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鼻が低いと美人ではないというイメージがあるかもしれません。しかし、中には鼻が低くても美人に見える人がいます。とくに近年では“存在感のない鼻”が新たな美人の条件とされることも。こちらの記事では、鼻が低いけれど美人な人の特徴や鼻のコンプレックスをうまくカバーするメイクテクニックなどについてまとめました。併せて、マッサージや美容医療でアプローチする方法についてもご紹介します。鼻の形に自信がない方やナチュラルな美しさを目指したい方は、ぜひ目を通してみてください。
1.鼻が低いのに美人な人の特徴
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鼻が高い=美人というイメージを持つ方もいますが、最近では存在感が薄い“忘れ鼻”を目指す人が増えています。忘れ鼻とは、主張が強すぎず自然で控えめな鼻のこと。鼻の特徴を思い出せないほど印象に残りにくいことから、忘れ鼻とよばれています。忘れ鼻の特徴は主に5つです。
■ほかのパーツとのバランスが絶妙
顔の印象は、全体のバランスで決まります。鼻そのものの美しさも重要ですが、ほかのパーツとのバランスが取れていなければかえって目立ってしまう可能性も。顔全体を見たときに、調和していることが忘れ鼻の特徴です。目や口との相対関係が整っていれば、鼻が低くても美人に見える可能性があります。
■毛穴やニキビが気にならない
自然で控えめな形をしていても、鼻のまわりに毛穴やニキビがあると、それだけで鼻全体の印象が残りやすくなります。そのため忘れ鼻を目指すには、肌の状態を整えることが大切。鼻の角質を除去するにはピーリング治療などが有用ですが、軽度であればメイクでカバーすることもできます。カバー力の高いファンデーションやコンシーラーを使って、毛穴やニキビを上手に隠しましょう。
■鼻の横幅が小さい
小鼻が小さいのも、忘れ鼻の特徴です。小鼻が大きいと、鼻全体が強調されて見えてしまうことがあります。小鼻とは、鼻先にある左右の膨らみのこと。小鼻が大きいことを団子鼻と表現する人もいますが、団子鼻は鼻筋が低く、鼻先の形が太く丸みを帯びている形状なので、ニュアンスとしては若干異なります。一般的に小鼻は、目と鼻の横幅が同じ、もしくは目の横幅よりもやや小さいくらいが美人に見えやすいとされています。
■鼻の穴が目立ちにくい
鼻の低い美人は、正面や横、斜めなどどの向きから見ても鼻の穴があまり目立ちません。一方で、鼻の穴が大きいとどの角度からでも鼻が際立って見えます。例えば、鼻の先が上を向いている場合や小鼻がめくれている状態は、鼻の穴が目立ちやすい傾向にあります。一般的には、鼻と小鼻の先端が同じくらいの高さに位置しているのが理想です。
■鼻のラインが一直線
鼻が低い場合でも、美人に見える人は鼻筋が通っている傾向にあります。鼻筋が通っているというのは、鼻の付け根(鼻根)から鼻先までが一直線に伸びている状態のこと。鼻筋のラインが真っ直ぐ通っていると、鼻が低い人でもシャープで洗練された横顔美人の印象につながりやすくなります。
一方で、ブタ鼻やにんにく鼻、団子鼻は鼻筋がないといわれやすい形状。横顔を見たときに、どこか野暮ったい印象をもたらします。
また、高さがあっても鼻筋が曲がっていては忘れ鼻の条件に合致しません。鼻がゆがむ原因は先天的なものと後天的なものがありますが、外傷などで変形している場合は、手術で治る可能性があります。
2.低い鼻でも美人に見せるには?
