
LDMは日本と韓国で、値段やアフターフォローに違いはあるのでしょうか。美容大国である韓国で人気を集め、日本でも徐々に施術可能なクリニックが増えているLDM。中には韓国で施術を受けたいと考えている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、LDMで期待できる効果や韓国でのクリニック選びのポイントをご紹介します。日本と韓国どちらでLDMを受けるかお悩みの方はぜひお役立てください。
1.LDMとは?どんな効果が期待できる?

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まずは、韓国で人気のLDMとはどのような施術なのかチェックしていきましょう。期待できる効果も解説します。
■LDMとはどんな治療?
LDMは、高密度の超音波を用いて肌に刺激を与えることにより細胞を活性化させる治療です。「水玉リフティング」とも呼ばれ、韓国や日本で注目を集めています。顔だけでなく首のケアも可能であるため、首のシワやたるみが気になる方にもおすすめです。
また、肌への刺激に配慮されており、施術による痛みやダウンタイムが少ない点もメリットとして挙げられます。乾燥肌や敏感肌の方、ダウンタイムの症状や期間をなるべく軽減したい方でも受けやすい治療だといえるでしょう。クリニックによりますが、施術当日からメイクやシャワー・入浴が可能な場合もあります。
■LDMで期待できる効果
LDMによって期待できる効果は以下です。
- シワ、たるみの改善
- 毛穴の引き締め
- シミやくすみの改善
- ハリ・弾力アップ
- ニキビ・ニキビ痕の改善
ニキビや炎症の原因の1つである、タンパク質分解酵素マトリックス・プロテアーゼ(MMP)を抑制し、コラーゲン生成酵素であるヒートショックプロテイン(HSP)の増殖を促進。うるおいのあるみずみずしい肌に導きます。しかし、効果の表れ方には個人差があることに加え、1回のみの施術では十分な効果を実感できない可能性があるため、複数回施術を受ける必要があります。
また、レーザー治療や肌育注射、ピーリング治療、ハイフなどほかの治療との併用可能な場合もあります。クリニックによって併用できる施術は異なるため、公式サイトやカウンセリングで確認してみましょう。
2.LDMにおける日本と韓国の違いは?値段やアフターフォローなど

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メリットが多いLDMですが、日本ではまだまだ取り扱っているクリニックが少ない点がデメリットとして挙げられます。日本国内でもLDMが施術可能なクリニックはありますが、韓国旅行などの合間に現地でLDMを受けたいと考える方もいるでしょう。ここではLDMにおける日本と韓国の違いを解説します。
■施術料金の違い
日本と韓国では、LDMの価格が異なることがあります。以下の例を見てみましょう。
韓国 | Aクリニック | LDM保湿12分 | 59,000ウォン
(約6,028円) |
Bクリニック | LDM 12分 | 59,000ウォン
(約6,028円) |
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Cクリニック | LDM(水滴リフティング/20分)1回 | 100,000ウォン
(約10,217円) |
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日本 | Dクリニック | 水玉スキン~高密度超音波トリートメント~® | 9,900円 |
Eクリニック | LDMモード単品 | 18,700円 | |
Fクリニック | LDM-MED照射 | 16,500円 |
※1ウォン=約0.102円(2025年3月27日現在)として換算。
日本でも韓国でも、クリニックや施術内容、施術時間により料金はさまざまですが、韓国のクリニックのほうが安く施術を受けられる可能性があります。韓国は美容クリニック数が多いことで知られており、ソウルの江南区には美容クリニックが立ち並ぶ「美容整形通り」と呼ばれるエリアがあるほど。そのためクリニック間で価格競争が起きやすく、日本よりも安価に施術を受けられる可能性があります。
■アフターフォローの違い
日本のクリニックでは、施術後のトラブルに対して、24時間対応の相談窓口や再施術を保障しているクリニックもあります。
一方、韓国のクリニックでは、そもそもアフターフォローが提供されていないケースも。また、「施術後の仕上がりがイメージと違った」「肌トラブルが起こった」といったトラブルでアフターケアを受けるためには、再度渡韓する必要があります。その際の交通費や滞在費などはすべて自己負担となるため、精神的なダメージだけでなく経済的なダメージも懸念されます。
ただし、すべてのクリニックで保証制度が用意されていないわけではなく、中には充実のアフターケアを受けられるクリニックも。クリニック探しの際は、アフターフォローの内容についても事前に調べておくと、安心して施術を受けられるでしょう。
■ダウンタイムの過ごし方の違い
LDMは基本的にダウンタイムがほとんどない治療ですが、ほかの治療と同時に施術を行った場合は、ダウンタイムが発生することもあります。しかし、日本ではまだまだ美容医療や美容整形に対して偏見を持っている方が多く、ダウンタイム中に外出を控える方も多くいるのが現状です。
一方、美容大国・韓国では、日本よりも美容医療に対してオープンな方が多い傾向があります。ダウンタイム中に外出している方を街で見かけることも多いため、人目を気にすることなくダウンタイムを過ごせるでしょう。術後の経過が良好であれば、ダウンタイム中に観光を楽しめる点も韓国での施術ならではのメリットです。
■当日の流れ
LDMの施術の流れは、日本でも韓国でも大きく変わりません。一般的な治療の流れは以下のとおりです。
- カウンセリング
- 洗顔・クレンジング
- LDMの照射
- 化粧直し
施術時間はクリニックやメニューにより異なりますが、一般的には30分前後です。LDMでは、照射時間が異なる複数のメニューが用意されていることもあります。また、渡韓して施術を受ける場合は移動や手続きの時間を踏まえて、余裕をもったスケジュールで予約することを心がけましょう。
3.LDMを韓国で受けるならここをチェック!クリニックの選び方

