「髪の毛が最近薄くなってきた」「頭皮が目立ってきた気がする」と感じている方へ、今回は薄毛対策に有効な増毛パウダーについて紹介します。増毛パウダーの選び方やメリット・デメリットを確認して、手軽に薄毛対策を始めませんか?実際に増毛パウダーを使ってみて、それだけではカバーするのが難しいと感じた経験がある方や、今後使用してみてそう感じた方のために、美容医療による薄毛へのアプローチについても一緒に紹介します。コンプレックスを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.薄毛の対策方法とは?
まずは一般的な薄毛の対策方法をいくつかピックアップして紹介します。自分に合った方法を見つけられるよう、ぜひ1つずつチェックしてみてください。
■増毛パウダーを使用する
薄毛対策1つ目は、増毛パウダーの使用です。色が付いた粉末を頭皮に直接つけて、薄くなっている地肌を隠し、増毛したように見せるのが増毛パウダーです。手軽に頭部をカバーして、薄毛を気にならなくするようにできます。
増毛パウダーの使用は、薄毛カバー(薄毛隠し)の方法として、男性・女性問わず多くの方が実施しています。手軽な薄毛の隠し方を探している方は、増毛したように見せられるヘアパウダーを使ってみてください。
■アートメイクの施術
薄毛を隠す方法としては、アートメイクという手もあります。アートメイクとは美容医療の施術で、皮膚の浅い部分に色素を入れる方法です。
アートメイクならつむじや頭部の薄さをカバーすることや、生え際の印象を調整することができるので、より自由度の高い薄毛対策が可能です。
■ウィッグを装着
薄毛をカバーするにはウィッグの装着も有効です。自分に合ったウィッグを使えば、理想のヘアスタイルに近づけることができます。おしゃれ用、長さ出しのためにウィッグを使用するケースもありますが、男性・女性ともに薄毛を隠す方法として採用している方も多くいます。
髪の毛全体を覆うタイプのウィッグのみならず、頭部の気になる部分だけをカバーするタイプもあるので、より自然に薄毛対策をしたいと思う方でも試しやすい方法です。
■レーザーや注射による薄毛治療
医療機関にてレーザーや注射、内服薬などを用いて薄毛の治療をするケースもあります。レーザーを用いて頭皮を刺激し発毛を促したり、注射で頭皮環境を活性化させたりして、薄くなってきた毛にアプローチする方法です。
薄毛治療専門のクリニックも数多くあります。本気で薄毛をどうにかしたい方や、これ以上薄毛を進行させたくない方はクリニックを探してみましょう。
2.手軽な方法は増毛パウダー
上記で紹介した中で最も手軽な方法といえば、やはり増毛パウダーの使用です。アートメイクをする前や薄毛治療中、ウィッグがどうしても装着できない場面でも、増毛パウダーを使えば薄毛をカバーできます。他の方法が気になる方も、1つ持っておくと安心でしょう。
ではここで、増毛パウダーの選び方やメリット・デメリットについて紹介します。
■増毛パウダーの選び方
まずは増毛パウダーの選び方です。
髪色に合わせて選ぶ
髪の毛の色に合わせて選びましょう。髪の毛の色と異なる場合は、増毛パウダーを塗布した部分がかえって目立ってしまうかもしれません。自然に薄毛カバーをするため、髪色に合った色味を選択することがポイントです。メーカーによっては豊富なカラーバリエーションの中から選ぶことができるので、自身の髪色に合ったアイテムをチョイスします。
頭皮への負担がないかどうか
増毛パウダーの使用により頭皮へ負担を与えてしまっては本末転倒です。そのため増毛パウダーの成分にも注目して、頭皮刺激が少ないものを選ぶようにしましょう。低刺激タイプや植物性繊維のものが肌にやさしいといえます。
粒子の細かさを確認
肌に直接密着させる増毛パウダーは、粒子の細かいもののほうがなじみやすく自然に薄毛をカバーできます。そのため、できる限り粒子が細かいものを選ぶようにしましょう。
雨や汗に強いかどうか
増毛パウダーを選ぶときは、耐水性もチェックしておきたいポイントです。雨や汗で増毛パウダーが落ちてしまうと、黒い液が垂れてきてしまうかも……。こういった事態を避けるためにも、ウォータープルーフのものを選ぶのが良いでしょう。
落としやすさもチェック
いくら雨や汗に強くても、シャンプーで落としにくいものは避けましょう。地肌にパウダー粒子が残っていると、頭皮トラブルや服・寝具などへの色移りの可能性があります。そのため、洗い落としやすいかどうかもチェックするようにしましょう。
■増毛パウダーのメリット
次に増毛パウダーのメリットを紹介します。
手軽に使える
