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フェムメディカル協会が銀座で初の大型学術シンポジウム──産婦人科×泌尿器科が垣根を越える

フェムメディカル協会が銀座で初の大型学術シンポジウム──産婦人科×泌尿器科が垣根を越える
🏥 フェムテック・女性医療・専門医団体
フェムメディカル協会 2026年 / フェムメディカルシンポジウム2026 11月15日

「フェムテック」という言葉は広がった。
生理用品・妊活アプリから骨盤底ケア・腟の再生医療まで、
女性の身体に関わる製品・サービスの総称として市場は急拡大している。

しかし市場の拡大が、医療の質の担保を常に伴うとは限らない。
腟・骨盤底・婦人科形成の領域は、産婦人科・女性泌尿器科・美容医療が
それぞれ異なる専門性・教育背景で関わってきた。
「誰から学ぶのか」「どのエビデンスを使うのか」が、
領域によってバラバラだというのが現場の実情だ。

その問いに向き合おうとする専門医の団体が、2025年に産声を上げた。
フェムメディカル協会が新体制で本格始動し、
2026年11月15日に東京・銀座で「フェムメディカルシンポジウム2026」を開催する。

📖 フェムメディカルとは(NERO編集部の整理):婦人科・泌尿器科など女性の身体に関わる医療領域全体を指す概念として協会が使用している。フェムテック(女性の健康に特化したテクノロジー・製品)を医療面から支える実践領域という理解が広がっている。協会の公式定義の範囲は公式サイト本文で要確認。
📖 骨盤底領域とは:骨盤の底部を構成する筋肉・神経・靭帯のネットワーク。出産・加齢による機能低下が骨盤臓器脱・尿漏れ・性機能低下などに関連する。産婦人科・女性泌尿器科双方にまたがる専門領域だ。

📋 ざっくりまとめ
  • ✦フェムメディカル協会は2025年4月8日に設立された専門医団体で、2026年に新体制で本格始動した。設立理念は「全ての女性が正しい知識に基づいた選択ができる世界を創ること」
  • ✦「フェムメディカルシンポジウム2026」は2026年11月15日(日)13:00〜16:00、THE GRAND GINZA(東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 13階)で開催される。現地60名・医師限定・参加費5,000円(税込)。オンライン同時配信あり。
  • ✦シンポジウムのコンセプトは「産婦人科専門医・泌尿器科専門医から、フェムテック医療を学ぶ」。腟・骨盤底領域の医療や再生医療、婦人科形成手術など、婦人科と泌尿器科の垣根を越えた内容が予定されている。
  • ✦代表発起人は宮本亜希子医師(BIANCA CLINIC・日本橋骨盤底診療所)。理事に藤﨑章子医師・中村綾子医師、顧問に関口由紀医師ほか専門医が名を連ねる。
  • ✦協会は今後、年2回の定期オンライン学術集会・オフライン技術講習・診療科横断の医療連携体制構築・一般向け啓発イベントも計画している。

フェムメディカル協会とは何か──
なぜ今、専門医が「横断する場」を作ったのか

フェムメディカル協会は2025年4月8日に設立された専門医団体だ。
協会サイトには以下の設立理念が掲げられている。

設立理念(フェムメディカル協会公式サイトより)

「全ての女性が自身と向き合い、正しい知識に基づいた選択ができる世界を創ることを目的として設立されました。産婦人科、泌尿器科、内科など女性の心と身体に精通した専門医師による正しい発信と活動で、安全なフェムテックを実現します。」

協会が設立の背景として挙げている課題は以下の3点だ(協会リリースによる)。

課題①:十分な専門知識や解剖学的理解のないまま腟・骨盤底領域の治療が行われることによる合併症リスク
課題②:自由診療の拡大に対してエビデンスの共有・標準化が追いついていない状況
課題③:産婦人科・女性泌尿器科・美容医療など複数診療科にまたがる領域での専門医連携の不足

これらは協会リリースが問題視している内容だ。
業界全体の客観事実として断定するには別途ソースが必要だが、
「専門医自身がこう捉えている」という文脈は記事の中核として十分機能する。

フェムメディカルシンポジウム2026の開催概要──
医師が「垣根を越えて学ぶ」場とは何か

フェムメディカルシンポジウム2026はPeatix公式ページで事前申込を受け付けており、以下の情報を直接確認した。

イベント名フェムメディカルシンポジウム2026(Fem Medical Symposium 2026)
日時2026年11月15日(日)13:00〜16:00(開場12:30)/懇親会:16:00〜17:30
会場THE GRAND GINZA(東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 13階)
形式現地開催+オンライン同時配信(事前申込制)
対象医師限定(産婦人科・泌尿器科・美容医療ほか)
定員現地60名
参加費5,000円(税込)
主催フェムメディカル協会

