独立編集
2026年9月11日
バスの窓に、自分の顔が映っている。
仕事帰りのエレベーターで、ふと鏡を見る。
そういう瞬間に、心のなかを通り過ぎていく言葉がある。
「疲れて見えるな」
「実年齢より、上に見られている気がする」
でも、そのすぐあとに、こうも思う。
「別に、若く見せたいわけじゃないんだけど」
この気持ちには、長いあいだ名前がなかった。
アンチエイジングでもない。若返りでもない。
かといって、何もしないと決めたわけでもない。
2026年9月12日から流れる新しいテレビCMは、まさにこの瞬間を舞台にしている。
そして同じ日、全国14院の「湘南美容皮フ科」が「SBCスキンクリニック」に変わる。
始まりは、2000年の神奈川県藤沢市。1院からだった。
いまや国内外287拠点を統括するまでに成長した同グループが、皮膚科領域で新たに「SBCスキンクリニック」を展開する。その背景には、どのような狙いがあるのか。
SBCメディカルグループ代表取締役会長 兼 CEO・相川佳之氏の言葉から、読み解く。

2026年9月12日より放映される新TVCM「バスの中で」篇より。
画像提供:SBCメディカルグループ
・NASDAQ上場企業が「規模の拡大が目的ではない」と言う意味
・パク・ソジュン氏に、全セリフを日本語で演じてもらった理由
・「ロンジェビティ企業」という次の看板が意味するもの
特定の施術・クリニックの推奨および否定/個別の施術の効果・安全性の評価
読了目安:約10分
2000年3月、神奈川県藤沢市に1院目を開院。
現在は国内外287拠点(2026年6月末時点・支援/提携ネットワークを含む)の経営支援を統括する。2024年9月、米国NASDAQ上場。
まず、時間を26年さかのぼるところから始めたい。
いま起きている変化の意味は、そこを見ないとつかめないからだ。
INDEX
Q1.2000年、「特別なもの」を「日常」にすると決めた
当時の美容医療は、いまとはまったく違う場所にあったと思います。
「美容院に通うような感覚で」という発想は、当時の業界の常識からすると、かなり外れたものではなかったでしょうか。
何を見て、そう考えられたのですか。
SBCメディカルグループホールディングス 代表取締役会長 兼 CEO
私は、良質な医療をもっと多くの方に届け、美容院に通うような感覚で利用できる身近な存在にしたいと考え、価格や通いやすさを含めた仕組みづくりに取り組んできました。
利用できる身近な存在にしたい
いまでこそ聞き慣れた言い方だが、2000年当時にこれを言うのは、業界の前提を疑うことに近かったはずだ。
そして興味深いのは、この「行き先」が26年後のいまも、完全には達成されていないことである。
年齢が上がるほど、きれいに下がっていく。同じ調査は、利用理由の第1位を「コンプレックスの解消」と報告している。
つまり日本の美容医療は、いまも「気になるところを治しに行く場所」という性格が強い。
治れば、来なくなる。だから年齢が上がるほど利用率は下がる。美容院は、そういう通い方をしない。
相川氏が2000年に変えようとしたのは、価格や立地である以上に、この通い方そのものだったことになる。
| 年代 | 女性 | 男性 |
|---|---|---|
| 15〜19歳 | 17.8% | 15.8% |
| 20代 | 21.7% | 22.8% |
| 30代 | 13.7% | 11.7% |
| 40代 | 8.2% | 6.6% |
| 50代 | 4.3% | 1.4% |
| 60代 | 2.8% | 1.1% |
その1院が、26年でどこまで来たか。
数字を見ておきたい。
Q2.上場企業が「規模が目的ではない」と言う意味
2024年には米国NASDAQにも上場されました。
ただ、いただいたメッセージには「私たちの目的は、単に会社やクリニックの規模を大きくすることではありません」とあります。
上場企業として、成長を求める市場に対して、この言葉はどう位置づけられるのでしょうか。
SBCメディカルグループホールディングス 代表取締役会長 兼 CEO
2024年にはNASDAQへ上場しましたが、私たちの目的は、単に会社やクリニックの規模を大きくすることではありません。
美容医療で培ってきた経営ノウハウを生かして医療機関を支え、そこで働く方々の雇用や地域医療を守ることも、私たちの大切な役割です。
「雇用や地域医療を守ることも、私たちの大切な役割です」という一文。
美容医療の企業が語る言葉としては、やや遠い場所にある。
ただ、経営支援を本業とする会社の説明としては筋が通っている。
クリニックを増やす会社ではなく、クリニックが続くようにする会社。
そう読むと、次の質問への答えも見えてくる。