増毛パウダーは下準備などの必要がなく、お出かけ前の身支度の際にパパっと手軽に使用できるのがメリットです。気になったときに必要なだけパウダーを振りかけて薄毛をカバーできます。
白髪もカバーできる
増毛パウダーの中には、白髪をカバーできるアイテムもあります。パウダーで白髪対策ができれば、白髪染めの頻度も減らせて髪の毛のダメージ軽減にもつながるでしょう。生え際などの白髪と薄毛の両方が気になる方は、白髪も隠せるタイプを使用してみてください。
値段が安価
効果が期待できるアイテムや処置の中でも、値段が安価な点が魅力です。ウィッグの値段はピンキリですが、オーダーメイドにすると高価になったり、メンテナンスに費用が必要だったりします。もちろん、薄毛治療を受ける場合もそれなりに費用がかかります。
その点、増毛パウダーなら1,000円台から手に入れられるため、リーズナブルに薄毛対策ができるのがメリットです。
■増毛パウダーのデメリット
増毛パウダーのデメリットも確認してみましょう。
帽子などに色が付く可能性がある
薄毛対策のための増毛パウダーは、使い方に注意しないと帽子や服などに色が付いてしまう点がデメリットです。増毛パウダー使用時は帽子をかぶれないこと、洗い残しがあるとタオルに付着してしまうかもしれないこと、洗髪をせずに布団に入ると枕が汚れてしまうことなどを理解したうえで使用しましょう。
基本的に雨や湿度に弱いことが多い
増毛パウダーの定着力には限界があり、基本的には雨や汗などの水分・湿度に弱い傾向にあります。雨の日や汗をかきやすい季節は、なるべくウォータープルーフタイプのものを使用するようにしましょう。
頭皮の状態によっては使いにくい
薄毛の範囲が広い方や前頭部のカバーに使いたい方にとっては、増毛パウダーは使いにくさを感じるかもしれません。薄毛の範囲が広いと粉っぽさが目立ち、パウダーの使用がバレる可能性もあります。また、汗をかきやすい方も増毛パウダーの使用は不向きでしょう。頭皮や髪の状態、肌質によっては、増毛パウダーが使いにくいことも知っておきましょう。
あくまでも一時的な対処でしかない
あくまでも増毛パウダーは、頭頂部の薄さやつむじ周りの広さなど、気になる薄毛を一時的に隠すためのもの。「増毛」といっても髪の毛のボリュームを増やせるわけではなく、根本的解決にはつながらないことを理解しましょう。根本的な解決を望むのであれば美容医療や薄毛治療を検討するのが手です。
3.美容医療での薄毛のアプローチとは
最後に根本的な薄毛対策を考えている方のために、医療でのアプローチ方法を紹介します。
■頭髪専門のクリニックに相談
薄毛をどうにかしたいという方は、まず頭髪専門のクリニックへ相談しましょう。それぞれに合ったアプローチ方法や独自の技術で薄毛にアプローチできます。ただし、薄毛治療にはそれなりにお金と時間が必要になるため、クリニック選びや治療法の選択など、事前調査をしっかり行うようにしましょう。
■薬剤で効果が出なかった薄毛にはヘアアートメイク
「薄毛を隠す」という意味では、増毛パウダーと同様、アートメイクもその方法の1つです。増毛パウダーでカバーできる範囲の薄毛の方は、アートメイクを検討してみるのが良いかもしれません。なぜなら、増毛パウダーのデメリットである水分に弱い点や服などの色移りする点などの心配がなく、継続して薄毛をカバーできるから。
効果は一般的に2年程度続くため、増毛パウダーの購入頻度や費用、手間などと照らし合わせながら、アートメイクも視野に入れてみてはいかがでしょうか?
■まとめ
薄毛の対策は増毛パウダーが手軽で安価に済ませられる方法です。薄毛治療の最中やアートメイクをするまでの期間も、増毛パウダーがあれば手軽にカバーできます。しかし雨や汗に弱いことや服などへの色移りが心配な点など、デメリットもあります。増毛パウダーでカバーできる範囲の薄毛なら、いずれはアートメイクも視野に入れても良いかもしれません。薄毛が気になっている方は、アートメイクの症例やメリット・デメリットをもう少し深くチェックして、検討してみてください。
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【治療の内容】アートメイク
【治療期間および回数の目安】2~3回程度 ※施術回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】1回約¥32,000~¥75,000
【リスク・副作用等】痛み、腫れ、赤み、内出血、炎症、色素沈着、色素不定着、色素の変性、麻酔によるトラブルなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。