妊娠中に美容皮膚科でできることはある?産前・産後のケア方法とは

妊娠中に美容皮膚科でできることはある?産前・産後のケア方法とは

妊娠中に美容皮膚科でできることがあるのかどうかをご紹介しましょう。また、産前・産後のケア方法や美容皮膚科でのおすすめの施術などもまとめました。妊娠中はもちろん、産後も美しくありたいと思うのは、多くの女性の願い。しかし、胎児の成長にとって重要な自身の体も気遣いたいものです。この記事では、産前・産後の体を労わりつつ、美しさも手に入れたい女性必見の情報を解説します。

1.妊娠中に美容皮膚科でできることは?

レーザーやピーリングなど、美しさをサポートしてくれるさまざまなメニューを展開する美容皮膚科。性別関係なく多くの方が頼りにしている場所で、定期的に足を運んでいる方もいるでしょう。

そんな美容皮膚科で行われるピーリングやレーザーといった施術は、胎児に影響を与える可能性はほとんどないとされています。しかし、施術による緊張やデリケートな肌状態になっていることを考慮して、妊娠中は整形や内服薬治療などを含む美容医療に関する治療はしていないのが一般的です。もちろん、施術によっては体に影響を及ぼす可能性があることも考えられます。

妊娠中に美容皮膚科でできることはほとんどありませんが、クリニックによっては、カウンセリングや栄養療法といったことであれば対応・相談可能な場合もあります。また、中には産婦人科が併設された美容クリニックがあり、妊娠中でもできる美容医療の施術を受けているところも。こういった美容クリニックで施術を受ける際は、決して無理はせず必ず医師の判断を仰ぐことが大切です。

2.妊娠中にできる美容ケア方法はある?

出典:photoAC

妊娠中は、美容皮膚科でできる施術はほとんどない傾向です。そこで実践したいのが、自分でできる美容ケア。妊娠中でも取り入れられる美容のセルフケア方法を4つご紹介しましょう。

■色素沈着対策

妊娠中はエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンが増加することによって、メラニン色素が多くなりがちです。メラニン色素はシミの原因となる物質であるため、色素沈着やシミのリスクが高くなる可能性があります。そこで、日々の紫外線ケアや食べ物に配慮して、色素沈着やシミの予防をしましょう。

具体的には、妊娠中のデリケートな肌に配慮してできるだけ負担のかからない日焼け止めを塗る、日傘や帽子といったアイテムで物理的に紫外線から肌を守るといったことが代表的です。また、妊娠中の紫外線対策にぴったりなビタミンCを多く含むフルーツや野菜を積極的に取り入れるのも、覚えておきたい美容ケア。日々のちょっとした積み重ねが美しさをサポートします。できることからピックアップしてトライしてみてください。

■妊娠線やかゆみ対策

妊娠中のホルモンバランスが影響し、妊娠線ができやすくなったり皮膚にかゆみを感じたりすることがあります。そこで取り入れたいのが保湿ケアです。妊娠線は、お腹が大きくなる前からしっかり保湿することで予防につながります。清潔にした肌に、保湿力に優れたアイテムを使ってマッサージしながら塗布しましょう。お腹以外にも、太ももやお尻、バストといった部位も妊娠線ができやすいため、日頃から保湿を心がけてください。合わせて、体重が急激に増えないようコントロールすることも意識したいポイントです。

■白髪対策

産後に起こりやすいトラブルの1つに、ホルモンバランスなどが影響して発生すると考えられている白髪があります。そこで、妊娠中から頭皮マッサージをして、産後を見据えたケアをしましょう。また、血行血行が悪くなると頭皮環境に影響します。マッサージを習慣化することで、白髪はもちろん抜け毛やフケ予防にもつながります。

