眉アートメイク除去~入れ直しする人が増えている!?「眉毛が抜けない・その日から自然に除去できる・かさぶたにならない」アートメイク除去の最新トレンドや眉デザインの今後の動向に注目

眉アートメイク除去~入れ直しする人が増えている!?「眉毛が抜けない・その日から自然に除去できる・かさぶたにならない」アートメイク除去の最新トレンドや眉デザインの今後の動向に注目

アートメイクといえば、眉毛が美しく整い、メイク時間も短縮できることで人気の美容施術。しかし、最近ではさまざまな理由からアートメイクの除去を望む方も増えています。ニーズの高まりとともに、アートメイク除去技術は日々進化し、機器の性能も向上しているのだとか。今回は、そんなアートメイク除去の“今”に注目。眉トレンドの変遷や今後の動向についてもまとめました。

1.アートメイクを除去する理由とは?

アートメイクはタトゥーと違い、施術から数年経てば色が自然と抜けていくもの。それでも除去を望むのは、次のような理由からだといいます。

【理由1】眉トレンドの変化

アートメイク除去の理由として多いのは「今のトレンドに合わない」というもの。アートメイクは数年で薄くなるため「トレンドに合わせやすい」という点もメリットの1つですが、流行に敏感な方ほど施術から時間が経つにつれて時代遅れに感じやすいようです。

眉毛のトレンドは、およそ10年ごとに移り変わるといわれています。アートメイクをする際には、今後のトレンドも意識したデザインにすると失敗が少ないかもしれません。

【理由2】アートメイクの色褪せ

アートメイクは時間経過とともに色が薄くなっていきますが、基本的に施術時の色のまま持続します。しかし、施術後に紫外線ケアや保湿ケアを怠ると、変色や色褪せが起こることも。特にダウンタイム中は外部刺激の影響を受けやすいため注意が必要です。

色褪せや変色が起こってしまった場合にはメイクによってカバーもできますが、それでは「メイク時間の短縮」というアートメイクの良さが発揮されません。そのため、一度除去してから新たに色を入れなおすことを選ぶ方が多いようです。

【理由3】個人の好みやライフスタイルの変化

「好みが変わった」というのも、よくある除去理由の1つ。美意識や価値観、ライフスタイルなどの変化に合わせてアートメイクを変更したいと考える方もいます。

2.アートメイク除去とはどんな施術?

アートメイクは医療行為のため、色を入れる施術と同様に、除去施術もクリニックでのみ可能です。主な除去方法は、次の4つ。それぞれ特徴を見てみましょう。

レーザー 比較的肌へのダメージが少ない
・赤系色素や肌色の色素は除去が難しい可能性あり
・繰り返すと皮膚が硬くなる、痕が残る、脱毛などのリスクがある
切除術 レーザーの次に肌への負担が少ない
・回数を重ねなくても除去できる
・眉毛のアートメイクの場合には、まぶたのたるみ除去も同時に行える
除去液や除去クリーム レーザーでは難しい赤系色素も除去できる
・肌へのダメージが大きく、拒否反応が出やすい
・約1年以内に入れたアートメイクに有効
肌色の色素注入 肌色に近い色素を注入してカモフラージュする
・短時間で効果を実感できる
・一度肌色を入れてしまうとレーザーで除去できなくなる

これらのうち、最も一般的なのはレーザーによる除去。その他の3つは、レーザー治療が困難な場合、回数を重ねないと除去できそうにない場合に行われます。

▽アートメイクなど「メイク時間の短縮につながる美容医療」についてはこちら

3.最新機器が登場!進化したアートメイク除去技術

主流のアートメイク除去施術であるレーザー治療は、機器の開発が繰り返され、少しずつ進歩しています。ここからはアートメイクにまつわる最新の動向について解説しましょう。

