Mods Clinic名古屋院 院長 森 祐揮先生へインタビュー。日本トップクラスの脂肪吸引症例数を誇る「Mods Clinic(モッズクリニック)」名古屋院で院長を務める森 祐揮先生は、美容医療業界で「彼は熱い!」と定評がある人物。なんと眼科医から美容外科医へ転身された異色の経歴の持ち主です。そんな森先生に美容医療を志した経緯や美容医療への情熱、ご自身の強みなどを伺いました。最後に読者や患者さまへ向けたメッセージもいただきましたのでぜひご覧ください。]
INDEX
ドクタープロフィール
Mods Clinic 名古屋院 院長
森 祐揮(もり ゆうき)先生
「患者さまの人生を豊かにしたい」との想いと、自分自身の素直な心の声に耳を傾けたことから美容外科医へ。前職は大手美容外科に勤務し、さまざまな美容外科の施術を手掛けてきました。その後、「Mods Clinic(モッズクリニック)」長野 寛史総院長が講師を勤めた技術セミナーに参加。その高い技術力に衝撃と感銘を受け、脂肪吸引分野の高度な技術に魅力を感じ「Mods Clinic」へ入職しました。「患者さまに親族のように接する」をモットーとし、脂肪吸引と脂肪注入の技術を磨いています。
1991年 山口県生まれ 2017年 広島大学医学部医学科 卒業、海外の医療技術を学ぶためアメリカへ留学 2018年 横浜旭中央総合病院 入職 2020年 品川美容外科 入職 2022年 Mods Clinic 入職 2024年 Mods Clinic名古屋院 院長就任 |
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医師としての背景 ~美容医療を志した経緯~
―――医師になったきっかけは何ですか?
僕の地元である山口県萩市で父親が眼科の開業医をしています。父のクリニックは地域密着型。父が患者さまから感謝の言葉をいただく様子を幼少期からずっと目にしてきました。大学進学を前に自分の将来について真剣に考える中で、父の存在はやはり大きかったです。「自分が関わる人にプラスのパワーを与えられる職業に就きたい」、「人に貢献できる存在でありたい」という想いから医学部に進んで医師になりました。
―――医師になられて最初のご専門は美容医療ではなかったそうですね。
はい、そうです。初期臨床研修も終わりに近づき自分の専門を決めるタイミングで、当時は眼科と小児科、美容外科を考えていました。眼科は近視やちょっとした目の病気で若い世代の受診率が意外と高く、小児科は子どもたちの健康回復や成長に携われます。また、美容外科も患者さまの理想像に近づくお手伝いができる、いずれも患者さまのQOLに直結した診療科です。「僕が医師として関わった患者さまの人生を豊かなものにしたい」という想いで、専門については悩んだ末に一度は眼科医として歩み始めました。
―――その後、美容外科医に転身された理由を教えてください。
入職してすぐ新型コロナウイルスが流行し始め、僕が勤務する眼科病棟が新型コロナ病棟になってしまいました。出勤日数が激減したうえに、外出制限も手伝って、多忙を極めたそれまでの生活にはなかった自問自答する時間が増えたんです。「医師として、自分が本当にやりたいことは何だろうか?」ということを突き詰めて考えました。
そのとき、眼科を選んだ理由は開業医の父の存在があったこと、美容外科を選択しなかった理由は世間からの評価を気にしたからだったことを思い出して。「これからは他人軸ではなく自分軸で意思決定をして、自分を大切にしよう」と決めました。さらに、僕の生き方と同じで、患者さまも自身の想いにとことんフォーカスして美容医療を積極的に選ぶのだということにも気づいたんです。輝かしい人生のために自己投資を惜しまない、そんな患者さまの姿勢に向き合いたいと、美容医療の世界に飛び込みました。
美容医療への情熱 ~脂肪吸引の魅力とこだわり~
―――とくに脂肪吸引を深めようと思ったきっかけと脂肪吸引の魅力は?
