グルタチオン点滴って何?注目度アップが予想される美容成分を徹底解説

グルタチオン点滴って何?注目度アップが予想される美容成分を徹底解説

グルタチオン点滴は、強力な抗酸化作用や複数の美容効果を持つグルタチオンを体内に取り入れる施術のこと。肌のくすみやシミにお悩みの方、色白になりたい方などから注目を集めています。成分そのものへの関心の高まりは、グルタチオンを含む化粧品の多さからも伺えます。市販の美容液やフェイスマスク、ファンデーションなど、グルタチオンを配合した化粧品の種類はさまざま。今回はそんな注目度アップが予想されるグルタチオンを取り入れる方法、“グルタチオン点滴”について解説します。

1.グルタチオンとは?期待できる効果をチェック

出典:photoAC

肝臓などで作られる抗酸化物質のグルタチオンは、3つのアミノ酸から成る化合物のこと。生命維持に欠かせない成分のため、体内のほとんどの細胞に存在しています。グルタチオンに期待できる効果は、体をさびつきから守る強力な抗酸化作用がメイン。その他、美容効果や免疫力の安定化などさまざまな効果が期待できる成分です。

<グルタチオンに期待できる効果>

  • 抗酸化作用
  • 美容効果(美白・美肌)
  • 肝機能の向上
  • 免疫力の安定化
  • パーキンソン病の症状改善
  • 疲労回復
  • 癌細胞へのアプローチ など

グルタチオンは20代をピークに、年を追うごとに体内濃度が減少。その結果抗酸化力をはじめとする効果が弱まり、酸化ストレスの増加や免疫力低下につながって健康問題を引き起こす可能性が生じます。“グルタチオン点滴”は、グルタチオンの体内濃度を高める方法の1つ。美白効果が期待できることから“白玉点滴”とも呼ばれています。

<グルタチオンはこんな方におすすめの成分>

  • 肌のくすみやシミにお悩みの方
  • 肌色を明るくしたい方
  • 美肌になりたい方
  • エイジングケアを考えている方
  • ストレスの多い方
  • 慢性的に疲労を感じている方
  • お酒を飲む習慣のある方 など

2.グルタチオンを取り入れる方法│効果を高めるなら点滴を検討しよう

グルタチオンを取り入れる方法として最も手軽なのは、食事による摂取です。牛や豚のレバー、タラ、カリフラワー、ブロッコリーなどの食品に、多く含まれています。また、内服薬でもグルタチオンを摂取可能。日本ではグルタチオンが医薬品に分類されるので、内服薬を処方してもらうには医師の診断が欠かせません。肌悩み解消など美容目的でグルタチオンの服用を希望する場合、診察を受けるのは皮膚科または美容皮膚科になります。医師の診察を受けて必要と判断されたら、処方箋をもらうことで購入できるでしょう。グルタチオンの取り扱いがあれば、オンライン診療で処方してもらうことも可能です。
グルタチオンを取り入れるにあたり知っておきたいのは、経口摂取では体内に吸収されにくい特性を持つ成分であること。そのため、高い効果を得るには点滴で直接体内にグルタチオンを入れる方法が良いでしょう。食事による摂取や内服薬というアプローチもありますが、効果の高さを考えれば美容クリニックで点滴による摂取を検討してみましょう。

3.美容医療におけるグルタチオン点滴の効果・作用について

出典:photoAC

グルタチオンには、疲労回復や癌細胞への働きかけなどさまざまな効果が期待できますが、美容面で注目されるのは肌の老化やシミ予防といった肌悩みの解消です。ここではグルタチオン点滴(白玉点滴)の美容医療における効果・作用を解説していきます。

■その1│抗酸化作用

老化やストレス、紫外線、疲労などさまざまな要因により発生する活性酸素。体にとって大切な役割を担う一方、増えすぎるとタンパク質や細胞を損傷させて老化を早めるとされています。例えば皮膚の線維芽細胞の損傷は、コラーゲン・エラスチンの生成を妨げてシワや乾燥の原因になります。
抗酸化作用とは、増えすぎた活性酸素から体を守る働きのこと。グルタチオン点滴には、活性酸素と反応して体内から除去する働きがあります。グルタチオン点滴で血管内に直接成分を取り入れることは、活性酸素の攻撃から皮膚の細胞を守るだけでなく、肌の老化予防にもつながるのです。

