
皮膚科を訪れたことのある多くの人が感じるのが、診療が流れ作業的だということではないでしょうか。
症状や薬についての説明が不十分だと、治療の継続が困難になるケースもあり、結果としてニキビやニキビ跡の治療難民を生んでしまっているケースもあります。
そんな状況の中、定説の逆を行く独自の診療体制を確立しているのが石川県・金沢エリアにある「とりい皮膚科クリニック」です。
今回は院長の鳥居先生に、ニキビ治療難民を救うための戦略を伺いました。
INDEX
【ニキビ跡レーザー治療のプロに聞いた!】皮膚科治療を受けてもニキビやニキビ跡が治らない理由
「薬をもらったけど説明はなかった」皮膚科診療のよくある落とし穴
皮膚科を受診した際、「説明が少なく、原因や対処法が結局よくわからなかった」と感じる人は多いのではないでしょうか。
皮膚科の保険診療では、短時間で多数の患者を診る“流れ作業型”の診療スタイルを取らざるを得ないケースが少なくありません。
このような状況の背景には、保険診療の単価の安さがあると石川県・金沢エリア「とりい皮膚科クリニック」の院長・鳥居先生は指摘します。
もちろん、すべての医師がそれを望んでいるわけではないにしろ、現実にはそうせざるを得ない構造的な問題があるのです。

その中で、ニキビ治療で多くの実績を誇る「とりい皮膚科クリニック」は、診療の手厚さで異彩を放つ存在といえるでしょう。とはいえ、同院も開業当初は少人数体制だったようです。
患者が増えていく中で、院長一人で診察から薬の説明、電子カルテの入力までを行うことに限界を感じ、当時はまだ導入例の少なかった“クラーク”と呼ばれる事務専任スタッフを導入。
クラークが事務作業を担うことで医師や看護師が薬の使い方や注意点を丁寧に説明しやすくなり、患者さまの待ち時間も短縮できるようになったそうです。

質を落とすことなく診察を効率化するため、コストをかけてでもスタッフの人数を確保するのが当院の方針です。
多数のスタッフが連携をとりながら、患者さまが納得・安心できる医療を提供できるよう努めています。
保険診療の制約の中でも患者と真摯に向き合い、定説とはあえて真逆の“スタッフを増やす”選択をした鳥居先生。
「とりい皮膚科クリニック」の取り組みは、皮膚科医療の理想的な在り方として多くの医療従事者からも高く評価されています。
なぜ治らない?皮膚科でニキビ治療に失敗する要因は医師の○○不足
皮膚科で処方されるニキビ治療薬は、正しいタイミングや順序、使用量で使用しなければ効果が得られない可能性があります。
「皮膚科で処方された薬を使ってみたけど、ニキビが治らなかった」「もう保険診療ではニキビは治らない」と患者が思ってしまう背景には、医師の説明不足と確認不足があるのではないかと鳥居先生は指摘します。
薬を使えていない患者さまの多くは何らかの不安や不快感が原因になっていて、ただの塗り忘れというケースはほとんどないというのが私の実感です。

