「朝は完璧だと思っていたメイクが気づけば崩れてしまった」という経験がある人もいるかもしれません。その原因の一つとして挙げられるのが「ファンデーションの毛穴落ち」。そこで、この記事では、ファンデーションの毛穴落ちの特徴や原因、美容医療による毛穴落ちの改善方法、自宅でできる毛穴落ち対策についてご紹介します。
1.ファンデーションの毛穴落ちとは?
ファンデーションの毛穴落ちとは、どのような状態のことを指すのでしょうか?まずは、毛穴落ちの特徴や原因について解説していきます。
■「毛穴落ち」とは皮脂とファンデーションが毛穴に詰まること
ファンデーションと皮脂の混ざり合ったものが毛穴に詰まった状態のことを、ファンデーションの毛穴落ちと言います。ファンデーションを塗ると一時的に毛穴が隠れますが、時間が経つにつれて皮脂の分泌が増加。ファンデーションが浮いてきて、毛穴に流れ込んでしまいます。
■毛穴落ちすると毛穴が目立ちやすい
ファンデーションが毛穴落ちすると、ファンデーションと皮脂で毛穴が詰まり、毛穴が目立ちやすくなります。また、毛穴落ちと似た状態に「毛穴浮き」がありますが、毛穴に詰まった角栓の上にファンデーションを塗ると浮いてしまう状態のことです。毛穴浮きは、ファンデーションがムラになった状態になります。
■毛穴落ちが起こりやすい部分とシーン
ファンデーションの毛穴落ちが起こりやすい部分は、鼻、頬、口元、額、目元、目尻、眉間などです。とくに、鼻は皮脂が多いため、毛穴落ちしやすいことに悩んでいる人も多いでしょう。また、毛穴落ちを感じやすい時間帯は夕方が多い傾向にあります。朝にメイクをしても、夕方には崩れて悩んでいる人が多くいるようです。
2.ファンデーションの毛穴落ちの原因
次に、なぜ毛穴落ちが起きてしまうのか、その原因を見ていきましょう。
■毛穴の開き
毛穴の開きによりファンデーションが流れてしまうスペースが広いと、毛穴落ちしやすくなります。毛穴の開きの原因は、皮脂の過剰分泌です。皮脂は、ストレスや過度な洗顔のほか、保湿不足などでも分泌が増加します。皮脂汚れがしっかり落ちていないことも、毛穴が開く原因の一つです。
■肌の乾燥
肌の乾燥も、ファンデーションの毛穴落ちの原因です。肌が乾燥状態にあると、肌のキメが乱れて毛穴が目立ちます。空気が乾燥していたり、肌を擦ったりしてしまうと、肌の乾燥の原因となります。とくに、冬は部屋の湿度調節や肌の保湿ケアを徹底しましょう。また、正しい方法で洗顔を行うことで、肌が乾燥することを防げます。
■たるみ
加齢や女性ホルモンの低下、紫外線の影響などにより肌にハリが失われると、肌がたるんできます。マスク生活が続き、表情筋を使わないこともたるみの原因の一つです。肌のたるみは、ファンデーションの毛穴落ちを引き起こします。肌がたるむと、毛穴を引っ張り、毛穴を広げてしまうからです。
3.【美容医療】ダーマペンでファンデーションの毛穴落ち対策を!
ファンデーションの毛穴落ち改善には、美容医療が効果的です。ここでは、ダーマペンの特徴についてご紹介します。
■ダーマペンとは?
