【目尻・目の周り】色素沈着は薄くなる?できてしまう原因と改善方法とは

【目尻・目の周り】色素沈着は薄くなる?できてしまう原因と改善方法とは

目尻や目の周りが茶色っぽくなるのは、何らかの原因で色素沈着が起こったと考えられます。目の周辺は印象に残りやすいため、色素沈着が悪化すると顔の印象が暗く見えてしまうことも。本記事では、目尻や目の周りに色素沈着が起こる原因やセルフケア方法、美容皮膚科で提供する治療について解説します。目の周りを明るくして顔の印象アップを図りたい方、色素沈着をこれ以上悪化させたくないとお考えの方はお役立てください。

1.目尻や目の周りに色素沈着が起こる原因は?

出典:photoAC

ご自身の目の周りや目尻の色素沈着がなぜ起きたのか、まずは原因を理解しましょう。

■こすりすぎによる摩擦

目の周りに茶色い色素が現れる茶くまの多くは、こすりすぎが原因だといわれています。
花粉症やアレルギー症状によるかゆみで目の周りをよくこすったり、洗顔やクレンジングの際にゴシゴシと強くすったりすることが習慣になると、色素沈着が起こりやすくなるでしょう。

■乾燥

寒さや花粉などの刺激によって肌が乾燥すると、血行が悪くなり色素沈着が起きやすくなります。また、乾燥により透明感が低下することで、くすんだ印象になることも。顔の中でも、とくに目の周りは皮脂の量が少ないため、乾燥には注意が必要です。さらに紫外線による刺激が加わると、皮膚を守るためにメラニン色素の分泌が増え、ターンオーバーの乱れによってメラニン色素がうまく排出されずに、色素沈着が悪化するケースもあります。

■アイメイクの洗い残し・メイクかぶれ

目元はファンデーションの上から、アイシャドウやマスカラなどのアイメイクを施す部位です。メイクを落とさず寝てしまったり、メイクをしっかり落としきっていなかったりすると色素沈着が起きやすくなってしまいます。また、化粧品が肌に合っていないと目の周りへの刺激となって、かぶれやくすみ、茶くまにつながるケースもあります。

2.目尻や目の周りの色素沈着は美容クリニックで治療できる?

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目尻や目の周りの色素沈着が濃くなると、老けた印象になってしまうことも。美容クリニックでは、目の周りの色素沈着にアプローチできる治療が用意されています。明るく若々しい印象を目指せる施術の詳しい内容をご紹介しましょう。

■色素沈着へ働きかけるピコレーザー

色素沈着に働きかける方法として、ピコレーザーを用いた治療があります。ピコレーザーとは、1秒の1兆分の1であるピコ秒単位で照射を行うレーザー。非常に短い照射時間で、衝撃波による色素の破壊ができるため、皮膚への負担を抑えながら施術することが可能です。

■目の周りに使用するピコレーザーは?

ピコレーザーには、ピコトーニング・ピコフラクショナル・ピコスポットという3種類の照射モードがあり、それぞれを使い分けることによって幅広い肌悩みに対応できます。目の周りの薄い皮膚に用いられるのは、ピコトーニングという最も照射出力が弱いレーザーです。ピコトーニングは、色素沈着の原因となるメラニン色素に反応しやすく、色素のある部分に集中的に働きかけることが可能。低出力のレーザーを気になる部分に照射し、少しずつメラニン色素を破壊することで、茶くまの改善が期待できます。

■ピコトーニングのダウンタイムはどのくらい?

美容クリニックの治療は、ダウンタイム中の痛みや見た目、仕事や学校への影響が気になる方もいるでしょう。前述のとおり、ピコトーニングは低出力でレーザーを当て、熱を使わず衝撃波によってメラニン色素を除去する治療です。肌へのダメージを抑えられた治療であるため、ダウンタイムがほとんどみられず、施術当日からメイクや入浴を可能とするクリニックが多くあります。施術直後は、赤みやヒリヒリ感が生じる可能性があるものの、数時間から数日程度で落ち着くケースがほとんどです。仕事などで休みが取れない方も受けやすい施術といえるでしょう。

■ピコレーザーのダウンタイム中に気をつけることは?

