
かぎ鼻と鷲鼻の違いについてご紹介します。さまざまな鼻の形がある中で、かぎ鼻と鷲鼻は混同されやすい形です。
それぞれの特徴を把握して、自身の鼻がどちらの形に該当するのか改めてチェックしてみてください。
どちらも魅力的な鼻の形ですが、人によってはコンプレックスに感じているケースもあります。そこで今回は、かぎ鼻と鷲鼻にコンプレックスを感じている場合の対処法もまとめました。
かぎ鼻・鷲鼻の違いとは?特徴について解説

出典:photoAC
団子鼻やニンニク鼻など、さまざまな鼻の形があります。
こういった鼻の形の種類を表す名称は医学的な呼び方ではありませんが、多くの方が知っているワードです。
そんな数ある鼻の形の中で、混同されがちな“かぎ鼻”と“鷲鼻”の違いについて明確に把握している方は少ないかもしれません。
そこでまずは、かぎ鼻と鷲鼻、それぞれの特徴をチェックしていきましょう。
■かぎ鼻とは
かぎ鼻とは、目の間の鼻の始まり部分に段差があり、鼻筋が前方に突き出している鼻の形を指します。鼻先が下を向いて見えることも特徴の1つです。
横から見てみると鼻が角ばっており、まるでフックのように見えることから“かぎ鼻”といわれるようになったと考えられています。
段差や角があることでクールな印象を与えやすく、場合によっては男性的なイメージを持たれることもある形状です。
■鷲鼻とは?
鷲鼻とは、鼻筋が緩やかにカーブし、前に突き出している形状を指します。かぎ鼻同様に、鼻先が下に向いて見える、鼻が高いといった点も特徴の1つ。
クールで落ち着いており、男性的な印象を与えやすい傾向にあります。
その反面、鼻にある程度高さがあり、鼻筋が通っていることから、美人が多いといわれることもあります。
かぎ鼻と鷲鼻の違い
かぎ鼻も鷲鼻も、鼻筋が前に突き出しており、鼻先が下を向いて見える点が特徴です。
どちらの鼻も、ある程度鼻に高さがあるため、美人でクールな印象を与えます。
鼻筋の中央辺りにある出っ張りのことを英語でハンプといい、かぎ鼻や鷲鼻のような形の鼻をハンプノーズと呼ぶこともあります。
かぎ鼻と鷲鼻は共通点が多く、一見同じように思われがちです。大きな違いとしては、目の間にある鼻の始まり部分に角があるかないかという点。
かぎ鼻は鼻の始まり部分に段差があり、鷲鼻は段差がなく鼻筋が緩やかなカーブを描いています。
そのため、かぎ鼻と鷲鼻を見分ける際には、目の間あたりにある鼻の始まり部分をチェックしてみると良いでしょう。
かぎ鼻・鷲鼻をコンプレックスに感じている場合の対策

