
団子鼻を治すために自力でできる対処法をお探しの方は多いでしょう。
団子鼻を自力で治せるかどうかは、鼻の特徴や原因によって異なります。
そこで今回は、団子鼻になる原因や自力で治すための対処法について解説。
団子鼻の根本的な改善策として、美容医療についてもまとめました。団子鼻を自力で改善したい方は、ぜひご一読ください。
団子鼻の特徴と与える印象

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団子鼻の特徴は、鼻先が丸いこと。鼻先にボリュームが出るため、鼻筋が目立ちにくく「鼻が低い」と感じられる場合もあるでしょう。
団子鼻を治すために、自力で改善させる方法をお探しの方の多くは「シャープさに欠けるところが気になる」「鼻が大きく見える気がする」といったコンプレックスをお持ちかもしれません。
しかし団子鼻のふっくらとした形は、親しみやすく、可愛らしい印象を周囲に与えることもあります。やさしい雰囲気を演出したいときには、プラスに働くでしょう。
団子鼻をもたらす6つの要因

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団子鼻になる原因は多岐にわたります。
原因により自力で改善を図れる場合もあれば、美容医療を検討すべきケースもあるでしょう。
自分の団子鼻を治すための適した方法を判断するためには、自身に当てはまる要因を理解することが欠かせません。
そのうえで、自分に合った団子鼻の治し方や鼻を細くする方法について検討しましょう。
■骨格
鼻の形には、骨格が大きく影響しています。とくに、
鼻先のやわらかい部分である鼻翼軟骨が広がっている場合、鼻先に高さが出にくく、団子鼻になりやすい傾向があります。
また鼻の骨格は、遺伝的な影響を受けやすい部位です。そのため、家系的に団子鼻の特徴に当てはまる骨格を持つ方も多いでしょう。
■体質
団子鼻は、もともとの体質が原因となる場合もあります。
中でも、脂肪の付き方や老廃物の溜まりやすさ、皮膚の厚みといった体質は、団子鼻に大きな影響を与えると考えられます。
鼻先の脂肪が多かったり、皮膚が厚かったりといった特徴が組み合わさり、団子鼻を形成している場合もあるでしょう。
■鼻を触る癖
鼻を頻繁に触る癖がある場合、皮膚が厚くなる傾向があります。
また、鼻の穴に指やティッシュを入れることで、鼻孔が広がると、鼻全体の肥大化にもつながる可能性も。
鼻孔が横に広がり小鼻が大きくなることで、鼻先が低い団子鼻のような印象につながるのです。
■むくみ
むくみにより団子鼻になる可能性もゼロではありません。
鼻がむくむと、鼻先が鼻筋よりも目立ちやすく、団子鼻が悪化したと感じる場合があります。
鼻がむくむ原因となる、塩分・水分の摂りすぎや過度な飲酒に注意しましょう。
■姿勢
日常や寝るときの姿勢が団子鼻に影響を与えている可能性もあります。
例えば、スマートフォンを見る際の姿勢を思い出してみてください。長時間にわたり前傾姿勢を取り続けていると、血流やリンパの循環が滞り、団子鼻を招くおそれがあります。
また、うつ伏せで寝ることにより、鼻の軟骨が圧迫され、団子鼻になるリスクもあります。鼻の変形を避けるため、就寝時は仰向けの姿勢を心がけましょう。
■加齢
加齢による骨の痩せや皮膚のたるみにより、団子鼻が目立ちやすくなることも考えられます。
骨密度が低下すると、軟骨や皮膚が横へ広がり、鼻先が大きくなったような印象につながるでしょう。
また、ハリ不足により鼻周辺の皮膚がたるむことから、小鼻の丸みが目立つようになり、団子鼻がひどくなったと感じられるケースもあります。
団子鼻を治すために自力でできること

