「エンブレイスRF(EMBRACE RF)」と「ハイフ(HIFU)」の違いをご存じですか?美容医療の進化により、たるみ対策の選択肢が広がっています。そこで今回はたるみ治療で注目を集める「エンブレイスRF」と「ハイフ」にフォーカス。それぞれの特徴や違いを徹底解説します。「エンブレイスRF」と「ハイフ」の違いを知って、自分の悩みにあった施術を見つけましょう。
エンブレイスRFとは?特徴と効果を詳しく解説
「エンブレイスRF」とは、ラジオ波を利用してたるみを引き締めるタイトニング機器です。専用のカニューレを皮下に挿入し、皮膚の内側からアプローチするため、切開が不要で傷痕が目立ちません。フェイスリフトと比べて痛みが少なく、ダウンタイムも短期間で済むのが特徴です。また、引き締め効果と同時に肌のハリと弾力を向上させます。顔やボディのたるみに働きかけ、自然な若々しさを取り戻したい方におすすめの施術です。
エンブレイスRFの仕組み
「エンブレイスRF」は、独自のRFAL(RFアシスト脂肪分解)を使用したラジオ波により、切らずに効果的なたるみ治療を可能にしたタイトニング機器です。施術時には、専用カニューレを皮下に挿入することで、体の内側から皮膚に向かって熱エネルギーを照射。たるみの原因である真皮・繊維組織・脂肪に直接アプローチし、気になるたるみを引き締めます。また最高70℃もの高温で脂肪に働きかけ、効率的に分解・収縮させる点も特徴です。精密な温度センサーと温度調節機能により、皮膚表面だけを低温に設定して火傷のリスクを抑えながら、身体への負担は低く効果的なタイトニングを可能にしました。
また、皮膚組織が収縮する過程で、真皮や繊維組織から大量のコラーゲンが生成されるため、肌の弾力やハリ向上の副次的効果も期待できます。
エンブレイスRFで施術可能な対象部位
「エンブレイスRF」は、顔からボディまで全身に使用できる、効果的な施術として注目を集めています。部位に合わせた数種類のハンドピースが用意されているため、フェイスラインの引き締めだけでなく、下垂した胸やお腹などのボディライン、目の周りや脇などの細かい部位の引き締めにも対応可能です。「エンブレイスRF」は広範囲に作用し、しっかりと脂肪の引き締めを行うため、全体的なリフトアップが期待できます。
エンブレイスRFの施術時間と痛み
「エンブレイスRF」の施術時間は通常30分~1時間程度です。痛みについては個人差がありますが、施術中は患者さまの要望に応じて、痛みに配慮された施術が行われます。施術後には比較的大きな痛みはありませんが、腫れや内出血の改善に1~2週間、むくみには1~3ヶ月程度のダウンタイムを要する場合が多いです。
ハイフとは?特徴と効果を詳しく解説
「ハイフ」は、高密度焦点式超音波を利用したたるみ治療機器です。どのような効果があるのか、詳しく解説していきます。
ハイフの仕組み
「ハイフ」は皮膚表面から超音波エネルギーを照射し、皮下組織のさらに下にあるSMAS筋膜に熱を集中させることで、皮膚を火傷させずに引き締め、たるみの改善が目指せます。専用のハンドピースを使用し、顔や首、デコルテなどの部位に超音波を施術できます。皮膚を切らない治療法であるため、ダウンタイムを抑えながらタイトニングできる点もメリットでしょう。
ハイフで施術可能な対象部位
「ハイフ」は、顔からボディまで全身に施術が可能です。とくにフェイスラインのリフトアップに多く使用され、小顔効果、肌のハリツヤをアップする効果が期待できます。また、ボディラインの引き締めにも応用が可能で、二の腕や腹部、太ももなどの気になる部位にも効果が期待できます。「ハイフ」は局所的なたるみに対してより精密な施術が可能で、ほうれい線・マリオネットラインなどへの効果が期待できるでしょう。太ももや二の腕など、ボディの部分的なボディメイクをしたい方にも「ハイフ」はおすすめです。
ハイフの施術時間と痛み
ハイフの施術時間は通常30分~1時間程度で、顔全体や気になる部位を集中的に治療できます。痛みについては個人差がありますが、多くの方が軽度~中程度の痛みを感じるようです。施術中は皮膚の奥や骨に痛みを感じる方もいますが、耐えられない程度ではありません。また、施術後には数日間にわたって軽い痛みが続く場合もあります。痛みに敏感な方は、施術前のカウンセリングで医師に相談するといいでしょう。
エンブレイスRFとハイフの違いを比較
「エンブレイスRF」と「ハイフ」は、いずれも人気のたるみ改善施術です。しかし、使用する技術や効果に違いがあります。両者の特性を理解して「通う回数を少なくしたい」「まったく傷のつかない方法がいい」など、自分の目的や希望に合った施術を選びましょう。
使用する技術の違い
「エンブレイスRF」と「ハイフ」の原理は大きく異なります。「エンブレイスRF」は専用のカニューレとよばれる針を皮下に挿入して皮膚の内側から、ラジオ波を照射。皮膚の深層に直接熱を届けることで、強力にたるみを引き締めます。一方「ハイフ」は、肌表面から高密度焦点式超音波(HIFU)を照射し、皮膚に傷をつけることなくSMAS筋膜にアプローチ。そのため体への負担が抑えられ、ダウンタイムもほとんどない点が大きな魅力でしょう。
持続期間の違い
持続期間にも違いがあります。「エンブレイスRF」は6ヶ月後が引き締めのピークであり、その後も長期にわたって引き締まった状態が持続されます。一方ハイフは施術の直後でも効果を感じられ、引き締めのピークは1ヶ月〜3ヶ月程度です。持続的に引き締まった状態を維持するのであれば、約6ヶ月に1回の施術が適当でしょう。両者とも、定期的なメンテナンスを行うことで、より長期的な効果を維持できます。
施術の痛みと副作用の比較
「エンブレイスRF」と「ハイフ」は、いずれも比較的痛みの少ない施術方法です。「エンブレイスRF」は麻酔により痛みをほとんど感じることなく施術を受けられます。しかし、施術後には腫れ・内出血・むくみなどの症状が出ることがあり、1週間~3週間程度のダウンタイムが必要となります。一方、ハイフは超音波を使用しているため、施術中は皮膚の奥にピリピリとした刺激を感じたり、骨に響くような痛みを感じたりする場合があります。施術後には軽い痛みが短期間残ることもありますが、数日間で消失するでしょう。
施術回数の違い
「エンブレイスRF」と「ハイフ」の施術回数には、明確な違いがあります。「エンブレイスRF」は通常1回で効果を実感できるため、頻回な施術は必要ありません。一方「ハイフ」は効果の持続期間が3ヶ月~1年とされており、徐々に元に戻っていきます。効果を維持するには、3~6ヶ月ごとの施術が必要です。「エンブレイスRF」は持続性があり、一方で「ハイフ」は即効性にすぐれているので、個々の悩みやライフスタイルに応じてどちらの機器がいいか選択しましょう。
まとめ
「エンブレイスRF」と「ハイフ」はたるみ改善が期待できる施術であり、それぞれに特徴や作用機序に違いがあります。各情報を比較検討し、自分の肌質や悩みに合うものを選択すれば、より満足度の高い結果が得られるでしょう。気になる部位や希望する効果、予算などを考慮し、信頼できるクリニックで詳しいカウンセリングを受けることをおすすめします。
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