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第1回 国際フェムテック医療美容研究会総会開催!
2025年1月5日、待望の第一回国際フェムテック医療美容研究会総会が華々しく開催されました。会場には、多くの婦人科~美容分野の医師達が一堂に会し、新たな時代の幕開けを目の当たりにする高揚感が漂っていました。
本研究会は、「女性(Female)」と「技術(Technology)」を組み合わせたフェムテックという
革新的な概念を掲げ、女性特有の健康課題をテクノロジーの力で解決することを目的としています。 参加者たちは、未来の女性医療・美容の新たなスタンダードを築くための第一歩に立ち会えることへの期待と熱意を胸に、総会の始まりを見守りました。
また、タブー視されがちな女性特有の健康課題を解決するためのフェムテックの役割が議論され、医療と技術の融合が女性のライフステージ全体を支える重要性が強調されました。この総会は、未来志向の医療美容の発展に向けた重要な一歩を象徴するものであるとNERO編集部も潜入し感じました。
【公式サイト:国際フェムテック医療美容研究会】
国際フェムテック医療美容研究会とは?
この研究会は、美容外科医であり、フェムテック分野の第一人者として知られる奥村智子医師を中心に設立されました。女性の美と健康に関する正しい医療情報の普及や、最新フェムテック技術の研究を推進し、診療科を越えた専門家たちが多角的な視点を共有する場として発展を目指しています。
フェムテックは、月経や更年期といった女性特有のライフイベントを支援する技術から、最先端の医療機器や美容技術まで幅広く対応する分野です。これにより、女性が各ライフステージで活躍できる環境づくりを支える重要な役割を担っています。また、フェムテックは「SDGs目標3【すべての人々の健康と福祉を確保する】」や「目標5【ジェンダー平等の実現】」の達成にも大きく貢献できる可能性を秘めています。
〜女性の人生を豊かにするフェムテックの可能性〜
発起人 奥村智子医師の挨拶
「女性のライフステージを支えるため立ち上がった国際フェムテック医療美容研究会」
国際フェムテック医療美容研究会の初総会が開催され、発起人の奥村智子医師が設立の趣旨と展望を語りました。奥村医師は、女性が生涯を通じて直面する体の課題に対し、フェムテックを活用することで「女性が輝き続ける社会を実現したい」と力強くメッセージを発信。
この研究会は、美容外科や泌尿器科、産婦人科などの専門家が連携し、最新技術や情報を共有。さらに、啓蒙活動や講習会を通じて、女性特有の悩みに向き合う新たな医療の形を目指していると強調し締めくくった。
フェムテックが女性医療と美容の未来を切り拓く鍵となる可能性を強く感じ、人生100年時代、フェムテックが支える新たな女性の健康像に期待が高まった瞬間でもありました。
関口由紀医師が語る「フェムテックの可能性と女性医療の未来」
~フェムテックの概論~
関口由紀医師(医療法人Leading Girls 理事長)は、フェムテックが女性のライフステージ全般を支える重要な分野であることを強調し、講演をスタートしました。
更年期を中心に、女性特有の健康課題に焦点を当てながら、骨盤底筋リハビリテーションやホルモン補充療法の必要性を具体的に解説。さらに、フェムゾーンケアや骨盤底トレーニングの実践方法も取り上げられ、参加者の関心を集めていた印象でした。
「女性の健康を守るには、正しい知識の普及と実践的なケアが欠かせません」と関口医師は力強く主張しました。
講義ではフェムテックの概論に加え、性ホルモンの役割や最新の医療機器を活用した治療法が紹介され、臨床現場で即実践可能な具体的な内容も提供されました。
質疑応答の時間では、参加者からの質問が寄せられ、専門的かつ実践的な知識を共有する場となり、フェムテックが女性医療に果たす役割の大きさを示し、総会の中でも印象深いセッションとなりました。
膣デバイスと膣注入による膣医療
中村綾子医師(女性医療クリニックLUNAネクストステージ 院長)
中村医師は、膣デバイスや膣注入療法を活用した最新の膣医療について講演。加齢による膣の構造的変化を具体例を交えながら解説し、膣粘膜の再生や膀胱炎予防、性機能障害の改善における膣医療技術の重要性を強調しました。さらに、PRP(自己多血小板血漿)やヒアルロン酸、カルシウムハイドロキシアパタイト、脂肪などを用いた膣注入療法の有効性を具体的な症例や最新情報を紹介。これらの治療が個々のニーズに応じたアプローチを可能にし、女性の健康とQOL(生活の質)の向上に寄与する可能性を示しました。
「適切な治療を選択することが、女性の人生の質を劇的に向上させる鍵となります」と語る中村医師。最新技術を駆使した膣医療が、女性の健康と生活をより豊かにする未来を感じさせる内容とでした。
GSMに対する複合的治療の実際
八田真理子医師(聖順会 ジュノ・ヴェスタ クリニック 理事長)
八田医師は、閉経関連尿路生殖器症候群(GSM)の治療について、複合的なアプローチの重要性を力説しました。GSMに特有の症状をわかりやすく分類した上で、ホルモン補充療法(HRT)とCO2レーザーを組み合わせた治療がもたらす具体的な効果を示しました。
