
インモードで内出血が出ることにお悩みの方へ。「切らずにリフトアップできる」と人気を集めるインモード。
しかし、施術後に内出血が出てしまい、不安に感じてしまう方も少なくないでしょう。
早く効果を実感したいのに、なぜ内出血が起こるのか、どのくらいで元に戻るのか、そして、早く治すために何をしたら良いのか?と、疑問は尽きませんよね。
そこでこの記事では、インモードと内出血の関係を解説し、万が一内出血が出てしまった際の対処法をご紹介。
すでに施術を受けて不安を感じている方はもちろん、これから受けようか迷っている方も参考にしてみてください。
インモードってどんな施術?

出典:photoAC
インモードとは、イスラエルの医療機器メーカーの社名です。RF(高周波)技術を中心に、IPL(光)や、レーザーを用いた肌治療マシンを開発・製造し、世界中で販売しています。
日本国内でも多くの美容クリニックが導入しており、代表的なものでは、IPL機器の「ルメッカ」や、RF機器の「エンブレイスRF」などが有名です。
中でも、“インモード”として広く知られているのが、「インモードリフト」と呼ばれる施術。
「フォーマ」と「ミニFX」という2つのハンドピースを組み合わせる施術方法が特徴で、リフトアップに高い効果を期待できることから、“切らない小顔治療”といわれています。
インモードで内出血が出るのはなぜ?仕組みや効果

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インモード社の治療機器は、仕組みや効果がそれぞれ異なり、美肌やリフトアップを目指す上で多くの選択肢を提供してくれます。
一方で、技術の特性上、施術後に内出血が見られる場合があることも。
ここからは、インモード社の代表的な機器の仕組みと、ダウンタイムの関係性を見ていきましょう。
■インモードリフト
インモードリフトは、RF(高周波)を利用した治療です。RFとは、電磁波で皮下組織にアプローチする技術のこと。
中でも、インモードリフトは真皮層を刺激してコラーゲンの再生を促す「フォーマ」と、脂肪細胞を破壊しつつ皮膚を引き締める「ミニFX」で、美肌効果と引き締めを同時に狙えることが特徴です。
主に、フェイスラインのたるみや二重あご、口横のぽにょなどに効果が期待できます。
このうち、内出血が起こりやすいのは「ミニFX」による施術。
「ミニFX」のハンドピースは、施術部位を吸引しながら高出力のRFを照射するため、毛細血管に負担がかかりやすく、内出血が出やすいとされています。
■エンブレイスRF
「エンブレイスRF」は、インモードリフトと同じRF(高周波)を用いた機器です。大きく異なるのは、皮膚内部にカニューレを挿入し、真皮や脂肪に直接エネルギーを届けていること。
顔や体の悩みに合わせ、「フェイスタイト」「ボディタイト」「アキュタイト」のほか、マイクロニードルの「モフィウス8」という4つのハンドピースを使い分けながら、たるみに効率的に働きかけます。
切開手術のような大きなダウンタイムはないものの、皮膚内部に針と熱で物理的にアプローチするため、腫れや内出血、むくみが出やすい施術です。
とくに、「モフィウス8」以外のカニューレを挿入する施術は、腫れが目立ちやすいため、術後数日~1週間は圧迫バンドの着用が必要になるケースが多いでしょう。
■ルメッカ
「ルメッカ」はIPL(光)を照射する機器で、シミやそばかす、赤ら顔などに高い効果が期待できる施術です。
IPLとは、特殊な光でメラニンやヘモグロビンを狙い撃ちし、肌の色調トラブルを改善へと導く技術のこと。
中でもルメッカは、短いパルス幅(照射時間)を高出力で照射でき、細く短い血管にも効率的にエネルギーを届けられるため、少ない回数で効果を実感しやすいことが特徴です。
ダウンタイムやリスクが少ない施術とされていますが、その反応の高さゆえに、赤みが強い部分では内出血が生じることもあります。
そもそも内出血とは?出やすい人の特徴

