「ボルニューマ(VOLNEWMER)」のデメリットや痛みについて知りたい、効果はいつからいつまで続く?など、「ボルニューマ」に興味がある方もいるのではないでしょうか。「ボルニューマ」は痛みの少ない美容医療として注目を集めています。今回は、「ボルニューマ」のデメリットや効果、「ボルニューマ」の施術がおすすめの人についてご紹介します。「ボルニューマ」に興味がある方はぜひ参考にしてください。
高周波治療とボルニューマの特徴は?
「ボルニューマ」は、美容医療で注目を集める高周波(RF)治療機器です。ここからは、「ボルニューマ」がどのような美容医療機器なのか詳しく解説します。
高周波治療とは?
RFとも呼ばれる高周波治療は、高い周波数を利用して皮膚や皮下組織に熱エネルギーを与えるもので、主にたるみケアに期待ができる治療です。表皮にダメージを与えずに皮膚の深い部分まで熱が届くため、コラーゲンの生成促進や肌の弾力性の向上、血行や代謝の促進などに効果があります。高周波治療には大きく、単極のモノポーラ方式と双極のバイポーラ方式に分かれています。
ボルニューマの特徴
6.78MHzの周波数を使用した高周波治療機器の1つである「ボルニューマ」は、単極のモノポーラ方式を採用し、より深層部までアプローチできるのが特徴です。肌表面への負担を抑えつつ、真皮層や脂肪層にまで働きかけることで、脂肪層を引き締め、肌のたるみケアに効果が期待できます。肌に密着させやすい丸みを帯びたカートリッジが数種類あるため、顔全体はもちろん、目元や口元、あごなどピンポイントに施術可能です。
また、「ボルニューマ」は独自の冷却機能やバイブレーション機能、痛み制御モードを搭載しています。そのため、従来の高周波治療に比べ、痛みが少ないといった特徴があります。ダウンタイムも少なく、周りにバレにくいといったメリットも。施術時間が約30分~1時間と比較的短いため忙しい方でも気軽に受けられるのも魅力です。「ボルニューマ」は、肌のハリや弾力を取り戻したい方に適した治療法として注目を集めています。
ボルニューマで期待できる効果とは?
ここからは、「ボルニューマ」に期待できる効果について解説します。
シワやたるみの改善
「ボルニューマ」は、老けて見えやすい乾燥による目元や首元のシワ、たるみのケアに効果が期待できます。肌の深層部まで熱エネルギーを届けることで、コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を向上。部位に合わせた専用カートリッジを使用することで、皮膚が薄い目元になどにもきめ細かく照射できます。
ただし、「ボルニューマ」は、即効性というよりも徐々に効果が現れるタイプの治療法のため、シワやたるみのケアには継続的な施術がおすすめです。
二重あごの解消
「ボルニューマ」は、加齢による二重あごにも効果が期待できます。二重あごは、肥満によりあごに脂肪が蓄積したり、加齢による皮膚の弾力が失われたりすることで起こるもの。
二重あごに「ボルニューマ」を照射し、コラーゲンの生成を促進することで下がった脂肪を引き締めてすっきりとした輪郭が期待できます。
ただし、効果の現れ方には個人差があるため、複数回の施術が必要な場合も。「ボルニューマ」と生活習慣を見直すことで、より効果的に二重あごの悩みをケアできる可能性が高まります。
肌質の向上
「ボルニューマ」は、肌質の向上にも効果が期待できます。高周波によって真皮層から脂肪層を引き締めるとともに、数ヶ月かけてコラーゲンやエラスチンの生成が促進されるため、ふっくらとした肌のハリや弾力が向上します。若々しい印象を取り戻したい方におすすめです。ただし、効果の実感には個人差があるため、肌質の向上には複数回の施術が必要な場合もあります。
ボルニューマのデメリットと注意点
「ボルニューマ」は、肌のたるみなどに効果が期待できる美容治療ですが、いくつかのデメリットもあります。ここからは、「ボルニューマ」のデメリットについて解説します。
