
小鼻縮小で後悔しないか不安に思う方は多いでしょう。小鼻縮小は、コンパクトで整った鼻を目指せる治療であるものの、人によって向き・不向きがあります。適切な治療を受けないと「小鼻縮小で失敗した……」と感じることも。今回は、鼻の特徴別に小鼻縮小が向いているかどうかや、失敗例の原因、対処法について解説します。小鼻縮小で後悔しないための対策もまとめたので、理想的な美しい鼻を目指したい方は、ぜひご一読ください。
1.小鼻縮小で後悔しやすい鼻の特徴は?向き・不向きをチェック!

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自身の鼻の特徴を理解しておかないと「小鼻縮小で失敗した……」と後悔しかねません。まずは、鼻の特徴をもとに、小鼻縮小の向き・不向きを見ていきましょう。
■小鼻縮小が向いている鼻の特徴
小鼻縮小が向いている鼻の主な特徴をまとめました。
- 小鼻に丸みがあり横に張り出している
- 小鼻の付け根の幅が広い
横幅が広めの鼻翼を持つ鼻は、小鼻縮小に向いている傾向があります。とはいえ、小鼻縮小の治療法は切開を伴う外科手術から、切らない施術までさまざまです。一言で「向いている」といっても、どのような治療法で小鼻縮小を受けると良いかは、人によって異なります。
例えば、小鼻が横に張り出している方は、鼻の外側を切開する「外側法」、付け根が広い場合は、左右の鼻翼を中心に寄せる「内側法」による小鼻縮小が向いているでしょう。
■小鼻縮小で後悔しやすい鼻の特徴
逆に、小鼻縮小が向いておらず、後悔しやすい鼻の特徴は、主に以下の2つです。
- 小鼻の皮膚が厚い
- 鼻の穴が小さい
小鼻の皮膚に脂肪が多く厚みがある場合、小鼻縮小によって鼻の穴が小さくなりすぎる可能性があります。とくに、内側法はそもそも鼻の穴を小さくしたい方に向いている術式のため、仕上がりが不自然になることもあるでしょう。
鼻の特徴が小鼻縮小に不向きな場合は、複数の施術を組み合わせたり、違う治療法を選択したりといった手段で、理想の仕上がりを目指す必要があります。美容クリニックにて、小鼻縮小のメリット・デメリットを確認し、治療法を検討しましょう。
2.小鼻縮小で後悔……失敗例の原因と対処法5選

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次に、小鼻縮小で後悔につながる失敗例とその原因、さらには対処法について解説します。「小鼻縮小をやって良かった」と思えるよう、知識を深めておきましょう。
■小鼻縮小で後悔した失敗例1|形が不自然に感じられる
小鼻縮小は、精密なデザインのもと行う必要があります。とくに、小鼻縮小の中でも外科手術による治療では、鼻の一部を切除するため、緻密な治療計画の立案が欠かせません。デザインが不適切な場合、鼻全体や鼻の穴の形が不自然になることがあります。また、施術により鼻の穴が小さくなりすぎると、息苦しさを感じることもあるでしょう。
仕上がりの不自然さや息苦しさを感じる主な原因は、過度な皮膚の切除の他にも、もともと小鼻縮小が向いていないタイプの鼻だったことが考えられます。一度切除した組織は元に戻せないものの、修正手術により改善を図れるケースも。術後の仕上がりに納得できない場合は、美容クリニックに相談してみましょう。
■小鼻縮小で後悔した失敗例2|鼻先が太く見える
小鼻縮小では、鼻翼が小さくなることで、相対的に鼻先が大きくなったように見える可能性があります。鼻の丸みが強調され、団子鼻に見えるケースもあるでしょう。実際に、鼻先が太くなるわけではありませんが、小鼻縮小が後悔につながる可能性は否定できません。
小鼻縮小後に鼻先の変化を感じることに抵抗がある場合は、鼻尖形成など別の手術を受けることにより、より理想的な鼻の形を目指せるでしょう。
■小鼻縮小で後悔した失敗例3|術後の違和感が消えない
主に切開を伴う小鼻縮小を行った場合、術後に皮膚が突っ張ったような違和感を覚えるケースがあります。切除や縫合といった施術により腫れやむくみが生じ、皮膚が通常と異なる状態にあることが、違和感の原因です。
一般的には、時間とともにダウンタイムの症状が解消されることで、違和感も自然に薄れていくことが多いでしょう。ポイントは、ダウンタイムを長引かせないよう、施術を受けたクリニックや医師の指示に従うことです。ダウンタイム期間を過ぎても違和感が改善されない場合は、再度クリニックを受診して相談してください。
■小鼻縮小で後悔した失敗例4|ほうれい線が目立つ
小鼻縮小によりほうれい線が目立つようになることがあると、耳にした方もいるでしょう。実際のところ、小鼻縮小が直接ほうれい線に影響を与えるわけではありません。しかし、小鼻縮小により鼻翼や鼻全体がサイズダウンすることで、これまで目立っていなかったほうれい線が気になるようになる可能性があるのです。
小鼻縮小の施術後、ほうれい線が目立って後悔している場合は、他に適応できる治療はないかクリニックで相談してみましょう。例えば、ほうれい線の改善を目指す治療には、ヒアルロン酸注入や糸リフトといった施術があります。
■小鼻縮小で後悔した失敗例5|傷痕が消えない
傷痕やニキビ痕が残りやすい体質の場合、小鼻縮小における切開部分が色素沈着を起こす可能性があるでしょう。小鼻縮小のうち、外側法は手術の切開痕が皮膚の表面にできるため、傷が目立ちやすいデメリットがあります。体質的に傷痕が色素沈着を起こすリスクがある方は、内側法や切らない小鼻縮小、注射による施術といった方法を選べば、リスクを回避できるでしょう。
また、小鼻縮小後に色素沈着が起きた際は、紫外線予防やメラニンの排出促進を行うことで、改善が見込めます。
3.小鼻縮小で後悔しないためにできる3つの対策