「とりい皮膚科クリニック」のニキビ治療では、薬を処方した“その後”を大切にしています。
再診での丁寧な確認、薬の使い方の見直しや患者の不安への寄り添い。それらは、薬の効果を引き出し、治すことにつなげるために欠かせない工程といえるでしょう。
“治療からの脱落”を防ぐ!とりい皮膚科クリニックの診察
「とりい皮膚科クリニック」の診察の流れを鳥居先生に教えていただきました。一体、どのように治療の脱落を防いでいるのでしょうか。
▽とりい皮膚科クリニック 診察の流れ
1.受付 新患の場合は問診票を記入2.問診票をもとに内容を確認 問診のスタッフが問診票の内容を確認〈ニキビ治療の場合に確認すること(一例)〉
3.診察
次回診察は2週間後、ただし、塗り薬の副作用でヒリヒリ感があり使用を継続できない場合はすぐに連絡・受診するよう伝えて診察終了 |
スタッフの数を増やすことで、どの工程をとっても手厚い診察が行われている「とりい皮膚科クリニック」。
近隣の金沢エリア以外からも多くの患者が集まる理由は、徹底的に患者に寄り添う診療体制があるからこそだといえるでしょう。
【保険診療・自由診療をワンストップで】経過を見ながら選択できるとりい皮膚科クリニックのオーダーメイド治療
焦らず基本に立ち返る!とりい皮膚科クリニックの“診察力”
金沢市に隣接する野々市市で、ニキビ治療やニキビ跡レーザー治療を行っている「とりい皮膚科クリニック」では保険診療・自由診療の両方を提供していますが、ニキビ治療は保険診療からスタートさせるのが基本的なスタンスです。
保険診療のニキビ治療で面ぽう治療薬を使う際は、正しい塗り方で使用を継続することが重要。
薬の塗り方が間違っていたり、副作用があるからといって自己判断でやめたりしてしまうと、治療の成果が得られにくくなってしまいます。
治療からの脱落を防ぐために、「とりい皮膚科クリニック」では丁寧な説明を実施し、治療を継続できるように患者を導きます。
初診後は2週間後に経過を確認し、赤みやヒリヒリ感がある場合は塗布量や塗り方の変更を提案。
さらに2~4週間後に診察し、副作用で面ぽう治療薬の継続が難しい場合には自由診療を検討します。
いきなり自由診療での治療を検討するのではなく、まずは基本となる保険診療のプロセスを踏むことで、治療の遠回りを防ぐことができるといいます。
【金沢】ニキビもニキビ跡のレーザー治療も!切れ目ない保険・自由診療をワンストップで提供
ニキビ治療には保険診療・自由診療の明確な境界線がないため、症例によって効率的な治療を検討しなければなりません。
「とりい皮膚科クリニック」では、1階で保険診療、2階で自由診療を行い、医師監修のメディカルエステ「FEMMEL(フェンメル)」も運営しています。
保険診療を続ける中で、多くの患者から「病気がなくても皮膚の状態をより良くしたい」という声が寄せられました。
そうした要望に応える、美容の分野にも力を入れ、医師監修のメディカルエステが誕生しました。

そういったときの選択肢の1つとして、エステや美容医療を取り入れるようになっていきました。
自由診療やメディカルエステは、患者さまの満足度を上げるのに役立っていると感じています。
患者の要望に応える形で、保険診療から自由診療、メディカルエステと発展を遂げてきた「とりい皮膚科クリニック」。
保険診療で患者の声に耳を傾けてきた鳥居先生だからこそできる医療のかたちがここに結集しているといえるでしょう。
「共同意思決定」で希望や価値観に沿ったニキビ治療を選択できる
自由診療と聞くと、治療費が高額になりがちなことを不安視する患者も少なくありません。
「とりい皮膚科クリニック」では、医師と患者が情報を共有した上で、両者が納得のいく治療法を選択するためのプロセスやコミュニケーションを踏む「SDM(共同意思決定)」という手法を採用し、無理なく治療計画を立てることができます。
患者さまが望んでいない治療の説明をしても効率が悪く、患者さまの求めていることと医療側の治療意欲が一致していないと治療そのものが空回りしてしまいます。
効率良く的確な治療法を選択するために、SDMを採用しました。

「とりい皮膚科クリニック」では、多様化する皮膚科治療の中で本当に必要なものを納得して選択できる環境作りがなされています。
金沢エリア・とりい皮膚科クリニック 無料カウンセリングはこちらから
私のニキビ跡は治る?【ニキビ治療の権威】鳥居先生に聞いた!
Q1.他院で保険治療を受けたけどニキビが治らなかった。もう自由診療しかない?

保険治療でニキビが治らないと感じられるのには
【1】 薬の塗り方が間違っていた
【2】 治療の結果が出る前に治療を断念してしまった
【3】 医師が保険診療で効果的な治療を提供できていなかった
という3つの原因が考えられます。
当院では、保険診療のニキビ治療において、塗り方の指導や経過観察を丁寧に行い、ガイドラインに基づいた治療を徹底しています。
正しい方法で保険治療を行っても改善が見られない場合に限り、自由診療を検討しますが、最初から自由診療を行うことはおすすめしていません。まずは基本に沿った保険治療から始めましょう。
Q2.ニキビ跡にはどんなレーザー治療が効果的?