Peatix申込ページ掲載のコンセプト説明(イベント名はPeatixで直接確認・詳細はPR TIMESリリース等で確認):

「産婦人科専門医・泌尿器科専門医から、フェムテック医療を学ぶ。
腟・骨盤底領域の医療や再生医療、婦人科形成手術など、婦人科と泌尿器科の垣根を越えた…」

★ 登壇者一覧・プログラム詳細は確認できていない。Peatix実画面または主催者資料で要確認。

体制を確認する──
代表・理事・顧問はどんな医師か

新体制の役員・関係者として公表されている情報は以下の通りだ。

フェムメディカル協会 新体制(2026年)
代表発起人:宮本亜希子 医師(BIANCA CLINIC・日本橋骨盤底診療所)
理事:藤﨑章子 医師(オザキクリニック LUXE新宿院)・中村綾子 医師(女性医療クリニックLUNA)
顧問:関口由紀・丹羽咲江・安倍弘和・斎藤糧三・那須聡果・二宮典子(各医師)
運営事務局:株式会社シェルパ(Sherpa)
メイン協賛:株式会社EVAtech・メトラス株式会社
賛同クリニック:BIANCA CLINIC・女性医療クリニックLUNA・咲江レディスクリニック・ウィメンズクリニック浦和

なぜこの動きが重要か──
「産婦人科×泌尿器科×美容医療」の横断が持つ意味

💡 NERO編集部の読み解き

フェムメディカル領域で起きていることは、日本の美容医療全体が直面している問題の縮図だ。

① 「誰が施術していいか」の基準が不明瞭なまま市場が拡大した:
腟レーザー・骨盤底フィラー・婦人科形成は、産婦人科・泌尿器科・形成外科・美容外科のどの専門医でも提供できる。「専門医が行っているから安全」が直ちに成り立たない領域だ。

② エビデンスの「持ち場」が学会ごとにバラバラ:
産婦人科の学会・泌尿器科の学会・美容医療の学会では、同じ処置のエビデンス評価が異なる場合がある。横断的な場がなければ標準化が進まない。

③ 患者が「どこに相談すればいいか」わからない:
「尿漏れと腟のゆるみが気になる」という患者が、産婦人科に行くべきか泌尿器科に行くべきか美容クリニックに行くべきかは、現状では非常にわかりにくい。

フェムメディカル協会のような「診療科横断の専門医連携体制」が機能すれば、
患者の相談窓口の整備にもつながる可能性がある。

NERO編集部の見解

「フェムテック」という言葉が市場用語として浸透する一方で、医療としての精度・安全管理・患者保護の仕組みはまだ整備途上だ。
今回のフェムメディカル協会の動きは、「専門医が自ら標準化の枠組みを作ろうとしている」という意味で注目に値する。

NEROは美容医療の患者側の情報整備を目指すメディアとして、こうした専門医連携の動向を引き続き追う。

まとめ

  • ✦フェムメディカル協会は2025年4月8日設立の専門医団体(所在地:東京都渋谷区恵比寿西)。「全ての女性が正しい知識に基づいた選択ができる世界を創ること」を設立理念として掲げている。
  • ✦「フェムメディカルシンポジウム2026」は2026年11月15日(日)13:00〜16:00、THE GRAND GINZA(GINZA SIX 13階)で開催される。医師限定・現地60名・参加費5,000円・オンライン同時配信あり。
    申込:femmedicalsymposium2026.peatix.com
  • ✦シンポジウムのコンセプトは「産婦人科専門医・泌尿器科専門医(女性泌尿器)からフェムテック医療を学ぶ」。腟・骨盤底領域の医療や再生医療、婦人科形成手術について、婦人科と泌尿器科の垣根を越えた学術交流を行う医師向けクローズドイベントだ。
  • ✦代表発起人は宮本亜希子医師(BIANCA CLINIC・日本橋骨盤底診療所)。産婦人科・女性泌尿器科・美容医療にまたがる診療科横断の体制構築と、年2回の学術集会・技術講習・医療連携の整備を今後の活動として掲げている。

出典・参考情報

  1. フェムメディカル協会 公式サイト. femmedicalassociation.studio.site(設立理念・直接確認済み)
  2. Peatix. "Fem Medical Symposium 2026(フェムメディカルシンポジウム2026)". 📝 申込はこちら(Peatix)(開催概要・コンセプト・直接確認済み)
  3. PR TIMES. 「フェムメディカル協会 新体制始動・フェムメディカルシンポジウム2026開催」. prtimes.jp
安達健一

安達 健一

NERO DOCTOR/BEAUTY 編集長

日本・米国看護師(BSN)・MBA保有。
世界の一次医療データをもとに監修。
広告主からの影響を受けない独立した編集方針を貫いています。