二重の自然癒着法は埋没法と切開法の中間的な位置付けにある二重整形です。
持続性や自然な仕上がりを求める人から選ばれています。
今回は施術の基本として、仕組みや埋没法との構造的な違い、取れにくさ、仕上がりの特徴を解説。
その他、ダウンタイムや他の二重整形との違いにもふれていきます。
自分に合う二重整形の見極めにお役立てください。
INDEX
二重の自然癒着法とは?施術の基本と埋没法との違い
二重の自然癒着法は、韓国の美容外科を中心に人気を集めており、近年では日本のクリニックにも導入が進んでいます。
まずは施術の基本として、二重ラインをつくる仕組み・構造を解説します。
自然癒着法の仕組み
自然癒着法は、まぶたの構造を利用し、二重ラインを安定させる施術方法です。
基本的には切開なしの施術で、医療用の糸でまぶたを開く筋肉と皮膚に癒着を促します。
眼窩脂肪(がんかしぼう)の除去が必要な場合は、数ミリ程度の切開を行うこともあります。
自然癒着法の特徴は、「点」ではなく「線」として固定することです。
まぶたに数ミリ程度の穴を複数開け、1本の糸を交差させて固定します。
切開した部分が自然に癒着することで、自然な形の二重ラインが形成されます。
自然癒着法と埋没法の構造的な違い
施術に糸を使うことが自然癒着法と埋没法の共通点ですが、構造という点で見ると違いがあります。
糸を線で留めて皮膚の癒着を促す自然癒着法に対し、埋没法は糸を点で留めるのみです。
自然癒着法では複数箇所で接着するため、固定範囲も広くなります。
固定力を分散させて二重ラインの安定を図ります。
一方、埋没法は固定数(点)を増やして安定性を高めるようにしますが、あくまで点で支える構造です。
まぶたの厚みや脂肪量によっては負荷がかかる可能性があります。
<埋没法の主な方法>
瞼板法(けんばんほう):まぶたの縁にある瞼板という軟骨組織に糸を掛ける方法
挙筋法(きょきんほう):まぶたを引き上げる眼瞼挙筋(がんけんきょきん)に糸を掛ける方法
自然癒着法は挙筋法をベースとしています。
二重の自然癒着法が取れにくいとされる理由
出典:photoAC
自然癒着法が取れにくいとされる理由は、まぶた内部の固定方法にあります。
自然癒着法は糸を“複雑で連続的な線”として通します。
線状に配置された複数の固定点により、ライン全体で負荷を分散させる構造です。
糸を点で留めた箇所に負荷が集中する埋没法と比べ、安定性が高くなり、取れにくいと考えられています。
また、自然癒着法が糸による固定と組織の癒着を組み合わせている方法ということも、取れにくいとされる理由の1つです。
ただし、「自然癒着法は絶対に取れない」と言い切ることはできません。
あくまで取れにくい方法として捉えると良いでしょう。
リスク・デメリットについては後ほど解説します。
自然癒着法│デザインの自由度と仕上がりについて
自然癒着法の施術では、まぶたに希望する二重幅・ライン・形状をマーキングし、二重ラインに沿って連続的に糸を通します。
均一に糸を掛けられることからデザインの調整がしやすく、自然な仕上がりが期待できます。
切開することで整形した感じが出てしまったり、二重ラインのアーチが不自然になったりしにくいため、「もとから二重だったような目元になりたい」という人から選ばれやすい施術方です。
複数の固定点を細かく調整する自然癒着法は、左右差の微調整や幅の広い二重デザインにも対応できます。
一方で、まぶたの状態や医師の技術力によっては、仕上がりが不自然と感じることも。
自然癒着法の失敗リスクの軽減には、まぶたの状態を考慮したデザイン選定と、技術力のある医師に依頼することが大切です。
自然癒着法のダウンタイムは?術後経過をチェック
出典:photoAC
二重の自然癒着法のダウンタイム期間の目安は1〜2週間程度です。
症状の例は、痛みや腫れ、内出血、異物感などです。
術後経過を以下にまとめました。
| 施術当日 |
|
| 術後1~3日 |
|
| 術後4~7日 |
|
| 術後1~2週間 |
|
| 術後1ヶ月 |
|
