いよいよ、夏本番。紫外線量もピークを迎える時期ですが、日焼け対策は万全でしょうか?最近では、韓国で話題の“貼る日焼け止め”が日本でもブームの兆し。「UVケアをもっと徹底したい!」という美容ファンから早速注目を集めています。とはいえ、「顔に貼るってどういうこと?」「目立つと恥ずかしい…」「効果はあるの?」と、まだ謎多きアイテムのよう。そこで、日々UVケアの重要さを提唱するNERO が“貼る日焼け止め”について解説!気になる特徴や使用感について詳しくお伝えします。
1.韓国で“塗る”以外の日焼け止めが話題!飲む・貼るという新常識
クリームやローションなど塗るタイプの日焼け止めに加えて、“飲む日焼け止め”が登場した頃は一躍話題になりました。今ではすっかり定着しつつあり、普段から愛用している方も多いのではないでしょうか。ただし、“飲む日焼け止め”は、塗るタイプのように紫外線をブロックするものというより、紫外線によるダメージを抗酸化作用や新陳代謝の促進作用によってケアし、肌の再生を促すもの。そのため、塗るタイプと併用する使い方が基本です。
飲む日焼け止めが流行った理由は、日焼け止めをしっかり塗っているのに日焼けしてしまう、シミができてしまうといった悩みを持つ方が多いからかもしれません。それもそのはず、塗る日焼け止めの効果が十分に発揮されるのは、肌が白くなるほどたっぷり塗った場合です。
※顔に塗るときの目安
顔に塗る量の目安としては、クリームタイプはパール粒2個分、液状タイプなら1円硬貨2個分。しかし実際には、この基準量よりもかなり少ない量しか塗れていない方、塗ったとしてもだんだん落ちてきて塗り直しもできていない方が多いのです。
そんななか、塗るタイプ、飲むタイプに次ぐ、新しい日焼け止めが韓国で話題になっていることはご存知でしょうか。その名も“貼る日焼け止め”。塗るタイプや飲むタイプにはないメリットを持つUVケアの新アイテムとして、日本でも注目されつつあります。
2.貼る日焼け止めって?効果はある?
“貼る日焼け止め”という名前には、衝撃を受けた方もいるのでは?早速、どんなアイテムなのか、詳しく見ていきましょう。
貼る日焼け止めとは
“貼る日焼け止め”とは、美容大国・韓国でブームとなり、日本でも人気の兆しを見せているUVケアアイテム。日焼けしやすい鼻や頬に貼って紫外線をガードするものが一般的で、ゴルフパッチやシミケアパッチとも呼ばれています。
<貼る日焼け止めのメリット>
- べたつき感や白浮きがない
- 塗りムラを気にする必要がない
- 何度もこまめに塗り直す必要がない
- 紫外線を防ぎながら肌のケアやクーリングも叶う
- 乾燥肌や敏感肌で日焼け止めが塗れない方でも使いやすい
顔に直接貼るとなると、違和感や圧迫感が心配な方も多いかもしれませんね。しかし、貼る日焼け止めの最大のメリットは、貼り心地の良さと高いUVケア効果を両立できるところ。日焼け止めを肌に塗ったときのべたつき感が苦手な方や、塗り直しが面倒な方にとっては嬉しいアイテムといえるでしょう。通気性にこだわって作られているものが多いので、圧迫感もそれほど気にならないかもしれません。
貼る日焼け止めを選ぶポイント
貼る日焼け止めには、さまざまな種類が登場しています。ブームのきっかけとなったのは韓国プロゴルファーのようですが、日本でも美容医療の現場で“貼る日焼け止め”に近い商品が使われているようです。試してみたい方は、ぜひ次のようなポイントで選んでみてください。
カラーで選ぶ
韓国プロゴルファーから広まった通称「ゴルフパッチ」は、ベージュカラーのものが一般的。見た目は湿布に近いという声もあります。最近では、より目立ちにくい透明フィルムタイプも登場しています。
形状で選ぶ
よく見られる形状は、頬全体を覆うシートタイプ、傷痕にスポットで使えるパッチタイプ、カットして貼るテープタイプの3つがあります。形状は用途によって使い分けるようになるでしょう。
効果で選ぶ
UVケアアイテムとして紫外線遮蔽効果はもちろん、保湿効果やクーリング効果など他の機能にもぜひ注目してみてください。塗るタイプの日焼け止めには紫外線遮蔽効果が高ければ高いほど肌への負担が大きくなるものもありますが、貼る日焼け止めのなかには通気性が抜群で、さらに美容成分配合によって“貼った方が肌ケアになる”アイテムも登場しています。
貼る日焼け止めの使い心地は?
