ニキビの種類を解説!繰り返す原因と美容医療での対処法をチェック

ニキビの種類を解説!繰り返す原因と美容医療での対処法をチェック

何度も繰り返すニキビをどうにかしたいと考えている方へ。この記事ではニキビの種類とそれぞれの原因、日常でできる対策方法とともに美容医療による対処法をご紹介します。自宅でのスキンケアではなかなか改善できない、何度も繰り返すニキビに悩む方は、美容医療を検討してみるのが得策かも。ぜひ参考にしてみてください。

1.あなたのニキビの種類はどれ?

まずはニキビの種類について知っておきましょう。主にフェイスラインにできやすい大人ニキビは、種類ごとに進行度合いが異なるので、対処法も変わってきます。それぞれのニキビの種類ごとに見分け方も紹介していくのでチェックしてみてください。

■白ニキビ

ニキビの初期段階である白ニキビ。見た目は白(乳白色)で小さく、表面が薄い皮膜で覆われているためまだ目立ちにくい状態です。おでこや頬、顎まわりなどに少しザラつきを感じるというときには、この白ニキビという種類のニキビが発生し始めているかもしれません。

■黒ニキビ

白ニキビが進行すると、黒ニキビへと変化します。薄い皮膜で覆われた白ニキビの毛穴が開き、目立ち始めるでしょう。見た目は空気に触れることで皮脂などが酸化し、黒っぽく見えるのが特徴です。

■赤ニキビ

黒ニキビがさらに進行すると炎症を起こし赤ニキビができます。表面に赤みが見え、腫れも生じるため目立ちやすいのが特徴です。赤ニキビになると痛い場合もあるので、できる限り進行する前に食い止めたいもの。赤ニキビに発展してしまった場合は、いつものスキンケアでは対処できないケースがあるので注意が必要です。

■黄ニキビ

炎症がさらに進行すると、黄色い膿が溜まった黄ニキビに発展してしまうかもしれません。黄ニキビが悪化すると、ニキビ痕が残ってしまうケースも想定されます。黄ニキビまで発展した場合は、美容皮膚科を受診し、外用薬を塗布したり飲み薬を服用したりして早めの対処を心がけてください。

2.ニキビができる原因は?

出典:photoAC

 

白ニキビから発展して赤ニキビ、黄ニキビになるとなかなか治らないため、原因を知っておくと予防しやすいでしょう。

■皮脂の過剰分泌と毛穴詰まり

ニキビができる原因の1つに、皮脂の過剰分泌があります。通常、皮脂は汗とともに毛穴から排出されますが、毛穴の角質が厚くなっていると詰まりやすい傾向に。よって過剰に分泌された皮脂が毛穴の中に留まってしまい、ニキビへと発展してしまうケースがあるのです。
また、ホルモンバランスや肌のターンオーバーが乱れている場合も皮脂の排出を困難にさせるため、ニキビができやすい状態になる可能性があります。

■アクネ菌の増殖

「アクネ菌」は、ニキビのもとです。白ニキビの治し方が分からずに放置しておくと、そのまま毛穴に詰まった皮脂を栄養分にしたアクネ菌が増殖して炎症を起こしてしまい、黒ニキビや赤ニキビへと発展します。

3.ニキビのできやすさは肌診断機で分かる

ニキビの種類が分かったところで、そもそも自分はニキビができやすいのかどうか知りたいと思いませんか?ではニキビのできやすさを測るにはどうすればいいのでしょうか。

■ニキビがどれくらいできやすいのかを知りたいときは肌診断を試そう

自分の肌のニキビのできやすさが分かっていると、スキンケアアイテムの選び方やアプローチ方法を肌質に合わせやすくなるでしょう。自分の肌質を理解するために、肌診断を受けてみるのも1つの手です。ニキビのできやすさのみならず、自分の肌の状態を細かく知ることができます。

■肌診断機「VISIA」で分かること

肌診断を試すなら「VISIA(ビジア)」の使用を検討してみてください。VISIAとは、カラー写真とUV写真を撮影して、シワ・シミ・キメ・毛穴・ポルフィリン・肌年齢などを診断する機器です。肌の状態を細かく分析できるので、起こりやすい肌トラブルや有効な対策を知ることができます。

■自分の肌のニキビのできやすさをチェックするには?