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内出血は、毛細血管が何らかの理由で傷つき、皮膚の下で出血している状態です。肌表面に、青色や紫色のあざとなって現れるため、施術後に内出血があると驚く方もいるかもしれません。
内出血は施術によって必ず起こるわけではなく、体質や肌の状態によって個人差がある症状。
もともと血管が脆い方や、脂肪が少ない部位への施術は、毛細血管がダメージを受けやすく、内出血が生じる可能性が高い傾向にあります。
多くの脂肪にアプローチする施術の場合も、周辺の組織が広範囲にわたってダメージを受けるため、内出血が強まることも。
また、生活習慣に偏りがあったり、血液をサラサラにする薬を常飲していたりする場合も、出血が止まりにくく、内出血の治りが遅くなるケースがあります。
抗凝固薬を服用している方や、過度な飲酒の習慣がある方、そのほか肌や健康状態に不安がある方は、事前のカウンセリングで医師に相談しておきましょう。
インモードで内出血が出たときの対処法

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せっかく施術をしても、効果を実感する前に内出血が出てしまうと心配になりますよね。
インモードの施術を受けて、万が一内出血が出た場合、どのように対処すべきなのでしょうか。安心して回復を待つためのポイントをご紹介します。
■インモードの内出血はいつまで続く?
一般的に、施術後の内出血は、数日~1週間程度で目立たなくなります。施術した部位やインモードの機器によって長引くこともありますが、ほとんどの場合自然に吸収されるでしょう。
顔まわりの軽度な内出血は、コンシーラーやファンデーション、マスクで隠すことも可能です。
日常生活や仕事への影響が心配な方は、症状が落ち着くまで、隠す対策を試してみましょう。
■インモードの内出血を早く治すには?
インモードの内出血が出やすい施術は、当日~数日間、血流を促進させる行動を控えることが大切です。
具体的には、長時間の入浴やサウナ、飲酒、激しい運動などは避けましょう。
アフターケアを怠ると、血管を拡張させ、内出血が長引く原因になる場合があります。
施術直後に、軽く冷やすのも効果的。ただし、冷やしすぎると肌に負担をかけたり、インモードの特徴でもある熱効果を弱めたりする可能性があるため注意が必要です。
なお、施術から約72時間が経過すると、体は回復の段階へと移行します。
このとき、血行を良くすることで、皮膚組織の修復をサポートすることが可能です。入浴やストレッチなどで体を温めると、より効果的に回復を後押しできるでしょう。
また、施術当日のコンディションも、内出血を左右するポイント。
施術後の内出血がひどい方は、次回の施術を受ける前に、十分な睡眠とバランスの良い食事を意識して、健康な体を整えておきましょう。
■気になる症状は施術したクリニックに相談!
インモードの施術でできた内出血は、多くの場合自然に解消されます。しかし、腫れなどの炎症を伴っている可能性もゼロではありません。
「何日待っても治らない」「あざの色味や範囲がひどい」と不安なときは、自己判断せず、施術を受けたクリニックに相談しましょう。
医師が経過を確認し、必要に応じて適切なケアを提案してもらえます。
インモードでの治療を1回で終える予定の方も、今後も継続する方も、不安を感じたときは早めに相談することが大切です。
まとめ
インモードの機器を用いた施術は、RF(高周波)やIPL(光)の技術で、幅広い悩みに効果的にアプローチできることが魅力です。
一方で、施術方法や施術部位、出力の強さなどさまざまな条件が重なることで、術後の内出血に悩まされることがあるかもしれません。
しかし、焦って間違った対処をすると、かえって回復が遅れることもあります。
まずは安静に過ごしながら経過を観察し、気になる症状や不安な点があれば、早めにクリニックへ相談しましょう。
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【リスク・副作用等】赤み、痛み、色素沈着、浮腫、皮膚の損傷、シミやほくろが一時的に濃くなるなど
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・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
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【治療の内容】インモード(高周波RF治療)
【治療期間および回数の目安】2~4週間に1回、計3~5回程度
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【リスク・副作用等】腫れ、赤み、内出血など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
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・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
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