一重から二重になりたい人へ|セルフでの方法から美容整形まで徹底比較

一重から二重になりたい人へ|セルフでの方法から美容整形まで徹底比較

一重から二重になる方法は、自力で二重を目指す方法から美容整形までさまざま。本記事では、二重になる可能性があるまぶたの構造や、二重になる方法について詳しく解説します。

それぞれのメリットやリスクなどを徹底比較し、セルフケアから美容整形に移行するときの判断基準にもふれているので、一重から二重になる方法を選ぶ際の参考にしてください。

一重から二重になる方法は?

「二重になりたい」と思っている方が一重から二重になるには、大きく分けて2つの方法があります。1つはセルフで行う方法、2つ目は美容整形です。

気軽にできるセルフでの方法としては、まぶたを二重のりや二重テープで留める方法や、マッサージなどがあります。しっかりと二重の癖をつけたい方は、美容整形を検討しても良いでしょう。

セルフケアで一重から二重にする方法

女性 アイプチ一重から二重になれる方法を徹底比較!|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

出典:photoAC

セルフケアで一重から二重になる確率は、まぶたの構造に大きく影響されます。まずは、まぶたの構造を理解した上で、効果が期待できるようならセルフケアを試してみると良いでしょう。

■二重になる可能性がある構造

一重まぶたと二重まぶたの構造で大きく異なる点は、眼球の上部を覆う眼瞼挙筋(がんけんきょきん)という筋肉がまぶたの皮膚とつながっているかどうか。

二重まぶたは眼瞼挙筋とまぶたの皮膚がつながっていて、一重まぶたはつながっていません。

二重まぶたは、眼瞼挙筋の先端が枝分かれして皮膚につながっており、目を開けるときにまぶたの皮膚を一緒に持ち上げ、まぶたが折り込まれて二重になる仕組みです。

一重まぶたは、先端が枝分かれしていなかったり皮膚へのつながりが弱かったりするため、皮膚が折り込まれず二重のラインができません。

一重から二重になる可能性があるのは、比較的薄いまぶたや、うっすらと二重のラインが見えるまぶたです。

まぶたの構造自体が二重でも何らかの理由で現在一重である方は、セルフケアで癖をつけると二重になる可能性はあるでしょう。

反対に、まぶたの構造が一重の場合や、まぶたの皮膚が硬かったり脂肪が厚かったりすると、セルフケアで二重になる可能性は低いです。

美容整形をしなくても一重から二重になったケースの中でも、短期間のセルフケアにより二重になった場合や、自然に二重へと変わった場合は、まぶたの構造が関係している可能性が高いでしょう。

■二重テープ・二重のり

自力で一重から二重になるには、二重のラインの癖をつける必要があります。主な方法は、二重テープや二重のりです。

二重テープは、二重のラインを作りたい部分の下に貼って二重を作ります。まぶたが厚い方でも二重が作れ、二重のりのように乾燥させる必要がありません。

しかし、アイシャドウなどできれいに隠さないと、テープが見えてしまうことがあります。

二重のりは、接着式と被膜式の2種類があります。

接着式は二重のラインを作りたい部分に二重のりを塗って乾かした後、プッシャーというスティックで皮膚を内側に折りたたんで二重を作る方法です。

被膜式は、二重のラインを作りたい部分の下に塗ってできた膜が、塗っていない部分に食い込んで二重のラインを作る方法。

皮膚同士を接着しないため目を閉じても自然に見える点がメリットですが、まぶたの厚い方は二重を作りにくいというデメリットも。

市販の商品は、美容整形に比べて価格が手頃で気軽に試せる点がメリットです。

しかし、使い続けるとまぶたの皮膚が伸びてたるみが出たり、かぶれてしまったりというリスクもあります。使用後はクレンジングで確実に落とし、ケアを怠らないようにしましょう。

■マッサージ

二重まぶたの構造であるにもかかわらず何らかの原因により一重になっているケースでは、マッサージによる効果が期待できます。

目の周りをマッサージすると、まぶたのむくみや脂肪が減って本来の二重ラインが出ることがあります。

また、目の周りの眼輪筋(がんりんきん)を鍛えてたるみを解消すると、二重のラインが出てくることも。

力を入れすぎたり刺激が強すぎたりすると、眼球や目の周りの皮膚を傷める可能性があります。マッサージをする際は、適度な力加減を心がけましょう。

美容整形で一重から二重にする方法

女性 施術一重から二重になれる方法を徹底比較!|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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まぶたが一重の構造の方や、セルフケアで効果が得られなかったといった場合でも二重になりたいときは、クリニックでの美容整形も検討してみましょう。

美容整形で一重から二重にする方法には、大きく分けて埋没法と切開法の2種類があります。

また、より結果が出やすい方法として、まぶたの脂肪を取る脂肪吸引をオプションでつけることも検討してみましょう。

■埋没法

埋没法は、医療用の縫合糸をまぶたの内側に留めて二重のラインを作る方法です。

メリット・デメリット

埋没法で一重から二重にするメリットは、まぶたを切開しないため、切開法に比べてまぶたへの負担が少ないこと。

また、糸を外して元に戻せるので、やり直しができる点もメリットです。

デメリットは、脂肪が多く厚みがあるまぶたの場合、縫いつけた糸がゆるみ、二重のラインが取れるリスクがあることです。埋没法は費用が安く、比較的気軽に踏み切れる美容整形といえるでしょう。