数字と構造を正確に補足しておきたい。
拠点数は、米国証券取引委員会に提出されたForm 10-Kで2025年12月31日時点の259。2026年第2四半期IRでは287。いずれも支援・提携ネットワークを含む合計であり、湘南美容クリニック単独の院数ではない。
事業構造も押さえておきたい。同社の国内事業の中心は、クリニックの運営ではなく経営支援である。医療法人が所有・運営するクリニックに対し、広告・人材管理・機器調達・施設賃貸などを提供するMSO(メディカルサービス法人)として機能する。海外ではシンガポールの21拠点とベトナム・ホーチミンの1拠点を直接所有・運営している。
規模が目的ではない、と言う。
では何をしているのかというと、マルチブランディングを加速させている。
経営の常識からすると、これは逆に見える。
Q3.一つの名前でやったほうが、効率はいいはずです
ただ、認知度のある一つの名前で統一したほうが、広告効率も運営効率も高いはずです。
それでも分ける判断をされたのは、なぜでしょうか。
SBCメディカルグループホールディングス 代表取締役会長 兼 CEO
そこでSBCでは、診療領域やお客さまのニーズに合わせてブランドを分け、それぞれの特徴と専門性を分かりやすくする「マルチブランド戦略」を進めています。
美容医療業界で、外科と皮膚科をブランドごと分ける発想には前例がある。品川美容外科は「品川美容外科」と「品川スキンクリニック」を分けて運営してきた。
ただSBCの場合、分けている軸が診療領域だけではない。
グループには湘南美容クリニック、湘南美容皮フ科(今回SBCスキンクリニックへ)、SBCイテウォンビューティークリニック、NEO Skin Clinic、肌の青空クリニック、リゼクリニック、ゴリラクリニックなどが並ぶ。
韓国のトレンドを軸にしたもの、保険診療と自由診療を組み合わせたもの、男性に特化したもの。
ブランドを分けるということは、来る人の顔を先に決めるということでもある。
効率を捨てて、入口を増やしている。
※ 本段落は編集部の解釈である。
そして、その一環として。
日本の美容医療で最も知られた名前を持ちながら、美容皮膚科の14院は、あえて別の名前で立つ。
Q4.日本で最も知られた名前を持ちながら、別の名前で立つ
「湘南」は、日本の美容医療でおそらく最も知られた名前です。
経営としてはかなり重い決断ではないでしょうか。 そして、何を得るために、何を手放されたのですか。
SBCメディカルグループホールディングス 代表取締役会長 兼 CEO
肌のケアを求める方が幅広い世代へ広がるなか、外科的な施術ではなく、肌そのものの悩みに向き合うクリニックであることを、名称から分かりやすく伝えるためです。
肌のケアを特別なものではなく、自分らしく過ごすための日常的な選択肢にしていきたいと考えています。
「湘南美容クリニック」ブランドは継続します。グループ全体が「湘南」の名を手放すわけではありません。
この回答を読んで、編集部はある既視感を覚えた。
26年前の言葉と、どこかが重なっている。
二つを並べてみたい。
26年が経っているのに、言っていることが変わっていない。
2000年に変えようとしたのは、価格と通いやすさだった。
2026年に変えようとしているのは、名前である。
手段は移っているが、向かっている先が動いていない。
※ この読み方は編集部によるものである。
名前を変えるという判断も、この線の上に置くと見え方が変わる。
捨てているのは認知度で、取りにいっているのは「わかりやすさ」だ。
外科ではなく、肌に向き合う場所だと、名前だけで伝わるかどうか。
今回のリブランディングについて、ブランド資料にはもう一つ目を引く記述がある。
名称変更に至った経緯を、こう書いている。
多様な美しさや生き方を尊重しながら、美容皮膚科の役割をどのように捉え直し、社会に伝えていくか。
この問いが、今回のリブランディングの出発点となりました」
答えからではなく、問いから始めたと書いている。
企業のブランド資料で、この書き方をするのはそう多くない。
NEROもまた、断定ではなく問いから始めることを編集の基本に置いている。だからこの一文は、率直に印象に残った。
写真:新宿東口院の受付:リブランディング前のイメージ
写真:新宿東口院の受付:リブランディング後のイメージ
画像提供:SBCメディカルグループ
変わるのは名前と内装だけではない。ブランドカラーも入れ替わる。
編集部が確認したロゴガイドライン(2026年7月28日版)によれば、新ブランドはピンクとグレージュを基調とする。
ガイドラインは、その意図をこう記している。
画像提供:SBCメディカルグループ
