おでこの凹みやくぼみの原因は?40代からの若々しさを額から手に入れる方法

おでこの凹みやくぼみの原因は?40代からの若々しさを額から手に入れる方法

加齢によって顔が老けて見えるのは、口元や目元のたるみなどが原因と考える方は多いでしょう。しかし、実はおでこの凹みが関係していることも少なくありません。今回は、加齢によるおでこの変化によって顔の印象がどう変わるのか分かりやすく解説。さらに、おでこの凹みのケア方法や美容医療による治療方法についてもまとめました。おでこから若々しさを取り戻したいという方はぜひ参考にしてみてくださいね。

1.顔が老けて見えるのは、おでこが凹んでるせいかも…?

出典:photoAC

「最近、顔が老けて見える気がする」「いつも疲れて見える」と感じたら、それは顔全体の立体感がなくなってきたサインかもしれません。顔全体のふっくら感、立体感は若々しく見える条件の1つ。ところが、年を重ねるとだんだんと顔の脂肪が少なくなり、立体感が失われ、のっぺりとした印象になるのです。
そこで注目したいのが、おでこの変化。顔の脂肪と聞くと頬や目元をイメージする方が多いかもしれませんが、おでこも実は重要なパーツです。年齢を重ねるとだんだんとおでこの丸みがなくなり、凹みやくぼみが目立つようになります。とくに、日本人はもともとおでこの丸みが少ない人が多いといわれており、加齢とともに凹凸のない印象になりやすいのだとか。一方、欧米人はふっくらと丸みのあるおでこになりやすい傾向にあり、若々しく華やかな顔立ちの方が多いといわれています。

2.おでこの凹みはどうして起こる?

おでこの凹みはなぜ起こるのか、原因をご紹介します。

■加齢によるもの

おでこが年々凹んできたという方は、加齢が原因である可能性が高いでしょう。誰もが年を重ねると、おでこの皮膚や筋肉がたるみ、皮下脂肪が少なくなってきます。例えば、こめかみにある「側頭筋」も加齢とともに衰えてくる筋肉の1つ。見つけられないときは、食べ物を咀嚼したときに動く筋肉を探してみてください。
おでこにたるみが出てくると無意識に支えようと眉毛が上がることが増えてきて、おでこに凹みができやすい状態に。おでこのシワも目立つようになり、ふっくらというよりは、ゴツゴツとした印象になってしまいます。

■生まれつきの骨格によるもの

おでこの凹みがある方の中には、生まれつきの骨格が影響している方もいます。例えば、先天性の眼瞼下垂症の方や一重まぶたの方、目が細い方は、おでこが凹みやすいため注意が必要です。ただし、骨格が影響しているといっても、まったく対処できないわけではありません。適切な方法でケアしたり治療したりすることである程度の効果を出すことができます。

■病気によるもの

稀に、ロンバーグ病(進行性顔面片側萎縮症、パリーロンバーグ病ともいう)という病気が関係していることもあります。ロンバーグ病とは、成長とともに頬やおでこの片側だけが痩せたり凹んだりしてしまう病気。原因不明で、根本的な治療法もまだ見つかっていません。
ただ、発症するのは12歳前後の思春期の頃で、進行するのも30歳前後までとなるケースがほとんど。もちろん進行度合いには個人差がありますが、40歳以降の老け顔の原因としては考えにくいでしょう。

3.おでこの凹みに効くセルフマッサージ・トレーニング

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おでこの凹みが気になるときは、まずは自分で簡単にできるセルフマッサージ、トレーニングを試してみましょう。今回はこめかみにある側頭筋のマッサージ、トレーニングを紹介します。

■側頭筋セルフマッサージ

セルフマッサージは以下の2ステップ。とても簡単なので、いつでもどこでも思いついたときにすぐにできます。

  1. 指を3~4本、こめかみの側頭筋に押し当てる
  2. そのままぐるぐると円を描くように動かす

側頭筋は、加齢によって衰えやすく、おでこやこめかみの凹みの原因となりやすい筋肉です。食事で食べ物をかむときに力を込める側頭筋は日常的に使われる筋肉のため、凝り固まっている方も多いかもしれません。おでこの凹みを悪化させないためにも、こまめにケアしていきましょう。

■側頭筋トレーニング

即効性はそれほどないものの、側頭筋のトレーニングもおでこの凹みをケアするのに効果的です。

  1. 奥歯をかみしめて、5秒キープ
  2. その後、ゆっくりと力を緩める

奥歯をかみしめると、おでこではなく顎に力が入ってしまいやすくなります。こめかみを触りながら、側頭筋が使えているかチェックしつつ、進めるようにしましょう。

4.おでこの凹みを改善できる美容医療3選

おでこの凹みは、次に挙げる美容医療でも治療することが可能です。それぞれの特徴や魅力について解説しましょう。

■脂肪注入

脂肪注入とは、自身の体から採取した脂肪をおでこの凹みやくぼみに注入する方法。加齢とともに減少した脂肪を補うことで、若い頃のようなふっくらとしたボリューム感を手に入れられます。
脂肪注入の魅力は、自身の脂肪を使うためアレルギー反応リスクが少なく、自然な仕上がりが期待できること。また、効果がかなり長続きするところもメリットの1つです。
施術後の副作用は、脂肪採取した部位と注入した部位の腫れや内出血など。採取した部位には1週間ほど筋肉痛のような反応がある場合もあります。
脂肪注入には種類がありますが、その中でもとくに脂肪の質が良く、安全性が高いとされているのが「コンデンスリッチファット(CRF)」。採取した脂肪から、注入後に定着を妨げる不純物や肥大化した老化細胞を破棄し、健全な脂肪と幹細胞の密度を高める手法です。

■ヒアルロン酸注入

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ヒアルロン酸をおでこの気になる部分に直接注入することで、ふっくらとした丸みを出す治療法です。メリットとしては短時間で施術が完了し、ダウンタイムがほとんどないこと。ヒアルロン酸はもともと体内にある物質のため、アレルギーも起こりにくいとされています。価格も他の治療に比べて比較的安価なため、試しやすい方法です。
ただし、効果は半年~1年ほどと短いため、効果を持続させたい場合には定期的にクリニックへ通うことになるでしょう。また、おでこには多くの血管や神経があるため、注入部位については専門医の判断を仰ぐ必要があります。

■プロテーゼ

おでこにシリコンプロテーゼを挿入し、丸みや高さを出して輪郭形成する方法です。一度挿入すれば長期的な効果が得られます。また、おでこの凹みがかなり深い方の場合には、脂肪注入やヒアルロン酸注入では出せないような高さを出すことも可能です。
ただし、髪の生え際を切開してシリコンプロテーゼを入れるという大規模な手術になるため、他の方法と比べると体への負担は大きいでしょう。傷痕を極力残したくないという方には別の方法を進められる場合もあります。
ちなみに、もともとの骨格にフィットするようにオーダーメイドでプロテーゼを作成することも可能。この方法であればずれにくく、自然な形態をキープしやすくなります。

■まとめ

おでこは顔の中でも広く、印象を決めやすいパーツです。そのため加齢によって凹んだり、くぼんだりすると、顔全体が一気に老け、疲れた印象になることも少なくありません。まずは気軽に実践できるセルフマッサージを普段の生活に取り入れてみるのも良いでしょう。より効果を実感したい方は、美容医療による改善方法も検討してみてください。

・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
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