顔のたるみを改善する方法の1つとして、美容医療で用いられるクォンタムRFとモフィウス8の違いや、それぞれの特徴、選び方について詳しく解説します。
近年、顔のたるみ改善を目的とした美容医療では、高周波(RF)を利用した施術が注目されています。クォンタムRFとモフィウス8はどちらも高周波を利用した施術ですが、熱エネルギーの届け方や得意とするアプローチには違いがあります。
本記事では、高周波によるたるみ治療の仕組みから両者の違い、選び方まで分かりやすく解説。顔のたるみを改善を目指したい方は、ぜひ参考にしてください。
INDEX
顔のたるみ改善で知っておきたい高周波の仕組み
顔のたるみは、皮膚表面だけでなく、肌の内側で起こるさまざまな変化が関係しています。まずは、たるみが生じる原因と、高周波(RF)が肌にどのように作用するのかを見ていきましょう。
顔のたるみは真皮・脂肪・線維組織の変化が関係している
顔のたるみは、単に「肌のハリが低下したから」だけで生じるものではありません。皮膚やSMAS(表在性筋膜)、皮下脂肪、支持靭帯、骨格など、顔を構成する複数の組織が年齢とともに変化し、それらが重なることでたるみとして現れます。
例えば、真皮ではコラーゲンやエラスチンの減少によってハリや弾力が低下しやすくなります。
また、組織を支えるSMASや支持靭帯を含む支持組織の変化、皮下脂肪の下垂・減少、骨吸収による土台の変化なども、フェイスラインのもたつきや頬のたるみにつながる要因です。
どの層の変化が強く現れているかによって、適したアプローチは異なります。そのため、顔のたるみ改善では、肌表面だけでなく、原因となる層を見極めたうえで施術を選ぶことが重要です。
高周波(RF)は肌の内側へ熱エネルギーを届ける施術
クォンタムRFとモフィウス8に共通しているのは、どちらも高周波(RF)エネルギーを利用し、肌の内側へ熱を届ける施術であることです。
肌の内側にRFエネルギーによる熱刺激を加えると、コラーゲン線維の収縮による引き締めが期待できます。
さらに、熱による刺激を受けた組織では創傷治癒反応が促され、コラーゲンやエラスチンの産生をサポート。時間をかけて肌のハリや弾力にアプローチし、たるみの改善が期待されます。
▽高周波機器の歴史と今後の予測
クォンタムRFとモフィウス8の違いを比較
クォンタムRFとモフィウス8は、いずれもこうした高周波の作用を活用した施術です。ただし、RFエネルギーの届け方やアプローチする深さには違いがあります。それぞれの特徴を詳しく比較していきます。
クォンタムRFとモフィウス8の違いを一覧で比較
クォンタムRFとモフィウス8の大きな違いは、RFエネルギーを肌の内側へ届けるアプローチ方法にあります。
同じ高周波(RF)を利用した施術であっても、カニューレを用いるか、あるいはマイクロニードルを用いるかによって、適したお悩みや期待できる効果の傾向が変わります。
ここでは、両施術の主な特徴は以下の通り。
それぞれの特徴を詳しく確認しましょう。
クォンタムRFは皮下からRFを照射し輪郭形成を目指せる
クォンタムRFは、皮下に細いカニューレを挿入し、組織の内側から高周波(RF)エネルギーを照射する施術です。
皮下組織へ直接熱エネルギーを届けることで、組織の引き締めや脂肪へのアプローチを行い、フェイスラインのもたつきやあご下などの輪郭改善を目指します。
また、施術部位やたるみの状態に合わせて照射する深さや範囲を調整できる点も特徴です。肌のハリ不足だけでなく、脂肪によるボリューム感や輪郭のぼやけが気になる場合にも、選択肢の1つとなります。
▽クォンタムRFによるたるみ治療
モフィウス8は肌質改善と引き締めを同時に目指しやすい
モフィウス8は、極細のマイクロニードルを皮膚に刺入し、針を介して高周波(RF)エネルギーを肌の内側へ届ける施術です。照射する深さを調整し、肌の状態や施術部位に合わせてアプローチします。
RFによる熱刺激とマイクロニードルによる微細な刺激によって、コラーゲンやエラスチンの産生を促し、肌の引き締めやハリ・弾力の向上をサポートします。また、毛穴や小じわなどの肌質改善も同時に目指せる点が特徴です。
そのため、顔のたるみを引き締めながら、「ハリ不足も気になる」「毛穴や肌の質感も一緒にケアしたい」といった場合に選択肢の1つとなります。
顔のたるみ改善で大切なのは「機器選び」だけではない
顔のたるみは、原因や現れ方に個人差があります。納得のいく仕上がりを目指すためには、機器の特徴だけで判断せず、自分の状態に合った施術を選ぶことが大切です。
ここでは、顔のたるみ改善における施術選びのポイントを解説します。
たるみの原因に合った治療を選ぶ
同じ「顔のたるみ」でも、フェイスラインのもたつきが目立つ方、肌のハリ不足や小じわが気になる方など、悩みの現れ方はさまざまです。どの組織の変化が強く影響しているかによって、優先すべきアプローチも異なります。
また、たるみの状態によっては、高周波(RF)を利用した施術だけでなく、ハイフや糸リフト、ヒアルロン酸注射などを組み合わせるケースもあります。大切なのは、機器名だけで判断せず、たるみの原因や目指す仕上がりに合った施術を選ぶことです。
医師の診断や照射設計が仕上がりを左右する
高周波(RF)を利用した施術では、照射する深さや出力、範囲などを肌や組織の状態に合わせて調整します。同じ機器を使用していても、照射設計によってアプローチの方法は異なります。
