ターゲットクールとミラジェットの違いは?施術選びのポイントまとめ

ターゲットクールとミラジェットの違いは?施術選びのポイントまとめ

「ターゲットクール」と「ミラジェット」の違いについて解説しましょう。美容クリニックでは、理想的な肌を目指すために、効率的かつ快適さを追求したさまざまなメニューが登場しています。中でも今回注目したのは「ターゲットクール」と「ミラジェット」。よく似ているポイントもありますが、まったく異なる役割を果たす機能も搭載されています。それぞれの特徴やできること、どのような治療に向いているのかなどを詳しくまとめました。

1.ターゲットクールとは?特徴をチェック

出典:photoAC

「ターゲットクール」は、冷却機能を兼ね備えた先進の美容医療機器です。マシン先端のノズルを変えることで3つの機能を発揮するため、幅広い治療に活用できます。具体的にどのような機能が備わっているのかを詳しくチェックしていきましょう。

■痛みのコントロールとダウンタイムの軽減が期待できる

「ターゲットクール」のノズルの1つ「Cooling Nozzle(クーリングノズル)」を用いることで、施術中の痛みをコントロールできます。「Cooling Nozzle」は、-10~5度までの温度調節が可能。主に注入系の美容施術やレーザー治療の痛みを軽減する際に活用されます。

まるで麻酔のような役割を果たすため、一般的な麻酔薬にアレルギーがある方にも活用しやすい点も魅力の1つです。また、「Cooling Nozzle」で患部を冷却することで美容医療の施術を受けた後に現れやすい赤みや腫れ、出血といったダウンタイム中の症状を緩和する働きも期待できます。

■薬液の導入が可能

「Boosting Nozzle(ブースティングノズル)」は「アイス・ニードリング」と呼ばれるモードを使うことで薬液の導入が可能です。アイス・ニードリングでは、3度が温度調節範囲で、高圧のCO2冷媒を高速で噴射することにより、薬液を瞬時に微細な針状の氷へ変化させます。この針状になった薬液は、角質層を通過し、より肌の深い部分にまで届けられるのです。そのため、効率的な治療が期待できるでしょう。

薬液の粘稠度にマッチする最適なコンテナを、6種類の中から選ぶことが可能。よって、幅広い治療に用いることができます。このアイス・ニードル機能の具体的な活用方法としては、レーザーやハイドラフェイシャルといった治療を行った後に使用する流れが代表的。「ターゲットクール」によって副作用を緩和しながら薬液を導入することで、肌再生を促します。

■外科的な処置にも対応可能

「Freezing Nozzle(フリージングノズル)」は、-79度という非常に低い温度まで下がるモード。患部を急激冷凍できるため、イボなどの病変や不要な皮膚を除去する、外科的な処置にも対応しています。患部を冷却して処置を行うため、抜糸の必要がない点や感染症のリスクが低いといった点も大きな特徴です。また、侵襲性が少ないことから、目の下のシワ取りを目的としたレーザーなど、目元や口元といった皮膚が薄い部分にも使用しやすいとされています。

2.ミラジェットとは?特徴をチェック

出典:photoAC

「ミラジェット」は、針を使うことなく薬液を肌の深い部分にまで届けることを目的としたマシンです。ハンドピースの先端から高出力のレーザーを照射することで、薬液を真皮層まで届ける仕組みを採用しています。「ミラジェット」から放たれるレーザーは、「マイクロジェット」という技術を採用し、一般的なレーザーよりも高圧力である点が特徴です。この「ミラジェット」を使って、いったいどのような治療ができるのかを詳しくチェックしていきましょう。

■薬液の導入が可能

「ミラジェット」では、トーニングモードと呼ばれる機能を使うことで、薬液の導入が可能です。使用する薬液を変えることでさまざまな肌悩みにアプローチできます。例えば、ニキビ痕や傷痕による肌の凹凸が気になる場合にはジュベルックを、表情のクセによるシワが気になる場合にはボトックスを導入するといったように、症状に沿って選びましょう。また、肌の生まれ変わりをサポートする「エクソソーム」も「ミラジェット」で導入できます。クリニックによって取り扱いのある薬液の種類に違いがあるため、自身の肌悩みにマッチした治療ができるところを選びましょう。

瘢痕治療を「ミラジェット」で行う場合には、医師のみが施術可能なスタッキングモードを使用することも。スタッキングモードは、出血や痛みを伴うアプローチのため、表面麻酔が必要です。

