NEROでは、美容医療に関連するニュースを5秒でわかる内容に要約してお届けします。
今回のNEWSでは美容目的の注射で合併症が報告され、女性がPRP＋bFGF注射を受けた結果、額が異常に膨らみ、コブ状になり話題に。

美容医療においては、患者と医療機関の間で透明性と安全性の説明や、合意が得られているかは非常に重要なポイントになります。

患者は自身の美容目的を達成するために、リスクや合併症について十分に理解し、適切な医療選択を行う必要がある一方、医療機関は患者に対して正確で十分な情報提供を行い、安全かつ適切な医療を提供する責任があると再確認することが重要視されました。
bFGFについてはさまざまな学会でも危険喚起をされていますが、その注意喚起の主たる理由としては

・「膨らみ方のコントロールが難しい」

・「合併症の報告の多さ」

などが挙げられます。

額のフォルムを整えるのは現在では「ヒアルロン酸」や「脂肪注入」などがメインで、まれに「プロテーゼ」なども使用されます。ヒアルロン酸は溶かすことができ、プロテーゼは抜去が可能、脂肪注入は定着せずに減少することはあっても膨らむことはありませんが、bfgfについてはコントロールが難しいというのが現状と言えるでしょう。

▼NERO ’s Check Point
患者と医療機関の間で透明性が確保され、安全性が重視されることで、美容医療の信頼性が向上するという点、また、危険喚起されている薬剤や事故情報が明らかになっているものについては避ける、使用していないクリニックを選ぶなど、患者側でもリスク回避できる部分を知識として持っておくのは重要と言えます。