エラボトックスで輪郭のゆるみを改善!やりすぎの頻度や打ち続けるとどうなるのかまで解説

エラボトックスで輪郭のゆるみを改善!やりすぎの頻度や打ち続けるとどうなるのかまで解説

神経結合部に作用するボトックスは、さまざまな悩みにアプローチできる施術です。その効果を持続するために、何度も施術を受けている方もいるはず。しかし、繰り返し施術するうちに、やりすぎるとどのようになるのか不安に思うこともあるでしょう。そこで今回は、エラボトックスの施術をやりすぎるとどのようなことが起こりうるのかをまとめました。また、エラボトックスの魅力や適切な施術頻度、注意点などについてもご紹介します。

1.エラボトックスとは?その魅力も一緒にチェック

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まずは、エラボトックスの概要から詳しくご紹介していきましょう。また、どのような魅力があるのかも解説します。

■エラボトックスの概要

エラボトックスの「ボトックス」とは、「ボツリヌス菌」から抽出された成分を気になる部分に注射器で注入する施術です。神経と筋肉をつなぎ合わせている部分にボトックスが働きかけ、筋肉の動きを局所的にリラックスさせます。すると、筋肉収縮が弱まり、シワやたるみなどの改善効果が期待できます。ほかにも、脇汗の抑制や肩こりの症状を和らげるために活用されることもあり、さまざまな悩みにアプローチ可能です。1回だけの施術はもちろん、繰り返しボトックスを打つなど、個々によって施術方法が異なります。

そんなボトックスをエラに注入する施術が、エラボトックスです。エラボトックスの施術を行うことで、エラ部分が引き締まり、出っ張っているエラを目立ちにくくします。エラが小さく見えることで、小顔効果も期待できる施術です。
エラボトックスは、頬骨~フェイスラインあたりにある咬筋と呼ばれる筋肉が発達したことによるエラ張りの症状を軽減します。日常生活で過剰に咬筋が過剰に発達することはほとんどありませんが、睡眠中に無意識に噛みしめている、食いしばるクセがあるといった場合に発達しやすい筋肉です。

エラボトックスの経過には個人差はありますが、一般的に注射当日にはほとんど変化がなく、施術後2~3日経過してから効果が現れ始めるのが一般的。その後、1~2週間程度かけて安定し、3~4ヶ月程度は引き締まった状態が持続します。その後、数週間かけて徐々に筋肉が元の状態になるのが特徴です。

■エラボトックスの魅力

エラボトックスの施術は、注射器を使って筋肉に注入するのが一般的です。そのため、皮膚を切開する必要がなく、ダウンタイムが短い点が大きな魅力です。また、麻酔なしでも治療可能なため、施術にトライしやすい点もメリット。エラ張りにアプローチできるほか、小顔になりたい、歯ぎしりを改善したいといった場合にも向いています。

2.エラボトックスをやりすぎるとどうなる?

エラ張りを軽減し、小顔効果が期待できるエラボトックス。しかし、施術頻度を守らずに頻繁にエラボトックスを打ち続ける、1回あたりに注入するボトックスの量が多いなど、施術をやりすぎるとどのようになるのかを詳しく解説していきます。

■頬がこける

1回あたりの施術で注入するボトックスの量が多すぎる場合に起こりうるトラブルです。エラボトックスをやりすぎると、筋肉の動きが過剰に鈍り、頬がこけることがあります。頬がこけると、ほうれい線が目立ちやすくなり、施術前よりも老けて見える可能性も否定できません。
エラにボトックスを多く注入したからといって、そのぶん比例してエラが小さくなるわけではないことを覚えておきましょう。

■皮膚がたるむ

エラボトックスを過剰な頻度で打つ、1回あたりのボトックスの量が多いと、筋肉が縮んで厚みがなくなり、皮膚がたるんでしまうこともあります。エラボトックスによって筋肉は委縮しても、皮膚の面積は変わらないためです。
皮膚がたるめば、せっかくエラボトックスを打っても、満足できる効果を感じにくくなる場合もあります。皮膚がもともとやわらかい、加齢などによって皮膚が薄くなっている方によくあるトラブルです。

■不自然な表情になる

エラボトックスを大量に注入すると、筋肉の動きが過剰に鈍くなり、表情が不自然になることがあります。フェイスラインあたりが動かしにくい、うまく笑えないなど、自分自身でも違和感があるでしょう。
また、例え医師が適切な施術を行ったとしても、施術箇所をむやみに触ると注入したボトックスがほかの場所へ流れ、不自然な表情になることも考えられるため注意が必要です。

3.エラボトックスを長期間続けるのはあり?