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団子鼻を悪化させないためには、癖や生活習慣の見直しが大切です。
また、場合によっては団子鼻を治すために自力で対処できる可能性もあります。
「まずはセルフケアで団子鼻にアプローチしたい」「一時的にでも鼻を高くしたい」という方は、以下の対処法を取り入れてみましょう。
■マッサージで鼻のサイズダウンを図る
団子鼻を治すために自力でできることの一つに、マッサージがあります。
小鼻周辺をやさしくマッサージすることで、鼻のむくみや老廃物の排出を促し、団子鼻解消を目指す方法です。以下の手順でマッサージを行いましょう。
- 小鼻のくぼみに指先を軽く添えて、数秒間圧迫する
- くぼみ部分を軽い力で上下に動かす
- くぼみを上に持ち上げるように伸ばす
- 小鼻・鼻筋・眉間の順に指の腹でやさしく挟む
鼻に圧をかけすぎると逆効果になるおそれもあるため、やさしくマッサージすることが重要です。
マッサージによる団子鼻の治し方は、コストをかけずに手軽に行えるため、セルフケアで改善を図れるか見極めるためにも、試してみる価値はあります。
■ノーズクリップを使って矯正する
ノーズクリップと呼ばれる美容機器を使用し、鼻の形の矯正を図る方法もあります。
ノーズクリップで鼻を挟み、圧力を加えることにより、高さや細さの演出が可能です。
ただし、ノーズクリップの効果は、持続的ではありません。クリップを外してしばらくすると、鼻の形はもとの形に戻ります。
短時間でも団子鼻の改善を目指したい場合に使用するのが良いでしょう。
また、誤った使い方をすると、皮膚がダメージを受ける可能性があります。適切な使用方法を守ってケアしましょう。
■メイクで鼻筋が通っているように見せる
鼻の形を実際には変えずに、メイクで団子鼻を改善する方法もあります。鼻筋が通っているように見せたいときは、以下のポイントを押さえてメイクすると良いでしょう。
- ノーズシャドウを小鼻と目のくぼみになじませ、陰影をつける
- 鼻筋の高いところや鼻先に、ピンポイントでハイライトを入れる
メイクで光と影を駆使することで、小さく高い鼻に見せられます。ノーズシャドウを小鼻全体に塗ると、仕上がりが不自然になる可能性も。
鼻先がVの字の中心になるようなイメージで、小鼻のくぼみに沿うようにノーズシャドウを入れてぼかしましょう。
ハイライトを入れる際も、鼻筋全体ではなく部分的に塗布することで、ナチュラルな立体感を演出できます。
団子鼻を根本的に治すなら美容医療の選択肢も

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団子鼻を治すために、小鼻マッサージやメイクなど、自力でできる方法を試しても改善が難しいと感じる場合には、美容医療という選択肢もあります。
団子鼻の根本的な改善を目指せる治療法を紹介しましょう。
■鼻尖縮小
鼻尖縮小は、鼻先が丸みを帯びて見える原因である鼻先の軟骨を、医療用の糸を使用して中央に寄せる美容整形術です。
余分な脂肪を取り除き、開いた軟骨を寄せることで、シャープな鼻先を目指せます。
施術時間は、20~60分程度。施術方法により異なるものの、鼻の内側や下側の切開を伴うこともあります。
そのため、ダウンタイムとして1~2週間ほど、内出血などの症状が見られます。
また、下側を切開した場合、目立ちにくいとはいえ外から見える位置に傷痕が生じることも頭にいれておきましょう。
また、鼻の下側を切開する鼻尖縮小の場合、施術後数日間、鼻を固定する必要があります。
■ボトックス注射
表情筋の過剰な働きを抑制するボトックス注射も、団子鼻の改善に期待できる美容医療です。
ボツリヌストキシン製剤を鼻に注入し、小鼻を動かす筋肉の働きを弱めることで、鼻孔が膨らんだり、鼻が横に広がったりする動きを抑えます。
注射を使用するため、メスを用いた治療より短時間で済み、痛みやダウンタイムにも配慮されています。
ただし、効果は一時的であるため、理想の仕上がりを維持するためには、くり返しボトックス注射を受けなければなりません。
■脂肪溶解注射
鼻の脂肪が多いことが原因で団子鼻になっている場合は、脂肪溶解注射が効果的です。鼻に脂肪溶解注射を行うことで、ボリュームダウンを図れます。
皮膚を切らずに脂肪を減らせることや、ダウンタイムが短い点が魅力。
また、リバウンドにより鼻が元の大きさに戻ることがほとんどないところもポイントです。
1回の施術で効果を得られる場合もありますが、3回以上繰り返すことで、より変化を感じやすいといわれています。
まとめ
ときにチャームポイントにもなり得る団子鼻。しかし、団子鼻にコンプレックスを抱えているならば、その気持ちに蓋をする必要はありません。
団子鼻の原因には、もともとの骨格や体質に加え、習慣が影響している可能性もあります。
マッサージやメイクなど、団子鼻を治すために自力でできる方法を取り入れたうえで、根本的な改善を図りたい場合は、美容医療も視野に入れてみましょう。
自分に合った方法で、理想の鼻を目指しませんか。
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【治療の内容】鼻尖縮小術
【治療期間および回数の目安】1回
【費用相場】¥200,000~¥400,000程度
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、痛み、発熱など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【施術の内容】 ボツリヌストキシン製剤の注入
【施術期間および回数の目安】約3~4ヶ月ごとに1回程度 ※状態によって異なります。
【費用】¥15,000~¥100,000※本施術は自由診療(保険適用外)です。注入部位や製剤、クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】注射部位の痛み、腫れ、筋肉の部分的な脱力、内出血など
【未承認医薬品に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。
・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
【施術の内容】脂肪溶解注射
【施術期間および回数の目安】約1~2週間間隔で計3~5回程度 ※状態や製剤によって異なります。
【費用】1ccあたり約 ¥5,000~ ¥10,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】
【未承認医薬品に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。
・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
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・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。