EADV Congress 2026 / 2026年9月30日〜10月3日 / Austria Center Vienna
📖 ESCAD(European Society of Cosmetic and Aesthetic Dermatology)とは:美容・審美皮膚科領域の学会。EADV 2026のProgramme Book内でその名称が確認できる。EADVの内部サブスペシャルティ組織なのか外部協力学会なのかは、今回の確認範囲では断定できない。
少なくともEADVという欧州最大級の皮膚科学会では、美容皮膚科が独立した専門領域として編成されている。
そのことを改めて示す場が、本日(9月30日)ウィーンで開幕する。
EADV Congress 2026が2026年9月30日〜10月3日、
オーストリア・ウィーンのAustria Center Viennaで開催される。
参加者は2万人超(公式サイト直接確認)。
皮膚科・性病科・美容皮膚科の領域を横断する欧州最大規模の学術会議だ。
今回NEROが注目するのは、プログラムの中に
美容皮膚科が独立した専門トラックを持っているという事実だ。
「メソテラピー・再生医療」「侵襲的美容治療の最前線」が欧州最大の皮膚科学会の中に並ぶことの意味を整理する。
- ✦EADV Congress 2026は2026年9月30日〜10月3日、Austria Center Vienna(オーストリア・ウィーン)で開催。参加者は2万人超(EADV公式サイト直接確認)。主催はEADV(European Academy of Dermatology and Venereology)。
- ✦今回のプログラムには美容皮膚科の独立トラックが設けられており、「Advanced interventional cosmetic treatments(侵襲的美容治療の最前線)」「Mesotherapy and regenerative medicine(メソテラピーと再生医療)」「Open questions in aesthetic dermatology(美容皮膚科の未解決課題)」などが確認できる(Programme Book確認)。
- ✦Late Breaking Abstractsセッションも設けられており、最新の研究発表が会期中に追加される設計だ。CME/CPD認定はEACCME®による(公式確認)。バーチャルプラットフォームも同時公開。
- ✦EADVは美容皮膚科を「周辺分野」ではなく独立した専門領域として編成している。欧州における美容医療の主要な担い手が「美容外科」だけでなく「皮膚科」であることを、この学会構成が体現している。
- ✦日本の美容医療は皮膚科・形成外科・美容外科・内科が入り混じった構造だが、欧州では皮膚科が美容医療の主要な学術的担い手として機能している。EADV Congressの内容は、日本の美容皮膚科の方向性を先読みする上でも重要な場だ(NERO編集部の読み解き)。
EADV Congress 2026とは何か──
2万人が集まる皮膚科学の最前線
EADV Congress(European Academy of Dermatology and Venereology Congress)は、
欧州皮膚科・性病学会が主催する年次学術会議だ。
2026年の開催地はオーストリアの首都ウィーン。
会場はAustria Center Vienna、会期は2026年9月30日〜10月3日の4日間だ。
EADVはルガーノ(スイス)に本部を置く学術団体だ。
年次学会は毎年欧州各地を巡回して開催されており、
2025年はパリ開催で「過去最大規模」と記録されている。
2026年はウィーンに舞台を移す。
美容皮膚科が「独立したトラック」を持つとはどういうことか──
プログラム構成から読む意味
EADV 2026のProgramme Bookで確認できる美容皮膚科関連セッションは以下だ(直接確認)。
侵襲的美容治療の最前線。フィラー・ボツリヌストキシン・糸リフト・レーザー等の最新エビデンスと技術動向を扱うセッション。
メソテラピーと再生医療。PRP・エクソソーム・幹細胞関連製剤等のスキン・リジュビネーションへの応用がテーマ。日本でも関心が高まっているバイオスティミュレーター領域と重なる。
美容皮膚科の未解決課題。現時点でエビデンスが確立していない領域や、倫理・安全性の議論が含まれる(NERO編集部の読み解き)。
学会のプログラム編成は「その分野をどう位置づけるか」の表明だ。