VISIAによってニキビのできやすさを測るには、ポルフィリンの量をチェックします。ポルフィリンとは、アクネ菌の代謝物質のことで、UV画像から診断が可能です。

4.ニキビの対策方法は?

出典:photoAC

ニキビができやすい肌質の方、繰り返しニキビができることに悩んでいる方のために、日頃から気を付けるべきことを3つお伝えします。ニキビ対策・予防としてはもちろん、肌の健康を保つために大切なことなので、しっかりチェックしましょう。

■正しい洗顔

まず肌を常に清潔に保つために、正しい洗顔方法を徹底することが大切です。洗顔料は自分の肌質に合った成分が含まれるものをチョイスしましょう。しっかり泡立てた濃密な泡で肌に摩擦を起こさないよう丁寧に洗い流します。

■しっかり保湿

洗顔のあとはしっかりと保湿をします。化粧水・乳液・クリームを使って正しくスキンケアを行ってください。ニキビがある方は抗菌効果のある成分、ニキビができやすい方はビタミンC配合のアイテムの使用などを検討しましょう。ニキビができやすい箇所には、油分の多い乳液やクリームをつけ過ぎないようにすることも大切です。

■食生活と生活習慣の見直し

脂が多い食べ物やアルコール、喫煙、さらには睡眠不足やストレスなどもニキビの誘発原因になるので、見直しをする必要があります。なかなかニキビが治らない、すぐにニキビができてしまうという方は、自分の食生活と生活習慣も見直してみてください。

5.進行したニキビやニキビ痕は美容医療の検討も

出典:photoAC

ニキビが進行してしまった方は、そのまま放置したり無理に自分で対処したりしようとせずに、美容皮膚科に相談してみましょう。美容医療による治療や服薬で、ニキビ痕を残さずにキレイな肌に戻れる可能性が高いので、ぜひ検討してみてください。

■ピーリング

毛穴の詰まりを改善することができるピーリングなら、ニキビの原因となる根本部分へのアプローチが可能です。白ニキビから予防することができるので、黒ニキビなどの種を作らずニキビ知らずの肌になれるでしょう。ピーリングとともに、レーザーやフォトフェイシャル、サプリメントの服用などを行うことで、より健康的な肌を目指すことも可能です。ダウンタイムは皮むけが気になるという方は、どんなピーリング剤を使っているのかをクリニックのホームページで確認したり、医師に相談したりしてから治療を受けるといいでしょう。

■ハイドラフェイシャル

ハイドラフェイシャルは水流の力で毛穴の奥から肌表面の汚れまでを洗浄する美肌治療です。洗浄するだけではなく、しっかりとうるおいを補給する効果もあるので、余計なものは洗い流しつつ肌をみずみずしい状態に保つことができます。ハイドラフェイシャルなら皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まりが原因のニキビを、できにくくする効果が期待できるでしょう。

■ダーマペン

ダーマペンとは、超極細の針を使って肌の表面に小さな穴を作り、自然治癒力を働かせることで肌悩みの改善を手助けする治療です。同時に有効成分も導入するため、美肌効果も期待できます。ニキビに深く関係する毛穴の開きやたるみにも効果があるので、ニキビができにくい肌質へと導いてくれるでしょう。また、できてしまったニキビ痕を目立ちにくくする効果も期待できます。

■内服薬や外用薬

炎症を起こしているニキビには、内服薬や外用薬による治療も有効です。白ニキビや赤ニキビなど、種類によってアプローチは異なるため、まずは医療機関を受診する必要があります。白ニキビの治療には毛穴の詰まりに効果的な塗り薬が有効で、赤ニキビの治療にはアクネ菌を殺菌するための塗り薬や抗菌薬の内服が有効。ニキビへのアプローチには漢方薬を用いる場合もあります。どの内服薬、外用薬が自分に合っているか知りたい方は、医師と相談してみるといいでしょう。

■まとめ

ニキビには種類があり、それぞれ発生のメカニズムが異なります。そのため進行度合いによってアプローチ方法も変わってきますが、根本からニキビができにくい肌を目指すには美容医療を検討するのがいいでしょう。まずは肌診断を受けて自分の肌について理解するのが得策。なお、ニキビ痕やクレーターにつながる可能性があるため白ニキビから赤ニキビ、黄ニキビに発展したとき、「潰す」のだけは絶対にやめましょう。自分に合ったニキビ治療を見つけて、ニキビ知らずの肌を目指してみてください。

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