美容外科医になりたての頃は、ひと通りの施術で自分の技術を向上させることが優先でした。ある程度まで技術に自信がついてくると、今度は施術の費用対効果や、「ダウンタイムが長い」「痛みが強い」などといった患者さまの声がそれまで以上に気になり始めたんです。侵襲的処置の効果に限界を感じていたときに出会ったのが、ダウンタイムの短い脂肪吸引でした。
脂肪吸引は、医師に確かな技術があれば施術の効果やダウンタイムに要する期間などの情報を、患者さまに自信を持ってお伝えできることが魅力。さらに、脂肪吸引で取った脂肪をほかの部位に注入できて一石二鳥なんです。細くしたいところは細くして、ボリュームを出したいところは出すという、自然の原理では成し得ない体形のトータルコーディネートが可能になります。ダイエットやサプリメントだけでは、お胸を大きくするのと同時にお腹を引っ込めることはなかなか難しいですからね。
―――脂肪吸引に特化して行く中で苦労はありましたか?
美容皮膚科のように新しい機器が出て技術がアップデートされるのとは違い、脂肪吸引は95%が医師の技術で残りの5%が機器によるものだと考えています。適切な量の脂肪を適切な場所から取ることができれば、基本的に脂肪吸引の結果は施術者によってそこまで変わらないためです。
また、傷痕が目立ちにくいところから器具を挿入して、狙った部分の脂肪にアプローチすることにも全力で臨みました。以前は、医師が施術しやすい場所から器具を挿入して脂肪吸引をするため、目立つ場所に傷痕が残ってしまうことが多かったんです。でも、そうすると洋服や水着を着たときに傷痕が見えて患者さまの満足度が下がる、それは審美的に本末転倒だなと。
―――患者さまとのコミュニケーションで気をつけているポイントは?
僕が徹底しているのは、患者さまと施術後の仕上がりイメージを共有すること。脂肪吸引すれば細くきれいになれると思う方がほとんどですが、効果の有無も含めて患者さまが気づきにくい懸念点もお伝えするよう心がけています。例えば、ご年配の方は皮膚の収縮が良くないため脂肪吸引した部分にシワが寄ってしまうかもしれない、脂肪が少ない筋肉質の方は脂肪吸引しても期待するほど細くならないかもしれない、といったことです。
森先生と「Mods Clinic」の強み ~個人でも組織でも高みを目指す姿勢~
―――ダウンタイムの短い脂肪吸引へのこだわりと情熱、技術で独自性を生むために意識していることを教えてください。
現在勤務している「Mods Clinic」の長野総院長が講師を務める技術セミナーに参加したとき、ダウンタイムの短さには驚かされました。また、「患者さまの理想を叶えるためにわれわれ医師が技術を磨いて行こう」という長野先生のお人柄にも多大な影響を受けました。「Mods Clinic」に入職して目指したのは、何よりも患者さまの理想とする脂肪吸引。ダウンタイムを短くするために、翌日縫合という処置を行っています。これは、脂肪吸引した当日はあえて縫合せずに麻酔液を体外に排出させ、ダウンタイムを短くするための工夫です。
また、お腹まわりの脂肪吸引では、傷痕が目立ちにくいように、へそや腰、鼠径部などからカニューレという管状の器具を挿入します。カニューレは直線的なものだけではなく、回り込んで360度脂肪吸引できる曲線的なタイプも使います。曲線的なカニューレの扱いについては、慣れるまでは大変でした。最初は自分が思ったところの脂肪になかなか届かなかったり、筋肉や内臓を傷つけまいと慎重になり過ぎたりして。でも、着実に技術を磨いて行き、今では細身の患者さまだと鼠径にすら傷をつけずに施術できるようになりました。
―――森先生がご勤務されている「Mods Clinic」の強みは何だと思いますか?
先ほどご説明した曲線的なカニューレをはじめ、当院の長野総院長はさまざまな手術器具の開発をしております。最近ではほかの美容外科クリニック様にも取り上げていただき、評価を得ています。当院は器具1つ取っても、現場で生まれた悩みの解決策を講じるまでが非常にスピーディーですね。
医師の技術力の面で言えば、脂肪吸引や脂肪注入において日本トップレベルの圧倒的な症例数を誇るエキスパートがそろっています。だからこそ、技術に関する大抵の悩みはいずれかの医師が解決策を知っていて、情報交換が活発に、そして迅速に行えます。医師間での議論が日々行える環境が整っているため、新たな問題に直面しても動じることはありません。当院は全国展開しており、SNSのグループチャットで院をまたいだコミュニケーションも取っています。
医師の技術力以外にも、当院はナースが一流。施術前後に患者さまを手術室から病室にお連れするときの心身のトータルケア、包帯を巻く技術なども優秀で、スタッフ同士のチームワークが強固です。
美容医療業界の今後の動向と期待 ~業界の健全化と底上げ~
―――美容医療業界が今後、どのように発展・進化していってほしいですか?