ボルニューマ施術中の痛み
「ボルニューマ」は、独自の冷却機能やバイブレーション機能を搭載しているため、比較的痛みが少ない施術です。「じんわり温かい」「少し熱い」など温かさを感じるほどの人が多いものの、熱を発生させるため人によっては軽い痛みを感じる場合があります。痛みに弱い、心配だという方は、我慢せずに施術者に相談し、自分に合った強さを見つけましょう。
ボルニューマ施術後の一時的な副作用と注意点
「ボルニューマ」施術後は、一時的な副作用が現れることがあります。多くの方が経験するのは、施術部位の軽度な腫れや赤みなどです。症状は通常数日で自然消失しますが、個人差があります。まれに、軽い痛みやチクチクした感覚が続くことも。症状が長引く場合や気になる変化がある際は、担当医に相談することをおすすめします。
また、施術後は肌が敏感な状態です。紫外線と乾燥対策はしっかり行いましょう。
効果の持続期間には個人差がある
「ボルニューマ」は、コラーゲンの生成に時間を要するため、効果に個人差があります。施術後数日からリフトアップ効果を感じる方もいますが、施術後3~6ヶ月でとくに効果が実感でき、そこから3~6ヶ月ほど効果は持続します。メンテナンスは、3~6ヶ月、長くても1年に1回程度の間隔で施術を受けると、効果を持続できるでしょう。
効果が実感できない場合は他の施術を併用する
年齢や肌状態によっては、「ボルニューマ」だけでは効果を実感できない場合もあります。「ボルニューマ」は、他の美容施術と併用可能です。そのため、「ハイフ(HIFU)」や「糸リフト」「ヒアルロン酸注入」などと併用するのがおすすめです。併用施術によっては、間隔をあける必要がありますが、それぞれの施術との相乗効果で肌のたるみやハリに効果が期待できるでしょう。施術併用の希望があれば医師に相談してください。
ボルニューマがおすすめの人と受けられない人とは?
「ボルニューマ」はどのような人におすすめなのでしょうか。また、「ボルニューマ」が受けられない人も確認しておきましょう。
ボルニューマがおすすめの人
「ボルニューマ」の施術がおすすめの人を見ていきましょう。まず、目元や口元のたるみが気になる、ほうれい線が気になる、フェイスラインや二重あごを引き締めたい、肌のハリをアップさせたい、顔の脂肪は少ないけれどたるみケアをしたい方におすすめです。また、切開せずに痛みが少ない施術を受けたい、ダウンタイムや副作用が少ない治療法がいい、早いうちからたるみケアをしたいという方にもおすすめの施術です。
「ボルニューマ」をすると、こけるのでは?と心配される方もいるでしょう。カウンセリングで状態を見ながら施術部位を決めるので、基本的にはこけることはないものの、もともと皮下脂肪が少ない方が施術したり、皮下脂肪の少ない部位に施術したりするとこける場合があります。
ボルニューマが受けられない人
「ボルニューマ」は、高周波を使用した施術のため、高周波の熱や電流によって体に影響が出る場合があります。「ボルニューマ」が受けられない人は、体調不良の方、心臓疾患がある方、ペースメーカーなどの治療歴がある方、妊娠中や授乳中の方などです。また、治療部位に重度の皮膚疾患や感染症がある方、ケロイド体質の方も「ボルニューマ」の施術は受けられません。
まとめ
「ボルニューマ」は、高周波治療の中でも比較的痛みが少なく、シワやたるみケアに効果が期待できるメリットがあります。しかし、効果を実感するまでに時間がかかるといったデメリットも。一概にたるみが気になるといっても、肌質や年齢、期待する効果によって適した治療法は異なります。すべての治療法にメリットやデメリットがあるため、医師と相談しながら自分に適した治療法を選択し、たるみをケアして自信が持てる肌を手に入れてください。
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