二重整形したいorした割合は60%超え!受ける前に知るべき注意点は?

二重整形したいorした割合は60%超え!受ける前に知るべき注意点は?

さまざまな美容整形がある中で、今回注目したのは二重整形。目は、顔の印象を大きく左右するパーツの1つで、ぱっちりとした印象にしたいと考える方が多いです。日本では、どれくらいの方が二重整形に興味があり、施術の経験があるのか、具体的な割合をご紹介します。また、二重整形に注目が集まっている背景や具体的な手段、手術を受ける前に知っておくべき注意点などをまとめました。

1. 日本で二重整形したいorした割合は60%超え!

出典:photoAC

日本国内では、二重整形への注目が高まっています。そこでまずは、日本人で二重整形したいと思っている方、もしくは二重整形をした方の具体的な割合をチェックしていきます。また、二重整形が注目を集めているその背景についてもご紹介しましょう。

■日本で二重整形したい方orした方の割合

株式会社グローバーズラボが行った2019年の調査によると、426名のうち二重整形をしたことがある日本人女性の割合は34%、関心があると回答した日本人女性が32%という結果でした(※)。つまり、二重整形の経験者と、整形はしていないが興味がある方を合わせると、60%を超える結果に。20代のときに二重整形をした方が最も多いというデータもあります。

比較的若い世代が注目しており、見た目の改善を目指して、二重整形をした、もしくは希望している女性が多いようです。

■二重整形が注目を集めている背景

なぜ日本人が二重整形にこれほどまで注目し、実際に手術する方が増えたのか。それは、近年ナチュラルメイクの人気が高まると同時に、メイクしていなくてもはっきりした印象の目元にしたい方が増えている傾向があるからでしょう。

それに伴って、二重ではない方の多くが、カラーコンタクトやアイプチといったアイテムを使って、目を大きく見せる工夫を凝らしているようです。「カラーコンタクトやアイプチの使用が面倒」と感じている方が、その手間を省くために二重整形に踏み切るのもよくあるケース。より美しく、また可愛い自分へと生まれ変わりたいという女性たちの願いが、二重整形の需要の高まりにつながっていると考えられます。

2.埋没法とはどのような施術?メリットデメリットも一緒にチェック

美容整形の一種である二重整形には、主に埋没法と切開法があります。ここではまず、埋没法の施術概要や、メリットデメリットなどについて詳しく解説しましょう。

■埋没法とはどのような施術?

埋没法とは、医療用の細い糸を使って、まぶたの内側にある瞼板(けんばん)や挙筋(きょきん)と呼ばれる部分を縫い、二重のラインを作る方法です。まぶたの脂肪や希望する二重のラインによって、糸を留める場所や何ヶ所留めるが異なります。

表から見たときに、糸を通した痕や糸の結び目が見えないように仕上げたい場合は、埋没法の中でも「裏留め」と呼ばれる手法が採用されます。自然な仕上がりが目指せることから、埋没法の中でも人気がある手術方法です。

■埋没法のメリット

ここからは、埋没法のメリットをご紹介しましょう。

短時間での手術が可能

クリニックや目の状態によっても異なりますが、埋没法はおよそ15~20分で手術が完了することがほとんどです。短時間で手術でき、切開することなくプチ整形感覚でできるため、体への負担も少なくて済みます。

手術後にやり直せる

埋没法は、糸を使って縫う方法のため、比較的簡単にやり直せる点もメリットの1つです。抜糸して新たに縫い直すことで、二重のラインが調整できます。
そのため、仕上がりに左右差があるといったように、何らかの違和感があった際でもやり直すことが可能です。また、二重が似合わなかった場合などには、抜糸することで比較的高確率で元の状態に戻せます。

ダウンタイムが短い

切開しない手術のため、ダウンタイムが3日~1週間程度と短い傾向です。仕事が忙しくなかなかまとまった休みが取れない・学生で勉強が忙しいといった場合でも、比較的トライしやすいでしょう。

■埋没法のデメリット

短時間で手術でき、ダウンタイムも短い埋没法ですが、いくつかデメリットもあります。後悔しないためにも、しっかり把握しておきましょう。

二重のラインが取れやすい

埋没法では、細い糸を使ってまぶたを縫い二重のラインを作るため、術後に目を強くこするなど何らかの衝撃が加わると、糸が切れてしまうことがあるため要注意です。
クリニックによっては、糸が切れることを想定し、アフターケアサービスを設けている場合もあります。例えば、保証期間内に糸が切れた場合の再手術が無料といった内容が定番。カウンセリング時に、アフターケアについて詳しく聞いておくと良いでしょう。

たるみが強い・脂肪が多いまぶたには向いていない

細い糸を使って施術を行う埋没法は、細かい調整が難しいとされています。そのため、もともとまぶたが分厚い方やたるみが強い方などの場合、思うような二重に仕上がりにくい傾向にあるようです。場合によっては、まぶたの脂肪吸引をしてから埋没法を行うなど、何らかの対策を講じるケースもあります。

3.切開法とはどのような施術?メリットデメリットも一緒にチェック

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続いては、もう1つのポピュラーな二重整形方法である、切開法について詳しくチェックしていきます。

■切開法とは?

