エラボトックスの施術は一回だけでやめてもいいのか、気になっている方も多いはず。小顔効果が期待できるエラボトックスですが、一度施したとしても永久的には作用しないため注意が必要です。今回は、エラボトックス施術の効果の持続期間や、受けるうえでの注意点について解説していきます。エラの張りに悩んでいる方や小顔になりたい方は、参考にしてみてください。
INDEX
１．エラボトックスの施術とは？どんな効果がある？
エラボトックスが気になっているけれど、具体的にどんな施術か分からない方もいるはず。まずは、エラボトックスの施術の特徴と効果について見ていきましょう。
■エラボトックス施術の特徴
エラボトックスとは、エラの部分にある筋肉にボトックス注射をし、エラの張り改善を目指す施術のことです。ボトックス注射では、筋肉の緊張を緩める働きをするA型ボツリヌス毒素を気になる部分に注入します。「毒素」と聞いて不安に思う方もいるかもしれませんが、A型ボツリヌス毒素は天然のたんぱく質に由来するもの。適切に使用すれば体への悪影響は出ないといわれています。
エラボトックス施術は切開を行わないため、完了までの時間が短く、体への負担が少ないのがメリットです。ダウンタイムが比較的短いため、初めての方でも受けやすいでしょう。
■エラボトックス施術に期待できる効果
エラボトックス施術で期待できる効果は次のとおりです。
- エラの張りを改善する
- フェイスラインを整える
- 左右対称になるようエラを整える
- 小顔にする
- 食いしばり・歯ぎしりを緩和する
エラボトックス施術では、エラの張りを抑えフェイスラインを整える効果が見込まれます。顔の下半分がコンパクトにまとまった印象になるため、小顔効果も期待できるでしょう。また、筋肉を緩める働きにより、食いしばりや歯ぎしりの緩和にもつながる可能性があります。エラボトックス施術は、ホームベース型の輪郭やエラの左右差にお悩みの方、食いしばりや歯ぎしりのクセがある方などに向いているでしょう。
２．エラボトックス施術は一回だけでも効果あり？
出典：photoAC
「エラボトックスを試しに一回だけ受けてみたい」という方もいるでしょう。確かに、エラボトックスの施術は一回でも効果が期待できますが、永久的に作用するわけではありません。では、エラボトックス施術の効果の持続期間と、やめるタイミングについて詳しく見ていきます。
■エラボトックス施術による効果の持続期間
エラボトックスの施術後、1週間程度を目安に少しずつ筋肉が緩んでいきます。そして、約1ヶ月後にはフェイスラインの違いを実感できるでしょう。エラボトックス施術の効果の持続期間には個人差がありますが、大体3～6ヶ月程度といわれています。
■エラボトックス施術は一回だけでやめてもいい？
エラボトックス施術で理想のフェイスラインを保つためには、継続的な治療が必要になります。ただし、短期間のうちにエラにボトックス注射を打ち続けると効果が出にくくなることもあるため、やりすぎには注意が必要です。
また、エラボトックス施術を一回だけでやめても問題はありませんが、やがて効果がなくなり元のエラの状態に戻ります。そうなると、再び張りが気になるかもしれません。治療を続けるかどうかは、医師とよく話し合って決めると良いでしょう。
３．エラボトックス施術を受けたのに効果がないと感じる理由は？
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エラボトックスについて調べると、失敗画像を見かけることも。また、エラボトックスの施術に「効果がない」と感じる方もいるようです。エラボトックス施術に効果を感じない場合は、以下の理由が考えられます。
■骨格が原因でエラが張っている
エラボトックスの施術を受けても効果がないと感じている場合は、エラの張りの原因が骨格にあるからかもしれません。エラボトックスは、筋肉の緊張を緩めることで小顔を目指す施術です。そのため、骨格そのものが張っている場合には効果が得られにくいのです。エラボトックスの施術を受けようと考えている方は、カウンセリング時に、ボトックス注射が自分に合う方法なのか、医師に聞いてみると良いでしょう。
■薬剤の注入量が少ない