そのため、皮膚や脂肪の状態、たるみの程度、骨格などを総合的に見極め、一人ひとりに合わせた施術プランを立てることが重要です。
クリニックを選ぶ際は、導入機器だけでなく、医師の症例実績やカウンセリングの内容、複数の施術から提案できる診療体制なども確認しましょう。
自分のたるみの状態を適切に評価し、目的に合った施術を提案してくれるかどうかも、クリニック選びのポイントです。
顔のたるみ改善にまつわるよくある質問
顔のたるみ改善やクォンタムRF・モフィウス8について、よくある質問にお答えします。施術を検討する際の参考にしてください。
Q. 40代・50代の顔のたるみ改善にクォンタムRFやモフィウス8は向いていますか?
A. クォンタムRFやモフィウス8は、40代・50代の顔のたるみ改善を目指す際の選択肢の1つです。ただし、たるみの原因や程度によって適した施術は異なるため、医師の診察を受けて検討しましょう。
Q. クォンタムRFやモフィウス8は顔のたるみ改善以外にも効果が期待できますか?
A. クォンタムRFはフェイスラインのもたつきや輪郭へのアプローチ、モフィウス8はハリや毛穴、小じわなどの肌質改善も目指せます。期待できる変化は、肌やたるみの状態によって異なります。
Q. クォンタムRFやモフィウス8は1回でも効果が期待できますか?
A. 1回の施術でも変化を感じる方はいます。ただし、たるみの程度や肌・脂肪の状態、目指す仕上がりによって実感には個人差があります。施術回数や間隔は、医師と相談しながら決めましょう。
Q. 効果はどのくらい持続しますか?何回か続ける必要がありますか?
A. どちらの施術も、創傷治癒反応(コラーゲン産生)に伴い数ヶ月にわたって徐々に引き締まりを実感しやすくなります。
持続期間は半年〜1年程度が目安ですが、より良い状態を維持するために、医師の推奨する間隔(数ヶ月〜半年に1回など)で定期的に施術を受けることが推奨されます。
Q. 施術時の痛みやダウンタイムに違いはありますか?
A. はい。痛みやダウンタイムの現れ方には違いがあります。どちらもRFによる熱感や痛みを感じることがありますが、麻酔などを用いて痛みに配慮しながら施術を行います。
モフィウス8はマイクロニードルを使用するため、施術後に赤みや腫れ、針跡によるざらつきなどが生じることがあります。一方、クォンタムRFでは、腫れや内出血、むくみなどが生じる場合があり、カニューレの挿入口のケアも必要です。
ダウンタイムには個人差があるため、施術前に症状や経過の目安を確認しておきましょう。
Q. 顔のたるみ改善で施術を選ぶ際は何を重視すれば良いですか?
A. 機器名だけで選ばず、たるみの原因を見極め、自分に合った施術を提案してくれるクリニックを選ぶことが大切です。医師の症例実績や診断、照射設計なども確認しましょう。
顔のたるみ改善は自分に合った治療選びから始まる
顔のたるみの改善方法には、ハイフや高周波(RF)を利用した施術、糸リフトなどさまざまな選択肢があります。クォンタムRFとモフィウス8も顔のたるみ改善を目指す美容医療の選択肢ですが、RFエネルギーの届け方や得意とするアプローチは異なります。
大切なのは、どちらが優れているかではなく、自分のたるみの状態や目指す仕上がりに合った施術を選ぶことです。機器名だけで判断せず、医師の診断を受けたうえで、自分に適した施術方法を検討しましょう。
顔のたるみを改善したい方は、症例実績や診療体制なども確認し、信頼できるクリニックへ相談してみてください。
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| ・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。 ・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。 ・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。 |
| 施術の内容 | モフィウス8(Morpheus8) |
| 施術期間および回数の目安 | 4~6週間ごとに複数回(3~5回程度)※状態によって異なります。 |
| 費用相場 | ¥50,000~¥200,000程度/回 ※照射範囲・ショット数・クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。 |
| リスク・副作用等 | 発赤、腫脹、疼痛、内出血、かさぶた、色素沈着、熱傷、感染など |
| 未承認機器に関する注意事項について | ・本施術で使用されるモフィウス8(Morpheus8)は、日本国内において薬事承認を受けていない未承認医療機器です。 ・施術に用いる機器は、医師の判断のもと導入されています。 ・同様の国内未承認機器はありません。 ・海外において美容医療領域で使用されている施術です。 ・万が一重篤な健康被害が生じた場合は、日本の医療機器に関する救済制度の対象外となる場合があります。 |
| 施術の内容 | クォンタム |
| 施術期間および回数の目安 | 3~6ヶ月に1回程度 ※状態によって異なります。 |
| 費用相場 | ¥50,000~¥200,000程度/回 ※照射範囲・機種・クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。 |
| リスク・副作用等 | 発赤、熱感、腫脹、疼痛、やけど、色素沈着など |
| 未承認機器に関する注意事項について | ・本施術で使用されるクォンタムは、日本国内において薬事承認を受けていない未承認医療機器です。 ・施術に用いる機器は、医師の判断のもと、海外製品を医療機関が輸入して使用しています。 https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html ・同様の国内未承認機器はありません。 ・有効性や安全性について十分に確立されていない部分があります。 ・万が一重篤な健康被害が生じた場合、日本の医療機器に関する救済制度の対象外となる場合があります。 |