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鼻が低くても、メイクやケアの方法次第で十分魅力的な印象を与えることができます。
■鼻が低いのをカバーして美人顔に見せるメイクテク
まずは、鼻が低いのをカバーするメイクテクニックからご紹介します。
鼻の存在感を薄くするベースメイク
毛穴やニキビがあるせいで鼻が目立って見える人は、ベースメイクをひと工夫。コンシーラーやファンデーションはカバー力の高いアイテムを使って、肌のトーンを均一に整えましょう。ただし、毛穴やニキビを隠そうと厚塗りすれば、かえってのっぺりとした印象につながります。適量をのせることを意識しながら、自然な仕上がりを目指していくのがポイントです。最後に、小鼻の際にルースパウダーを仕込めば、鼻と頬の境目が曖昧になり、存在感が和らぎます。
自然な鼻筋メイクで視線を逸らす
鼻筋にハイライトを入れると、自然なラインが作れます。ただし、ハイライトの入れすぎは禁物。不自然なほど光が集まれば、鼻が目立って見える原因になります。鼻筋メイクは、しているかどうかが分からないくらい控えめに行うのが基本。また、眉間から鼻先まで入れてしまうと鼻が長く見えてしまうため、鼻の付け根と鼻先に少量を仕込む程度にしておきましょう。
シェーディングでシャープな鼻先に
シェーディングで鼻先に影をつければ、鼻が引き締まった印象になります。鼻先に厚みがある、鼻先が下がっている方におすすめの方法です。シェーディングを入れる場所は、鼻先と小鼻の間にあるくぼみ部分。しっかりと影を入れ、違和感がなくなるまで指でなじませたら完成です。
マッサージでむくみのないスッキリとした鼻筋に
鼻に老廃物がたまっていると、むくんで大きく見えることがあります。むくみを解消するには、マッサージが有用です。
老廃物を取り除くマッサージ
- 小鼻の両サイドに人差し指を置き、上に押し上げるようにマッサージする。
- 鼻の形に沿って、押さえる場所を少しずつ上にずらす。
- 眉間の際まで押さえたら終了。
1回につき3~5秒ほどの時間をかけてゆったりと押していくのがポイント。あまり力をかけず、気持ち良いと感じる程度の強さで行いましょう。
鼻筋にアプローチするマッサージ
- 鼻の付け根の横にある骨がくぼんだ部分に、両手の人差し指を置く。
- 両指で鼻筋を挟み、前に出すようなイメージで押し上げる。
- 押し上げて戻す動きを5分程度行う。
圧力をかけすぎたり摩擦を与えたりすると、皮膚が炎症を起こすことがあります。すべりが悪いときはマッサージ専用のオイルやワセリンなどを使って、皮膚にダメージを与えないよう心がけましょう。
3.美容整形で鼻のコンプレックスにアプローチ
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最後に、鼻のコンプレックス解消につながる美容施術をご紹介します。
■鼻中隔延長術
鼻中隔延長術は、鼻先中心部にある軟骨を前方や下方に伸ばし、鼻先に変化を出す手術です。美容外科を標ぼうするクリニックで受けられます。鼻中隔とは、鼻の穴を真ん中で分けている壁のこと。鼻中隔を伸ばす方法として人工材料が用いられることもありますが、耳などから採取した軟骨を使用するのが一般的です。場合によっては、複数の軟骨を組み合わせることもあります。この手術で鼻尖(鼻先の尖った部分)が下がれば、ブタ鼻や短鼻の改善が見込めます。また、鼻の穴が目立たなくなる効果も期待できるため、忘れ鼻を目指したい方から選ばれています。
■小鼻縮小・鼻翼縮小術
小鼻縮小・鼻翼縮小術は、小鼻の両脇にある皮膚を切除し、鼻の横幅を狭める手術のこと。切開を伴いますが、基本的に傷痕が目立ちにくいアプローチが採用されるため、それほど気にならないでしょう。ただし、小鼻が小さくなることで、鼻先が太くなったり低くなったりする可能性も。その場合は、ほかの手術と組み合わせてリスクを回避する方法を模索します。小鼻縮小・鼻翼縮小術は、横幅を狭めたい方や鼻の穴を小さく見せたい方、小鼻の張りが気になる方に適した手術です。
■ヒアルロン酸注入
個々の状態に適したヒアルロン酸を注入すれば、鼻の高さに変化を出すことができます。この施術は注射1本だけで行えるため、非常に手軽。鼻中隔延長術や小鼻縮小・鼻翼縮小術と比べてデザインの自由度はそこまで高くありませんが、即効性があり、施術後から効果を実感しやすいのが魅力です。ただし、ヒアルロン酸は時間が経つにつれて、徐々に体内へ吸収されていきます。そのため、半永久的な効果は見込めません。使用するヒアルロン酸によっても変わりますが、一般的な持続期間は1年程度です。施術効果を維持するには、再度施術を受ける必要があります。
まとめ
顔の中心にある鼻は、見た目の印象を左右しやすいパーツです。鼻筋の通った高い鼻に憧れる人もいるかもしれませんが、そもそも鼻が低いというだけでブサイクと美人に振り分けられるわけではありません。実際、鼻が低い人でも美人に見られる方はたくさんいます。ただし、鼻が低いことに悩んでいる場合は、メイクやマッサージ、美容医療の力を借りてコンプレックスを解消するのも1つの手段です。ぜひこの記事を参考に、自分に合う方法で各々の美しさを実現してください。
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【リスク・副作用等】腫れ、内出血、痛み、鼻中隔が曲がる、左右非対称、鼻先が硬くなるなど
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