■代謝をダウンさせない対策

妊娠中は自身の体調や胎児に配慮して、激しく動くことは避け、ゆっくりと過ごす時間が増えることもあります。すると、運動不足になってしまい、代謝がダウンするケースも。代謝が落ちることで、ボディラインのたるみや太りやすくなることがあります。そこで、妊娠中には、無理のない範囲で軽い散歩やマタニティヨガなどを取り入れると良いでしょう。もちろん、医師の指示に従って、体に負担がかからないように取り組むことが大切です。

適度な運動と一緒に、筋肉にとって重要な栄養素であるたんぱく質の摂取を心がけることも取り入れたい美容ケアの1つ。たんぱく質は、ホルモンの分泌や胎児の成長にも必要な栄養素です。魚や肉、卵や大豆製品など、バランス良く摂取してみてください。

3.産後はいつから美容皮膚科での施術をしていいの?

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個々の体調や施術内容によって異なりますが、産後に美容皮膚科で施術が受けられるのは産後半年~1年程度経過した頃が一般的です。美容皮膚科によっては、授乳が終わってから、48時間断乳が可能な方、生理が再開したらなど、施術するにあたり各施術にルールを設定している場合もあります。気になる肌悩みを明確にし、トライしたい治療の種類や治療開始時期など、医師に相談して指示を仰いでください。もちろん、自身の体調が落ち着いてきたタイミングであることが前提であるため、無理は禁物です。

4.産後に美容皮膚科でできることは?おすすめの施術3選

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産後にぴったりな美容皮膚科での治療を3つご紹介しましょう。医師と相談して、妊娠中にはできなかった美容ケアをベストなタイミングで開始してみてください。

■産後の気になるシミに|ピコスポット

ピコスポットは、産後にできやすいシミにアプローチできる施術です。ナノ秒よりもさらに短いピコ秒でレーザーを照射するため、肌への熱作用が少ない画期的なレーザー治療。一時的にシミが濃くなったり赤みが出たりする場合もありますが、ダウンタイムはほとんどなく、少ない回数で施術可能な点が魅力です。美容皮膚科やクリニックによっても異なりますが、一般的には産後3ヶ月以上経過し、生理が再開した時期から施術できるケースが多いようです。

■つらい肩こりにアプローチ|ボトックス(A型ボツリヌス毒素)注射

産後の慣れない育児で起こりがちな肩こり改善には、A型ボツリヌス毒素注射が向いています。A型ボツリヌス毒素注射は神経と筋肉の結合部分に作用し、筋肉をリラックスさせる治療法。肩こり以外にも、表情ジワへのアプローチやエラを小さく見せる、脇汗を抑制するといった治療にも用いられます。トライしやすい注射器による治療で、メイクや入浴も当日から可能です。治療後に内出血が現れる場合もありますが、ダウンタイムはほぼありません。
A型ボツリヌス毒素注射による治療は、授乳が完全に終了してから治療を開始すると定めている美容皮膚科が多い傾向。美容皮膚科やクリニックによって異なるため、カウンセリングなどを利用して相談してみてください。

■顔やボディの引き締めに|ハイフ

ハイフは産後に気になりがちなボディラインの部分的なたるみにぴったりな施術です。もちろん、フェイスラインの引き締めにも用いられます。超音波の熱エネルギーを肌にあて、脂肪細胞を破壊して排出させることでタイトニングします。メスを使用せずにボディやフェイスラインなどをタイトニングできる施術で、ダウンタイムはほぼありません。日常生活に影響を与えにくいことから、子育て中でもトライしやすいでしょう。ハイフによる治療は、産後の授乳が完了してから行うケースが一般的です。

まとめ

妊娠中、美容皮膚科で治療としてできることはほとんどありません。ただし、カウンセリングや栄養指導であれば受けつけているクリニックもあります。そこで妊娠中には、紫外線対策や頭皮マッサージ、運動などのセルフケアを行い、産後に体調が落ち着いてから美容皮膚科での治療を受けるようにしましょう。セルフケアや産後の治療開始のタイミングについては、医師と相談して正しく行うことが大切です。妊娠中、産後もきれいでいるために、体調に配慮してセルフケアや美容皮膚科での治療をうまく活用してみてください。

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