小鼻を小さくする方法は?自力で改善しないお悩みに検討したい美容医療も紹介

小鼻を小さくする方法は?自力で改善しないお悩みに検討したい美容医療も紹介

小鼻を小さくする方法について、セルフケアや美容医療の観点からまとめています。鼻が大きく見える原因は生まれつきだけでなく、むくみや癖、加齢など後天的な要因も関係しています。原因によっては、セルフケアによる効果が期待できる場合もありますが、より効果を実感するためには美容医療も有効な選択肢の1つです。今回は小鼻を小さくする方法について、メリット・デメリットを含めて分かりやすくまとめています。「小鼻が大きくて顔のバランスが気になる」とお悩みの方は参考にしてください。

1.まずは小鼻が大きくなってしまう原因を知ろう

出典:photoAC

小鼻が大きかったり、広がって見えたりすると顔の印象に影響するため、気になる方も多いのではないでしょうか。まずは、なぜ小鼻が大きく見えてしまうのか、その原因を知ることが大切です。

<考えられる原因>

  • 生まれつき
  • 骨格のゆがみ
  • 鼻を触る・ほじる癖がある
  • 鼻に詰め物をする習慣がある
  • 水分や塩分の摂りすぎによるむくみ
  • 加齢による皮膚や筋肉の変化

このように小鼻が大きくなる原因はさまざま。中には、多数の要因が重なっている場合も少なくありません。まずは自分の小鼻がどのタイプに該当するかを知ることで、適切なケア方法を選ぶヒントになるでしょう。

2.小鼻を小さくするために自力でできる方法はある?

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「まずはセルフケアで小鼻を小さくしたい」と思う方も多いでしょう。ここからは、小鼻を自力で小さくするための方法をご紹介します。完全に形を変えることは難しいかもしれませんが、毎日のケアや工夫次第で、小鼻の印象を目立ちにくくする効果が期待できるでしょう。

■メイクでカバーする

手軽に小鼻を目立たなくする方法が、シェーディングやハイライトを活用したメイクによるカバーです。鼻幅を引き締めたいなら小鼻の横にシェーディングを、鼻全体を高く見せるなら鼻筋にハイライトを入れると良いでしょう。

また、毛穴が目立つことも、小鼻が強調されて見える原因の1つです。ファンデーションやコンシーラーで毛穴を隠してからシェーディングを入れることで、小鼻を小さく見せることができるでしょう。ほんの少しの工夫で印象が大きく変わるので、まずはメイクから試してみるのもおすすめです。

■マッサージやトレーニングをする

むくみや表情筋の衰えが原因になっている場合には、マッサージや筋トレによるケアが小鼻を小さくするのに効果的です。例えば、小鼻のまわりをやさしくなでるようにマッサージすると、リンパの流れや血行が促されて、むくみが改善されやすくなります。また、小鼻を指で挟みながら息を吸うことで、鼻周辺の筋肉を鍛える方法もあります。

こうしたケアを毎日の習慣にすることで、表情筋が引き締まり、小鼻もスッキリとした印象になりやすいでしょう。ただし、強くこすりすぎたり無理な動きを繰り返したりすると、逆効果になるリスクもあるため、やさしく行うことが大切です。

■ノーズクリップなどのアイテムを使う

最近では、市販のノーズクリップや小鼻を小さくするグッズも人気です。鼻の骨や軟骨に圧をかけて形を整えることを目的としており、一定時間装着することで、少しずつ鼻の広がりを抑える効果が期待できるとされています。ただし、効果の感じ方には個人差があり、強く押しすぎたり長時間使用したりすると、肌を傷めるリスクもあるため、使用時には注意が必要です。

3.小鼻を小さくするセルフケアには注意点も

小鼻を小さくするセルフケアは、即効性がないため根気強く続けなければなりません。また、マッサージやトレーニングのやり方を誤ると、小鼻が広がって見えたり、鼻の皮膚や粘膜に負担がかかったりすることも。さらに、鼻の形には遺伝や骨格も関係するため、自力で小鼻を小さくするには限界があります。

そのため、効果をしっかり実感したい方や、安全に小鼻を小さくしたい方は、美容医療を検討するのも1つの方法です。医師に相談しながら自分に合った方法を選ぶことで、納得のいく結果を目指せるでしょう。

4.美容医療で小鼻を小さくする方法

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ここからは、小鼻を小さくするためのセルフケアでは効果を感じにくい方へ、美容医療の施術をご紹介します。近年では、メスを使わない施術からしっかりとした手術まで、小鼻を小さくする方法は多種多様です。それぞれの施術の特徴やメリット・デメリットを理解して、ご自身に合った方法を検討してみましょう。

■ボトックス注射

ボトックス注射は、A型ボツリヌス毒素製剤を小鼻に注射することで、鼻の穴や小鼻を小さくする施術方法です。筋肉の働きを一時的にゆるやかにすることで、小鼻を大きくしてしまう表情筋の動きをコントロールし、鼻の穴や小鼻の広がりを軽減します。

