ゼオスキンとエンビロン、あなたはどっち派!?初心者で購入検討中の人に、これだけは覚えてほしい「攻めのゼオ/守りのエンビロン」という名言

ゼオスキンとエンビロン、あなたはどっち派!?初心者で購入検討中の人に、これだけは覚えてほしい「攻めのゼオ/守りのエンビロン」という名言

ビタミンA配合のスキンケアアイテムを語るうえで『エンビロン』と『ゼオスキンヘルス』は外せない二大ブランド。どちらもビタミンAの働きに着目し、健やかで美しい肌へと導くのが特徴ですが、配合されているビタミンAの成分は異なります。そこで、こちらの記事では『エンビロン』と『ゼオスキンヘルス』を徹底比較。どちらを選べば良いか迷っている方に、それぞれの成分が肌へもたらす影響を詳しく解説します。

エンビロンとゼオスキンヘルスの成分や効果は一緒なの?それぞれの違いとは?

『ENVIRON®(エンビロン)』とは、1987年に南アフリカ共和国で働くデス・フェルナンデス医師により、研究・開発されたスキンケアブランドです。当時皮膚ガンのメカニズムを解明しようとしていた彼は、紫外線のダメージから皮膚を守る成分として、ビタミンAに着目。製品には浸透性に優れた種類・形態のビタミンAを使用することで、肌本来のコンディションを取り戻すことを目指しています。
一方『ZO®SKIN HEALTH(ゼオスキンヘルス)』は、35年以上にわたりスキンケア分野を研究してきた、ゼイン・オバジ氏が手がけたスキンケアブランド。結果にこだわることを重視しており、肌質や日々の変化に合わせて、さまざまな製品をカスタマイズできるのが特徴です。局所的なケアではなく、真に美しく健やかな状態の肌へと導くスキンケアの開発に取り組んでいます。

■どちらも主成分はビタミンA

成分の種類は異なりますが、『エンビロン』も『ゼオスキンヘルス』も、スキンケアの主成分はビタミンAです。
ビタミンAは、皮膚や粘膜の代謝を正常に維持する働きを持ちます。そのほか、ターンオーバーを促す・酸化を抑えるといった作用も期待でき、健やかで柔軟性のある肌を保つためには欠かせない成分です。
このように、皮膚や粘膜の健康に欠かせないビタミンAですが、残念なことに体内では合成されません。そのため、ビタミンAの効果を期待する場合は、食事やスキンケアなどから摂り入れる必要があるのです。

 

■エンビロンとゼオスキンヘルスに配合されているビタミンAの種類

『エンビロン』は、さまざまな種類・形態の中から、浸透性や安定性に優れたビタミンAを採用しています。具体的には「酢酸レチノール」や「パルミチン酸レチノール」といった、通称“守りのビタミンA”と呼ばれる成分です。酢酸レチノールやパルミチン酸レチノールは、安定性の高いビタミンA誘導体。皮膚への刺激が少なく、市販の化粧品にもよく使用されています。
一方、『ゼオスキンヘルス』に配合されているのは、通称“攻めのビタミンA”とも呼ばれる「高濃度のレチノール」。酢酸レチノールやパルミチン酸レチノールと比較すると、肌への刺激がやや強めで、生理活性(与える影響)が高いのが特徴です。低濃度のレチノールは一部化粧品にも使用されていますが、高濃度レチノールは美容皮膚科など専門医のもとで使用することが推奨されています。セラピューティックプログラムなどで併せて使用されるトレチノインなどは、ビタミンA(レチノール)の誘導体で、生理活性はビタミンAの約100倍ともなるほどですので、強い反応を促すのがゼオスキンの理論の中の反応の傾向です。
(もちろん、皮むけを起こさないものもあります)

「皮むけ」するって何?A反応とは?副作用ではなく、絶対に必要なことなの?