アートメイク除去に適したレーザー機器が登場

今でこそアートメイク除去の方法として一般的になったレーザー治療ですが、従来の施術ではタトゥー専用機器が多く使用されており、さまざまな問題を抱えていました。
その問題とは……
「綺麗に除去するには回数を重ねないといけない」
「何度も照射するので肌へのダメージが大きくなってしまう」
「黒系以外の色素だと除去しきれない」
「眉毛やまつげの脱毛リスクが怖い」
など。このようなリスクから「アートメイクは一度入れたら除去できない」と考える人も多くいました。

出典:CUTERA

しかし、最近ではタトゥーだけでなくアートメイク除去にも適した機器が登場。最新レーザー機器「ピコレーザー」は、従来のアートメイク除去が抱えていた問題を解決できると多くのクリニックで導入されています。

「ピコレーザー」のメリットをまとめると、次の4つ。

  • 従来のレーザー機器の約半分の回数で除去できる
  • 肌への負担が少なく、傷痕が残りにくい
  • 脱毛リスクがない
  • ほぼすべての色素を除去できる

ピコレーザーにはいくつかの種類があり、それぞれ得意とする施術が異なります。クリニック選びの際には、どの機器を導入しているかもチェックすると安心でしょう。

アートメイクアーティストが発信する“アートメイク除去”

アートメイクのスペシャリストであるアートメイクアーティストも、自身のSNSや講演会などを通じてアートメイク除去の技術や考え方を発信しています。

Anzy Jungさん

韓国出身のAnzy Jungさんは、世界各国での施術経験を持つ国際的アートメイクアーティスト。高い施術技術だけでなく、心と人生に寄り添う“心をつなげるアーティスト”としての活動が多くの支持を集めています。

出典:@anzybrowsさん

Anzyさんは、日本におけるナチュラル眉毛アートメイクの先駆け的存在。韓国の最新技術を取り入れた「Anzyすっぴん眉」は、瞬く間に日本人女性の心を掴みました。

出典:@anzybrowsさん

アートメイク除去では、日本で革新的といえるダメージの少ないレーザー治療を提供。色素成分の豊富な知識と次のデザインまで考慮した施術、そして患者さんの心に寄り添うサポートがAnzyさんの魅力です。
【Anzy Jungさん Instagram▶@anzybrows

増淵かおりさん

国内トップクラスのアートメイクアーティストとして活躍する増淵かおりさん。実力派アーティストが所属するアートメイクのハイブランド「THE BROWS TOKYO(ザブロウ トウキョウ)」の代表を務めます。

出典:@kaori_thebrows_artmakeさん

“毛並み眉アートメイク”をコンセプトに、繊細な毛流れによって印象を変える施術を提供。その技術の高さを求めて、国内外から多くの予約が殺到する人気アーティストでもあります。また、アートメイク除去では肌の健康を第一に考え、痛みやリスクを最小限に抑えた方法が注目されています。
【増淵かおりさんInstagram▶@kaori_thebrows_artmake

【アートメイクアーティストによる除去をおすすめする理由】

アートメイク除去は、アートメイクアーティスト(アートメイク専門ナース)の在籍するクリニックで行うことをおすすめします。アートメイクアーティストとは、医療資格を有し、アートメイクにおいても高い技術を持つ施術者のこと。さらに、色素構成についても豊富な知識を持っています。
アートメイク除去は、色素の種類によって照射すべきレーザーが異なります。そのため、どんな色が使われているのか正確に見分けられるスキルがなければ、完全に除去することは難しいでしょう。元の眉毛にきれいに戻したい方は、ぜひアートメイクアーティストによる施術を受けてみてください。

4.昭和・平成・令和へ……眉トレンドはどう変わった?

