目頭切開にはダウンタイムがあります。そのため、施術を受ける際に“何日仕事を休めば良いのだろう”“どのような症状が出るのだろう”と悩む方もいるでしょう。この記事では、目頭切開のダウンタイムについて分かりやすく解説。術後の経過や症状、お休み期間の目安、ダウンタイム中の過ごし方などについてまとめました。仕事のスケジュールに合わせて手術日を調整したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
１．目頭切開のダウンタイムに見られる症状と経過
出典：photoAC
目頭切開とは、蒙古襞と呼ばれる目頭の皮膚を切開し、目を大きく見せる整形手術のこと。目が横方向に広がるためぱっちりとした華やかな印象になるほか、離れ目を改善したり目元のバランスを整えたりする効果が期待できます。
目頭切開は大人っぽいシャープな目元を目指す方から人気を集める治療法ですが、顔にメスを入れるため“どれくらいダウンタイムがあるのだろう”“完成までにどのような経過をたどるのだろう”と不安に思うケースも少なくないようです。
中には、インターネットやSNSで経験者のブログやレポート記事を探している方もいることでしょう。しかし、目頭切開のダウンタイムにはばらつきがあり、人の体験談が必ずしも自分に当てはまるわけではありません。
ここでご紹介する目頭切開後の症状や経過も、あくまで一般論です。目安にできる情報の1つとして参考にしてみてください。
■施術当日～翌日｜赤みや腫れ、痛み
施術を受けてまず表れる症状が、赤みです。切開と縫合を行った直後から見られ、たくさん泣いたあとのような腫れぼったさを伴います。目頭部分は、縫合した際の糸や傷痕が残った状態です。
術後に麻酔が切れると、痛みも出現。症状を緩和するために、痛み止めが処方されることもあります。
■術後2～3日｜腫れや熱感、内出血
術後2～3日は症状がピークとなる時期。目元の腫れや内出血が目立ちやすくなります。また、熱感を伴うことも。症状が強い場合には、アイスパックによる冷却が推奨されます。炎症を抑えることで、腫れや内出血、熱感といった症状を和らげることが可能です。
■術後1～2週間｜症状が徐々に消失
術後1～2週間が経過する頃には、赤みや腫れ、内出血などの症状が徐々に落ち着きます。抜糸を行うのもこの時期です。抜糸後は、石鹸を使った洗顔や浴槽入浴、アイメイクができるようになります。
■術後1ヶ月～｜自然な印象に
目頭切開から1ヶ月ほど経つと、施術直後から見られていた症状がほとんど治まり、自然な印象になります。もちろん個人差が大きいため、中にはまだ傷痕が目立つという方もいるかもしれませんが、自然治癒力で徐々に薄くなっていくはずです。術後3～6ヶ月が経過する頃には、気にならなくなるケースがほとんどでしょう。
２．目頭切開のダウンタイム中は何日仕事を休むべき？
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目頭切開は、術後約1～2週間のダウンタイムを要する手術です。しかし、必ずしもその期間中は“仕事を完全に休むべき”というわけではありません。では、実際のところ、目頭切開後は何日くらいお休みを取っておくと良いのでしょうか？
■手術の翌日から仕事はできるが、抜糸までは控える人が多数
目頭切開後は、メスで皮膚を切除するためダウンタイム中は赤みや腫れ、内出血や痛みが生じることがあります。しかし、これらはいずれも、日常生活に影響を及ぼすほどの強い症状というわけではありません。そのため、仕事内容にもよるかもしれませんが、基本的に翌日から復帰はOKです。
ただし、抜糸を行うまでは目元のメイクができません。無理をしないという意味でも、可能であれば抜糸が終わってアイメイクの許可が出るまでお休みを取っておくほうが無難です。実際、抜糸までは仕事を控える方も多く見受けられます。
どうしても仕事が休めないという場合に、目頭切開のダウンタイム中であることがバレないようにするには、メガネを掛けるなどで傷痕をカバーする方法が有用です。フレームの太いメガネを選べば、周囲の視線を上手にそらせるでしょう。
■仕事が休めないときの対処法
目頭切開後は抜糸が終わるまでは仕事を控えたほうが良いとはいえ、中には“簡単に仕事休めない……”という方もいるはずです。そんな状況の方でも、仕事を休まずに目頭切開を受ける方法があります。
大型連休を狙って施術を受ける
