【二重埋没法】二重デザインの選び方と進化【過去・現在・未来】|「なりたい理想の目元」に近づける最新トレンド

【二重埋没法】二重デザインの選び方と進化【過去・現在・未来】|「なりたい理想の目元」に近づける最新トレンド

二重埋没法のデザイン決めは、整形後の目元の印象を大きく変える重要なプロセスです。昔は二重整形といえばマニアックな美容好きが行うものというイメージが強くありましたが、今は誰が二重に整形していてもおかしくない時代。そこでこの記事では、二重埋没法のデザインの移り変わりや、なりたい目元別の選び方を解説していきます。理想の二重にしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

「二重埋没法」とは? 初心者でも分かる基本知識

まずは二重埋没法とはどんな施術なのか、基本の知識を身につけておきましょう。

二重埋没法の施術方法

二重埋没法は、医療用の極細の糸でまぶたを留めて、二重ラインをつくる技術です。埋没法の手術方法は基本的に瞼板法・挙筋法、表留め・裏留めを組み合わせた4パターンで、さらにそこから点留め・線留めなど、糸の掛け方が分かれていきます。いずれの手術方法も、糸や糸の結び目(糸玉)をまぶた内に埋め込むことが「埋没法」と呼ばれる由来。それぞれの特徴を以下にまとめました。

瞼板法と挙筋法の違い

瞼板法は、瞼板(けんばん)と呼ばれる軟骨と皮膚を結ぶ方法。術後の腫れが少なく、自然な二重をつくるのに向いていますが、まれに目がごろごろするなどの違和感を感じることがあります。
挙筋法は、眼瞼挙筋(がんけんきょきん)という筋肉に糸を掛ける方法。まれに目が開きにくくなる可能性はあり医師の技術力を要しますが、幅が広く、かつ自然な二重をつくりたい場合に向いています。

表留めと裏留めの違い

表留め裏留めは糸を入れるスタートの位置が異なります。表留めは皮膚の表皮の直下に糸玉を埋めますが、裏留めは結膜側(まぶたの内側)に糸玉が埋め込まれます。一般的には裏留めのほうがバレにくい・目立ちにくいとされていますが、熟練した医師によっては表留めでも自然な仕上がりになりますし、むしろ糸を外しやすくメリットが多いという意見もあります。

点留め・線留めの違い

点留めは二重ライン上にボタンのようにピンポイントで留める方法です。1箇所ごとに1本ずつ糸を使うため、「糸の本数=○点留め」と呼ばれることが一般的。一方線留めは、二重ライン上に糸を縫うように留めます。糸の掛け方はさまざまで、取れにくくデザイン性が高いことから、線留めが人気の傾向があります。

このように、二重埋没法といっても術式はさまざま。よく、瞼板法と挙筋法どちらが良い?表留めと裏留めどちらが良い?と議論がされますが、どの方法にもメリット・デメリットがあり、医師によって見解やおすすめする術法も異なります。二重整形のリスクがゼロではない限り、術式よりも技術力とデザイン力があり、信頼できる医師を選ぶことが大切です。

二重埋没法のメリット・デメリット

次に、二重埋没法のメリット・デメリットを解説します。

二重埋没法のメリット

二重埋没法は針と糸だけで施術するため、皮膚にメスを入れる切開法に比べて料金が安く、ダウンタイムも短いことが大きなメリットです。施術時間も10~15分程度と短く、仕事や子育てで忙しい方でもスケジュールを立てやすいでしょう。また、やり直しがきくためトレンドやなりたい目元に合わせて二重ラインを調整できることや、万が一仕上がりに満足いかない場合も修正できる点がメリットといえます。ただし永久的にやり直しができるわけではなく、限度は3~4回ほどです。

二重埋没法のデメリット

二重埋没法のデメリットは、二重ラインが永久的に続きにくいこと。個人差はありますが、時間が経つにつれて、糸がとれたりゆるんだりする可能性があり、持続期間には個人差がありますが、3~5年を目安として考えておく必要があります。また、厚みのあるまぶたや幅が広い二重を希望する方には不向きとされており、すべての方に二重埋没法が適応するわけではないのが埋没法の弱点です。

二重埋没法のダウンタイム

出典:photoAC

二重埋没法のダウンタイムは短いとされていますが、よく理解しておかないとギャップが生じることも。一般的に、術後3~5日は強い腫れが、1~2週間は軽い腫れや内出血が続きます。二重ラインが安定し、最終的な仕上がりが見えるのは、1~2ヶ月後が目安です。※ 1ヶ月後は多くの患者が安定を感じるタイミング。理想の仕上がりにならなかったと焦る方もいますが、完全に落ち着くのは2ヶ月程度かかることが一般的です。多くの場合、時間の経過とともに二重ラインが定着していきます。

二重埋没法のリスク・注意点

二重埋没法は、まぶたの内側に異物感やごろごろした感じが生じることがあります。眼球が傷つくといった症状が稀に起こるとされています。このようなリスクは術式で確率が変わることはなく、二重埋没法全般に言えること。原因としては技術が未熟な先生が担当だったことや、感染症などを引き起こしているケースが考えられています。
また、契約時のアップセルにも要注意。安い料金で集客し、カウンセリング時に特殊な糸の掛け方やプレミアム○○などと特別感を煽って、70万、80万と料金を見積もるクリニックがあります。二重埋没法の相場は、クリニックで差はあれどおよそ10~20万円。営利目的のセールストークに惑わされないよう気を付けましょう。