腫れや内出血を抑える冷却や、頭を高くして就寝する工夫、目元に刺激を与えないような過ごし方は、術後の回復サポートにつながります。
メイクやコンタクトレンズの着用可能時期など、気になる点は医師に確認しておくと良いでしょう。
自然癒着法のリスク・デメリット
二重の自然癒着法のリスクとしてまず把握しておきたいのが、糸が取れる可能性があることです。
実際に「自然癒着法をしたあとに二重が取れた」という事例もあり、持続性を重視する人にとってはデメリットとなるでしょう。
目元に強い刺激が加わると、糸が取れる可能性が高まったり、癒着が弱まって後戻りしたりすることもあります。
その他、左右差や非対称な二重ラインなど、見え方に関するリスクも。
自然癒着法は適応するまぶたの状態に限りがあるため、リスク軽減には事前に適応を見極めることが大切です。
また、自然癒着法はやり直しできない場合があるため、将来的にもとに戻す可能性のある人にはデメリットとなります。
術後時間が経って癒着が強くなるほど、再施術の難易度が上がります。
二重に違和感があれば、早めに医師に相談しましょう。
やり直しの可能性を考慮して、修正しやすい埋没法を選択することも1つの方法です。
二重の自然癒着法と埋没法・切開法の違いを整理
出典:photoAC
自分に合う二重整形を検討する際は、施術ごとの特徴はもちろん、体への負担や持続性、費用などさまざまな要素に目を向ける必要があります。
ここでは、自然癒着法を埋没法・切開法と比較して表にまとめました。
「二重を長持ちさせたい」「ダウンタイム期間は短いほうが良い」など、自分にとっての優先度を整理しておくと良いでしょう。
自然癒着法と埋没法の違い
| 自然癒着法 | 埋没法 | |
| 切開 | なし | なし |
| 固定方法 | 糸による固定と組織の癒着 | 糸による固定 |
| ダウンタイム | やや長め | 短め |
| 持続性 | 10年~ | 数年 |
| 費用相場 | 20~40万円 | 5~20万円 |
自然癒着法は自然な仕上がりと持続性が得意分野ですが、埋没法と比べてダウンタイムが長く、費用相場も高めです。
埋没法の得意分野は施術の手軽さです。
やり直しのしやすさも特徴ですが、持続性を求める人には不向きでしょう。
自然癒着法と切開法の違い
| 自然癒着法 | 切開法 | |
| 切開 | なし | あり |
| 固定方法 | 糸による固定と組織の癒着 | 皮膚を切開し、組織を処理・縫合 |
| ダウンタイム | やや長め | 長め |
| 持続性 | 10年~ | 半永久的 |
| 費用相場 | 20~40万円 | 20~50万円 |
まぶたの適応範囲が広く、幅の広い二重デザインも実現しやすいところが切開法の魅力です。
半永久的な効果も特徴といえるでしょう。
ダウンタイムと費用面は不得意な施術ではありますが、「ダウンタイムより持続性を重視したい」「持続性があるならお金をかける価値がある」という人向けです。
費用は切開範囲によって変動します。相場でいえば、自然癒着法よりもやや高めです。
二重の自然癒着法が向いている人・慎重に検討したい人
最後に、自然癒着法の向き・不向きを整理します。
| 自然癒着法が向いているケース |
|
| 慎重に検討したいケース |
|
自然癒着法はまぶたの適応に限りがあり、まぶたの厚みや脂肪量、たるみの強さによっては不向きと判断されることもあります。
また、眼瞼下垂があると症状悪化のリスクもあるため、専門の医師にしっかりと適応を見極めてもらいましょう。
まとめ
二重の自然癒着法には、埋没法や切開法とは異なる特徴があります。
施術を検討する際は、仕組みや取れにくさはもちろん、リスクにも目を向けましょう。
自然癒着法の基礎を把握したうえで埋没法・切開法も含め、自分に合う二重整形を見極めることが大切です。
施術の適応には医師の判断が欠かせません。
まずはクリニックに相談し、まぶたの状態と希望をふまえた選択肢を探ってはいかがでしょうか。
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