
美しい目元を演出するための二重整形術。美容外科クリニックでは、なりたい目の形や印象に合わせて選べるようさまざまな種類の手術が用意されていますが、実は「二重整形術=埋没法」というイメージを持たれている方が少なくありません。こちらの記事では、グラマラスラインや目頭切開など、理想の目元へと導く美容整形の手術を種類別にご紹介。自分に適した施術を見つけられるよう、それぞれの特徴や傾向を押さえておきましょう。
1.埋没法以外にもたくさん!目元の手術を徹底比較!
目元の印象を変える手術は、1つだけではありません。こちらでは、埋没法や切開法、グラマラスライン形成など目元にアプローチする美容整形術を種類別にご紹介していきます。
【埋没法】手軽に二重まぶたを目指す
埋没法は、いわずと知れた二重整形術の一種。まぶたの皮下を専用の細い糸で数ヶ所縫い留め、二重まぶたを形成する方法です。ポピュラーなのは2点留めや3点留めですが、近年では留める数を増やした4点留めや糸の結び目が目立ちにくい裏留め、2本の糸をチェーン状につなげて取れにくいラインを作るクロスリンク法、糸の掛け方を工夫してまぶたを強力に固定するマルチプルノット法など、さまざまな術式が出てきています。
埋没法は皮膚の切開を伴わないため、手術痕が目立ちにくく仕上がりも自然。術後1週間程度でまぶたの状態が落ち着いてくるため、まとまった休みが取りにくい方でも受けやすいのが魅力です。ただし、一般的な持続期間は3~5年程度。永久的に効果が続くわけではなく、目元の状態によっては再手術が必要になることもあります。
また、埋没法はまぶたが厚い方やデザインにこだわりがある方には不向き。まぶたが厚いと糸に負担がかかり、緩くなったり切れやすくなったりするリスクがあるためです。デザインの自由度もそこまで高くはありません。希望する二重ラインがある方や細かい調整をしたい方は、慎重に検討するようにしましょう。
【切開法】くっきりとした二重に
切開法は、皮膚にメスを入れ、二重まぶたを形成する手術方法です。皮膚と内部組織を癒着させるため、強固な二重ラインが作れるのが特徴。効果も半永久的に持続します。また、切開法では、たるみの原因となっている余分な脂肪や皮膚も同時に除去することが可能。選択できるデザインのレパートリーも豊富で、まぶたが厚い方でも幅の広いくっきりとした二重ラインを実現しやすいでしょう。
一方で、切開法のデメリットは傷痕が残ること。皮膚が薄い目の周りは傷が比較的治りやすい場所ではあるものの、術後3ヶ月頃までは赤みや腫れが残る可能性があります。ダウンタイムが長引きやすく、二重が完成したあとではデザインの修正も簡単には行えません。
【目頭切開法】目を大きく見せる
目頭切開法は、蒙古ひだ(上まぶたから目頭にかけて覆いかぶさっているひだ状の皮膚)の一部を取り除き、目を横方向に大きくする手術方法です。
蒙古ひだがあると白目や涙丘(目頭にあるピンク色の粘膜)が隠れるため、目が小さく見えたり離れ目に見えたりすることがあります。とくに、東洋人は西洋人と比べて蒙古ひだの張りが強く、幅の狭い二重や目頭の二重ラインが隠れてしまう末広型二重が多いのが特徴。蒙古ひだが邪魔をして幼い目つきに見られやすいだけでなく、メイクでも思いどおりの平行型二重を形成できないケースがあります。
目頭切開法では、蒙古ひだをどの程度切開・除去するかによって目元の印象が大きく左右されます。そのため、横幅を広げて目を大きく見せたい方や離れ目を解消したい方、切れ長で大人っぽい目元を目指したい方、左右のバランスを整えたい方など、さまざまな症例に適応可能です。
ただし、目と目の間隔が近い場合や蒙古ひだの張りが弱い症例には向きません。目頭切開をしても変化を感じにくく、かえって不自然な仕上がりになってしまうことがあります。
【目尻切開法】優しい印象の目元に
目尻切開法は、目尻部分の皮膚や結膜を数mm程度切開し、横幅を延長することで目を大きく見せる手術方法です。目尻側にある白目の露出が増えるため、つり目を和らげて優しい印象に変えたり目そのものを大きく見せたりする効果が見込めます。目頭切開法と組み合わせれば、さらに横幅を広げることができ、二重整形術と併用すれば、目元だけでなく顔の印象を大きく変えることにもつながるでしょう。
ただし、目尻切開法による目の拡大効果は、どれくらいの白目が目尻側の皮膚の裏側に隠れているかによって異なります。目尻の皮膚をこめかみ側に引っ張ったときに、白目が1.5mm以上隠れていることが確認できれば、目を大きく見せることは十分可能です。しかし、1.5mm未満のケースだと、目尻切開法による効果が見込めないこともあります。
【グラマラスライン形成(下瞼開大術)】たれ目を形成
グラマラスライン形成とは、黒目外側の中央から目尻にかけて下まぶたのカーブをゆるやかに下げていく手術のこと。たれ目に見せる効果が期待でき、優しく柔和な印象の目元を演出できます。
目尻切開法と同様、目尻側にメスを入れて目を大きく見せる手術ですが、グラマラスライン形成では下まぶたにのみアプローチ。くりっとしたかわいらしい印象の目元を作るのに適しています。
一方で目尻切開法は、目尻からこめかみまでの距離を縮める手術。目を大きく見せるだけでなく、小顔効果を得やすいのが特徴です。