ピコレーザーは肌のダメージに配慮された治療ではあるものの、照射した部位をきれいに回復させるためには、皮膚を刺激から守るケアが必要です。治療後の注意点をチェックしましょう。

治療箇所への摩擦に気をつける

ピコレーザーの施術後は、皮膚がいつも以上に敏感になっています。メイクやスキンケアの際は、患部に摩擦を起こさないよう注意してください。洗顔料はスクラブ入りのものや洗浄力が強いものを避け、やさしく洗い上げられる低刺激のものを選ぶことも大切です。また、患部は乾燥しやすくなる傾向があるため、こまめに保湿ケアを行うと良いでしょう。
レーザーを照射した部位にかさぶたができた場合、無理にはがすと刺激につながり、傷痕が残ったり、さらに色素沈着を起こしたりする恐れがあります。かさぶたは自然にはがれるまで触らないようにしてください。

紫外線対策を行う

ピコレーザーの施術後は、紫外線に気をつけることも重要です。紫外線対策をしなかった場合、メラノサイトが刺激されてメラニンの分泌が増え、新たな色素沈着やシミの発生につながってしまいます。天候に関わらず日焼け止めを塗り、日傘や帽子を使って紫外線をなるべく避けるようにしましょう。

3.目尻や目の周りの色素沈着を予防・セルフケアする方法は?

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普段の何気ない行動が、目尻や目の周りの色素沈着につながることがあります。ここでは、日常生活でできる色素沈着の予防とセルフケアについてご紹介します。

■目の周りをこすらない

疲れ目などで目の周りをマッサージする方もいるでしょう。肌を強くマッサージしたり、洗顔やメイク時にこすったりすることで、メラニン色素の生成が促され色素沈着につながる可能性があります。目元の皮膚は薄いため、優しく触れることを意識しましょう。

■保湿ケアをしっかり行う

目元の乾燥は色素沈着の原因の一つ。日頃から保湿成分が多く含まれたクリームや美容液を取り入れるほか、室内が乾燥している場合は加湿器を使うこともおすすめです。保湿ケアとして、低刺激の化粧水をたっぷり含ませたコットンを目元に貼るという方法もあります。5分ほどを目安に行うと良いでしょう。

■紫外線対策を徹底する

1年を通して紫外線対策を行うことも、色素沈着予防につながります。目の周りの場合、日焼け止めの塗布とともに、UVカット機能つきのサングラスや眼鏡を使うと紫外線による刺激をより軽減できるでしょう。メラニンを過剰に作らせないことを意識して、UVケアを徹底してください。

■生活習慣を見直してターンオーバーを正常化

UVケアによってメラニンの分泌を抑えても、肌に滞っているメラニンをスムーズに排出できなければ、色素沈着が悪化してしまいます。色素沈着の予防には、加齢や生活習慣によって乱れた肌のターンオーバーを促すことも有効です。肌のターンオーバーは、とくに睡眠の質や長さに影響を受けやすいといわれています。忙しくてもできるだけ睡眠時間を確保し、深い眠りにつけるように就寝前にはリラックスすることを意識してみてください。

■ビタミンCの摂取

体の内外から色素沈着の予防対策を行いたい方は、ビタミンC配合の基礎化粧品を使ったり、ビタミンCを多く含む食材を積極的に摂取したりすることも一つの方法です。食事面では、ビタミンCが豊富なキウイやイチゴ、ピーマンやブロッコリーといった野菜や果物、ビタミンC配合のサプリ・ドリンクを取り入れてみると良いでしょう。

■まとめ

目尻や目の周りに色素沈着が起こる原因は、日常生活での摩擦や乾燥などさまざまです。目の周辺の皮膚はデリケートなため、知らず知らずのうちにダメージが蓄積していくことも。色素沈着を今以上に濃くしないために、メイクや洗顔時に目の周りを強くこすらないことや紫外線対策など、できることから意識してみてください。セルフケアでは改善が難しいと感じる場合は、美容皮膚科の受診も選択肢に加えてみると良いでしょう。

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