そこに「親しみやすさ」を並べているところに、この改称の性格がよく出ている。一度きりの来院なら、必要なのは信頼だけでいい。
通い続けてもらうつもりなら、居心地が要る。名前も、内装も、色も。すべて同じ方向を向いている。
※ 本段落は編集部の解釈である。
新しい名前とともに、新しいメッセージが流れはじめる。
そのメッセージを、誰の声に託したか。
ここにも、一つの判断があった。
Q5.韓国の俳優が、全セリフを日本語で演じた
編集部で確認した限り、日本の美容医療クリニックが韓国人俳優を広告起用した先行事例は、多く見当たりませんでした。
しかも、全セリフを日本語で演じられています。韓国の記号性を打ち出すなら、韓国語のほうが強いはずです。
この起用と、この言語の選択で、何を伝えたかったのでしょうか。
SBCメディカルグループホールディングス 代表取締役会長 兼 CEO
パク・ソジュン氏の自然体で洗練された魅力を通じて、若く見せることや特定の美しさを目指すのではなく、自分の肌と向き合い、自分に合ったケアを選ぶことの大切さを伝えたいと思っています。
特定の美しさを目指すのではなく
広告としては、異例の言い方だと思う。
美容医療の広告は、多くの場合「こうなれる」を売る。
ここでは「そうならなくていい」と言っている。
CMのコピーも、同じ方向を向いている。
「肌投資、知ってますか?」
「将来の肌を今から考えること。」
キービジュアルにも、二つの言葉が並んでいる。
一方には「『肌管理』のための美容医療。」、もう一方には「将来の肌のために『肌投資』。」。
定着しつつある言葉の隣に、まだ耳慣れない言葉が置かれている。
画像提供:SBCメディカルグループ
韓国語の「피부관리(ピブクァンリ=皮膚管理)」に由来する語で、肌の状態を計画的に整え、良い状態を保ち続けることを指す。日本では2023年頃から、サロンやクリニックのメニュー名として使われはじめた。
韓国では、この考え方が医学の側からも語られている。大韓皮膚科学会は公式サイトで、「疾患のある皮膚を治療するだけでなく、皮膚を管理し健康な皮膚を維持することもまた皮膚科医の重要な役割」と記載している。
→ 美容医療との接点:編集部で確認した限り、日本の主要な学会・制度文書には、これと同趣旨の明確な定式化を見つけられていない。「健康な肌を保つことは医療の仕事か」という問いへの答え方が、日韓で異なっている可能性がある。
「肌管理」が韓国からの借用語であるのに対し、「肌投資」はまだほとんど流通していない言葉である。編集部が調べた範囲では、概念語としての用例はごくわずかで、初出は特定できなかった。
ただ、その上位にある「美容投資」という捉え方は、すでに広く受け入れられている。2023年の調査では、20〜40代女性の72.2%が「日ごろから美容投資を行っている」と答えた。
「美容=投資」というフレームは、すでに読者の側にある。そこに、肌に絞ったもう一段狭い言葉を置く余地が空いていた。
※ 解釈部分は編集部による。なお英語圏には "skinvestment" という語があるが、「肌投資」がその訳語として導入されたことを示す証拠は見つかっていない。
舞台の選び方にも、意図が見える。
バスの車内と、仕事帰りのエレベーター。
どちらも憧れの場所ではなく、毎日通る場所である。
撮影では、共演者との距離や視線、語りかけるときの表情までを細かく調整しながら進んだという。
撮影後には、現場から拍手が起こる場面もあった。
合間には、日本と韓国のスタッフが同じテーブルで昼食を囲んだ、とブランド資料は記している。
「ずっと好きでいてね、自分の肌を。」
このセリフを、母語ではない言語で、細かく調整しながら届けようとした。
寄り添うことを主題にしたCMで、演じ手自身が言葉のほうへ歩み寄っている。
日本の美容医療業界は、これまで「韓国風」「韓国式」という表現や施術文脈を数多く取り入れてきた。一方で、広告の顔として韓国の人が立った例は、編集部が確認した公開情報の範囲では多く見当たらなかった。
借りてきたのは、やり方のほうだった。
※「前例がない」ことは証明できない。編集部が調査した範囲での記述であり、ご存じの事例があればご教示いただきたい。
その現場の様子は、映像で見たほうが早い。
撮影のメイキングを、SBCメディカルグループの許諾を得て掲載する。
映像提供:SBCメディカルグループ
ここまでは、2026年9月12日に起きることの話だった。
最後に、その先の話を聞きたい。
相川氏は、美容医療の外側を見はじめている。
Q6.美容医療の会社が、予防医療へ向かう
ただ、美容医療と予防医療は、これまで別の場所にありました。単純な事業の延長ではないはずです。
何が両者を接続するとお考えでしょうか。