グラマラスライン形成は、目の横幅を広げつつ、たれ目を形成したい方に向いています。ただし、もともと目と目の間隔が空いている方は、かえって離れ目が強調されてしまう可能性も。施術を希望する場合でも顔全体のバランスを見て、自分に合うかどうかを慎重に吟味する必要があります。
また、切れ長でシャープな目元になりたい方やクールなイメージに憧れている方にも向きません。グラマラスライン形成は、整ったアーモンド型のような目元を作るのに適した手術。女性的で優しい雰囲気になるため、説得力のある力強い目元を目指したい方はイメージにそぐわない可能性があります。
【上眼瞼切開法】すっきりとしたまぶたを実現
上眼瞼切開法は、二重のライン上を切開し、上まぶたの余分な脂肪を取り除く手術。加齢によるたるみが原因で二重のラインが見えにくくなった方や、重力の影響でまぶたが下がり目が小さく見えている方に適しています。目元の若返り手術といわれることもありますが、アイプチやアイテープなどの長期使用によってまぶたのたるみが起きている若い年齢層の症例にも有用です。余分な皮膚を切除すれば、希望どおりの二重幅を目指すこともできます。
ただし切開を伴う手術となるため、腫れや内出血が起きやすく、抜糸も必要。傷痕は二重のライン上にできるのでそれほど目立ちませんが、術後1~3ヶ月は赤みが残ることが予想されます。
【眉下切開法】自然な二重ラインを再現
眉下切開法は、眉毛の下からまぶたの余分な皮膚を取り除く手術です。上眼瞼切開法と同様に皮膚のだぶつきが緩和するためまぶたがすっきりとし、本来の自然な二重ラインが再現されやすくなります。まぶたの腫れぼったさが気になる方や、目の上の皮膚が厚い方、たるみによって二重のラインが見えにくくなってきた方に適した方法です。
切開を伴いますが、眉毛のラインに合わせてメスを入れていくため、上眼瞼切開法よりも傷痕が目立ちにくい傾向にあります。二重のラインに影響を与えるような施術ではないため、眉下切開法は一重のまま、まぶたのたるみを除去したい方からも選ばれています。
2.なりたい目元別!手術の種類と選び方
目元の印象を変える手術には、さまざまな種類があります。そのため、どの手術を選択して良いか分からないというケースもあるでしょう。ここでは、なりたい目元のタイプに合わせた手術方法をご紹介。自分が理想とするイメージに近いものを参考にしてみてください。
ぱっちりとした華やかで大きい目
ぱっちりとした大きい目に憧れる方は、埋没法と目頭切開法、もしくは埋没法と目尻切開法の組み合わせがおすすめ。目の縦方向と横方向のどちらにも拡大効果が見込めるため、華やかで印象的な目元を演出できます。とくに埋没法は目頭切開法と相性の良い手術。蒙古ひだの張りが強く、きれいな平行型の二重ラインが出にくい場合でも、目頭から目尻にかけてくっきりとした二重を形成できます。
目頭切開法と目尻切開法を併用することもできますが、どちらか一方を二重整形術と組み合わせる際は、なりたいイメージに合わせて選ぶと良いでしょう。目頭切開法は、東洋人の象徴ともいえる蒙古ひだを切開するためメリハリのある顔立ちに。目尻切開法は目が外側に大きくなるため小顔効果を得やすいほか、切れ長で大人っぽい印象をもたらします。
優しい印象のたれ目
グラマラスライン形成に目尻切開法を併用すると、優しい雰囲気のたれ目を目指せます。グラマラスライン形成と目尻切開法は、組み合わせることで相乗効果が見込める施術。グラマラスライン形成が目尻切開法による横方向への拡大効果を底上げするため、しっかりと目を大きく見せつつ、たれ目を強調することができます。
目元は、目尻や下まぶたの位置が数mm変わるだけでも印象が大きく変わるものです。グラマラスライン形成と目尻切開法の組み合わせは、優しいたれ目を目指したい方だけでなく、よりはっきりとした変化を実感したい方、たれ目の形や度合いを細かく調整したい方にも向いています。
切れ長でクールな目
キリっとしたクールな目元になりたい場合は、目頭切開法と目尻切開法の組み合わせが適しています。目の横幅が広がると、切れ長でシャープな印象に。大人っぽい女性らしさを演出できます。
また、目を内側と外側の両方に広げていくため、もともとの目を大きくしたような仕上がりになるのも特徴。目元の印象は大きく変わりますが、どちらか一方の手術を行うよりもナチュラルに見えます。目の黄金比に近づければ、顔全体のバランスを整える効果も期待できるでしょう。
まとめ
魅力的な目元を演出する代表的な美容整形術をご紹介しました。目は、顔の中でもとくに印象に残りやすいパーツ。目元の些細な変化が、顔全体のバランスに影響を与える可能性も十分考えられます。そのため、目元の美容整形を受ける際は、入念なカウンセリングが欠かせません。美的感覚の合う医師と相談しながら、なりたい目元を目指すにはどのような手術が適しているのかをしっかりと吟味することが大切です。理想の仕上がりや顔全体のバランスを考慮しながら自分に合う手術を選択し、目元の悩みやコンプレックスから解放されましょう。
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