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エラボトックスは、施術後から一定期間経過すると、徐々に効果が薄れていく特徴があります。効果を持続させるため、繰り返し施術を受けることを検討している方もいるでしょう。しかし、長期に渡ってエラにボトックスを打ち続けると、なにかしらトラブルが起こるのではないかと不安を感じる場合もあります。そこでここでは、エラボトックスを長期間打ち続けるのは良いことなのかをチェックしていきましょう。

■効果を持続させたいなら継続的な施術はOK

エラボトックスの効果を持続させるために継続的に施術を受けることは、とくに問題ではありません。何度も施術を受ける場合には、エラボトックスの効果が切れるタイミングで再度注入します。回数を重ねるごとに効果が安定し、持続期間が長くなるケースもあるため、医師としっかり相談して再施術のタイミングを見計らってみてください。

■1回の施術だけでやめるとどうなる?

エラボトックスの効果は半永久・永久ではないため、施術をしなければ元の状態に戻るのが基本です。つまり、1回だけで施術をやめれば、一定期間経過後に施術前の状態に戻ります。施術して数ヶ月間はボトックスの効果が発揮されているため、1回のみの施術でも一時的なエラ張りの軽減や小顔効果が見込めるでしょう。

4.失敗しないために!エラボトックスの適切な頻度

エラボトックスの適切な施術頻度は、3~4ヶ月程度に1回が一般的です。ただし、個人差があるため、クリニックを受診して医師の診断に従いましょう。適切な頻度を守らず短いスパンで施術をすると、抗体ができて効果を感じにくくなることもあるため、注意してください。

5.エラボトックスを受けたい際に気を付けたいこと

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エラボトックスの施術を検討している場合、失敗して後悔しないために気を付けたいことをご紹介しましょう。

■エラボトックスの必要性を見極める

エラのボトックス注射は、エラ部分にある筋肉の働きを鈍くすることによって出っ張ったフェイスラインを引き締める施術です。そのため、咬筋の発達が原因である場合に効果的。
骨格によるエラの出っ張りの場合は、エラボトックスの施術では効果が得られません。この場合には、骨を削る手術を行うのが一般的です。もしも、骨格が原因のエラ張りの方がボトックスを注射すると、頬がたるむことがあります。まずは、医師の診断によってエラ張りの原因を見極め、本当にエラボトックスが必要かどうか判断しましょう。

■カウンセリングでしっかり相談する

エラボトックスの施術時に、1度に注入するボトックスの量や注入位置が正しくない場合には、理想的な仕上がりから遠ざかってしまいます。そのため、カウンセリング時に、医師としっかり相談し、正しい施術を受けましょう。自身が抱える悩みの詳細や、不安な点についてもカウンセリング時に聞いておくのがおすすめです。また、支払いに困らないよう、詳しい料金についても相談しておきましょう。

■正しい施術頻度や回数を守る

エラボトックスの効果を得るためには、正しい施術頻度を守ることが鉄則です。3~4ヶ月に1回という目安を参考に、自分自身の状態を考慮した施術頻度を、医師に指示してもらってください。また、料金や施術希望部位の状態を考慮して、必要最低限の施術頻度を明確化してもらうことも大切 です。

■まとめ

エラボトックスは、エラ張りの軽減や小顔効果が期待できる施術です。正しい施術頻度や注入する量などを医師と相談して、やりすぎに注意しましょう。施術頻度や注入量を間違うと、たるみや不自然な表情などのトラブルが考えられます。カウンセリングの時間を活用して、しっかり医師と話し合い、出っ張りのない理想的なフェイスラインを手に入れてみてください。

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