無免許施術を行った親子3人逮捕
岐阜県多治見市で、医師免許を持たずに美容整形手術を行った親子3人が逮捕されました。逮捕されたのは、多治見市滝呂町に住む76歳の無職、稲垣博容疑者とその妻、娘の安藤鈴夏容疑者です。3人は、2022年に自宅で40代女性のまぶたにメスを入れ、美容整形手術を行った疑いが持たれています。
事件発覚のきっかけは患者の通報
事件が発覚したのは、手術を受けた女性が術後に異常を感じ、警察に相談したことがきっかけでした。女性は「施術を受けた際、施術者が医師免許を持っていない」と警察に報告し、これが事件の発端となりました。警察は、稲垣容疑者らが他にも無資格で美容整形手術を行っていた可能性があるとみて捜査を続けています。
無資格施術が引き起こす危険性
この事件は、無資格での美容整形手術が引き起こすリスクと危険性を再認識させるものであり、患者の安全が最優先されるべき美容医療分野で、さらなる監視と規制が必要であることを浮き彫りにしています。
編集長POINT
~美容医療の規制強化が急務~
無資格で美容医療施術を行うことがいかに危険であるかが明らかになった事件だ。患者の健康や命に関わる問題であり、無免許施術が発覚した際には、被害者が健康被害を訴えなくても、その後遺症やトラブルが潜んでいる場合もある。今後、美容医療業界においては、業界全体での規制強化とともに、患者自身の医療リテラシーを向上させるための啓蒙活動が重要になるだろう。また、無資格施術を行った場合の厳しい罰則の適用も急務である。

まとめ
岐阜県多治見市で発生した無免許美容整形手術事件は、美容医療業界にとって大きな警鐘となった。無資格施術のリスクが顕在化し、業界全体での規制強化と患者への情報提供が急がれる。患者の安全を守るためには、医師免許を有する専門家による施術が必須であることを、業界と社会が改めて認識し、実行に移すべき時期だ。