貼る日焼け止めは長時間貼りっぱなしのため、気になるのはその貼り心地。貼ったときに目立ちそう…と気になる方も多いのではないでしょうか。
例として、「XNUDIE(エクスヌーディ) サンパッチクリア」(透明フィルムタイプ)という商品の装着後を見てみましょう。
いかがでしょうか?貼っていることが分からないくらい自然な見た目ですよね。もし気になる方は上からメイクでカバーすれば、ほぼ目立たないでしょう。
貼る日焼け止めのなかでも透明フィルムタイプは、薄くてしっかりと肌に密着するように作られているものがほとんど。「XNUDIE サンパッチクリア」も0.13mmと薄く、美容成分入りの粘着フィルム部分が肌にしっかりと密着する仕様です。
クーリング効果のあるタイプは、冷却ジェルのような使用感で心地良いという声も。そのため、疲れやすい目元のリフレッシュにもおすすめです。夏の暑い日には、このひんやり感が病みつきになりそうですね。
3.人気の貼る日焼け止めをチェック!
“貼る日焼け止め”には実際にどんなものがあるのか、おすすめの商品を紹介します。
XNUDIE(エクスヌーディ) サンパッチクリア
韓国の美容メーカーと、日本の医療機器EC企業「バイオメディカル社」が共同開発。紫外線99.9%カット、ナイアシンアミドやアデノシンなどの美容成分によって肌を保湿・ケアします。透明フィルムタイプで、上から重ねてメイクすることも可能です。
スターライトUVゴルフパッチ
韓国のプロゴルファー、イ・ボミ選手が監修したゴルフパッチ。紫外線遮蔽率は99%、保湿効果とクーリング効果もあり、長時間使用することで肌をしっかりと守ります。肌になじみやすいベージュカラーも特徴です。
skinix エアウォールUV
医療現場の声から生まれたテープタイプのUVケアアイテム。傷痕に紫外線が当たると色素沈着になりやすいため、患部を保護するために貼るテープです。上からメイク可能で、防水性も高い優れもの。透明の極薄フィルムのため、貼っていても目立ちにくい仕様です。
filmor UVブロックフィルム パッチタイプ
ニキビ痕や美容医療の傷痕の保護に便利なパッチタイプ。やわらかくて軽い貼り心地なので、使用中の違和感も少ないでしょう。透明でテカリの少ないフィルムは貼っていても目立ちません。上からのメイクも可能のため、施術後のダウンタイムにも嬉しいアイテムです。
4.どんな時におすすめ?
“貼る日焼け止め”は次のようなシーンにおすすめ。塗るタイプと併用すると、より徹底したUVケアが可能になるでしょう。
ゴルフやプールなどの屋外レジャーに
汗や水によって落ちることもなく、高いUVカット効果を発揮するシートタイプの“貼る日焼け止め”は屋外レジャーの強い味方。韓国でプロゴルファーから人気が広まったのも、ゴルフが強い紫外線を浴びることになるスポーツだからでしょう。激しい動きをしてもはがれにくいため、アクティブなスポーツ、イベントの際にもぜひ試してみてください。
シミ取り後やほくろ除去のレーザー照射後に
美容医療の現場から生まれたのが、パッチタイプやテープタイプの“貼る日焼け止め”。これは、通常の日焼け止めの用途というよりも、シミ取り後やレーザー照射後のダメージを受けた患部を一時的に保護することが目的です。ニキビ痕や傷痕は紫外線によるダメージを強く受けやすい状態。外出するときは患部に日焼け止めパッチを貼っておくと安心です。
まとめ
今、話題の“貼る日焼け止め”は、従来の塗るタイプ、飲むタイプにつきものだった悩みを解消してくれるアイテム。とくに紫外線の強い時期は、イベントの際などの特別ケアとして使うのも良さそうです。ケアが不十分だと後々シミやたるみなどのエイジングサインとして現れてくるのが紫外線の怖さ。もっとUVケアを徹底したい、新しいアイテムを試したいという方は、“貼る日焼け止め”を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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