裏ハムラは10年後も効果あり?リスクや後悔しないための方法を解説

裏ハムラは10年後も効果あり?リスクや後悔しないための方法を解説

裏ハムラ法は10年後も効果があるのか、持続期間について気になる方は多いでしょう。裏ハムラ法はクマ取り治療の1つで、たくさんのメリットがあることから注目されている施術です。今回は、裏ハムラ法の10年後の効果や、後悔しないための方法などを解説します。目の下のクマにお悩みの方、裏ハムラ法が気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

1.そもそも裏ハムラ法とは?

裏ハムラ法とは、目の下のクマ取り治療の1つです。まぶたの裏にある結膜を切開して眼窩脂肪を再配置し、目の下の凹凸をなくすことでクマ改善を目指します。まぶたの裏を切開するため、傷痕がほとんど見えないのが特徴です。裏ハムラ法では、目の下の影による黒クマや、メラニン色素の沈着による茶クマなど、さまざまな種類のクマに対応できます。

2.裏ハムラ法は10年後どうなる?

出典:photoAC

裏ハムラ法の施術が気になっているものの、効果が続くのか不安に感じている方も多いでしょう。そこで、裏ハムラ法の効果の持続期間や、10年後に考えられるリスクについて見ていきます。

■効果の持続期間

裏ハムラ法の効果は半永久的に続くといわれています。再配置した脂肪が移動することは基本的になく、10年後も効果の持続が期待できるでしょう。そのため、定期的なメンテナンスが必要な方法と比べ、トータルの費用を抑えられるメリットもあります。また、脂肪を除去する施術に比べて目の下が凹んでしまうというリスクが少ないため、自然な仕上がりを目指せる施術です。
裏ハムラ法は、一度の施術で長期間効果を保ちたい方や将来的に治療費用を抑えたい方、自然な仕上がりを求める方に適した施術でしょう。

■10年後に考えられるリスクは?

半永久的な効果が見込まれる裏ハムラ法ですが、施術を受けた10年後に以下の症状が出る可能性もあります。

  • 加齢によって皮膚がたるむ
  • 新たな脂肪が蓄積され目の下にふくらみができる
  • 体重の大幅な増減により見た目が変化する

裏ハムラ法は皮膚に直接働きかける施術ではないため、加齢による皮膚のたるみには他の対策が必要です。また、体重増加や脂肪の蓄積によって目元の印象が変わってしまうこともあるでしょう。裏ハムラ法の施術だけではカバーできない症状もあり、注意が必要です。

3.裏ハムラ法で10年後に後悔しないための方法

出典:photoAC

裏ハムラ法について検索すると「裏ハムラ 後悔 ブログ」「裏ハムラ 失敗 画像」といったネガティブなワードが見られることも。後悔しないためには、注意点を把握することが大事です。裏ハムラ法で10年後も効果を持続させられるよう、以下のポイントを押さえましょう。

■ダウンタイムは安静にしておく

裏ハムラ法の施術後1~2週間程度はダウンタイムです。ダウンタイムは施術後の回復期間であるため、医師の指示を守り、できるだけ安静にすることが大切です。とくに目元は皮膚が薄く、他の部位よりもデリケート。以下のことに気をつけて過ごしましょう。

  • 施術の痛みや腫れがある場合は適切な方法で冷やす
  • 長時間の入浴や激しい運動など血行が良くなることは避ける
  • 目元をこするなど強い刺激を与えない
  • 清潔を保ち十分な休息を取る

また、定期的に医師の診察を受けると、万が一異変があったときも早期に対処できます。

■実績のある医師を選ぶ

裏ハムラ法の効果を10年後も持続させるためには、実績のある医師を選びましょう。裏ハムラ法はまぶたの裏を切開する繊細な施術のため、豊富な経験と高い技術力が必要です。医師の実績はクリニックのホームページやSNSなどでチェックできます。裏ハムラ法の症例写真や経過写真も確認し、理想の施術ができるか判断材料にしてみましょう。また、カウンセリング時にも症例写真を見せてもらうと、医師と仕上がりのイメージを共有しやすくなります。

■自分に合ったクマ取りを選ぶ

裏ハムラ法は魅力的なクマ取り治療ですが、すべての方に適しているわけではありません。クマの原因はさまざまあり、中には裏ハムラ法が合わないケースもあります。そのため、治療の選択肢が複数あるクリニックのほうが、適した方法で治療できるでしょう。カウンセリングを丁寧に行い、症状に適した治療法を提案してくれるクリニックは信頼度が高いといえます。信頼できるクリニックで、自分に合ったクマ取り治療を選ぶことが大切です。

■正しいスキンケアを続ける

裏ハムラ法の施術後は、スキンケアを正しく続けることも重要です。加齢によるたるみが表れると、裏ハムラ法の効果が半減してしまう場合も。たるみは、コラーゲンやエラスチンなどの弾力成分の減少や肌の乾燥、外部からの刺激が原因で生じます。保湿ケアや紫外線予防が重要になるため、アイクリームや日焼け止めを活用しましょう。施術を受けるだけでなく、セルフケアを続けることで裏ハムラ法の効果持続につながります。

4.裏ハムラに関するQ&A

裏ハムラ法を検討中の方は、施術を受ける前に不安や疑問点を解消しておくことが大切です。ここで、裏ハムラ法のよくある質問をご紹介します。

■裏ハムラ法のデメリットは?

