英国式頭皮アートメイク専門看護師 吉田 れいさんへインタビュー!頭皮アートメイクのパイオニアが貫く手打ち技術と悩みに寄り添う信念

英国式頭皮アートメイク専門看護師 吉田 れいさんへインタビュー!頭皮アートメイクのパイオニアが貫く手打ち技術と悩みに寄り添う信念

英国式頭皮アートメイク専門看護師 吉田 れいさんへインタビュー。頭皮アートメイクという新しい選択肢を日本で切り拓き、第一人者として多くの患者・施術者から信頼を集める吉田 れいさん。

誰もやっていない分野に飛び込む勇気、そして自分の正解を追い求める探究心。その根底には、常に「誰かの人生を変えたい」という揺るぎない想いがありました。

今回は、吉田 れいさんのこれまでの歩みと施術に込めたこだわりについてじっくりお話を伺いました。

プロフィール

英国式頭皮アートメイク専門看護師
吉田 れい(よしだ れい)さん

総合病院での勤務を経て、美容クリニックに転職。眉アートメイクを学ぶ中で、日本ではほとんど前例のなかった頭皮アートメイクに強く惹かれる。

自ら情報を探し、技術を学ぶためイギリスへ渡航。現地の第一人者から学び、帰国後も韓国での技術習得を繰り返し、独自メソッドを確立。

患者一人ひとりに合わせた手打ちによる施術技術と、誠実なカウンセリングを強みに、全国から施術希望者が集まる存在に。後進の育成にも注力しており、現在は講師としても活動。頭皮アートメイクの可能性を広げている。

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看護職からの転機 ~違和感が導いた、頭皮アートメイクへの道~

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―――まず、吉田さんが看護師の道を志されたきっかけを教えてください。

もともと、妹が難病を抱えて生まれてきたことが大きなきっかけでした。

こんなにも苦しんでいる患者さんがいるんだと間近で実感し、「看護師として支える道を選びたい」と自然に思うようになったんです。

一方で、美容に対しても強い関心を持っていました。自分自身のコンプレックスもあり、美容の力で前向きになれる人を支えたいという想いも抱いていました。

―――実際に病院勤務を経て、美容医療の道へ進まれた背景にはどんなことがあったのでしょうか。

看護師になり、最初に勤務したのは大手の総合病院でした。働いてみて、求められる水準の高さにやりがいを感じる反面、消耗もけっこう激しくて…。

自分にとってはそのギャップが大きく、続けられなくなってしまいました。

そんな中、もともと興味のあった美容医療業界に転職したんです。最初は理想に燃えていましたが、実際に働いた美容クリニックでは売上重視の姿勢に直面しました。

たとえば、患者さんに本当に必要な施術よりも、単価の高いメニューをすすめるような場面もあって。「これって本当に患者さんのためになってるの?」と疑問を持つようになったんです。

それでクリニックを退職するに至りました。

―――そこで美容医療を離れる選択肢もあったかと思います。なぜ頭皮アートメイクという道を選ばれたのですか?

あるとき「頭皮アートメイクって今後需要がありそうじゃない?」と知人にいわれたんです。

正直当初はピンとこなかったんですが、調べていくうちにまだ誰も本格的にやっていない分野だと分かって。

「だったら、私がやってみたい」と直感的に思いました。眉アートメイクとは違い、髪に悩む人をゼロから救える力があると感じたんです。

頭皮アートメイクとの出会いと決意 ~この道を切り拓くのは自分しかいない~

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―――日本で学べる場所がなかったと聞きました。どうやって技術を学ばれたのですか?

頭皮アートメイクの技術を習得したいと思ったものの、当時の日本では学べる場所がありませんでした。

頭皮アートメイクを展開している唯一の存在だったクリニックも技術を公開しておらず、それならその技術の原点に行くしかないと。

そこで、頭皮アートメイクの本場イギリスで学ぶことを考えましたが、英語も堪能ではないし、20時間かけての渡航は本当に不安で毎日悩みました。

それでも、このチャンスを逃せば後悔すると強く感じ、大きな期待を胸にイギリスのクリニックを訪ねました

―――現地での学びはいかがでしたか?

想像以上に繊細で、衝撃を受けました。なんとなく黒でベタッと塗るような施術を想像していたのですが、実際はまるで点描画

髪の毛のように1本1本を打ち込んでいくので、触らなければ気づかないほど自然な仕上がりでした。「これがアートメイク?」と思うくらい、美しさと技術力に感動しましたね。

―――帰国後、すぐに施術を始められたのですか?

イギリスではスキンヘッドの男性向けが主流だったんですが、私の元に来てくださるのは長髪の女性が多かったんです。頭皮の質もまったく違います。

そこで次は、韓国に渡ってアジア人向けの技法を習得しました。韓国へは何度も渡航し、より繊細な手法や色素の使い方を学び、自分の中でベストな技術を作り上げていきました。

吉田 れいさんの強みと哲学 ~一人ひとりに合わせるからこそ価値がある~

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―――吉田さんは手打ちに強いこだわりを持っておられますね。

はい。頭皮アートメイクは、どこでも同じ深さで打てばよいというものではありません。頭皮の厚みや水分量は部位によって全然違いますし、人によっても状態が異なります。

でもオートマシンは、ストッパーの働きにより一律の深さで打ってしまう。結果、にじんだりムラになったりするんです。

だからこそ私は毎回針の角度や圧力を変えながら、必ず手打ちで施術を行います。その人にとって最も美しく自然に見えるよう、それぞれの頭皮の状態に合わせて調整することを大切にしています。

