マツパ予約「埋没してる」と伝えるべき?言わないことのリスクとは

マツパ予約「埋没してる」と伝えるべき?言わないことのリスクとは

マツパを予約する際に埋没法の施術経験を伝えるか悩んで、対策を検索している方はいませんか?検索中にこの記事にヒットしたという方、これから埋没法を検討している方は必見。マツパ予約時に埋没後であると伝えるメリット、伝えないデメリットを解説します。これからマツパをする方で、二重整形術を検討中の方もぜひご一読ください。

1.埋没法とは?施術前後のマツパはOK?

出典:photoAC

まずは、埋没法の基本的な知識とまつ毛パーマ(マツパ)との関係を確認していきましょう。

■埋没法は二重整形術の1つ

二重まぶたをつくる手術方法は2つ、二重切開法と二重埋没法があります。二重切開法は複数の術式が存在しますが、まぶたの皮膚と眼窩隔膜(がんかかくまく)を切り、皮膚の裏側に眼窩隔膜を縫い付けて二重まぶたにするアプローチが一般的です。一方、二重埋没法(以下、埋没法)は切開法ほど大きな負担を伴いません。二重のラインをつくりたい場所に沿って小さな穴を開け、そこに医療用の糸を上まぶたの内部から通して希望の場所に二重ラインをつくり出します。

■【埋没前】にマツパを受けないほうが良い?

一般的に、埋没法を受ける前にまつ毛パーマを施すのは問題ないといわれています。ただし、同じまつ毛への施術でも“まつ毛エクステ”の場合は注意が必要です。せっかく装着したエクステが取れてしまう可能性があるため、埋没法実施前のエクステ装着は避けたほうが良いとされています。まつ毛パーマは“パーマ”なので埋没法によってとれるリスクはありませんが、自まつ毛が抜け落ちる場合はあります。また、パーマでそろえたまつ毛の向きが、埋没法によってばらつきが出る場合もあることは理解しておきましょう。
では、埋没法の予約日前日にまつ毛パーマをかけても良いかというと、これは期間を検討する必要があります。まつ毛パーマによって目元が腫れるなどの可能性があるため、2~3日は空けたほうが無難でしょう。ただし、医療機関によっては2週間空けることを推奨している場合もあるため、施術を受けるクリニックで事前によく確認してからスケジュールを組みましょう。

■【埋没後】にマツパを予約するならいつから?

「マツパと埋没法、どっちが先のほうが良い?」と悩んだ末に、埋没後にまつ毛パーマをと考える方もいるはず。この場合は、埋没法から最低でも1週間は空けるようにしましょう。ただし、明確な期間は定めず「埋没法のダウンタイムが落ち着いていればOK」とする医師もいるため、クリニックや担当医がどのような方針か確認してまつ毛パーマの予約日を決めるのがおすすめです。
一方、クリニックがOKと判断しても、サロン側が一定の期間を設けたい場合もあります。埋没後のまつ毛パーマはいつからできるのか迷ったら、余裕を持って1ヶ月は空けるとベター。背景には、埋没法の施術を受けてから1ヶ月ほどは、傷ができている部分から炎症が起きやすいという理由があります。また、埋没した糸が取れる、二重幅が安定しないといったトラブルのリスクを軽減するという意味合いも含んでいます。

2.マツパを「埋没後」に受けるときに伝えるべきことは?

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「まつ毛パーマを埋没後にしよう」と決めて予約を取る際や施術前には、アイラッシュサロンに次の内容を伝えるようにしましょう。「埋没後だとばれるのは嫌だ」と嫌悪感を抱く方もいるかもしれませんが、伝えないことによってリスク、デメリットが生じる可能性があります。対応策も含めて、具体的に紹介していきますので、ご確認ください。

