眉を染めるとどんな効果が得られるのでしょうか。「見た目の印象を手軽に変えたい」「毎朝の眉メイクに時間がかかって大変」そんな方におすすめなのが、眉を染める方法。コスメや市販品を使う、専門店で染めるなど方法はいくつかあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。今回は眉を染めることを検討中の方に向けた情報をご紹介。きれいな眉をキープできる“眉毛のアートメイク”も解説していきます。
1.眉を染めると得られる効果は?
まずは眉を染めることで得られる効果をチェックしていきましょう。
■印象を変えられる
眉を染めると顔の印象が変わります。カラーによって違いはありますが、優し気な印象やクールな印象を演出できるでしょう。とくに、眉1本1本が太い方は染めることで顔の印象がやわらかくなります。眉は髪の毛よりも面積が狭いパーツ。「ちょっとした印象の変化を楽しみたい」「手軽に印象を変えたい」というときにぴったりです。
■髪色との統一感が出せる
髪色との統一感が出せることも、眉を染める効果の1つ。暗めの髪色の方は眉との差が少なく気になりにくいですが、明るめの髪色の方は「眉だけが黒く浮いて見える」というケースもあるでしょう。眉を染めることで髪色との差を少なくすることが、統一感出すコツです。
■メイクの時短になる
毎日の眉メイクには時間と手間がかかるもの。眉を染めてベースを整えておけば、メイクの時短になるでしょう。「眉メイクが苦手でいつも時間がかかる」「もとの眉がまばらで左右をそろえるのが難しい」そんなお悩み解消のサポートにもなります。
■アイメイクが映える
黒い・濃い眉は存在感が強く、視線が集まるもの。眉を染めて適度にトーンアップすれば、眉の存在感が和らいで目元に視線が集まりやすくなります。「せっかくアイメイクしてもいまいち目元が映えないような気がする」そんなときは“眉”の状態に注目してみましょう。
2.眉毛を染める方法をチェック!
続いて、眉を染める方法を解説していきます。
■眉を染める方法その1│眉マスカラや眉ティントを使う
眉マスカラは、眉の色味を変えるために使う専用マスカラのこと。使い方のコツは、眉尻から毛流れに逆らうように塗ってから、眉頭から毛流れに沿って整えるように塗ること。眉にまんべんなく色がつき、発色がより高まるでしょう。手軽に眉の色を変えられること、整えた毛流れをキープできることが眉マスカラのメリットです。
眉ティントは、肌の角質層に色素を定着させて色をつけるアイテム。汗や水に強く、洗顔しても消えにくいのが特徴です。「すっぴんの印象がぼやける」「汗をかくことが多くメイク直しの手間を省きたい」そんな方にメリットのある方法です。
どちらにも共通するデメリットは、時間が経てば色が落ちてしまうこと。眉マスカラは1日、眉ティントは種類によって差はあるものの1日~数日間の持続期間です。
■眉を染める方法その2│セルフで眉毛脱色する
眉を脱色してから色をつけると、もとの眉にメイクしたときと違った印象に仕上がります。アイブロウや眉マスカラの色味の再現度を高めたい方におすすめです。
<セルフで眉毛をブリーチする方法>
- 市販の脱色剤を用意する
- 洗顔後、眉毛の周りとまぶたに保護クリームを塗る
- 眉に脱色剤を塗る
- 指定時間通りに放置したら脱色剤を拭き取る
脱色剤や拭き取りの刺激で肌が敏感になるので、保湿をしっかり行いましょう。
■眉を染める方法その3│専門店やサロンへ行く
眉毛を染めるときに市販のヘアカラー剤を使うのはNG。ドラッグストアで簡単に手に入る点はメリットですが、顔の皮膚には刺激が強すぎて赤みやかぶれの原因になりかねません。
眉毛をカラー剤で染めたいときにおすすめなのは、眉カラー専門店や眉毛カラーを扱うサロンへ行く方法です。眉毛専用のカラーリング剤を使うこと、プロが施術を行うことから、赤みやかぶれなどのリスクを抑えられるでしょう。ただし、他の方法と比べて費用が高いのはデメリットと言えます。
3.眉毛カラーで失敗しないために│色選びのポイント
眉毛を染めるときは色選びにこだわることが大切。自分に似合う自然な仕上がりを目指すためのポイントをご紹介します。
■髪色を意識する
眉毛カラーの色選びでまず注目したいのが、髪色を意識すること。“髪色と同系色でワントーン明るめの色味”がおすすめです。例えば、黄みがかったブラウンの髪色に赤みのあるブラウンの眉毛カラーを選ぶと、色の系統がばらばらで統一感を出せません。また、髪色と眉毛カラーのトーンを比べたとき、眉毛が暗いと強調されすぎる、明るすぎると顔の印象がぼやける、などが考えられます。より自然に仕上げるために、自分に合う色の系統とトーンを考えてみましょう。
■パーソナルカラーを取り入れる
髪色以外では、パーソナルカラーも注目ポイントのひとつ。目や肌との調和が取れ、魅力をしっかり引き出せるでしょう。眉を染めるときだけでなく、髪もパーソナルカラーをもとに色選びをするのがおすすめ。肌がよりきれいに見えたり、目鼻立ちが際立ったりする効果が期待できます。
4.眉を染めるならアートメイクがおすすめ!
