美容医療の施術後、多くの人が直面するダウンタイム。腫れや内出血など見た目の変化に、つい気持ちが落ち込んでしまうかもしれません。
しかし、視点を変えれば、ダウンタイムは“自分と向き合う特別な時間”にもなりえます。
今回は、外科手術や美容皮膚科の施術後を、楽しくポジティブに過ごすためのアイディアをたっぷりとご紹介。ダウンタイムを充実させることで、理想の自分に近づくための時間を楽しみながら過ごしましょう。
外科手術のダウンタイムを前向きに!おこもり期間の楽しみ方
侵襲性が高い外科手術後は、ダウンタイムが長引きやすい傾向にあります。施術によっても異なりますが、例えば埋没法の二重整形術の場合だと、赤みや腫れが完全に引いて予定していたとおりの仕上がりになるのは大体2~3ヶ月後。
効果を実感しにくい状態でダウンタイムが長く続くことに、不安や憂鬱な気持ちを抱く人は少なくありません。しかし、ダウンタイムが長いからこそ、その期間にできることもたくさんあります。
ここでは、外科手術のダウンタイムを前向きに楽しむ4つのアイディアをご紹介。さっそくチェックしてみましょう!
■「変化を楽しむ」視点を持つ
ダウンタイム中は、手術によってできた傷痕に目が向いてしまいがちですが、せっかくなら「自分が変わっていく過程」を楽しんでみませんか?
徐々に腫れや赤み、内出血などの症状が落ち着き、理想の仕上がりに近づいていく過程は美容施術を受けた人のみが体験できる期間です。
施術前や施術後、そしてダウンタイムが終わるまでの期間を適宜写真に撮って記録しておけば、少しずつ回復していく様子が実感でき、モチベーションアップにつながります。
毎日鏡を見る人は多いかもしれませんが、治療の効果や経過を客観的に評価するなら写真に残しておくのがおすすめです。日を追うごとに変化を感じられれば「施術して良かった」という充足感も得られることでしょう。
■ダウンタイムだからこそできる“自分磨き”
外出が制限されるダウンタイムは、自分磨きに集中する絶好のチャンスです。
スキンケアを強化するも良し、ヘアケアやボディケアに気を配るも良し。この機会を利用して、やってみたかったことに思い切ってトライしてみましょう。
もちろん外見だけでなく内面を磨くのも忘れずに。自己啓発本やビジネス書を読んだり改めて料理を勉強してみたり、経験したことから学びや気づきを得られるのなら、実践することはなんでも構いません。
内面を磨くことは、価値観を広げ自己成長を促します。ダウンタイム明けに外見だけでなく心の美しさもアップデートできるよう、身近なところからスキルアップできることに取り組んでみると良いでしょう。
■人と会えない期間こそ趣味やスキルアップに取り組む
ダウンタイムを、やりたかったことに集中する期間として活用するのもおすすめ。
外出できないことは、必ずしも悪いことばかりではありません。見たかった映画やドラマを一気見するなどお気に入りの作品に没頭すれば、ダウンタイムをリフレッシュの期間にできるはず。
施術によっては長時間強い光を見続ける行為が禁止されることもありますが、そうでない場合は思う存分好きな映画・ドラマを楽しみましょう。心温まるストーリーや前向きになれる作品を選ぶと、さらにリラックス効果も期待できます。
また、資格取得や語学学習などスキルアップに時間を使うのも、ダウンタイムを有意義に過ごす方法。仕事に使える知識を深めたり将来役立つスキルを身につけたりすることで、ダウンタイムが自己啓発の時間に変わります。
できないことばかりに目を向けるのではなく、今だからこそできることに取り組んで充実した時間を過ごすことが、前向きなダウンタイムにするための秘訣です。
■美しい仕上がりを想像してモチベーションをアップ!