■レーザーピーリングも可能

「ミラジェット」には、Er-YAGレーザーを用いたレーザーピーリング機能も備わっています。Er-YAGレーザーでは、肌の凹凸に対して効率的にアプローチするコリメートと、薬液の浸透をサポートするだけでなくハリアップなども目指せるフラクショナルを使い分けることが可能です。薬液を導入する前にEr-YAGレーザーを照射することで、より効果が発揮されるでしょう。

■ミラジェットのダウンタイム

ミラジェットを使った治療のダウンタイムは、使用するモードによって異なります。例えば、針を使用せずに薬液を肌に導入するトーニングモードでは、ほとんど痛みやダウンタイムがありません。施術後からメイクが可能であるケースが多く、日常生活に影響を受けにくいでしょう。ただし、スタッキングモードを適応した場合には、施術箇所に出血痕が現れることがあります。こういった症状は、個人差はありますが翌日には化粧でカバーできるほど目立ちにくくなり、1週間程度かけて徐々に消失していくのが基本です。

Er-YAGレーザーを用いた美容施術では、施術時の痛みが気になる場合に麻酔を使用することもあります。ダウンタイムは、フラクショナルで1~2日程度。一方でコリメートは、フラクショナルよりもやや長めだとされています。症状としては赤みやひりつきが代表的です。ほかにも、施術後に乾燥しやすくなる、皮むけが起こるといったケースもあります。そのため、施術後はしっかり保湿することが大切です。

3.ターゲットクールとミラジェットの違いは?選ぶ際のポイント

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ターゲットクールとミラジェット、それぞれ異なる特徴がありました。ここからは、それぞれの違いを整理していきます。また、2つの施術のうちどちらが自身に向いているのか、選ぶ際のポイントについてもまとめました。

■ターゲットクールとミラジェットの違いを整理しよう

ターゲットクールは、ヒアルロン酸注入やレーザー治療といったほかの美容医療にプラスすることで痛みやダウンタイムの軽減が見込めるマシンです。モードを変更することで、薬液の導入や外科的な処置も可能。一方で、ミラジェットは、主に薬液の導入やレーザーピーリングができる美容医療の提供を目的としたマシンといえます。

「ターゲットクール」も「ミラジェット」も、薬液を導入するという点では同じような機能が備わっていますが、その方法が異なるのです。「ターゲットクール」は、薬液を瞬時に冷却し、氷の針状にして肌の奥へと浸透させます。一方で「ミラジェット」は、針は使用せず高圧力のレーザーを活用し、薬液を導入。似ているようですが、深堀してみると、それぞれの違いが見えてくるはずです。

■自身にマッチしているのは?選ぶ際のポイント

「ターゲットクール」は、ヒアルロン酸やレーザーといったほかの治療にプラスして使うことが多いマシンです。一方で、「ミラジェット」はレーザーのパワーを利用して肌のコラーゲン生成を促し、たるみや小ジワなどにアプローチします。そのため、ヒアルロン酸やレーザー治療の痛みを軽減したい場合には「ターゲットクール」が、肌のハリアップを目指しつつ、毛穴やニキビ痕を改善したい場合には「ミラジェット」が良いでしょう。

まずは自身が何を目的に美容治療を受けるのかを明確にして、適切な治療ができるマシンを選択してください。似ている機能もあるため、まずは医師と相談し、目標に沿った治療法を見つけることが大切です。もちろん、コストやダウンタイムなど細かい部分まで確認し、施術しやすいマシンを選ぶこともポイントとして覚えておきましょう。

まとめ

「ターゲットクール」と「ミラジェット」は、薬液を導入するという似た機能を兼ね備えていますが、冷却する、レーザーピーリング機能があるなど、それぞれ異なる機能や特徴があります。マシンの特徴を把握すると同時に、自身の悩みも明確にし、より適切な治療が受けられるようベストな施術を選択してみてください。優れた美容医療のマシンを活用し、理想の肌を目指しましょう。

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・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。

【治療の内容】ターゲットクール
【治療期間および回数の目安】約2~5週間に1回程度 ※症状によって異なります
【費用相場】¥27,500~¥66,000程度
【リスク・副作用等】赤み、腫れ、かゆみ、アレルギー反応、過冷却など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
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