移植やPRP(多血小板血漿)、PRF(多血小板フィブリン)を用いた施術が急増しており、人工物を使わずに自分の組織を活用する美容法が注目されている。これは、ナチュラル志向が進むだけでなく、施術後のリスクを減らし、安全性を向上させることにも繋がっている。
また、40代のフェイスリフト手術の需要が急増していることも興味深い。以前は50代・60代が主流だったが、「早めに手術を受けたほうが回復が早く、より自然な仕上がりになる」という意識が広まり、40代で手術を決断する人が増えている。これにより、将来的なメンテナンスが必要になる時期も遅らせることができる。
さらに、ヒップリフトの分野でも大きな変化が起きている。従来のブラジリアンバットリフト(BBL)に代わり、マイアミTバックリフトが台頭している。これはセルライトを除去し、ボリュームを加えずに臀部を引き締める技術で、より自然で健康的なシルエットを作り出す。これもまた、過去の「派手な整形」から「自然なボディラインの追求」への移行を象徴するものだ。
そして、美容整形の意思決定プロセスにも変革が起きている。CrisalixやVECTRAといった3Dイメージング技術の進化により、手術前に仕上がりをシミュレーションできるようになった。これにより、患者と医師の間でより正確な仕上がりイメージを共有でき、期待値のズレを最小限に抑えることが可能になっている。
これらの変化により、美容整形市場は単なる「見た目の変化」ではなく、「いかに自然に美しく、個々の理想に沿った結果を出すか」が競争の軸になりつつある。2025年の美容医療は、よりパーソナライズされた形で発展し、患者ごとにカスタマイズされた美容整形がスタンダードになるだろう。
編集長チェックポイント
~「自然な美しさ」と「テクノロジーの融合」が生む新時代~
美容整形のトレンドは、「派手な変化」から「ナチュラルな洗練」へとシフトしている。 SNSの影響でリアルな美しさが求められ、違和感のない自然な仕上がりが重視されるようになった。
これを支えるのが、3Dイメージング技術の進化と自己組織を活用した美容医療の台頭だ。施術前のシミュレーションが可能になり、患者と医師のコミュニケーションが向上。脂肪移植やPRPなど、人工物を使わない選択肢も増え、より安全で持続的な美しさが追求されている。
2025年の美容整形は「より自然に」「より個別に」「より安全に」進化する。 単なる見た目の変化ではなく、個々の魅力を引き出す美容医療が新たなスタンダードになりつつある。
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