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最後に、小鼻縮小で失敗および後悔しないための対策を紹介します。小鼻縮小で後悔しないためには、小鼻縮小の各治療法について、デメリットやメリットを考慮しながら、自分に合った施術を受けることが大切です。美容クリニック受診時に心がけるべきポイントを見ていきましょう。
■小鼻縮小で後悔しない方法1|カウンセリング時にしっかりシミュレーションしてもらう
小鼻縮小には外科手術や注射によるもの、切らない埋没法など複数の方法があります。自分に合った治療を選ぶためには、カウンセリング時に、しっかりシミュレーションしてもらうことが重要です。施術前の入念なシミュレーションにより、仕上がりや施術方法に問題がないか確認できます。
また、カウンセリングの際は、仕上がりのイメージや失敗について心配していることなどを具体的に医師と共有しておくこともポイントです。施術後に「思っていた仕上がりと違う……」と後悔する可能性を低くできるでしょう。
■小鼻縮小で後悔しない方法2|過度な施術を控える
小鼻縮小には向き・不向きがあります。また、小鼻縮小に向いている鼻であっても、過度な施術を行えば、不自然な仕上がりになりかねません。まずは、小鼻縮小だけでは自分の鼻を劇的に変えることが難しい場合もあると、念頭に置いておきましょう。そのうえで、理想の仕上がりを実現するために、小鼻縮小以外のアプローチ方法を医師との相談のもと、検討することも大切です。
過度な施術により不自然な仕上がりになった場合、修復手術が可能なケースもあるでしょう。しかし、鼻を元の状態に戻したり、さらに理想の形に近づけたりといった施術は、決して容易ではありません。だからこそ、小鼻縮小だけに頼った過度な施術は避けるべきなのです。
■小鼻縮小で後悔しない方法3|アフターケアが充実しているクリニックを受診する
小鼻縮小で後悔しないためには、クリニック選びも重要です。カウンセリングの丁寧さや施術における技術力と併せて、アフターケアの充実度も欠かせません。施術後にどのようなアフターケアを行っているかは、クリニックにより異なります。小鼻縮小により失敗したと感じた場合も、再受診して適したケアを受けられるクリニックであれば、後悔せず「やって良かった」と思えるでしょう。
また、アフターケアが充実したクリニックなら、ダウンタイムの症状が長引くといったトラブルが生じた際にも、適切に対応できます。
まとめ
小鼻縮小で後悔しないためには、自分の鼻の特徴を理解し、適切な施術を選択することが大切です。また、小鼻縮小で失敗したと感じる原因は多岐にわたります。施術後に改善を目指す方法もありますが、失敗しないに越したことはありません。クリニックを選ぶ際は、シミュレーションを十分にしてもらえるか、アフターケアが充実しているかといった点を重視しましょう。小鼻縮小を適切な方法で受け、理想の鼻を手に入れませんか。
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【治療の内容】鼻翼縮小(小鼻縮小術)
【治療期間および回数の目安】通常1回
【費用相場】¥180,000~¥400,000程度 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】腫れ、赤み、内出血、痛み、左右非対称など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】鼻尖形成術
【治療期間および回数の目安】1回
【費用相場】¥300,000~¥600,000程度
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、痛み、発熱など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】ヒアルロン酸製剤の注入
【治療期間および回数の目安】約9~12ヶ月に1回程度 ※製剤や部位によって個人差があります
【費用相場】1本 約¥55,000~¥150,000 ※使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】赤み、内出血、腫れ、痛み、アレルギー反応、修正位置のずれなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】糸リフト(スレッドリフト)
【治療期間および回数の目安】1~2回程度、治療後6ヶ月~1年程度で再治療可能 ※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】1本 約 ¥50,000~¥100,000 ※使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】腫れ、痛み、内出血、浮腫み、引きつれ、異物感、部分的な皮膚の凹みなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。