特に、レーザー治療による乾燥改善や性機能向上における劇的な変化を紹介し、
「この治療法は、女性が心身ともに健康で充実した生活を送るための画期的な選択肢です」と語りました。
さらに、患者満足度を高めるためのアフターケアの重要性にも触れ、「治療だけでなく、その後の継続的なサポートが、女性医療の新たな可能性を切り開く鍵となる」と強調。講演を通じて、フェムテックが女性の未来を明るく照らす存在であることを訴えかけました。
「産後のフェムケアとフェムテック」 バストとスターフォーマー
渕之上祐子医師(ルクスクリニック)
渕之上祐子医師(ルクスクリニック)は、産後ケアの重要性について語り、特にバストと骨盤ケアに焦点を当てた発表を行った。妊娠・授乳後に起こるバストの変化や骨盤への影響を具体的に解説し、それに対応する治療法として乳頭縮小術や脂肪注入術、骨盤底筋を鍛えるスターフォーマーなど、最新の施術や技術を紹介した。渕之上医師は「産後の女性が失われた身体的・心理的な満足感を取り戻すことは非常に重要」と強調。これらのケアを通じて女性が自己肯定感を高め、より質の高い生活を送る手助けになると訴えた。
「膣ヒアルロン酸の最新トピックス」
~合併症を考える・GSMと膣ヒアルロン酸~
宮本亜希子医師(BIANCA CLINIC 美容婦人科指導医)
宮本医師は、膣ヒアルロン酸注入に関する最新のトピックスと、施術に伴う合併症のリスクについて詳細に解説。 講演では、膣ヒアルロン酸注入が女性の潤いを改善し、性機能の向上に寄与することが明らかにされる一方で、施術を行う医師の高度な診断スキルと正確な手技が求められることが強調されました。「膣ヒアルロン酸注入は、単に美容や快適さを追求するものではなく、安全で適切な施術が前提となる医療行為です」と宮本医師は語り、施術を受ける側もその重要性を正しく理解する必要性を指摘。
さらに宮本医師は、韓国で行われた不適切な施術による合併症の事例を紹介。この事例では、膣内に大量の注入剤が用いられた結果、激しい炎症や組織の壊死を引き起こし、患者が長期間にわたり苦痛を抱える状況に陥ったとのことです。「施術者が十分な知識と経験を持たずに行う膣ヒアルロン酸注入は、時に患者の命を脅かす結果にもつながりかねません」と訴え、業界に対して慎重な対応を呼びかけました。
また、合併症を予防するためには、患者一人ひとりの解剖学的特徴や健康状態を綿密に評価し、注入量や部位を慎重に選定することが不可欠であるとことも指摘。
「膣ヒアルロン酸注入は、多くの女性に自信を与え、生活の質を高める可能性を秘めていますが、それを実現するためには正しい知識と技術が伴わなければなりません」と締めくくり、質の高い医療が提供されるための仕組み作りの必要性を強調した内容でした!!
フェムテックが描く明るい未来と新たな価値観の創造
編集長まとめ
今回開催された国際フェムテック医療美容研究会は、フェムテックが単なるトレンドではなく、女性のライフステージ全般にわたる健康と幸福を支える重要な分野であることを示す場となりました。会場では、医療の最新技術やアプローチが紹介され、それぞれの医師からは専門的な知識とともに、未来に向けた具体的なビジョンが語られたのも印象的でした。骨盤底筋のケアから膣ヒアルロン酸、産後ケアに至るまで、フェムテックは女性の身体的、精神的健康を支える多様な可能性を秘めているとも感じた総会でした!!
各医師の発表に共通していたのは、「女性の健康課題を暗いものとして隠すのではなく、明るく前向きに捉える」という姿勢です。編集部としても、従来「恥ずかしい」「いやらしい」といった偏見に覆われがちだった女性の性にまつわる話題を、「女性の健康そのもの」として捉え直し、品格のある医学分野として広く認識されるべきだと強く感じています。これまでタブー視されていた課題に光を当てることこそ、女性自身がより健康で輝く人生を歩むための第一歩になるでしょう。
また、フェムテックは医療現場に留まらず、一般の人々の健康リテラシーを向上させるツールとしても注目されています。正しい知識が広がることで、女性たちが自分の健康を主体的に守り、ケアする社会が実現するはずです。その未来は、単なる医療の進歩にとどまらず、健康寿命の延伸や社会全体のウェルビーイング向上にも寄与するでしょう。
最後に、研究会の締めくくりとして発起人である奥村医師が語った言葉が、会場の全員に深い印象を与えました。
「フェムテックという新しい分野をさらに進化させるには、診療科の垣根を越えた連携が不可欠です。そして、一般の方々にも正しい理解と認識を届けることで、固定概念を打ち破り、新しい価値観を創造していきたい。私たち医療者一人ひとりが研鑽を積み、情熱を持って取り組むことで、女性たちの未来をより豊かなものにできると信じています。」
つまり、フェムテックが描く未来は、女性たちにとっての希望であり、社会全体の進化を促す力でだとNEROも確信しております!!
この分野がさらに発展し、多くの人々に受け入れられることで、健康的で幸福な社会の実現に大きく貢献することでしょう。