SBCメディカルグループホールディングス 代表取締役会長 兼 CEO
ロンジェビティとは、食事や運動、医療、テクノロジーなどを組み合わせ、心身ともに健康で豊かな人生を長く維持するという考え方です。
日本が世界有数の長寿国となるなか、人生の最期まで健やかに、自分らしく過ごせるよう支えることが、これからの医療に求められる役割だと考えています。その具体的な取り組みとして、2027年を目途に「ロンジェビティ・センター」の開設を構想しています。
美容医療、歯科、整形外科など、SBCがこれまで培ってきた各診療領域を一つの施設に集約し、特に予防医療に力を入れた新たな医療サービスを提供する構想です。
美容医療から総合医療へと領域を広げ、お客さまの人生に長く寄り添う医療グループを目指していきます。
相川佳之氏。2000年の1院から、26年。写真提供:SBCメディカルグループ
「人生の最期まで健やかに、自分らしく」。
美容医療から始まった会社が、26年かけてこの言い方にたどり着いたことには、素直に興味を覚える。
肌の話が、人生の長さの話につながっていく。
ただ「予防」という言葉は、NEROとしては慎重に扱いたい。
美容医療における早期介入の効果について、現在最も信頼度の高いエビデンスは、ランダム化比較試験65件・14,919人を統合したコクラン・レビュー(2021年)である。
そこでは組み入れ試験の追跡期間が最長1年であり、「反復投与サイクルの効果に関するエビデンスは欠如している」と明記されている。
これは「効果がない」という意味ではなく、「まだ確かめられていない」という意味だ。系統的レビューは「有望(promising)」という語を使い、質の高い長期研究が必要だと結んでいる。
そしてこれは、SBCに限った話ではない。予防的な美容医療という領域そのものが、まだ答えの出ていない場所にある。
答えの出ていない領域だからこそ、誰かが確かめにいく必要がある。
287拠点、年間690万人という規模は、日本において類を見ないデータが集まりうる場所でもある。
ロンジェビティ・センターが本当に「予防医療」を名乗るなら、そこで必要になるのは新しい機器ではなく、効果を長期で測る指標のほうだろう。
美容医療が、体感と満足度だけでなく、時間軸を持った指標で語られるようになるとしたら。
それは業界にとって、決して小さくない変化になる。
※ 本段落は編集部の見立てである。
この記事から持ち帰る物差し
最後に、読者の方が明日から使えるものを置いておきたい。
どのクリニックを選ぶかにかかわらず、判断のときに効く質問である。
予防を語る説明には、必ず時間の幅がある。
1年後の話か、10年後の話かで、根拠の強さはまったく違う。
比較対象が示されない有効性の説明は、判断材料にならない。
何もしない場合と比べてなのか、他の方法と比べてなのか。
始めどきを語る説明は多いが、やめどきを語る説明は少ない。
終わりの条件を示せる相手かどうかは、一つの目安になる。
投資と呼べるかどうかは、支払いの形ではなく、見直しの有無で決まる。
毎回の状態がどう記録され、いつ振り返るのか。
月額いくらで何が付き、何が対象外か。退会の条件はどうか。
消去法の質問には、相手の姿勢がよく出る。
すべてを勧める説明より、優先順位をつけられる説明のほうが役に立つ。
手段は移っても、向かう先が動いていない。経営として、かなり稀だと思います。そのうえで注目したのは、分け方でした。構造を変える医療と、皮膚の時間を延ばす医療は、通う頻度も、成果の測り方も違う。目的が違うなら、入口も分けたほうがいい。今回の改称は、「若返り」と「肌の寿命」という世界的な議論の分岐を、そのままブランドの階層に落とし込んだものとも読み取れます。
予防を掲げる以上、長期の指標をどう持つかは、まだ誰にとっても答えの出ていない領域だからこそ、NEROは、その過程を発信する側でいたいと強く思います。
新しいブランドのステートメントは、こう始まる。
はじめやすさも、続けやすさも。
はじめやすさは、26年かけて価格と店舗数で解いてきたものだ。
続けやすさは、これから解く課題である。
そして続けることの意味を確かめる作業は、まだ世界のどこでも終わっていない。
「ずっと好きでいてね、自分の肌を。」
CMの最後に流れるこの一言は、若返りを勧める言葉ではない。
いまの自分を、続けていくための言葉だ。
2000年の藤沢から、26年。
変えてきたものと、変えなかったもの。
その両方が、2026年9月12日に一度だけ、同じ場所に並ぶ。

新TVCMのメイキングスチールより。
画像提供:SBCメディカルグループ
よくある質問
Q
2026年9月12日から、具体的に何が変わるのですか?