アートメイク除去のきっかけにもなる眉トレンドの変化は、その時代に流行ったファッションやメイク、文化の影響を受けています。これまでの傾向を見ると、10年~20年ごとに、太眉と細眉が交互に繰り返されているのだとか。懐かしい過去から現在まで、眉のトレンドを見ていきましょう。

1980年代 太くて濃い“バブル眉”

しっかりと自己主張のある眉毛で“自立した女性”を表現。こげ茶や黒のアイブロウペンシル・パウダーで眉頭から眉尻までやや長めのラインを引き、その間を濃く塗りつぶすように描いていました。

1990年代 極細で吊り上がった“ギャル眉”

1990年代は、“アムラー”に代表されるギャルメイクの黄金期。眉山を高くとってアーチ型にした超極細眉が主流になりました。この時代の細眉ブームの影響で、眉毛を抜きすぎてしまった方も一気に増えたのだとか。

2000年代 眉山から角度をつけた“キレイめ眉”

1990年代に比べるとやや太めになってきたのが2000年代の眉。ラインをぼかさず、しっかり描くところは1990年代と同じですが、眉山をしっかり作り、眉尻に向かってスッと細くなるところが特徴です。

2010年代 並行眉で角度をつけない“ナチュラル眉”

2010年代になり、眉のトレンドにも大きく変化が訪れます。これまでラインや色をはっきりと際立たせる眉毛が主流だったのに対し、2010年代からは一気にナチュラルブームが加速。“抜け感”をキーワードに、形を作りすぎず、ヘアカラーに合わせた色で自然体の眉毛が主流になりました。

2020年~現代へ 並行眉から90年代を彷彿とさせる“ナチュラルアーチ眉”へ

2020年代に入ってもナチュラルな太め眉毛の人気はしばらく続き、2022年までは太めのストレート並行眉が主流になります。しかし、その後のコロナ禍でマスク生活が日常化すると、眉毛の存在感も自然と増すことに。顔の上半分しか見えない状態でのナチュラルな太眉は整えていないような印象を与えかねないため、だんだんと眉毛を整える風潮が高まっていきました。

長く続いた並行眉ブームが大きく変化したのは、2023年。この頃には、2000年代のファッションブームが再燃し、再び細アーチ眉がトレンドになりました。
とはいえ、昔のように“細ければ細いほどいい”という極細眉ではなく、角度をつけない自然なアーチ眉がキーワード。2024年には、淡色でトーンアップさせたナチュラルアーチ眉が人気を集めています。

5.眉トレンドは今後、どう変化する?

それぞれの時代を映し出す“鏡”として移り変わってきた眉のトレンド。しかし、2020年代に入ってからは人気のデザインが多様化し、トレンドも1つに絞り切れなくなってきています。

これまでのトレンドには、90年代を席巻したアムラーブームのように、その時代を象徴するアイコン的存在の影響がありました。しかし、今ではSNSが普及したことで、若者の憧れの対象も多様化。眉毛のデザインはトレンドにならうのではなく、個性を尊重する自己表現の一種として捉える人も少なくないようです。

とはいえ、トレンドがまったくないわけではなく、毎年注目のデザインは存在しています。そのため、アートメイクデザインを決める際には最新トレンドを意識しつつ、個性も取り入れるというのがこれからの主流になるかもしれません。トレンドよりも自分らしさやそのときの好みを大事にする人が増えつつある今、アートメイク除去ニーズもより高まっていくのではないでしょうか。

まとめ

ニーズの高まりとともに、技術も進化しつつあるアートメイク業界。レーザー機器の性能が高まっていくことで、よりアートメイク除去も一般化していくことでしょう。タトゥーのように永久に消えないわけではないものの数年は残るため「失敗するかもしれない」「飽きたらどうしよう」と不安になる方もいるかもしれません。そんなときはアートメイク専門のアートメイクアーティストが在籍するクリニックを探してみてください。最新の機器を導入していること、施術だけでなく除去の症例も多いこと、などもクリニック選びの決め手です。ぜひ今回ご紹介したことも参考にしながら、旬のアートメイクを楽しんでくださいね。

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