▼アップセルとは?大手美容外科の噂について解説した記事はこちら

時代に合わせた二重デザインの変遷

二重整形のデザインは、時代とともに変わってきました。ここからは二重ラインの種類別の特徴や、向いているデザインの見極め方を解説していきます。

不動の人気『平行型二重』

平行型二重は、目頭からまつげの生え際と平行にできているラインを指します。佐々木希さんや、新木優子さんがこのタイプ。平行型デザインの人気が定着したのは、2000年代初頭、浜崎あゆみさんをはじめとする芸能人が大きな影響を与え、平行型二重のデザインがギャル文化の一環として広まりました。華やかさを象徴するようなハーフ顔、西洋人顔に憧れる女性が続出し、令和の今もその人気は途切れることがありません。一方で、時代が変われば目指す顔も異なり、平行型二重の幅の広さに変化が。昔は幅が広いくっきりとしたデザインを希望する方が多い傾向にありましたが、令和はナチュラルメイクが主流なこともあり、派手さを抑えた「幅狭めの平行型二重」が人気になっています。

人気急上昇中『末広型二重』

平行型二重の人気の陰で、ひっそり存在していた末広型二重。二重の始まりが目頭のまつげの生え際に被さり、目尻にかけて二重ラインが広がるデザインを指します。日本人にとくに相性が良いデザインと言われていますが、昔は平行二重がつくりにくい方の“妥協案”として採用されることもしばしば。しかし近年BLACKPINKのロゼさんや川口春奈さんなどビジュアル人気も高い著名人が末広型二重だということが注目され、現在はその立ち位置が見直されています。末広型二重はすっぴんでも違和感が少なく、二重整形だとバレたくない方や、自然な仕上がりを重視したい方におすすめです。

令和のトレンドはこれ!『ミックス型二重』

ミックス型二重は、平行型と末広型の良いところ取りをしたデザイン。目頭の二重ラインは狭く、目尻にかけてまつげの生え際と平行になっていることが特徴です。クリニックによっては「幅狭平行型」と呼ばれることもあり、実は定義が曖昧。2020年代から登場し始め、令和7年の現在もっとも人気があるトレンドデザインです。ミックス型の魅力は、華やかさとナチュラルさを兼ね備えていること。どんな職業やファッションにも似合いやすく、芸能人ではaespaのカリナさんや橋本環奈さんが代表的です。

どの二重デザインが向いている?見極め方法

ここまで今昔のトレンド二重デザインをご紹介しましたが、実際の施術では平行型を希望しても末広型に見えたり、末広型にしたはずが平行型に見えたりと仕上がりは千差万別。中でもデザインに大きな影響があるとされるのは、「蒙古(もうこ)ひだ」の存在と言われています。

蒙古ひだとは、目頭の内側にあるピンクの粘膜に覆いかぶさる皮膚のこと。日本人をはじめとした東洋人に多く見られ、蒙古ひだが発達していると、目頭が隠れた状態になりやすく、平行型の二重が難しくなることが多いとされることもあり、蒙古ひだが大きい目は末広型と相性が良いとされています。蒙古ひだが小さければ比較的平行型二重がつくりやすいというのが通説です。

では、どうしたら自分に合った二重デザインを見極められるのでしょうか?二重整形は、一人ひとりの骨格やまぶたの上がり方、皮膚の状態や癖によって向き不向きのデザインが変わるものです。理想の仕上がりを目指すなら、まずはしっかりと医師のカウンセリングを受け、自分の目の形状を知ることが近道と言えます。

▼令和のなりたい顔ランキングもチェック

最新の二重埋没法とは?進化する技術と未来のトレンド

二重埋没法は、クリニックオリジナルの糸の掛け方が開発されたり、2点留めから3点留め、4点留めと発展していったり、長年美容整形外科医たちの努力や研究によって進化を遂げてきました。近年では韓国で「6点留め自然癒着法」という、「埋没法と切開法のハイブリット術式」と読み取れるような手法も登場。実際にはこれは埋没法の一形態で、「埋没法」と「切開法」を融合させた方法ではないのですが、糸が切れても二重ラインが残りやすく、生まれつきの二重に見えるほど自然なラインを再現しやすいとして期待されています。

また、業界大手のSBC湘南美容クリニックはAI技術を活用した独自の二重シミュレーターを開発。他人の症例写真でデザインを検討していたこれまでの常識を覆し、シミュレーターでは自分の顔で10段階の二重幅をシミュレーションできます。

上記のことからNEROは、近い将来、埋没二重整形の術式とAI技術が組み合わさり、顔全体のバランスや一人ひとりの骨格に最適化された「パーソナライズ型」のデザインがトレンドになると推測。個々の個性を生かした二重幅と形状を提案することで、唯一無二の仕上がりを重視する傾向が強まるのではと考えます。

まとめ

二重整形の埋没法は、もはや一部の美容好きだけが行う整形ではなく、多くの女性が「かわいくなりたい」と思ったときに選択肢の1つとして考えられる身近な存在です。昔は理想に近づけるための造形を変える手術でしたが、今はより自分をきれいに見せる、自分に似合った二重デザインが求められていると言えます。二重埋没法を検討の際は、気になるデザインをピックアップし、まずは医師にどの二重が適しているか相談してみましょう。

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