美容医療業界全体でいえば、アップセルや詐欺的な広告がないようにしたいですね。患者さまのQOL向上に役立つ施術を確実にご紹介することや、美容医療に興味がなかった方の目も引くような広告を打つことは、業界が発展するために必要だと思っています。でも、数年先は美容医療に対する世間の認知度もある程度高まっているでしょう。そのときに、行き過ぎた利益主義や実現不可能な料金が記載された詐欺的な広告をなくして、健全化していってほしいというのが願いです。
―――森先生ご自身の将来的な美容医療へのこだわりやビジョンなどをお聞かせください。
僕個人のビジョンとしては、患者さまの誰もが確かな技術で満足の行く結果を得られる美容医療を提供し続けることです。患者さまに親族と同じように親身に向き合って信頼していただき、親族にも勧められるくらいの丁寧な施術にこだわり続けます。まずは自分の技術や人柄で信頼を獲得できるようにしたいですね。
脂肪吸引は二重整形のようにSNSが伸びにくい分野ですが、さまざまな方のお力を借りながら、脂肪吸引のイメージアップをはかって世間の価値観を良い方向に変えたいですね。脂肪吸引ひとつで美容医療業界を底上げしたい、脂肪吸引から業界を盛り上げたいという想いです。
読者や患者さまへ向けて伝えたいメッセージ ~美容医療をご褒美や自己投資の選択肢に~
日々の仕事や生活での悩みに向き合う自分へのご褒美として、外食や旅行と同じように美容医療も選択肢に入れていただけるとうれしいです。また、美容医療は自己投資のひとつでもあり、コンプレックスを改善したり自分の理想像に近付けたりもします。
理想の自分づくりという目標ができることで日々のモチベーションが上がる、といった良いサイクルにもつながるのではないでしょうか。「美容医療をきっかけに患者さまの見える世界と人生を変える」ということを使命に、これからも邁進してまいります。
施術詳細:脂肪吸引
費用:部位・施術内容によって費用は異なります。
・ベイザー脂肪吸引:一部位 ¥275,000~¥330,000+基本セット(消耗品・麻酔・内服薬) ¥55,000
・ベイザー4Dリポ(女性):¥1,210,000~¥2,002,000+基本セット ¥88,000
・ベイザー4Dスカルプト(男性):¥528,000~¥1,210,000+基本セット ¥88,000
・1Day脂肪吸引:¥165,000
施術期間・回数の目安:通常1回
副作用・リスク:内出血、浮腫み、硬縮(皮膚のツッパリ感)、疼痛など
未承認医療機器・未承認医薬品等を用いた治療について:
・本治療には、国内未承認医薬品または未承認医療機器を用いた施術が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-米国FDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を取得
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
施術詳細:脂肪注入
費用:部位・施術箇所によって料金は異なります。
・コンデンスリッチフェイス:¥88,000~¥308,000+抽出・CRF加工料¥220,000
・コンデンスリッチボディ:¥825,000~¥880,000+抽出・CRF加工料¥220,000
・マイクロCRF注入:部位 ¥66,000~¥88,000+抽出・CRF加工料¥220,000
・コンデンスリッチ豊胸(ベイザー併用):¥1,320,000(2.4mmカニューレ使用)
・BRAVA×コンデンスリッチ豊胸:¥1,650,000
施術期間・回数の目安:通常1回
副作用・リスク:術後の内出血、浮腫み、硬縮(皮膚のツッパリ感)、疼痛など
未承認医療機器・未承認医薬品等を用いた治療について:
・本治療には、国内未承認医薬品または未承認医療機器を用いた施術が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクは報告されていませんが、リスクが明らかになっていない可能性はあります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。