【New Topics】初開催の日本美容医療学会～世間の批判と、医師たちのリアルな取り組み

美容医療トレンド

2024.10.15

NEROが、美容医療に関する注目のTOPICSをとりまとめ！

NEROでは、美容医療に関連するニュースやトピックを5秒でわかる内容にしてお届けします。今回のNews Topisでは、世間で揺れ動く美容医療業界に対する批判の声。新たに誕生した日本美容医療学会が果たしてどのように業界を変えていくのか、注目される第1回学術総会の実態に迫る。

2024年10月、日本美容医療学会の第1回学術総会が都内で開催された。この新設の学会は、TCB東京中央美容外科の寺西宏王氏が代表理事を務め、演者の約半数がTCBの医師であったことが世間の注目を集めている。
メディアの批判的な視点は避けられない状況だが、実際の会場ではTCBに限らず、大学病院や外部の医師も多数参加し、幅広い領域での議論が行われた。講演内容の多くは眼瞼下垂やフェイスリフト、糸リフトといった顔の施術に関するもので、最新の施術手法や技術が紹介された一方で、医師のキャリア形成や形成外科資格に関する教育的な演題も含まれていた。
また、厚生労働省の検討会と連携し、学会が美容医療の安全性や質の向上に貢献していくことが期待されている。
批判の声はあるものの、今回の学会は業界全体にとって重要な一歩であり、今後の美容医療の発展にどのように影響を与えていくかが注目される。

▼NERO 編集長’s Check Point
「未来の美容医療を見据えて—批判の渦中に立つ学会が描く業界の新たな展望」

美容医療業界には、常にメディアや世間の厳しい視線が注がれる。しかし、今回の日本美容医療学会の初めての総会は、そうした外部の声を超え、業界全体が共有すべき課題と未来へのビジョンを提示した場だったと言える。
TCBの影響力は確かに大きいが、参加した医師たちはそれぞれが真摯に技術や知識を共有し、議論を深めた。
これからの美容医療市場は、外部の批判や声に揺らぐのではなく、業界内部での透明性と協力が重要な鍵を握るだろう。厚生労働省の介入も踏まえ、安全性や質の向上を進めることで、日本の美容医療が国内外でさらに信頼される存在になることが期待される。今回の学会は、その一歩を示したと言えるだろう。