ニキビの治し方よりまず原因究明!滋賀・ふくなが皮膚科の原因から整える治療メソッドとは

ニキビの治し方よりまず原因究明!滋賀・ふくなが皮膚科の原因から整える治療メソッドとは

「何度も繰り返すニキビ、もう治らないかも…」そう感じていませんか?見た目の炎症だけを抑える対症療法では、根本的な改善にはつながりません。

滋賀県彦根市の「ふくなが皮膚科」では、スキンケア・生活習慣・ホルモンバランスなど、ニキビの“本当の原因”を多角的に分析。医師と看護師が連携し、一人ひとりに合った続けられるニキビ治療を提案しています。

今回は、そんな“原因から整えるニキビ治療”について、「ふくなが皮膚科」院長であり、日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医でもある福永 真未(ふくなが まみ)先生に詳しく伺いました。

お話しをお聞きした
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ニキビの原因を正しく知ることが、治療成功への第一歩

ニキビ治療を成功させるには、「なぜニキビができているのか」を正しく理解することが欠かせません。見た目の赤みや膿といった“結果”だけでなく、その裏にある原因を見極めることが、再発を防ぐカギとなります。

ここでは、ニキビができる仕組みと、大人ニキビに見られる特徴について、福永先生に教えてもらいました。

皮脂・毛穴・炎症…ニキビを生む“肌の中のメカニズム”

ニキビは、正式名称を尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)といい、皮脂腺の異常な働きによって起こる皮膚の炎症性疾患です。以前はアクネ菌による感染症と考えられていましたが、現在では慢性的な炎症性疾患として位置づけられています。

ニキビの治し方よりまず原因究明!滋賀・ふくなが皮膚科の原因から整える治療メソッドとは

皮脂腺はもともと、皮脂を分泌して肌を乾燥から守る大切なバリア機能を担っています。ところが、皮脂が過剰に分泌されると毛穴が詰まりやすくなり、その内部でアクネ菌が増殖。結果として炎症が生じ、ニキビとして現れます。

大人ニキビはホルモン・ストレス・生活リズムの乱れなども要因に

ニキビは思春期の子どもに多い印象がありますが、大人にもよく見られる皮膚トラブルです。いわゆる大人ニキビができる背景には、ホルモンバランスの変化やストレス、生活リズムの乱れなど、内的な要因が深く関係しています。

月経周期や睡眠不足、過度なストレス、栄養バランスの乱れは、皮脂分泌をコントロールするホルモンに影響を与え、皮脂過剰やターンオーバーの乱れを引き起こす原因に。その結果、毛穴が詰まりやすくなり、炎症が悪化してニキビが繰り返しやすくなるのです。

福永先生
福永先生
思春期ニキビは日焼けや前髪などが触れる刺激、間違ったスキンケアの問題など“外的要因”によるものが多いのに対し、大人ニキビはホルモンバランスやストレスといった“内側の問題”が関係してくることが多い傾向にあります。

多角的な視点で原因を探る、ふくなが皮膚科の治療設計

「ふくなが皮膚科」のニキビ治療は、まずニキビができた原因を正確に把握することからスタートします。

ニキビの治し方よりまず原因究明!滋賀・ふくなが皮膚科の原因から整える治療メソッドとは

提供:ふくなが皮膚科 ニキビ問診票

ニキビ治療の方には、初診時に通常の問診票に加えてニキビ専用の問診票を用意。スキンケア方法や生活習慣など、外的要因を細かく確認します。

診察では、ニキビの状態をもとに以下の3タイプに分類し、治療方針を決定。

表層型:角質のターンオーバー異常で表面に面皰(めんぽう)ができているタイプ

深層型:真皮層などの深い部分で炎症が起きているタイプ

続発性:ホルモンバランスやほかの疾患が関与しているタイプ

続発性に該当すると思われる場合には、血液検査でホルモン値などを確認することもあるそうです。「ニキビ患者さんのうち、2割程度が続発性に該当する印象です」と福永先生は語ります。

スキンケアや生活習慣は全員に確認し、治療経過の中で改善が見られない場合には、栄養状態の検査など内側からのアプローチも検討します。

肌表面だけでなく、体の内側や生活背景まで含めて原因を多角的に探り、患者一人ひとりに合った治療を設計する。それが「ふくなが皮膚科」のニキビ治療の特徴です。

ふくなが皮膚科のニキビ治療5ステップ|原因把握から肌質改善までの道のり

ニキビの原因を多角的に見極めたうえで、「ふくなが皮膚科」ではどのように治療を進めていくのでしょうか。実際の治療プロセスと、とくに重視しているポイントを詳しく見ていきましょう。