副作用とダウンタイム

埋没法の主な副作用は、腫れや内出血です。日帰りで手術を受けられ、ダウンタイムが少なく腫れは1~2日ほどで引くのが一般的。

長くて1週間程度で、中にはほとんど腫れず当日中にダウンタイムを終えるケースもあります。

埋没法の費用相場

埋没法の費用相場は、クリニックにより30,000~300,000円と幅があります。

料金が異なる理由は、糸で留める点数(2点留め・3点留めなど)や使用する糸の本数、保証の有無などです。

公式サイトでの料金が安くても、オプション料金がかかって高くなってしまう美容外科もあるため注意しましょう。

■切開法

切開法は、二重にしたいラインに沿ってまぶたを切り、余分な脂肪や皮膚を取り除いて再び縫い合わせる方法です。

メリット・デメリット

切開法は、時間が経っても元に戻る可能性が低い点がメリット。

また、デザインの自由度が高いため、理想的な二重のラインを作れます。二重のラインが取れにくい反面、一度手術すると埋没法のように元に戻すことが難しい点や、ダウンタイムが長い点はデメリットといえるでしょう。

副作用とダウンタイム

切開法の手術後は、疼痛・腫れ・むくみ・赤みなどの副作用があります。

埋没法に比べて腫れやすく、一般的には5日~1週間ほど腫れが続き、長い場合は腫れが引くまで約3ヶ月かかるケースも。

ダウンタイムが長く、日常生活にも影響が出るため、手術後の予定を考慮してスケジュールを組むのがおすすめです。

切開法の費用相場

切開法の費用は、切開する範囲によって大きく異なります。目頭から目尻までしっかり切開する全切開では300,000~400,000円が一般的ですが、中には100,000円以下で受けられるクリニックもあります。

まぶたの中央の一部分を切開する部分切開の相場は、200,000~250,000円程度。クリニックにより価格が異なることはもちろん、部分切開に対応していない場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

■どうやって選ぶ?埋没法と切開法

一般的に、埋没法は末広型、切開法は平行型と呼ばれるタイプの二重ラインを作るのに向いているとされています。理想とする二重ラインのタイプによって選ぶのも基準の1つです。

また、「埋没法はダウンタイムが少ないが取れる可能性がある」「切開法はダウンタイムが長いが半永久的に効果が持続する」といったメリット・デメリットや、費用面で選ぶのも良いでしょう。

セルフケアから美容整形に踏み切るタイミングは?

女性 カウンセリング一重から二重になれる方法を徹底比較!|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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「セルフケアをしているけど、美容整形をしようか迷っている」という方は、以下の基準を参考にして、美容整形に移行するかどうかを検討してみてはいかがでしょうか。

■まぶたの構造が二重になりにくいタイプである

まぶたの構造が一重の場合は、セルフケアで二重の癖をつけるのは難しく、一重から二重になる確率も低いと考えられます。結果を得るには、早めに美容整形に移行するのがおすすめです。

■セルフケアでは効果が表れにくい

セルフケアで効果が表れないケースも、美容整形を検討したほうが良いでしょう。

二重テープや二重のりを使用して二重になっているならまだしも、結果が伴わないようなら手間や時間がかかる上、皮膚がダメージを受けるだけです。

結果が得られないセルフケアを続けるよりも、早く確実に二重が手に入る美容整形に踏み切ってみてはいかがでしょうか。

■皮膚がダメージを受けている

二重テープや二重のりを長期間使用すると、まぶたが荒れて伸びたり硬くなったりすることがあります。

まぶたが伸びると、いざ美容整形で一重から二重にしようと思っても、埋没法できれいな二重が作れなくなるリスクも。

ダメージが見られる場合は、ひどくならないうちに早めに美容整形を検討しましょう。

まとめ

一重から二重になるには、セルフでの方法から美容整形までさまざまですが、そもそものまぶたの構造が一重か二重かによって選択肢が異なります。

セルフでの方法で思うような結果が得られない場合は、まぶたの構造が関係している可能性も否定できません。

二重テープや二重のりで皮膚がダメージを受ける前に、美容整形を検討してみるのもおすすめです。

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【治療の内容】埋没二重法
【治療期間および回数の目安】通常1回 ※持続期間には個人差があり一般的には3~5年程度です。
【費用相場】
・2点留め:1回 約 ¥30,000~¥130,000
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【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
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・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】二重切開法
【治療期間および回数の目安】通常1回 ※治療期間や回復期間は個人差があります。
【費用相場】
・全切開法:1回 約 ¥200,000~ ¥350,000
・部分切開法:1回 約 ¥200,000~ ¥280,000
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、むくみ、痛み、瞼のツッパリ感、違和感、左右差、希望と異なる二重幅など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】眼窩脂肪除去術
【治療期間および回数の目安】1回※状態によって異なります。
【費用相場】¥200,000~¥500,000※術式やクリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、軽い痛み、圧痛、違和感、つっぱり感
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。