NEROでは、美容医療に関連するニュースやトピックを5秒でわかる内容にしてお届けします。今回のNews Topisでは、米国形成外科学会の専門医がフィラー施術に伴うリスクを避けるための対策について解説。SNSの情報の見極め方や信頼できる施術者の選択が重要だと述べていることについてご紹介です。
フィラー施術は、美容医療で広く使われる処置の一つであり、1970年代の導入以降、ヒアルロン酸を基盤とする製品の進化により、人気が高まっている。しかし、一般的な施術である一方で、フィラー施術に伴うリスクも無視できない。リスクを避けるためには、経験豊富で高度な技術を持つ施術者の選定が不可欠であり、米国形成外科学会は、認定された専門医による施術を推奨している。施術者の技術は、腫れや内出血を最小限に抑え、アレルギー反応やチンダル現象などのリスクを減少させる。
特に注意が必要なリスクには、血管に誤って注入されることによる皮膚壊死や失明が含まれ、これらは早急な対応が求められる。さらにSNSの影響も大きく、加工された画像や部分的な情報に惑わされず、専門医と直接相談し、個人の解剖学的特徴に基づいた現実的な判断が重要とされる。顔全体のバランスを保ちつつ、自然な美しさを追求するためにも、信頼できる施術者の選択が最も重要だ。
※チンダル現象とは、注入されたヒアルロン酸が皮膚の表面に近い位置に存在すると、周囲の組織との境界において光が散乱され、青白い光の効果が現れる現象です。