長期的な効果が見込まれる裏ハムラ法ですが、以下のデメリットもあります。

  • 目の下のたるみなど改善が期待できない症状もある
  • 脂肪量や目の下の凹みが少ないと効果を感じにくい
  • 裏ハムラ法を行っていない美容外科もある

裏ハムラ法は、症状や脂肪量などによって効果が変わってきます。クマ改善には、一人ひとりに合った治療法を見つけることが大事です。また、裏ハムラ法は高い技術力が必要であるため、実施していないクリニックもあります。クマ取り治療のためにクリニックを探す際は、裏ハムラ法が受けられるか確認が必要です。

■裏ハムラ法の施術のリスクは?後遺症が残る?

裏ハムラ法には後遺症があるのか不安な方もいるでしょう。裏ハムラ法の施術には以下のようなリスクがあります。

  • 合併症を起こす
  • 痛みや引きつれを感じる
  • 仕上がりに左右差が出る
  • 目を動かしにくくなる

裏ハムラ法では、施術部分の腫れ・内出血、感染症、神経障害などの合併症を起こす可能性もゼロではありません。また、デリケートな目元の施術のため、痛みや腫れが起きたり、目が動かしにくくなったりすることも。異変があったときは適切な処置が必要になるため、早急に担当医に相談しましょう。

■裏ハムラ法をしても10年後はクマが再発する?

裏ハムラ法の施術では10年後も効果が期待できるため、クマが再発するリスクは低いでしょう。ただし、皮膚のたるみによって新たなクマが表れる可能性はあります。クマ改善の効果を保つためには、適切なスキンケアや生活習慣を見直し、年齢による変化への対策をしましょう。

5.裏ハムラ法以外のクマ取り施術は?

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クマの症状によっては、裏ハムラ法が適さないケースもあります。クマ取り治療を検討中の方は、裏ハムラ法以外の施術もチェックしておきましょう。

■ハムラ法(表ハムラ)

ハムラ法(表ハムラ)は、まぶたの表側を切開し、脂肪を移動させてクマ改善を目指す施術です。裏ハムラ法とは違い、目の下のたるみ取りも同時に行えます。そのため、皮膚のたるみが強い方でも、ハリのある目元が期待できるでしょう。なお、ハムラ法(表ハムラ)では、まぶたの表側を切開するため傷痕ができますが、施術後数ヶ月で目立たなくなるでしょう。

費用:30~60万円程度
リスク:涙袋が薄くなる、外反する など

■経結膜脱脂

経結膜脱脂は、裏ハムラ法と同じくまぶたの裏の結膜を切開する施術です。この施術では、余分な脂肪を取り除き、下まぶたに出てきた突出を改善することで、明るく健康的な目元を目指せます。傷痕が皮膚の表面に残らず、ダウンタイムも短いのが特徴。脂肪による突出感を直したい方に向いているでしょう。

費用:20~40万円程度
リスク:痛み、腫れ、小ジワ、感染症 など

■脂肪注入

脂肪注入は、目の下の凹み改善を目指せる施術です。目の下の凹んだ部分に脂肪を注入することで、ふっくらとした若々しい目元に導きます。自身の脂肪を採取して注入するため、異物反応などのリスクを抑えられることが特徴です。また、注入した脂肪が定着し、半永久的な効果が見込まれます。

費用:20~60万円程度
リスク:表情の違和感、しこり など

まとめ

裏ハムラの効果を10年後も持続させるためには適切なアフターケアが大事です。また、裏ハムラ法を受けても、皮膚のたるみによって新たなクマが生じる可能性があります。10年後に後悔しないよう、リスクや注意点をよく理解した上で施術を検討しましょう。裏ハムラ法をはじめとするクマ取り治療を比較し、自分の症状に合った方法を見つけてください。

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【治療の内容】経結膜的眼窩脂肪移動術(裏ハムラ法)
【治療期間および回数の目安】通常1回
【費用相場】1回約¥300,000~¥550,000程度 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】感染症、目の下の凹み、神経障害、術後の腫れや内出血など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
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・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】表ハムラ(眼窩脂肪移動術)
【治療期間および回数の目安】通常1回
【費用相場】¥200,000~¥500,000程度 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】出血、血腫、化膿、感染、眼瞼外反など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】経結膜脱脂法
【治療期間および回数の目安】通常1回
【費用相場】1回約¥200,000~¥400,000程度 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】腫れ、痛み、内出血、結膜出血など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】脂肪注入
【治療期間および回数の目安】通常1回
【費用相場】約¥60,000~¥2,000,000 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】術後の内出血、浮腫み、硬縮(皮膚のツッパリ感)、疼痛など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
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