一人ひとりに合わせた“5ステップ治療”でニキビの改善を目指す

「ふくなが皮膚科」では、以下の流れに沿ってニキビ治療を進めています。

ふくなが皮膚科のニキビ治療の流れ

<保険診療が基本の3ステップ>
STEP1.原因の特定と患者への説明
STEP2.スキンケア指導と薬剤使用指導
STEP3.治療(最短3ヶ月程度)

<必要に応じて併用する補助的ステップ>
STEP4.国内外で効果が認められているが保険適用外の自費治療
STEP5.ニキビ痕・肌質改善を目的とした美容医療

通院頻度の目安は月1回程度。

ニキビ痕の改善にはSTEP4・STEP5の自費治療が必要になる場合もありますが、まずは「新しくできるニキビを抑えること」が何より重要です。

そのため、まずは保険診療でしっかりとニキビ治療を行い、肌の状態や経過を見ながら、希望や必要に応じて自費治療や美容医療を段階的に取り入れていきます

福永先生自身はSTEP1をもっとも重要視しており、最初の3ヶ月の治療がうまくいけば、よほどのことがなければスムーズに治療を進められるケースが多いといいます。だからこそ初診での患者との対話をなによりも大切にしています。

初診でどこまで対話できるかが、治療を進めるうえで重要です。

私に対して話しづらそうにしている場合は、看護師にバトンタッチすることも。

とくにお子さんの場合、親御さんに連れられて来院することが多いですが、本人の“治したい”という気持ちが大切なので、本人が話してくれるまで粘り強く向き合うようにしています。

福永先生
福永先生

看護師によるスキンケア指導と薬剤使用指導で、日常ケアまでトータルサポート

ニキビの治し方よりまず原因究明!滋賀・ふくなが皮膚科の原因から整える治療メソッドとは

「ふくなが皮膚科」としてとくに力を入れているのが、STEP2のスキンケア指導と薬剤使用指導です。ふくなが皮膚科で提案される初回指導のパターンは洗顔×外用×内服×肌質に合わせたスキンケアで、実に300通り以上に上ります。

ニキビ治療は、クリニックでの治療だけでなく自宅でのケアが結果を大きく左右します。そのため、正しいスキンケアと薬の使い方を身につけられるよう、そのすべての段階において、看護師が丁寧にサポートしています。

診察時にはまず医師が、ニキビの原因や治療方針をわかりやすく説明。その後、看護師が医師の方針を踏まえて、スキンケア方法や薬の使い方を具体的に指導します。スキンケア方法や薬の塗り方を、実際に動作を確認しながら一緒に進めていくそうです。

福永先生
福永先生
とくに注意が必要なのは外用薬の塗り方。『ニキビだけに塗るもの』と思っている方が多いのですが、顔全体にニキビの「元」が広がっているため、実際は顔全体に広げるように塗布するのが正解です。

こうした“正しい使用法”を理解して実践できるよう、看護師が一人ひとりに合わせてフォローしています。

また、ニキビ患者に多いのが「朝洗顔をしていない」ケースだといいます。

ニキビに悩んでいる方の場合、朝と夜の2回洗顔が効果的だといわれています。

クレンジングや洗顔は夜だけと思っている方も多く、『朝も洗顔するんですか?』という声をよく聞きますが、ニキビ治療中は特に「朝の洗顔」が重要です。摩擦や刺激を与えないよう、面倒な場合はTゾーンだけでも泡で出てくる洗顔料を乗せて洗い流すように指導しています。

福永先生
福永先生

また、同院では患者が自分の肌の変化を実感できるよう、独自開発の無料アプリ『ハダイロ』を導入。診察後にメイクを落として撮影し、次回再診時に比較することで、変化の度合いや課題を“見える化”しています。

福永先生
福永先生
肌診断機などを使用するクリニックもありますが、保険診療中心の場合は、費用が高額になりやすいため、ふくなが皮膚科では保険診療を受ける方にも気軽に「無料で」治療効果を見える化してもらうために、自身が監修した肌の健康管理アプリを活用した独自の仕組みを採用しています。

このように、医師の診察+看護師の具体的な指導+専用アプリでの見える化という三段構えの体制により、患者が自分の肌の変化を前向きに感じながら治療を続けられる環境を整えています。
▶福永先生監修 肌の健康管理アプリ『ハダイロ』はこちら