■予約時に埋没後であることを伝える

マツパの予約時点で埋没後であることを伝えると、まぶたに糸が入っていることを考慮した丁寧な施術が期待できます。糸が取れることはなかなかないものの、リスク回避のために事前に伝えておくほうが良いでしょう。
また、埋没法を受けてから一定の期間が過ぎていないと施術を適用できない場合もあります。当日キャンセルとなってしまうのを防ぐためにも、マツパ予約時には埋没後であることは伝えるほうがお互いのためでしょう。サロンの中には、施術から半年以上期間が空いていないとマツパ施術不可というケースもあります。
埋没法は、最短でも3年前後は持続する施術です。マツパ予約のたびに数年間は埋没後だと伝えるかというと、そうではありません。長めの期間を設けているアイラッシュサロンでも半年ほど。マツパ予約の際は埋没法の施術後、指定された期間を経過するまでは申し出ておくと良いでしょう。

■テープレスでの施術を希望する

まつ毛パーマは、施術時にまぶたにテープを貼る場合があります。予約時に「テープレス希望」と伝えて対応してもらえるか確認しましょう。テープレスであれば埋没後のまぶたや糸に掛かる負担を軽減しやすくなります。他にも予約前に、テープレスを公示しているアイラッシュサロンを探し出すのも良いでしょう。

■左右で異なるカールも相談する

埋没法では、左右の目で仕上がりに差が出る場合があります。具体的には、二重の幅や目の大きさの違いです。再手術してくれるクリニックもありますが、まつ毛パーマで左右差を目立ちにくくすることもできます。埋没後の仕上がりに違和感がある場合は、アイラッシュサロンでマツパ前に埋没後であること、左右差の悩みがある旨を伝えるようにしましょう。左右それぞれの状態に応じたまつ毛パーマで調整してもらうと、より理想に近い目元になれるかもしれません。

3.目元のトラブルを防ぐために……埋没後の過ごし方

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もともとダウンタイムが短いといわれている埋没法ですが、ダウンタイムの過ごし方によって症状を軽減させたり、期間を短縮できたりします。まぶたの状態が少しでも早く安定し、十分なコンディションでマツパを受けられるように埋没後は次のようなポイントを押さえて過ごしましょう。

■埋没後の腫れは冷却する

埋没後に生じる腫れは、冷やすと少し軽減できます。ただし、冷やしすぎは血行不良となり、逆効果で腫れが続いてしまう可能性があるため、適度な温度で行いましょう。埋没後の腫れを冷やす期間の目安は術後3日まで。腫れのピークは翌日、翌々日といわれており、1週間経つ頃には腫れが目立ちにくくなっていきます。

■激しい活動はNG!血流によって悪化も

埋没後は、長時間のお風呂、激しい運動など血流が良くなる行動は控えましょう。血流が促進されることで腫れがひどくなってしまう可能性があります。飲酒も同様の理由で控えたほうが良いでしょう。施術の当日は軽いシャワーで済ませて湯船には浸からない、運動や飲酒は避けるのが基本です。

■頭を高くする姿勢を心がける

頭を高くしておくと、埋没後のまぶたは腫れにくいといわれています。なお、安静に過ごすことは大切ですが、長時間横になっておくと血液が頭のほうに流れ込んで腫れにつながってしまいます。夜の就寝時は枕を高くして、起きているときは座位を心がけると良いでしょう。

まとめ

「人知れず二重整形術を受けたい」「埋没を人に知られたくない」という方もいるはず。しかし、マツパを受けるアイラッシュサロンには埋没後であると伝えるほうが良いでしょう。実際のところ、アイラッシュサロンから他の人に埋没のことが漏れるリスクは限りなく低いものです。それよりも、埋没後に何も伝えずマツパをして糸が取れるなどのトラブルが起こるほうが不満につながってしまうでしょう。埋没後のマツパは埋没の旨を伝え、施術後の過ごし方は紹介したようなポイントを押さえて目元のトラブルを避けてください。

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・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。

【治療の内容】埋没二重法
【治療期間および回数の目安】通常1回 ※持続期間には個人差があり一般的には3~5年程度です。
【費用相場】
・2点留め:1回 約 ¥30,000~¥130,000
・3点留め:1回 約 ¥50,000~¥150,000
・4点留め:1回 約 ¥70,000~¥200,000
・6点留め:1回 約 ¥130,000~¥250,000
【リスク・副作用等】熱感、痒み、むくみ、違和感、左右差、希望と異なる二重幅、眉が下がることによる二重幅の変化など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。