「湘南美容皮フ科」は「SBCスキンクリニック」へ名称を変更し、あわせてロゴ、ホームページ、診療体制、院内環境が刷新されます。
「湘南美容クリニック」ブランドは、これまでどおり継続します。今回の変更はグループ全体の改称ではなく、肌の診療に特化した院を独立したブランドとして立ち上げるものです。
Q
「肌投資」と「肌管理」は、何が違うのですか?
「肌管理」は、韓国語の「피부관리」(ピブグァルリ/直訳すると「皮膚管理」)に由来する言葉です。いまの状態を良好に保つことに重心があります。
「肌投資」は、いまの選択を将来との関係で捉える枠組みで、より未来に重心があります。
ただし「肌投資」はまだ流通の初期段階にあり、社会的に定義が確定した言葉ではありません。現時点では、使う人によって意味が異なりうる語だとご理解ください。
Q
美容皮膚科と美容外科は、何が違うのですか?
美容外科は、切開や脂肪・骨格など、顔や身体の構造そのものに働きかける処置が中心です。
美容皮膚科は、皮膚(表皮から真皮)に働きかける処置が中心で、レーザー、注入、外用薬・内服薬などを用います。
ただし両者は明確に線引きできるものではなく、たとえば「たるみ」のように、どちらのアプローチもありうる悩みも存在します。診療の範囲はクリニックごとに異なるため、実際に検討する際は各院の公式情報で確認してください。
今回のブランド分割は、この違いをクリニックの名前の段階で見分けられるようにするものだと整理できます。
出典・参考文献
- SBCメディカルグループ「報道資料:韓国を代表する俳優のパク・ソジュン氏、医療エイジングケア『エールシリーズ』新TVCMに出演」2026年9月3日、および代表取締役会長 兼 CEO 相川佳之メッセージ(NERO編集部宛)
★ 企業発表 - SBCメディカルグループ「SBCスキンクリニック ロゴガイドライン」Ver.1.1、2026年7月28日
★ 企業提供資料 - 株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー「美容センサス2025年下期《美容医療編》」2025年12月11日公開。調査時期2025年8月4〜18日、n=13,200。リンク
★ インターネット調査(母集団推計には調査設計上の限界がある) - SBC Medical Group Holdings Incorporated. Form 10-K (fiscal year ended December 31, 2025). U.S. Securities and Exchange Commission. リンク
- SBC Medical Group Holdings Incorporated. "Reports Second Quarter 2026 Financial Results." 2026年8月13日
★ 企業発表(速報値) - Camargo CP, Xia J, Costa CS, Gemperli R, Tatini MDC, Bulsara MK, Riera R. "Botulinum toxin type A for facial wrinkles." Cochrane Database of Systematic Reviews. 2021;7:CD011301. DOI: 10.1002/14651858.CD011301.pub2
★ ランダム化比較試験65件・14,919人の系統的レビュー。追跡期間は最長1年 - Marinelli G, Inchingolo AD, Trilli I, et al. "Proactive Aesthetic Strategies: Evaluating the Preventive Role of Botulinum Toxin in Facial Aging." Muscles. 2025;4(3):31. DOI: 10.3390/muscles4030031
★ 系統的レビュー(採用9件)。著者らは「有望だが、さらに質の高い縦断研究が必要」と結論 - 대한피부과학회(大韓皮膚科学会)「피부관리」リンク
★ 学会公式 - リゼクリニック「美容投資に関する調査」2023年11月7日。調査2023年10月18〜19日、20〜40代男女1,200名。リンク
★ 企業発表(インターネット調査) - 品川美容外科/品川スキンクリニック 公式サイト
★ 企業サイト - 厚生労働省「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告ガイドライン)」医政発0508第1号(平成30年5月8日、令和8年3月30日最終改正)
本記事に掲載したCMキービジュアル、CM場面写真、院内環境の画像は、SBCメディカルグループより報道用素材として提供を受けたものです。
記事の構成・論旨・引用文献の選定は、NERO編集部が独立して行っています。
本記事は広告・タイアップ記事ではありません。