ダウンタイム中は、腫れや内出血などの症状に気持ちが沈みがち。しかし、それはあくまでも美しくなるための通過点です。時間が経つにつれて徐々に症状は落ち着くため、過度に落ち込む必要はありません。
美しい仕上がりを想像して楽しみに待っていれば、ダウンタイム中もポジティブな気持ちをキープできるはず。SNSや美容クリニックのホームページで自分と同じ施術を受けた人のビフォーアフターを見て、モチベーションを高めるのも良いでしょう。
「この期間を乗りこえれば、もっと素敵になれる」と自分に言い聞かせながら、ワクワクした気持ちで過ごすことが大切です。
皮膚科系のダウンタイムは『肌育期間』に!スキンケアとメンタルの整え方
レーザー治療やピーリングなど皮膚科系の施術後は、肌が敏感な状態に。赤みや皮むけ、乾燥などの症状が気になる人も多いでしょう。しかし、これは肌が生まれ変わるための大切なプロセスです。
ダウンタイムを「肌を育てる期間」と捉え、適切なスキンケアやメンタルケアを取り入れながら、前向きに過ごす方法を探っていきましょう。
■「肌の再生期間」と捉えてケアに集中
ダウンタイム中の肌はとてもデリケートな状態。赤みやヒリヒリとした痛みが出やすい時期だからこそ、炎症を抑えるスキンケアを意識する必要があります。
スキンケアは、敏感肌用などの刺激に配慮されたものや保湿力の高いものなどを取り入れるのがポイント。とくにセラミドやヒアルロン酸配合のスキンケアアイテムは、肌のバリア機能をサポートしてくれます。
ダウンタイム明けに美しく健やかな状態を目指せるよう、肌を労わるスキンケアを心がけましょう。
■ダウンタイム中だからできる“ノーファンデ期間”を楽しむ
普段はファンデーションをつけることが当たり前になっているかもしれませんが、肌に余計な負担を与えないためにも、ダウンタイム中はメイクを控えるのがベター。
メイクは汚れや菌を肌に付着させる可能性があるほか、クレンジングの際にも肌にダメージを加える恐れがあります。とくに施術部位への強い刺激は、ダウンタイムを長引かせる原因に。
ダウンタイムは肌の貴重な休息期間。今だからこそできるノーファンデ期間を、前向きに楽しむことが大切です。
■メンタルを支える「美容ログ」をつける
ダウンタイム中の変化に一喜一憂してしまう人は「美容ログ」をつけるのがおすすめです。
赤みや腫れの変化をブログや日記などに記録しておけば、肌の回復状況を客観的に把握しやすくなります。「昨日よりも赤みが引いてきた」「皮むけが落ち着いてきた」「腫れが気にならなくなってきた」など書くことはなんでもOK。
次回施術を受ける際の参考にもなるので、美肌を目指すならぜひ習慣化してみてください。
■外出できない期間に美容知識をアップデート
外出が難しいダウンタイム期間を、美容知識のアップデートにあてるのも良いでしょう。話題の施術について調べたり最新のトレンドをリサーチしたりすれば、美容に関する知識が深まります。
美容知識のアップデートには、SNSや動画サイトなどで美容皮膚科医が発信している情報を見るのも有用。気になる施術について調べれば、次の美容計画を立てるのが楽しくなるかもしれません。
今後の美肌作りに生かせる知識を増やすことで、ダウンタイムの期間はより有意義なものになるはずです。
ダウンタイムをポジティブに変える10のアイディア
最後に、ダウンタイムを楽しく乗りこえるためのアイディアをご紹介しましょう。
- 自分をとことん甘やかすリラックスタイムにする。
- 家にいながらできる新しい趣味を見つけるための期間に。
- 美容のモチベーションを上げる未来の自分計画を立てる。
- 新しい世界を広げる読書習慣を身につける。
- スキルアップを実現するための資格勉強に励む。
- 理想の女性に近づくための自分磨きに取り組む。
- いつもよりスキンケアを丁寧に行う。
- ネットショッピングを楽しむ。
- 栄養バランスの良い食生活を心がける。
- 体の回復をサポートするために睡眠をしっかり取る。
ダウンタイムの過ごし方は人それぞれであり、正解はありません。しかし、ダウンタイムをネガティブに捉えるのかポジティブに捉えるのかによって、美容医療への満足度は変わります。
どうせ同じ時間を過ごすなら、イライラしながらダウンタイムが明けるのをまだかまだかと待つよりも、自己投資の期間と割り切って積極的に過ごすほうが有意義です。
ダウンタイムは、自分自身と向き合い、外見だけでなく内面の美しさもアップデートするための貴重な時間。モチベーションを維持しながら前向きな気持ちで過ごすためにも、ダウンタイム中にやりたいことを施術前にあらかじめリストアップしておくことをおすすめします。
まとめ
ダウンタイムは、一見すると制約が多く不便に感じられるかもしれません。しかし、考え方次第で、自分を労わりさらに美しくなるための期間にすることも可能。スキンケアや自分磨きに集中したり趣味や学びの時間にあてたりすれば、気持ちは前向きになります。
ダウンタイムを乗り越えた先には、より美しく、自信に満ちた自分が待っているはずです。傷痕の変化に一喜一憂するのではなく、今できることに目を向けて限られた時間を大切にしながら過ごしてみてください。
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