1つ目は、ゴールデンウィークなどの大型連休を利用して施術を受ける方法です。術後は約1～2週間で傷痕が目立ちにくくなるため、長期休暇をダウンタイムに当てれば、仕事を休まずに目頭切開を受けられる可能性があります。
ただし、大型連休中はクリニックが診療をお休みするケースも。施術を計画していても、受けられなければ本末転倒です。また、営業している場合でも、大型連休中は予約が埋まりやすいことが考えられます。せっかくのチャンスをムダにしないためにも、目頭切開を検討中の方は、早めにクリニックに問い合わせておくことをおすすめします。
在宅勤務などの制度を活用する
2つ目は、在宅勤務などの制度を活用する方法です。オフィスに出社するとなると、症状が落ち着くまではどうしても人の目が気になってしまうもの。しかし、在宅勤務なら社内外の人に直接顔を合わせることがなく、ダウンタイム中でも気兼ねなく仕事ができます。スケジュールを調整するのが難しい場合や長期休暇を確保できないときにおすすめの方法です。
Z形成法で手術を受ける
3つ目は、Z形成法で手術を受ける方法です。目頭切開にはW形成法とZ形成法という大きく分けて2つの術式があります。W形成法は目頭をW型に切開・切除する術式、Z形成法は目頭をZ型に切開し、蒙古襞にアプローチする術式です。Z形成法では皮膚を切除せずに切開のみで目頭の露出を増やすため、W形成法と比較して傷や腫れが目立ちにくい傾向にあります。目元の状態によっては適応にならないこともありますが、ダウンタイムを短くする方法として有効です。
３．目頭切開のダウンタイムの過ごし方
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目頭切開のダウンタイムを長引かせないためには、術後の過ごし方も重要なポイントです。ここでは、ダウンタイム中の過ごし方や注意点について解説します。
■術後数日間は目元を冷やす
ダウンタイムの症状がピークとなる術後数日間は、目元を冷やすのが効果的です。タオルにくるんだアイスパックなどで患部を冷却すると、炎症が落ち着き腫れや内出血が軽減します。ただし、凍傷のリスクがあるため冷やしすぎには注意が必要です。1回あたり10～20分を目安に冷却するようにしましょう。
■傷口を触らない
術後は傷口をむやみに触らないことが大切です。手に付着している細菌が傷口から入り、感染症を引き起こす恐れがあります。ダウンタイムが長引く原因となるため、目元の糸が気になったりかゆみが出てきたりしても、できるだけ触らないのが鉄則です。術後は患部に余計な刺激を与えないよう、意識しながら過ごしましょう。
■安静にする
術後の無理は禁物。仕事や家事があってもまずは体の回復を優先し、安静に過ごすことを心がけましょう。無理に活動して血流が促進されれば、腫れや内出血が悪化する可能性があります。自然治癒力を高めて早期回復を目指すためにも、意識的に体を休める時間を設けてみてください。
■塩分の摂りすぎに注意する
術後は、塩分の過剰摂取に注意が必要です。これは、塩分の摂りすぎがむくみの原因になるため。むくみは目頭切開後に起こりやすい症状の1つです。ダウンタイム中の腫れぼったさを軽減するには、塩分を控えた食事が欠かせません。ファストフードや加工食品などは手軽に食べられるのがメリットですが、塩分が多く含まれているためダウンタイムが終わるまでは、なるべく避けることをおすすめします。
まとめ
目頭切開のダウンタイムは一般的に1〜2週間程度とされていますが、仕事や生活スタイル、体質によって必要なお休みの日数は異なります。もちろん個人差があるため、“思ったよりも早期に復帰できた”というケースもあるでしょう。しかし、術後は無理をしないことが大切です。傷の回復を優先し、体調と相談しながら過ごすことが満足のいく結果へとつながります。長期休暇や在宅勤務なども活用しながら、自分にとって無理のない施術を計画しましょう。
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【治療の内容】目頭切開術
【治療期間および回数の目安】通常1回
【費用相場】1回¥100,000～¥500,000 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】腫れ、赤み、左右差、不自然な形になるなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