■その2│美白・美肌効果

紫外線を浴びると皮膚は細胞を守るためにメラニン色素を作り出しますが、メラニンの生成が排出よりも多くなり、ターンオーバーが乱れて色素が皮膚に留まって沈着すると、シミができます。グルタチオンの美白効果のポイントは、“メラニンを作らせない作用”と“メラニンを黒くしない作用”の2つ。強力な抗酸化作用により活性酸素の発生を抑制し、メラニンの合成を阻害して過剰生成によるシミの発生を防ぎます。また、色の濃いメラニンを作らせないようにするだけでなく、すでに作られた色の濃いメラニンを薄くする作用もあります。そのため、加齢によるシミのお悩み解消や予防を考える方にとって、エイジングケアの効果も期待できるでしょう。

■その3│デトックス(解毒)効果

解毒作用のある肝臓の働きをサポートするグルタチオンには、デトックス効果が期待できます。体内に有害物質が溜まり続けると肌荒れなどの原因になるので、美容面でもデトックスは大切です。
肝臓に運ばれた毒物を包み込んで尿の中に排泄させて解毒するのが、グルタチオンの働き。肝臓は解毒作用を担う臓器ですが、グルタチオンがその働きの中心になっています。肝臓での解毒代謝を活発に行うためには、グルタチオン濃度を下げないこと=点滴でグルタチオンを取り入れることが大切です。

4.グルタチオン点滴の副作用は?

グルタチオンは、体内にもともとある成分であること、パーキンソン病の治療に用いられるなど医療現場でも広く使用されていることから、リスクは比較的少ないといえるでしょう。また、大きな副作用の報告がなく妊娠中でも投与可能ではありますが、高用量での投与には注意が必要です。

<グルタチオン点滴で起こりうる副作用の例>

  • 食欲不振
  • 吐き気
  • 注射部位の発疹
  • 皮下出血斑
  • 色素沈着 など

■グルタチオン点滴を受ける際の注意点

副作用のリスクは低いとされるグルタチオン点滴ですが、施術を受ける前は以下の注意点をチェックしておきましょう。

  • アレルギーや持病の有無
  • 服用している薬がないか
  • 注射部位の痛みや内出血

グルタチオン以外のアレルギーにも目を向ける必要があります。クリニックによってはグルタチオン以外の成分も含んでいることがあり、その成分にアレルギー反応を起こすケースもあるでしょう。また、服用している薬や持病の有無についても、治療に影響を及ぼす可能性があるため医師に正確に伝えることが大切です
注射部位の症状については、軽度であれば短期間で落ち着くとされています。しかし、治療中に強い痛みがある場合、血管から薬剤が漏れている可能性があるためすぐに医師に伝えるようにしましょう。

5.グルタチオン点滴の効果が出るまでの期間は?治療ペースと費用について

出典:photoAC

グルタチオン点滴の効果を感じるまでの期間には個人差があります。一方で、効果そのものは1回の施術で2日~1週間ほど維持されます。そのため、濃度が高い状態を保つには複数回の施術を受けることが大切。点滴を繰り返すうちに体内にグルタチオンが補充された状態が続き、持続期間が延びる仕組みとなっています。
施術ペースの目安は、1〜2週間に1回。効果が実感できるようになれば、1〜2ヶ月に1回がおすすめです。費用については、投与量やクリニックによって変わりますが、1回5,000~15,000円程度とされています。

まとめ

グルタチオン点滴は、年齢を重ねるとともに減っていく体内のグルタチオンを効率良く補う方法です。抗酸化作用や美容効果、デトックス作用がもたらされるため、美容に関するお悩みのある方のサポートになるでしょう。グルタチオン点滴はリスクが比較的少ないとされていますが、施術を検討する際は、副作用の症状例をはじめ施術を受ける前の注意点を把握しておくことが大切です。

この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事

・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。

【治療の内容】グルタチオン点滴
【治療期間および回数の目安】約1~2週間に1回程度、計6~10回程度
【費用相場】1回¥4,000~¥10,000程度 ※各クリニックによって異なります
【リスク・副作用等】アレルギー反応、内出血、血管痛、吐き気、嘔吐、頭痛、 低血糖状態など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。