ボトックスで二重幅が狭くなる?いつまで影響が続くのか知りたい!

ボトックスで二重幅が狭くなる?いつまで影響が続くのか知りたい!

今回はボトックス注射をした際、なぜ二重幅が狭くなるケースがあるのかを解説します。また、ボトックスによって二重幅が変化しないようにする工夫やポイント、万が一狭くなった場合にはいつまで症状が続くのかなど、気になる情報もまとめました。エラ張りや表情ジワといったさまざまな悩みにアプローチできるボトックス。興味はあるけれど、不安があってなかなかトライできずにいる方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

1.そもそもボトックス注射ってどんな施術?

まずは、ボトックス注射とはどのような施術なのかを解説します。自身にマッチした治療法であるかどうか判断する際の参考にしてみてください。

■ボトックス注射とは?治療概要を解説

ボトックスに含まれるA型ボツリヌス毒素とは、神経と筋肉の結合部分に作用して、動きを局所的にリラックスさせることができる成分です。ボトックス製剤を注射器によって患部に注入すると筋肉の収縮が弱まり、額や眉間などにできた表情ジワやエラ張りを目立ちにくくします。ほかにも、ふくらはぎを細くして美脚効果を得たい場合や脇汗の抑制といった、幅広い治療に用いられる施術です。

部位や範囲によって異なりますが、ボトックス注射の施術時間はおよそ10分程度と短時間である点が魅力の1つ。また、メスを使用せず注射器によってアプローチを行うことから、ほぼダウンタイムはありません。ただし、場合によっては内出血や赤み、腫れといった症状が表れる症例もありますが、少しずつ落ち着いていくことがほとんどです。

■ボトックス注射に期待できる効果

ボトックス注射は、主に表情ジワやエラ張り、口角やフェイスラインのリフトアップ、人中の短縮といった悩みにアプローチできる治療法です。また、わきがや多汗症、肩こりの治療にも用いられることがあります。

個々によって違いはありますが、ボトックスは注射してからおよそ2~3日経過後に徐々に変化が表れる治療法です。その後、1~2週間程度で効果が安定してその状態を3~4ヶ月ほどキープ。数週間かけて次第に効果が薄れていくのが一般的です。そのため、治療後の理想的な状態を維持したい場合は、定期的な治療が不可欠。また、大切な予定やイベントがある方は、逆算してスケジュールを組むようにしてみてください。

2.ボトックス注射をしたら二重幅が狭くなる? 原因をチェック

出典:photoAC

ボトックス注射をした後、まれに二重幅が狭くなったと感じる場合があります。ここでは、なぜこのような状況が発生するのかを解説しましょう。

■注入量が多すぎる

眉間や額といった箇所に注入するボトックスの量が多すぎると、必要以上に筋肉の動きを緩めてしまいます。すると、まぶたを持ち上げる力が弱まり、二重幅が狭くなることがあるのです。中でも、普段から額の筋肉を使って目を開けるクセがある方は、ボトックス注射によって目が重いと感じやすい傾向があります。

反対に、ボトックスの量が少なすぎると、効果が感じられにくいことも。また、注入する場所が適切でない場合も要注意です。間違った部位にボトックスが注ぎ込まれることによって目の開閉に必要な筋肉の力が弱まり、二重幅が狭くなるケースがあります。

■眉毛やまぶたがたるんでいる

もともと眉毛やまぶたがたるんでいる場合にボトックス注射を打つと、筋肉の動きが抑制され、まぶたが目に覆いかぶさってしまいます。すると、たるみの影響で二重幅が狭く見えることがあるのです。目にまぶたが垂れてしまった場合、二重幅が狭くなるだけでなく、視界も悪くなりやすいため要注意。

眉毛やまぶたのたるみは、個人差がありますが40代頃から進行すると考えられています。そのため、ボトックス注射を施していなくても、加齢によって二重幅が狭くなったと感じることも。また、もともとまぶたが下がっていることで目があまり開かない状態である眼瞼下垂(がんけんかすい)の方や、眉毛が下がった状態である眉毛下垂(びもうかすい)の方も、ボトックス注射を受けることで、症状が悪化し二重幅が短くなるとされています。

まぶたやその周辺のたるみが気になる場合は、カウンセリングなどを活用してボトックスが自身にマッチした施術であるかどうか医師の判断を仰ぎましょう。

3.ボトックス注射で二重幅が狭くなった場合、症状はいつまで続く?