エラボトックスの効果が実感できない場合は、薬剤の注入量が少ない可能性も。エラボトックスの施術では、基本的に個人の筋肉量に合わせて薬剤の量を決めます。しかし、注入する薬剤の量を減らして価格を安く設定しているケースもあるため、注意が必要です。薬剤の量が少ないと違いを感じにくく、多いとあごを動かしにくくなるリスクがあります。エラボトックス施術で効果を得るためには、技術と経験を持つ医師に依頼することが大切です。
■効果が表れるまで時間がかかる
エラボトックスは、施術を受けてから少しずつ効果が表れるため、施術後すぐは効果がないと感じるかもしれません。小顔効果を実感しやすいのは、施術を受けてから1ヶ月程度経過した頃です。即効性は期待できないため、エラボトックスの特徴をよく理解してから治療に臨むようにしましょう。
４．エラボトックス施術の注意点
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エラボトックスでは、注射をして体内に薬剤を注入するためリスクもあります。施術を受ける前に、してはいけない行為や注意点を確認しておきましょう。
■腫れや赤みなどの症状が出ることがある
エラボトックスの施術後は注射の刺激によって、腫れ・赤み・内出血といった症状が出ることがあります。ただ、エラボトックスを受けた全員に出現するわけではありません。採血や予防接種でこのような症状が出やすい方は、ボトックス注射でも同様の変化が起こる可能性があることを覚えておきましょう。
■患部を刺激しない
エラボトックス施術を受けた後は、注射した箇所を刺激しないよう注意が必要です。患部を揉んだり触ったりすると、エラ以外の筋肉にも薬剤を広げてしまい、表情に違和感が出るリスクがあります。また、傷口から雑菌が入ったり、内出血が悪化したりすることもあるのです。エラボトックスの施術では注射を用いるため傷口は小さいですが、できるだけ触らないようにしましょう。
■血流を促す行為はNG
エラボトックスの施術当日は、激しい運動・飲酒・サウナ・温泉など、血流を促す行為はNGです。血流が良くなりすぎると、内出血が悪化したり、傷口から再出血したりすることもあります。自己判断で血行を改善するような行為をすると、ダウンタイムが長引いてしまう可能性も。そのため、ダウンタイム中の過ごし方は、クリニックの指示に従いましょう。
■口の動きに違和感を覚えることがある
エラボトックス施術の後は、口の動きに違和感を覚えることがあります。口を開けたり閉じたりするときは咬筋（こうきん）が作用しますが、ボトックス注射によって咬筋の力が抑えられるため違和感が出るのです。生活に影響を与えるほど口を動かしづらい場合は、施術を受けたクリニックに相談してみましょう。
５．エラボトックスの施術で後悔しないために
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エラボトックス施術で後悔しないために大切なのは、信頼できるクリニックを選ぶことです。ここで、クリニック選びのポイントを押さえておきましょう。
■クリニックの実績をチェック
エラボトックス施術で効果を得るためには、技術力のある医師に依頼することが重要です。クリニックの実績や症例を見て、担当の医師のセンスや術後の仕上がりをチェックしましょう。美容クリニックといってもさまざまあり、医師が得意とする施術も異なります。失敗を避けるためには、エラボトックス施術を安心して依頼できる医師を選ぶことが大事です。
■カウンセリングで仕上がりイメージを共有する
エラボトックスの施術で後悔するのは、理想の仕上がりにならなかったことが原因でしょう。希望の輪郭を手に入れるためには、カウンセリング時に医師と仕上がりイメージを共有しておくことが大切です。自分がどのような顔立ちになりたいのか理想を把握し、施術での要望をしっかりと伝えることで失敗を防げます。
また、カウンセリング時には、安心して施術を受けられるかクリニックの雰囲気もチェックしておきましょう。
■まとめ
エラボトックス施術は一回だけでも効果が期待できますが、大体3～6ヶ月程度で効能は薄れます。そのため、小顔効果をキープしたい場合は、定期的に治療を続けることが必要です。エラボトックスを一回だけ受けてみたいという方は、施術をやめると元の姿に戻ることを理解しておくことが大切。エラボトックスを今後続けていくかどうかは、医師と相談して決めるようにしましょう。
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