切開法は、まぶたの皮膚を切開して二重のラインを作る手術です。理想の二重ラインに沿って皮膚を切開した後、余剰⽪膚や眼窩脂肪、眼輪筋などを処理して組織を縫い合わせます。二重のライン上を切開・縫合し、手術痕をできるだけ目立たなくする方法が一般的です。

切開法には、いくつか種類があります。二重のライン全体を切開する「全開切開」や、まぶたの一部分を何ヶ所か切開する「部分切開」が一般的。どの方法で手術するかは、クリニックや目元の状態、目指したい目元などによって異なります。

■切開法のメリット

切開法には、どのようなメリットがあるのかチェックしていきましょう。

理想に近い仕上がりが目指せる

切開法では、メスを使用するため細かい調整がしやすく、理想的な目元に仕上げやすいメリットがあります。そのため、埋没法では難しい二重デザインも再現できる可能性が高いです。より自分らしく、繊細なデザインに仕上げたい方に向いています。

まぶたのたるみや脂肪をある程度取り除くことができる

埋没法では手術が難しいと判断されがちな、脂肪が多くまぶたが分厚い方や、たるみが強い方であっても、切開法であれば理想的な二重に仕上げやすいメリットがあります。なぜなら、切開法では、まぶたを切開した際、余剰⽪膚や眼窩脂肪などを一緒に処理できるためです。

二重のラインが取れづらい

メスを使って二重のラインを作る切開法は、手術後取れにくい点も大きなメリットの1つです。とくに、二重ライン全体を切開する全切開法の場合は、半永久的に二重ラインを維持することが可能。今まで埋没法での二重手術をして何度も取れてしまった経験がある方や、今後何度も手術するのが面倒な方などにも向いています。

■切開法のデメリット

さまざまなメリットがある切開法ですが、もちろん手術前にしっかり把握しておきたいデメリットもあります。

ダウンタイムが長い

切開法では、メスを使って切開するため、埋没法よりも目元へのダメージが大きく、ダウンタイムが長くなる点がデメリットです。切開した範囲や体調などによって個人差もありますが、抜糸まで約1週間、赤みや腫れは約1~2週間、内出血は10日ほど続くことが多い傾向です。
また、抜糸するまではしばらくメイクができないため注意しましょう。普段の生活に支障が及ばないよう、計画的に手術を受けることが大切です。

手術後のやり直しができない

一度切開して作った二重は、元に戻せません。そのため、手術後に万が一、思っていた二重と違う・似合わないと感じた場合などは取り返しがつかないため、事前のカウンセリング時にしっかり医師とデザインをすり合わせることが大切です。明確に理想的な二重デザインを伝える・具体的なシミュレーションを行うといった方法を取り入れて、後悔しないように手術に挑みましょう。

4.二重整形する際の注意点

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二重整形をしたい場合に注意したいポイントが、クリニック選びです。これまでに二重手術の実績がある・口コミが高評価など、信頼できるクリニックを選びましょう。手術後に二重が取れてしまった・副作用が強いといった場合に備えて、保証やアフターフォローが充実しているかもチェックしておきたいポイントです。カウンセリングを活用して、クリニックの方針や説明を聞き、不安な点や疑問が残らないように準備してください。

また、埋没法と切開法では、仕上がりの見た目が異なるため、自分にマッチした方法を選ぶことも大切です。同時に、無理のない予算でできるクリニックを選択することも頭に入れておきましょう。

■まとめ

二重を作る代表的な手術方法は、ダウンタイムが短く手軽にできる埋没法と、より繊細なデザインが再現できる切開法です。それぞれに異なる特徴と、メリットやデメリットがあるため、きちんと理解し納得したうえで手術に挑みましょう。また、個々によって異なる目元の状態にマッチした手術方法を選ぶことも大切です。信頼できるクリニックを見つけ、医師としっかり相談して、理想的な目元を手に入れましょう。

【参考】
株式会社グローバーズラボ「全国の女性を対象に二重整形・アイメイクに対する意識についてのアンケート」

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