メスを使わずに施術ができるため、ダウンタイムもほとんどなく、手軽に受けられるのが魅力の1つです。ただし、効果は永久的ではなく、4〜6ヶ月ほどで元に戻ってしまうため、効果を持続させるためには定期的に施術を受けなくてはなりません。また、どの程度変化が見られるかには個人差があるため、事前のカウンセリングで仕上がりのイメージや期待する効果について、しっかり確認しておくことが大切です。

■脂肪溶解注射

脂肪溶解注射は、脂肪細胞を溶かす薬剤を小鼻の皮下に注入して、鼻のボリュームを軽減する施術です。脂肪が原因で、小鼻のふくらみが目立つタイプの方に向いています。

注射だけで済むため、施術時間は比較的短く、ダウンタイムも軽度。施術後すぐに大きな変化が出るわけではありませんが、回数を重ねることによって注射の効果を実感しやすくなります。そのため、まわりの人にバレないような、自然な変化を目指したい方にもおすすめです。

ただし、もともと脂肪があまりついていないタイプの方や、骨格の影響が強い場合には、変化を感じにくいかもしれません。数回にわたって施術が必要になるケースもあるため、コストやスケジュール面もあらかじめ確認しておくと安心です。

■ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、小鼻自体を縮小するというよりも、鼻筋や鼻根部などにヒアルロン酸を注入して立体感を出すことで、相対的に小鼻が引き締まって見える効果を狙う施術です。施術自体は数十分ほどで完了し、切開を伴わないため、痛みや腫れも最小限。当日からメイクも可能なことが多く、忙しい方でも受けやすい点がメリットです。注入する部位によって、鼻筋がすっと通り、上品な印象になるのも魅力の1つといえるでしょう。

ただし、ヒアルロン酸は体内に徐々に吸収され、時間の経過とともに効果が薄れていきます。効果の持続期間は使用する製剤によって異なりますが、状態を保つためには一定の期間をあけてメンテナンスが必要です。また、小鼻そのものの大きさを直接変える施術ではない点は、理解しておきましょう。

■鼻翼縮小埋没法(切らない小鼻縮小術)

鼻翼縮小埋没法は、両方の小鼻の内側に医療用の特殊な糸を通して縫い縮めることで、表情の変化によって広がる鼻の穴や小鼻を小さくする方法です。メスによる切開がない施術のため傷痕が目立ちにくく、ダウンタイムで日常生活に支障が出ることはほとんどありません。糸を抜去すれば、小鼻を元に戻すことも可能なため、外科的な整形に抵抗のある人にもおすすめです。

ただし、皮膚の厚みや脂肪の量が多い方、骨格的な広がりが主な原因となっている場合には、思うような変化が出にくいことも。また、将来的に糸が切れてしまって元に戻る可能性もあるため、より確実で長期的な効果を求める方には向かない場合があります。

■小鼻縮小術

小鼻縮小術は、小鼻や鼻の穴周囲の皮膚を切開して縫合し、形や大きさを変える外科的手術です。鼻の中を切開する「内側切開法」、小鼻の外側を切除する「外側切開法」、軟部組織を縫い合わせて引き締める「FLAP(フラップ)法」など、症状や希望に合わせて適した方法が選ばれます。

小鼻縮小術は、他の方法と比べて小鼻のサイズをしっかりと縮小できる点が特徴で、「確実に小さくしたい」と考える方にとっては高い効果が期待できます。小鼻の厚み自体を軽減することも可能で、効果が長く続きやすい点も大きなメリットです。

一方で、ダウンタイムのピークは1週間〜10日程度とやや長めで、腫れや内出血が出やすいため、事前にスケジュールを調整しておくと安心です。まれに傷痕が残ることもあるため、術後のケアや信頼できる医師との十分な相談が欠かせません。

まとめ

小鼻が目立つ原因やタイプは人によって異なりますが、メイクやマッサージなどのセルフケアで印象をやわらげられることもあります。一方で、思うような変化を感じられない場合には、美容医療という選択肢も検討してみましょう。自分に合った小鼻を小さくする方法を見つけるためには、専門医と相談しながら、無理なく進めていくことが大切です。自分の理想に近づくためにも、この記事を参考に正しい情報を身につけて判断しましょう。

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【治療の内容】 ボツリヌストキシン製剤の注入
【治療期間および回数】約3~4ヶ月ごとに1回程度
【費用相場】1回約¥10,000~¥110,000 ※注入部位・注入量よって個人差があります。
【リスク・副作用等】注射部位の痛み、腫れ、筋肉の部分的な脱力、内出血など
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・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
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【リスク・副作用等】腫れ、内出血、むくみなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
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・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

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【リスク・副作用等】赤み、内出血、腫れ、痛み、アレルギー反応、修正位置のずれなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
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・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

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【治療期間および回数の目安】通常1回
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【リスク・副作用等】腫れ、赤み、内出血、痛み、左右非対称など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】小鼻縮小術
【治療期間および回数の目安】1回
【費用相場】¥220,000~¥550,000程度 ※術式によって異なります。
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、痛みなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
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