―――頭皮アートメイクは、施術者の判断力と感覚が問われるということですね。

そうですね。私自身、「これは正解だ」と思い込まないようにしています。

今でも国内外のセミナーに通い、他の先生の考え方や手法にも触れ、いろんな視点を取り入れてアップデートし続けることが、自分の強みだと思っています。

実際、同じ技法を使っても、施術者によって仕上がりは大きく異なります。だからこそ、マニュアルではなく、目の前の人と向き合うことが大切。

その人だけのベストを追求することが一番重視しているポイントです。

―――患者さまとの対話ではさんどのようなことに気をつけておられますか?

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【施術内容】頭皮アートメイク
【範 囲】頭頂部全体(1回目施術症例)
【料金】正規価格 120,000/1回
【リスク】痒み、ヒリヒリ感、腫れ、感染症

こちらは、母方の遺伝で髪の毛が細いことに悩まれていた方の症例です。特に髪の毛を結んだ時の透け感を気にされていました。

「なるべくみっちりと仕上げたい!」というご要望のもと髪の毛よりもやや大きめのドットを施すことで、そのお悩みに寄り添いました。

仕上がりイメージの共有が何より大切だと思っています。自然な密度にしたいのか、しっかり埋めたいのか。針の太さや範囲の決め方など、カウンセリングでとことん話します。

中には過去に高額な治療で失敗された方もいて…。だからこそ押しつけない提案を大切にしています。

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美容医療業界の課題と頭皮アートメイクの未来 ~正しい技術を広めたい~

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―――近年、頭皮アートメイクの需要は高まっていると感じますか?

はい、確実に増えています。ただ、それと同時に正しくない形で広まってしまっていることも懸念しています。

たとえば、本来は医療行為であるはずの頭皮アートメイクを、スカルプタトゥーと称して無資格者が施術しているサロンも少なくありません。

料金が手頃だったり、通いやすさを売りにしていたりして、知らずに受けてしまう方もいます。

―――それは危険ですね。

はい。実際に「他院で失敗したので直してほしい」とご相談を受けることも多くなりました。にじみやムラ、色素が濃すぎてまるでハチマキのようになってしまったケースなどさまざまです。

患者さんの人生を変える技術なのに、安易に提供されてしまっている現実があります。

そうした背景から、私は最近レーザー除去の技術も学び、再施術できる状態に戻す手段も提供したいと考えております。

選択肢を広げ、失敗してしまった方にも再び笑顔を取り戻してほしいと思っています。

―――今後、業界として取り組むべき課題は何だと考えていますか?

まずは、患者さんが正しい選択をできるようにすること。どこで誰に受けるかが重要だという認識をもっと広めることですね。

今後は信頼できる医療機関で、適切なカウンセリングのもと施術が行われるような仕組みが必要だと強く感じています。

―――そうした中で、スクール活動も始められたそうですね。

はい。頭皮アートメイクを正しい知識と技術で提供できる施術者を増やすことが、結果的に患者さんを守ることにつながるとの思いでスクール活動を始めました。

今は北海道・大分・大阪・愛媛などから看護師さんが学びに来てくださっています。

マンツーマンで学べる仕組みにしていて、各自が所属するクリニックで新メニューとして導入できるようサポートしています。

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髪の悩みを抱えるすべての人へ ~希望と安心を届ける存在として~

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―――施術を通して、一番印象に残っているエピソードはありますか?

施術を受けられた方から、泣きながらお電話をいただいたことがありました。

以前は入浴時に電気をつけられなかったり、鏡を見るのがつらかったりしたけれど、今では「そういえば最近、頭皮のことを気にしていない」と明るく話されていて。私も本当にうれしかったです。

―――頭皮アートメイクは、単なる見た目の変化ではないのですね。

本当にそう思います。例えば、暗い服しか着られなかった方が明るい色を選ぶようになったり、旅行を断っていた方が「温泉に行けるようになった」と報告してくださったり。頭皮アートメイクで人生の幅が広がるんです。

「どうせ変わらない」とあきらめている方にも、「こんな方法があるんだ」と知ってもらいたい。
もちろん、すべての人に頭皮アートメイクが合うわけではありません。

だからこそ私は他の選択肢も含めて、その方に合った方法をご提案するようにしています。必要があれば、植毛や治療薬をご案内することもありますよ。

―――最後に、読者や施術を迷っている方に向けてメッセージをお願いします。

「家から近いから」「安いから」「有名だから」といった理由だけで選ぶのではなく、ぜひ症例と信頼で選んでほしいです。

頭皮アートメイクは一度入れたら簡単には消せません。気になることは遠慮なく聞いて、セカンドオピニオンも活用してください。

頭皮アートメイクは、悩んでいる方にこそ、届いてほしい技術なんです。私はそのための“駆け込み寺”のような存在でありたいと思っています。

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【施術の内容】頭皮アートメイク
【施術期間および回数の目安】平均2~3回程度 ※状態によって異なります。
【費用】¥88,000~¥120,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。状態や部位によって異なります。
【リスク・副作用等】赤み、痒み、痛み、腫れ、アレルギー、感染など
【未承認医薬品に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。
・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

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