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連携で安心!医師と看護師が支える“続けられる治療”

ニキビの治し方よりまず原因究明!滋賀・ふくなが皮膚科の原因から整える治療メソッドとは

ニキビ治療は、数日で結果が出るものではありません。だからこそ「続けられる環境」が何より大切です。

「ふくなが皮膚科」では、医師と看護師が連携し、情熱をもってサポートします。患者一人ひとりに寄り添いながら治療を進めています。治療をできるだけ途切れさせず、前向きに継続できる仕組みづくり、それが「ふくなが皮膚科」の大きな強みです。

医師が症状を見極め、治療効果を定期チェック

「ふくなが皮膚科」では、専門医が一人ひとりの肌状態を丁寧に診察し、治療の効果を定期的に確認しています。

肌の反応や生活習慣の変化に合わせて、薬の種類や使用量、治療プランを柔軟に見直しながら、患者の「今」の肌に合わせた最適な治療を毎回提案。

また、最初の3ヶ月にフルコミットすることで、途中で挫折しにくく、前向きに治療を続けられる環境を整えています。

さらに福永先生によると、治療を続けられる患者にも傾向があるようで、“目的を明確に持っている方”が多いといいます。

“肌を良くしたい”と明確な目標を持っている方は、少しずつ確実に変化していきます。一方、「薬だけほしい」「たくさんほしい」という方は目的を見失ってしまっているので要注意ですね。

また“3回通院できるか”もひとつの分かれ目。最初の3ヶ月を毎月通院できた方は、ほぼ例外なく良い方向に進んでいます。途中で離脱すると、どうしても結果につながりにくいですね。

福永先生
福永先生

さらに福永先生は、治療の“ゴールの考え方”についてこう語ります。

福永先生
福永先生
保険の治療は“マイナスをゼロに戻す作業”だと考えます。炎症を落ち着かせて、まずはトラブルのない肌に戻すところがスタートライン

保険診療でニキビが落ち着いて、もっと荒れにくい肌・ニキビ痕のないきれいな肌・美しい肌を目指すなら、ゼロからプラスにする自費治療の領域になります。

チーム全体で支える“続けられる治療”体制

ニキビの治し方よりまず原因究明!滋賀・ふくなが皮膚科の原因から整える治療メソッドとは

「ふくなが皮膚科」の強みは、医師だけでなくスタッフ全員が同じ方向を向いて患者を支えていること。その背景には、「自分たちの手で、より良い医療をつくっていく」という強いチーム意識があります。

院内では、スタッフの誰かが講師になり互いに教え合う仕組みを採用。医療知識や接遇に関する講習を、スタッフ自身が順番に講師となり全員にレクチャーする研修を毎月行い、学び合いを積み重ねています。

人材育成は、クリニックを運営するうえで命ともいえます。外部の講師を呼ぶ研修も良いですが、うちは“うちのカラー”をどう出すかが大事。だからこそ、スタッフ同士で教え合い、学び合う体制を大切にしています。
福永先生
福永先生

この考え方は、院内全体の仕組みにも反映されています。

業務内容ごとにフローを整備し、ただ手順を示すだけでなく、「どう考え、何を優先すべきか」という判断軸まで共有。全員が同じ価値観のもとで動けるよう設計されています。

さらに、クリニックのコンセプトブックである「ふくながBOOK」を通して、医療理念・接遇マインド・治療方針を全スタッフで共有。誰が対応しても安心できる“チームの一体感”を育んでいます。

治療を「頑張る」ではなく「一緒に続けられる」ものになるのは、ニキビの悩みにスタッフ全員が伴走するチーム全体の取り組みがあるからこそです。

原因を知り、続けられる治療で理想の肌へ

ニキビ治療は、薬を塗るだけではなく「自分の肌としっかり向き合うこと」が何より大切です。

「ふくなが皮膚科」では、医師と看護師が連携しながらで皆さん「一人ひとり」に寄り添い、生活習慣からスキンケアまでトータルに、徹底的にサポート。

続けられる治療が、繰り返すニキビを防ぎ、“自信の持てる肌”への第一歩になります。

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施設名・住所 ふくなが皮膚科
滋賀県彦根市長曽根南町446
電話番号 0749-33-1604
営業時間 【診療受付時間】
9:30~12:30、15:30~19:00
木曜・土曜午後・日曜・祝日休診
公式サイト https://fkngderma.jp/
SNSアカウント インスタグラムアカウント(@fukunaga_hifuka
まみ先生ブログ https://ameblo.jp/dr-mammy/

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