美容皮膚科に独立した複数セッションが割り当てられているということは、
EADVが「美容は皮膚科の正式な専門領域の一つ」と明確に位置づけていることを示す。
日本では美容医療の担い手が皮膚科・形成外科・美容外科・内科と複数の診療科にまたがっており、
「どの専門医が美容医療を担うべきか」という議論は続いている。
欧州の皮膚科主導モデルは、その問いへの一つの答えを示している。
EADVを「日本の美容医療」から見るとどう見えるか──
皮膚科主導モデルの示唆
日本の美容医療の現場では、「美容皮膚科医」は一般的な表現だが、
制度上の「専門医」としての位置づけは欧州と異なる。
欧州では皮膚科専門医がボツリヌストキシン・フィラー・レーザー・再生医療を担うことが一般的であり、
EADVがその学術的な標準化を主導している。
欧州では皮膚科専門医が美容医療の主要担い手。日本では標準的な専門医要件が曖昧なまま市場が拡大した。
EADVは欧州における美容皮膚科の主要な学術プラットフォームの一つだ。ガイドライン整備を含む学術的な役割の詳細は別途ソースが必要。日本では各学会が独立して活動しており横断的な枠組みが弱い。
"Open questions in aesthetic dermatology"というセッション名は、「わかっていないことをオープンに議論する」文化を示している。日本の美容医療界ではまだこうした公式の「問い直しの場」が少ない(NERO編集部の読み解き)。
Late Breaking Abstractsとは何か──
学会当日に「最新研究」が追加される仕組み
EADV 2026では"Late Breaking Abstracts"セッションが設けられている。
これは、通常の演題募集後に発表が確定した最新研究を、
会期中にプログラムへ追加するセッションだ。
美容皮膚科・再生医療領域では、FDA・EMA・各国規制当局の動きが速く、
学術会議の開催直前に重要な研究・承認が出ることがある。
Late Breaking Abstractsはそうした「時事的な最新情報」を学会の場に持ち込む仕組みだ。
会期中の発表にも注目する価値がある。
EADV Congressを「遠い欧州の皮膚科学会」として片づけるのはもったいない。
日本の美容医療で「近い将来スタンダードになるかもしれないもの」が、欧州の学術会議で議論されているケースは多い。
特に「メソテラピーと再生医療」「侵襲的美容治療の最前線」というセッションは、
日本でも関心が高まっているPRP・エクソソーム・バイオスティミュレーター領域と直接重なる。
EADVでのエビデンス動向が、数年後の日本の美容皮膚科に影響する可能性があると、NEROは考えている(NERO編集部の読み解き・一次ソースからの推論)。
まとめ
- ✦EADV Congress 2026は2026年9月30日〜10月3日、Austria Center Vienna(ウィーン)で開催される。参加者は2万人超。EACCME®によるCME/CPD認定あり(EADV公式サイト直接確認)。
- ✦美容皮膚科の独立トラックとして「Advanced interventional cosmetic treatments」「Mesotherapy and regenerative medicine」「Open questions in aesthetic dermatology」が確認できる(Programme Book確認)。美容皮膚科は欧州最大の皮膚科学会で独立した専門領域として扱われている。
- ✦欧州では皮膚科専門医が美容医療の主要な学術的担い手として機能しており、EADVが欧州の主要な学術プラットフォームの一つとして機能している。日本の「担い手の専門性」「横断的な標準化」「未解決課題の公式議論の場」との差を示している(NERO編集部の読み解き)。
- ✦Late Breaking Abstractsセッションにより、会期中に最新研究が追加される設計になっている。美容皮膚科・再生医療領域での発表は、数年後の日本の美容医療に影響する可能性があり、学会後の情報を追うことをNEROは推奨する。
出典・参考情報
- EADV Congress 2026 公式サイト. eadv.org/congress(日程・会場・規模・CME認定・プログラム概要を直接確認)
- EADV Congress 2026 Programme Book. eadv.org(PDF)(セッション名を直接確認)