出典:photoAC
かぎ鼻も鷲鼻も、どちらも魅力的な鼻の形ですが、中にはコンプレックスを感じている方もいるでしょう。
ここからは、かぎ鼻・鷲鼻の悩みにアプローチできる美容医療での治療方法をご紹介します。
■トライしやすいヒアルロン酸注射
ハンプの度合いや鼻の形状によっては、ヒアルロン酸治療が用いられるケースがあります。
目の間や鼻筋のへこんでいる箇所にヒアルロン酸を注入し、出っ張った部分を目立たなくする治療法です。
主に軽度なかぎ鼻・鷲鼻に用いられることが多く、メスを使用しないことから美容医療にあまりなじみがない方にとってもトライしやすいでしょう。
注射器による治療となるため、内出血などが生じる場合がありますが、ダウンタイムがほとんどない点が魅力です。
ただしヒアルロン酸で鼻の形を修正した場合、個人差はありますが1~2年前かけてもとの状態に戻っていきます。そのため、理想の形をキープするには定期的な施術が必要です。
■長期的な効果を希望するならプロテーゼ挿入
ヒアルロン酸よりも長期的な効果を希望する場合には、プロテーゼによる鼻修正という方法もあります。
アレルギー症状を発症しづらいシリコン製のプロテーゼを鼻筋に挿入し、形を整えることで理想的な鼻を目指します。
クリニックによっては、副作用のリスクを軽減するために、自家組織を用いて作ったプロテーゼを活用する場合も。
プロテーゼでの治療は、主に軽度の鷲鼻に用いられることが多い傾向です。
プロテーゼの施術では、鼻の穴の中を切開し、個々の鼻に合わせて削り出したプロテーゼを鼻筋に挿入します。
プロテーゼを挿入する際の施術時間は30分程度と比較的短く、体にとって負担が少ない治療法です。
腫れや内出血などの症状が表れるダウンタイムは1~2週間程度。鼻の内側から治療をするため、表面上の傷痕は目立ちません。
■理想的なデザインに近づけやすいハンプ切除
ハンプ修正は、かぎ鼻や鷲鼻の特徴である出っ張り(ハンプ)部分を切除し、理想の形に整える治療法です。
ハンプ切除は、比較的ハンプの程度が強い場合に用いられることが多い傾向があります。
メスややすりなどを使用し軟骨を削って治療するため、美容外科での治療が一般的。
鼻を切開して骨を切除するため、理想的なデザインに整えやすく、その形を長く維持できる点が魅力です。
鼻を切開して治療するため、施術後には内出血や腫れといった症状が表れます。
ダウンタイムは1~2週間程度で、症状も徐々に落ち着いていきますが、形状が安定するには2ヶ月ほどかかるでしょう。ただし、鼻の内側を切開するため、表面上の傷はありません。
ハンプ切除の施術は、クリニックによって治療名が異なるケースがあるため、ホームページやカウンセリングなどで、治療内容をしっかり確認しましょう。
かぎ鼻・鷲鼻に関するよくある疑問

出典:photoAC
最後に、かぎ鼻・鷲鼻に関するよくある疑問について、その回答をまとめました。かぎ鼻・鷲鼻をコンプレックスに感じている方は必見です。
■どの方法を選ぶべき?
かぎ鼻・鷲鼻を修正するには、さまざまな方法があります。
個々の鼻の形や理想のデザインにマッチした治療法が選択できるよう、まずはクリニックに相談しましょう。
また、クリニック選びも重要なポイントです。実績がある、評判が良いといったクリニックを選ぶことを意識してみてください。
加えて、自身が理想とする鼻の形をしっかりとくみ取り、形にしてくれるクリニックを選ぶため、カウンセリングが丁寧か、信頼できるかどうかといった点もチェックポイントです。
施術前に、きちんと意思疎通が取れていることで、失敗や後悔を防げます。
複数のクリニックに足を運んでカウンセリングを受け、印象の良いクリニックを選ぶと良いでしょう。SNSなどの口コミも参考になります。
■メイクでカバーできる?
メイクでかぎ鼻・鷲鼻をある程度カバーすることも可能です。
具体的には、鼻筋にハイライトを入れる、鼻筋横にシェーディングを入れる、鼻先にチークをのせるといった方法が代表的。
また、ハンプの部分にローライトを入れて部分的に低く見せることでかぎ鼻・鷲鼻をカバーする方法もあります。
ただし、メイクはあくまで一時的なもの。また、うまくカバーしきれないと感じるケースもあるかもしれません。
できるだけ長くきれいな状態をキープしたい、時短でメイクしたい、メイクでは満足できなかったといった場合には、美容皮膚科や美容外科での治療という選択肢もあるでしょう。
まとめ
かぎ鼻や鷲鼻は、鼻筋にハンプという独特の出っ張りがあり、鼻先が下を向いているのが特徴です。
どちらも鼻が高い傾向にあり、クールで美人な印象を与えやすいですが、中にはコンプレックスに感じることも。
そのような場合には、メイクでカバーしたり、美容治療で鼻の形を整えたりすることで、悩みが解消できるかもしれません。
クリニックの治療を受ける場合は、医師とよく相談して適切な治療法を選択し、自身が理想とする鼻の形を目指しましょう。
この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事
・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。 ・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。 ・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。 |
【施術の内容】ヒアルロン酸製剤の注入
【施術期間および回数の目安】約9~12ヶ月ごとに1回程度 ※状態によって異なります。
【費用】1本 約¥55,000~¥150,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】赤み、内出血、腫れ、痛み、アレルギー反応、修正位置のずれなど
【未承認医薬品に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。
・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
【治療の内容】プロテーゼ挿入
【治療期間および回数の目安】通常1回
【費用相場】1回¥100,000~¥300,000程度 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】痛み、感染、むくみ、違和感、異物感など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。