『エンビロン』と『ゼオスキンヘルス』では、配合しているビタミンAの成分が異なりますが、使用を始めたタイミングで、どちらも赤みや皮むけの症状が出ることがあります。このような肌荒れが起こる原因は、「A反応」によるもの。

■A反応とは
ビタミンAが不足した状態の肌に、急激に多くのビタミンAが導入されることで起こる現象のこと。ビタミンAの作用により肌の新陳代謝が促され、一時的に赤みや皮むけ、乾燥感、かゆみといった症状が引き起こされるというわけです。
なお、このようなA反応は、誰にでも起きるわけではありません。個人差はありますが、ビタミンAが足りている肌には、基本的に症状が現れることは少ないでしょう。A反応が出たということは、肌がビタミンAを必要とし、摂り入れようとしているサインなのです。

『エンビロン』や『ゼオスキンヘルス』などの使用により、現れた肌荒れのような症状を、不安に感じる方は少なくありません。しかし、A反応は、肌がビタミンAに慣れることで次第に治まっていくのが一般的。A反応が治まるとともに、徐々に肌への効果を実感しやすくなるでしょう。
ただし、起きた肌荒れがすべてA反応によるものとも限りません。ほかの要因で肌荒れが起きている場合もあるため、症状が強い・長引く場合は、自己判断せず専門医に相談することをおすすめします。

【期間】【効果】【相性】エンビロンとゼオスキンヘルスをどう選ぶ?

『エンビロン』と『ゼオスキンヘルス』の違いがわかったとしても、何を基準にスキンケアを選べば良いのかわからないという方もいるでしょう。そこで、それぞれの特徴を以下の表にまとめました。

  『エンビロン』 『ゼオスキンヘルス』
特徴 肌への刺激が少ないビタミンA誘導体を配合。アイテム数が多く、それぞれ成分の配合量が細かく設定されているため、目的に合わせて使いやすい。 高濃度レチノールなど、生理活性が高いビタミンA誘導体を主に配合。“攻めのゼオスキン”という言葉が示すように、短期間で高い効果を発揮しやすい。
主に期待できる効果 肌の弾力・トーンアップ、シミや毛穴トラブルの改善 シミの改善・予防、乾燥による小ジワやニキビの改善
A反応の出やすさ アイテムによりビタミンAの濃度が細かく選べるため、A反応は出にくい。軽度の赤みや乾燥感が見られる程度。 一部A反応が出にくいアイテムはあるものの、結果にこだわることを重視しており、濃度が高いビタミンAを配合しているため、皮むけなどの症状が出やすい。
効果が現れるまでの期間 長期間の使用で緩やかな効果を実感しやすい 短期間で高い効果が実感しやすい
適している方 ・ビタミンA配合スキンケアの使用が初めての方
・A反応を避けたい方
・乾燥肌や敏感肌で、保湿効果の高いスキンケアを希望する方
・無理のない範囲でビタミンAと付き合いたい方
・A反応が起きたとしても短期間で肌質を変えたい方
・ビタミンA配合スキンケアの使用に慣れている方
・脂性肌・混合肌でさっぱりしたスキンケアを希望する方
・使用中のスキンケアアイテムに物足りなさを感じている方

特徴や期待できる効果などは表のとおりですが、愛用するうえでは使用感も外せないポイントでしょう。一般的に『エンビロン』は高い保湿効果を持ち、ツヤのある肌へと導くことを得意としています。一方『ゼオスキンヘルス』は、さっぱりとした使用感のスキンケアアイテム。ツヤがあるというよりは落ち着いた印象の肌を実現しやすく、脂性肌の方に好まれやすいとされています。
なお、「どうしても選べない!」方は併用するのもOK。
中には、『ゼオスキンヘルス』で攻めの肌ケアをしたあとに、普段使いしやすい『エンビロン』で効果を持続させている方もいます。
ただし、組み合わせによっては期待する効果が得られなかったり、肌への刺激が強くなったりします。『エンビロン』と『ゼオスキンヘルス』、またはそれぞれをお持ちのスキンケアアイテムと併用する際は、事前に医師へ相談するようにしましょう。

まとめ

『エンビロン』と『ゼオスキンヘルス』は、似ているようで異なるコンセプトを持つスキンケアブランドです。どちらもビタミンA誘導体が配合されていますが、その種類や形態によって期待できる効果はさまざま。「どちらが自分の肌に合うのかわからない」「A反応について詳しく知りたい」方は、ぜひ美容クリニックで、お医者様にご相談を。
なお、これらのスキンケアについては、どのクリニックでも取り扱っているものではなく、また皮むけが起きた場合に適切な対応をしてくれる、お肌をしっかりとみてくれる医師がいるクリニックを選びましょう。皮膚科の専門医や、美容スキンケアに強い医院を選ぶのも重要です。医師が疑問点を解消し、あなたにぴったりのスキンケアアイテムを提案してくれることで、皮むけする期間を乗り越えることができるのであれば攻めのスキンケアもおすすめですし、まずはビタミンAを少しずつでも取り入れていきたいという方は、エンビロンも取り扱っているクリニックで相談してみるのもいいかもしれません。

・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。

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