眉を染める方法はいくつかありますが、中でもおすすめなのが“眉毛のアートメイク”です。
アートメイクとは、医療用の針を使って表皮に色素を入れる施術のこと。眉やリップ、アイラインなどの種類があり、真皮に色素を入れるタトゥーとは異なります。アートメイクの持続期間は、一般的に2~3年程度が目安です。眉毛のアートメイクも持続期間に個人差がありますが、薄くなってきたらリタッチ施術も可能。施術は2回受けるのが基本で、費用相場は約8~15万円と選ぶデザインによって変わります。
<眉毛のアートメイクのデザイン例>
パウダー眉 | 点を重ねるデザイン。アイブロウパウダーで描いたような、ふんわりと自然な仕上がりが特徴。 |
3D眉 | 手彫りで眉の毛並みを表現するデザイン。もとの眉になじむような毛流れを作るので、すっぴんでも不自然になりにくいのが特徴。 |
4D眉 | パウダー眉と3Dを組み合わせたデザイン。パウダーと手彫りの技法により、立体感と自然な仕上がりを実現しやすいところが特徴。 |
費用相場は、パウダー眉、3D眉、4D眉の順に高くなります。仕上がりの好みもありますが、肌質によっては色が定着しない場合もあるのでクリニックで相談してみましょう。
■眉毛のアートメイク│メリット
- すっぴんでも眉が整う
- 眉メイクが落ちる心配がない
- メイクの時短になる
- 自分に似合うデザインをプロに相談できる
持続期間が長く、きれいな眉をキープできるのはアートメイクならでは。また、クリニックで施術を受けるので「どんな眉が似合うか?」とプロに相談できることもメリットです。デザイン選びでは、好みだけでなく顔立ちも意識し、プロのアドバイスを参考にしながらしっかりシミュレーションすると良いでしょう。
■眉毛のアートメイク│デメリット
- 一度施術を受けると簡単には消せない
- 複数回施術を受ける必要がある
- 術後にダウンタイムがある
眉毛のアートメイクは一度施術を受けると簡単には消せないので、デザインをじっくり選びましょう。複数回施術を受ける手間と費用の負担もデメリット。1回では色が定着しにくく、2回以上の施術が必要になります。術後に考えられるダウンタイム症状は、腫れや痛み、かさぶたなど。数日~1週間程度で落ち着くケースがほとんどです。
■眉毛のアートメイクはクリニック選びが大切
眉毛のアートメイクの施術を考えるなら、クリニック選びに慎重になる必要があります。仕上がりには担当医師の技術力が関わってくるので、クリニックとしての実績や経験はもちろん、眉毛のアートメイクを得意とする医師や看護師が施術していることも確認しておきましょう。「仕上がりがイメージと異なる」という展開を避けるには、カウンセリングでイメージのすり合わせを行うことも大切です。言葉で伝えるのが難しい場合は、症例写真を参考にしながら希望を伝えると良いでしょう。
まとめ
眉を染める方法は、眉マスカラや眉ティントを使う、脱色剤を使う、専門店へ行くなど。これらは手軽な方法ではありますが、眉の色をより長持ちさせたい方、自然に見せたい方には眉毛のアートメイクがおすすめです。デザインの選択肢も、ふんわり仕上げや毛並みを表現したものなどさまざま。クリニックで自分に似合うデザインを相談して決めれば、満足度の高い理想の眉に近づけるでしょう。
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