ダーマペンとは、髪の毛よりもさらに細い針(マイクロニードル)を使って肌表面に小さな穴を開け、肌の回復力向上を促す治療法です。個人差はありますが、1回治療を受けることで効果を実感できるケースが多いとされています。複数回治療をすることで効果をより実感しやすくなるでしょう。
ダーマペンは、毛穴の開きのほか、色素沈着によるニキビ痕や肌のたるみ、小ジワの改善にも効果が期待できることが特徴です。
■ダーマペンがファンデーションの毛穴落ちを改善できる理由
ダーマペンは、肌の細胞を再生して元の細胞より良い状態に生まれ変わらせることができるため、毛穴落ちの改善にも効果を発揮します。ダーマペンで空けた穴が再生されると、コラーゲンやエラスチンの生成を促進し、ターンオーバーを整えます。皮脂の過剰分泌を抑えて、毛穴に詰まった皮脂の排出。毛穴に皮脂や古い角質などが詰まってできる角栓もできにくくし、開いた毛穴を引き締めてくれるのです。毛穴が目立ってファンデーションが溜まるといった毛穴落ちの悩みを解消してくれるでしょう。
■ダーマペンの効果
ダーマペンは、ファンデーションの毛穴落ちの原因である毛穴の開きのほか、肌のハリや弾力の回復にも効果があります。ダーマペンで肌のハリや弾力を取り戻すことで、ニキビ痕や肌表面の凸凹を整え、毛穴もよりなめらかな状態へと導きます。
■ダーマペンの魅力
ダーマペンは、ペン型の機器を使用するため、毛穴が目立ちやすい小鼻などの細かいところまで成分が行き届くのが魅力です。髪の毛よりも細い超極細針を一定の圧力で高速振動させながらムラなく肌に当てることができるため、痛みや腫れの低減およびダウンタイムにも配慮された治療です。また、ほかの治療と組み合わせることで、相乗効果も期待できます。
4.自宅でできる毛穴落ち対策
最後に、自宅でできる毛穴落ち対策をご紹介します。美容医療と併用すると効果を実感しやすいでしょう。
■しっかり保湿する
ファンデーションの毛穴落ちをさせないためには、スキンケアが大切です。肌が乾燥すると毛穴が開きやすいため、しっかり保湿しましょう。保湿は入浴後・メイク前・メイク直しのときにしっかり行うこと。化粧水・美容液・乳液を使って肌の水分・油分のバランスを整え、皮脂の過剰分泌およびファンデーションの毛穴落ちを防ぎましょう。
■スキンケアとベースメイクの間隔を空ける
「ファンデーションを塗った瞬間に毛穴落ちをした」という経験がある人はいませんか?その原因は、スキンケアとベースメイクの時間が十分に空いていない可能性があります。スキンケアのあとすぐにベースメイクをすると、肌に水分や油分が浸透しておらずベタついた状態の肌にファンデーションをつけることになるため、毛穴落ちの原因になります。スキンケアをしたら、5分ほど置いてからファンデーションをつけましょう。
■毛穴専用下地を使う
毛穴専用下地を使うのも一つの手です。毛穴専用下地とは毛穴を埋める化粧下地のことで、使用すると毛穴落ちしにくくなります。毛穴専用下地の上に通常の化粧下地を塗って、ファンデーションをつけましょう。また、ピンクやオレンジ系の下地を使うことで、毛穴を目立ちにくくすることもできます。
■ファンデーションの塗り方を工夫する
ファンデーションの毛穴落ちを防ぐためには、塗り方を工夫することも大切です。パウダーファンデーションもリキッドファンデーションも、内側から外側に向かって塗ること。ムラなく均一に広げましょう。リキッドファンデーションの場合は、塗り終えたらスポンジで叩き込むように仕上げることで余分な皮脂が取れるため、毛穴落ちの予防になります。メイク直しのコツは、いきなりファンデーションを重ねないこと。皮脂や汗などをティッシュなどでオフしてからファンデーションをつけましょう。
■まとめ
ファンデーションの毛穴落ちの特徴や原因、美容医療による毛穴落ちの改善方法や、自宅でできる毛穴落ち対策についてご紹介しました。ファンデーションを毛穴落ちさせないためには、毛穴の開きや肌の乾燥、たるみを改善する必要があります。ダーマペンは、ファンデーションの毛穴落ちにも効果的な美容医療法です。毛穴落ちの原因となる毛穴の開きのほか、肌のハリや弾力にもアプローチできるでしょう。同時に日頃のホームケアを徹底し、毛穴落ちしないきれいな肌を手に入れましょう。
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【治療の内容】
・マイクロニードル治療
【治療期間および回数の目安】
・3~4週間に1回、1~5回程度
※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】
・1回 約 ¥15,000~ ¥25,000
【リスク・副作用等】
・赤み、皮むけ、内出血、腫れなど
【注意事項】
・次の方は、施術をお受けいただけません。
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-妊娠中・授乳中の場合
-丘疹膿疱型酒さ・酒さ(重篤な場合)
-尋常性ざ瘡ステージⅢ~Ⅳの場合
-単純ヘルペスの場合
-強皮症・皮膚硬化症の場合
-活動性の細菌感染・真菌感染の場合
-開放創および上皮化していない傷口がある場合
-日光性角化症の場合
-血友病の場合
-イボがある部位
-皮膚がんや疑いのある箇所がある場合
-鼻プロテーゼを行っている場合
-抗血小板薬・抗凝固剤などを服用している場合
-B型肝炎・C型肝炎・HIVなどの感染がある場合
※詳細については医師にお尋ねください。
【未承認医療機器を用いた治療について】
未承認医療機器を用いた治療について
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・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
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