出典:photoAC

ボトックス注射による変化は、永久的ではありません。そのため、ボトックスの効果がピークを越えると、狭くなった二重幅も元の状態に近づき、時間の経過とともに気にならなくなることがほとんどです。では、ボトックスによって二重幅が狭くなると、いつまでその状態が続くのか、知りたい方も多いでしょう。個人差はありますが、製剤が安定するまでの施術後1~2週間程度が一般的。長引いた場合でもボトックスの効果持続期間の目安である3~6ヶ月をすぎる頃には落ち着くはずです。ただし、ボトックス注射をしてから1ヶ月以上、二重幅が狭いままでなかなか症状が改善されないケースは少ないので、心配な場合は早めに医師に相談しましょう。

ボトックス注射によって二重幅が狭くなる、まぶたが下がるといった症状がある際に、何らかの対処法を取り入れたいときには、クリニックに相談するのがベター。アフターケアや保証が充実している場合、何らかの処置を施してもらえることもあります。ときには、ボトックスの効果を緩和させるアセチルコリン塩化物注射を取り扱っている医療機関も存在するため、必要に応じて治療を受けるのも1つの手段です。

4.ボトックス注射で二重幅が狭くなってしまわないようにするには?

出典:photoAC

ボトックス注射によって二重幅が狭くなることを防ぐため、事前にできる対策をご紹介しましょう。少しでも不安を軽減して治療できるよう参考にしてみてください。

■クリニックを慎重に選ぶ

ボトックス注射によって二重幅が狭くなるというトラブルを防ぐには、実績があるなど信頼できるクリニックを選ぶと良いでしょう。公式サイトやSNSをチェックして過去の症例や口コミといった情報を参考にしてみてください。中には、少量から試して、徐々にボトックスの注入量を調整する方法を取り入れているクリニッもあります。できるだけ自分にとって不安を感じない受診先を選ぶことが大切です。

■カウンセリングは入念に

カウンセリング時にしっかり医師と話すことも覚えておきたいポイントです。自身にマッチするデザインや注入量、注入位置についてしっかり相談しましょう。眉毛に近い場所にボトックス注射を打つと二重幅が狭くなりやすいため、配慮してくれるかどうかもカウンセリング時にチェックしておきたい項目の1つです。反対に、ボトックスを注入する位置を眉毛から離しすぎると、効果を感じにくい場合もあるため、入念な話し合いがカギを握っています。少しでも不安が軽減できるよう、カウンセリング時には些細な不安や疑問は我慢せずにきっちり聞くようにしましょう。

■眼瞼下垂などを治療してからボトックス注射を受ける

ボトックス注射によって二重幅が狭くなる原因の1つに眼瞼下垂や眉毛下垂があります。そのため、まずはこういった眉毛やまぶた周辺のたるみを治療してから、ボトックス注射の施術を行うのも二重幅が狭くなるリスクを軽減する手段。中でも眼瞼下垂と診断された方が先にたるみ治療を行うことで、額の筋肉を使ってまぶたを動かす回数が減り、額のシワが目立ちにくくなるメリットもあります。

まとめ

ボトックスによって二重幅が狭くなるリスクはゼロではありません。しかし、ボトックスの量や注入位置、眼瞼下垂や眉毛下垂の治療後に施術を行うといった方法で、そのリスクを軽減することが可能です。また、信頼できるクリニック選びやカウンセリングの丁寧さなども大切なポイント。自身の目元にマッチしたボトックス注射を施し、満足のいく結果を目指しましょう。

※ボトックスは米アラガン社の商標ですが、本記事内では読者の皆さまに分かりやすく伝わるよう、A型ボツリヌス毒素製剤の総称として使用しております。

この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事

・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。

RECOMMEND おすすめの記事

CATEGORY カテゴリーから探す

特集記事 美容皮膚科 美容婦人科 美容内科 美容外科 再生医療 男性美容 アートメイク インタビュー クリニック ドクターズコスメ

KEYWORD キーワード

# ヒアル # PR # 鼻 # 形成外科 # 審美歯科 # 再生医療 # 美容外科 # 美容内科 # 美容婦人科 # 美容皮膚科 # 学会関連 # 美肌・美白

VIEW ALL