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せっかく韓国で美容医療を受けるなら、クリニック選びには失敗したくないものです。ここでは、クリニック選びの際のポイントを解説します。
■日本語に対応しているか
韓国でクリニックを選ぶ際は、日本語を話せる医師やカウンセラーがいるかをチェックしておきましょう。細かい仕上がりのニュアンスを韓国語で伝えるのは容易ではありません。施術前のカウンセリングできちんと意思疎通ができず要望を伝えられないと、「思った仕上がりと違う」などトラブルに発展してしまうことも。通訳が常駐しているクリニックなら、安心してカウンセリングを受けられるでしょう。
■適正な価格か
美容を目的とする治療は基本的に自由診療であるため、クリニックによって治療費用が大きく異なることも。明らかに相場より安すぎる場合は、新人研修も兼ねた施術や、正規品ではない機器や薬剤の使用、アフターケアを含んでいないなどのリスクも考えられます。あらかじめ大まかな相場を把握しておくことが大切です。
また、中には現金支払いのみのクリニックもあるため、支払い方法も事前にチェックしておきましょう。クレジットカード払いができる場合は、対応可能なクレジットカード会社の種類を確認し、現金での支払いの可能性も考慮して来院前に両替を済ませておくと安心です。
■クリニックの評判や医師の実績
韓国だけでなく日本でのクリニック選びにおいても重要となるのが、クリニックの評判や施術を担当する医師の経歴や実績です。美容医療は、施術を担当する医師の経験や技術、センスによって仕上がりが大きく異なることがあります。クリニックを選ぶ際は、必ずクリニックの公式サイトやSNSで医師の経歴や実際の症例をチェックすることが大切です。まずは、複数のクリニックを比較検討すると良いでしょう。
まとめ
LDMにおける日本と韓国での値段やアフターフォローの違いを解説しました。LDMの効果持続期間は2週間程度。定期的に施術を受けることが望まれますが、施術のたびに渡韓するのは現実的ではありません。韓国では日本より安くLDMを受けられる可能性があり、韓国旅行の合間に施術を受けやすい点が魅力。しかし、メリットだけにとらわれず、韓国で美容医療を受けるリスクや渡韓費用についてもきちんと考慮したうえで施術を受ける場所を選ぶことが重要です。韓国でLDMを受けたいという方は、この記事を参考にクリニック選びを心がけてみてください。
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・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。 ・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。 ・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。 |
【治療の内容】LDM水玉リフティング(高密度超音波治療)
【治療期間および回数の目安】1週間に1回、計8回~20回程度 ※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】1回約¥16,000~¥25,000
【リスク・副作用等】発赤や熱感、痒み、痛み、乾燥など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。