美容トレンドは二極化―“健康的に整える派” と“一気に変わりたい派”の心理

美容トレンドは二極化―“健康的に整える派” と“一気に変わりたい派”の心理

美容トレンドは二極化してきているのをご存知でしょうか。ヨガや腸活などで“健康的に整える派”と、美容医療でのハイフや脂肪吸引などで“一気に変わりたい派”の2派。

本記事では、なぜ二極化が起こったのかを読み解くとともに、ご自身にとってどのような美容の捉え方が合っているか“美的軸”の持ち方について考えていきます。

美容の二極化はなぜ起きた?

美容トレンドは二極化―“健康的に整える派” と“一気に変わりたい派”の心理|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

近年の美容分野は、SNSや広告動向、クリニックの問い合わせ件数から明らかに二極化が進行しているといわれています。

  • “健康的に整える派”(ヨガ・ピラティス・腸活・睡眠など)
  • “一気に変わりたい派”(骨切り・糸・顎形成・脂肪吸引)

ヨガやピラティスなどは、健康による“美”を求めている一方で、骨切りや糸を用いた美容医療による“美”は「とにかく変わりたい」と変貌を求めている層と考えられます。

このように“美容に求める意味”が2つに割れてきた背景には、複数の要因が考えられるでしょう。

例えば、可視化されるSNS・多様な美意識の台頭・経済状況・自己肯定感と自己効力感の差などが挙げられます。

この二極化は、今や“ファッション・ライフスタイル・生き方”にまで影響を与えるようになっています。

健康派vs.激変派――同じ「美」を求めているのに、なぜここまで違う?深層心理を解析

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二極化した層を“健康派”と“激変派”として、それぞれの心理を考えてみましょう。ポイントは、求めている“美の種類”が違うという点です。

健康的に整える派の心理

  • 自然体でありたい
  • 美より「調子の良さ」を重視
  • 周囲から“気づかれない変化”が理想
  • 美容は“セルフケアの延長”

健康派の心理の中心にあるのは「ナチュラルさ」。容姿を整えるのではなく、体の内側から健やかに整えることが美しさにつながるという考え方に基づいています。

健康派が求める“美”にキーワードを充てるとすれば「透明感」「調和」が該当するでしょう。

一気に変わりたい派の心理

  • 人生を変えたい
  • 劣等感の強さ、または野心の強さ
  • 明確なコンプレックス部位を持つ
  • 美容は“スイッチを入れる装置”

激変派は「造形的なパーツの美しさ」に重きを置く心理が働いているといえます。

見た目を重視しているため、即効性がある、もしくは変化の大きい美容医療の施術によって「一気に変わりたい」「理想とする見た目を手に入れたい」と考える方が多い傾向に。

激変派の“美”は「造形」「立体感」「パーツの完成度」によって形づくられているのです。

このように、同じ「美しい」という言葉でも、裏側にある価値がまったく異なります。ご自身の求める“美”はどちらに当てはまるでしょうか。

行き過ぎると“暴走”に…美容迷子が陥る落とし穴とSNS時代の心理罠

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健康派と激変派がそれぞれ求める“美”は、どちらを選ぶのが正解という答えはありません。しかし、どちらのタイプも行き過ぎて暴走しないように注意が必要です。

健康派の落とし穴

  • ケアを増やしすぎて“健康マニア”化
  • 変化しないことへの焦り
  • 「整える=正義」に偏り、治療適応を逃す

世の中には、情報があふれるほど出回っています。その中で「健康に良さそうなケア」はどれほどあるでしょうか。

ケアを増やしすぎると“健康マニア”化してしまい、本来の目的を見失ってしまう可能性があります。

また、健康派の“美”へのプロセスはコツコツと続けることが大半。ヨガやピラティスなど、継続することで徐々に効果を感じ始めるため、変化しないことへの焦りを感じてしまう方がいるかもしれません。

整える=正義」という固定概念にも留意しましょう。

実際には治療すべき状態にも関わらず、「整えていけば良くなるはず」とエイジング現象を軽視するあまりに「ナチュラルに美しく歳を取りたい」という観点からは適応のタイミングを逃してしまう可能性があります。

激変派の落とし穴

  • 過矯正・やりすぎ・不自然な造形
  • 施術ごとの“快感”でブレーキが効かなくなる
  • SNS比較で必要以上に劣等感を強める

美容医療の後悔例でもよくあるのが、過矯正、やりすぎによる不自然な造形です。施術によって変わっていくさまに快感を覚え、ブレーキが効かなくなってしまう方は少なくありません。

SNSで簡単に症例や体験談が見られる時代ゆえに、ご自身と比較して劣等感を強めてしまうケースもあります。

健康派と激変派で懸念される落とし穴は異なりますが、共通していえるのはSNSの“似合っている風”演出による心理罠に注意ということです。

加速する推し活文化、顔タイプ診断、ビフォーアフター動画…。SNSによって得られる情報が“目指すべき美”とは限りません。

ご自身の美意識は、SNSに支配されたものではなく自分自身の価値観によるものか、今一度振り返ってみましょう。

あなたはどちらのタイプ?自分軸を持って失敗しない美容医療を

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SNSの情報に振り回されることなく、本当にご自身に合った美を目指すためにセルフ診断をしてみましょう。タイプ別の“選びたい施術”と“施術における注意点”をまとめました。

健康派向け

  • 選びたい施術:毛穴ケア、トーンアップ、軽いスキンブースター・肌育
  • 注意点:やりすぎない・1回1回の効果がマイルドなため、定期的な治療を心がける必要あり

健康派の方が検討したい美容医療としては、毛穴ケア・トーンアップ・軽めのスキンブースターなどが挙げられます。

骨格や造形が変わるわけではなく、いわゆる肌質改善と呼ばれるような“時間を掛けた自然な変化”が得られる施術です。

年齢やエイジング現象に合わせて、頻度の検討や施術薬液など検討をしましょう。

激変派向け

  • 選びたい施術:骨格/造形系の“原因に近い”施術
  • 注意点:複数施術の連発、適応外のパーツいじり

激変派の方は、骨格や造形へアプローチする“原因に近い”施術を選ぶと求める美に近づきやすいでしょう。

分かりやすい例を挙げると、脂肪吸引であれば施術部位がスッキリする、もたつきがなくなるといったものです。

なお、複数施術を立て続けに行うことは不自然な仕上がりや健康リスクが高まるため、控えましょう。適応外のパーツにアプローチすることも、同様です。

美しさを決めるのはご自身の“美的軸”

美容の二極化が進む現代において、ご自身の求める美とは何でしょうか。

あくまでも自然体ですこやかな状態に整えるケアの延長線上に美があるのか、施術によって印象を一変させ、コンプレックスの解消や理想に近づくことに美を感じるのか。

ブレることのない“美的軸”を持ち、その軸をもとに必要なアプローチを選んでいきましょう。

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