▽とりい皮膚科クリニック ニキビ跡治療に使用する機器の一例
機器名 | 症状 | しくみ |
フラクショナルレーザーモザイク | 凸凹したニキビ跡 (クレーター) |
細かいレーザーで真皮に熱損傷を与え、コラーゲンやエラスチンの再構築を促す |
フラクショナルレーザーeco2(エコツー) | 肌に深く残ったクレーター状のニキビ | 微細なレーザーを点状に照射し、弾力性を失った真皮の再生を目指す |
スペクトラピール | ニキビ、色素沈着タイプのニキビ跡 | 真皮を活性化して角質表皮のメラニンを除去し、コラーゲンの生成を促す |
ヒーライト | 炎症のあるニキビ・ニキビ跡 | ターンオーバーを促進させ、ニキビの原因となる皮脂腺を殺菌 |
Q3.ニキビもニキビ跡も同時に治療できる?

ニキビの保険診療で使用する面ぽう治療薬でかぶれや刺激の症状が出てしまった場合の補完治療として、自由診療のサリチル酸マクロゴールピーリングを用いることもあります。
レーザー治療だけでなく、サプリによる栄養学的なアプローチも可能です。
保険診療・自由診療の垣根なく治療の提案を行っていますので、ご自身の症状がどちらに当てはまるのかわからない方も、まずはご相談ください。
金沢・ニキビもニキビ跡レーザー治療も!とりい皮膚科クリニックお問い合わせフォームはこちら
【金沢】今度こそニキビもニキビ跡も治したい!とりい皮膚科クリニックのオーダーメイド治療
金沢エリアで皮膚科・美容皮膚科両方の観点からニキビ治療を行っている「とりい皮膚科クリニック」。
「数をこなす」皮膚科医療ではなく「一人ひとりに寄り添う」医療を実現すべく、通常より多くのスタッフを配置して手厚い診療を提供しています。
金沢駅からアクセス可能なエリアでニキビ跡のレーザー治療やニキビ治療に悩む患者にとって、高い満足度が期待できるクリニックです。
施設名・住所 | 医療法人社団 鳥居靖真会 とりい皮膚科クリニック 〒921-8821 石川県野々市市白山町6-17 |
電話番号 | 保険診療 076-294-7880 自費診療 076-294-7881 |
営業時間 | 月・火・水・金 9:00~12:00/14:30~18:00 木・土 9:00~12:00 ※木曜日は保険診療の手術日 |
公式サイト | 保険診療 https://www.toriicl.tv/ 自費診療 https://toriiclinic.com/ |
SNSアカウント | とりい皮膚科クリニック 公式インスタグラム(@toriicl_7880)
鳥居院長監修メディカルエステ「FEMMEL」公式インスタグラム(@femmel_7890) とりい皮膚科クリニック 公式LINE |
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【治療の内容】フラクショナルレーザーモザイク
【治療期間および回数の目安】約1~2ヶ月ごとに1回、計6回程度
【費用】1回¥2,200~¥27,500 ※施術部位・範囲によって異なります。
【リスク・副作用等】赤み、ほてり、かさぶた、水疱、色素沈着など
【未承認医療機器を用いた治療について】
・本治療には、国内未承認医療機器を用いた施術が含まれる場合があります。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同性能を有する他の国内医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクは報告されていませんが、リスクが明らかになっていない可能性はあります。
【治療の内容】フラクショナルレーザーeco2
【治療期間および回数の目安】約1ヶ月に1回、計4~10回程度
【費用】全顔1回¥36,600
【リスク・副作用等】赤み、腫れ、色素沈着、ヒリヒリ感など
【未承認医療機器を用いた治療について】
・本治療には、国内未承認医療機器を用いた施術が含まれる場合があります。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同性能を有する他の国内医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクは報告されていませんが、リスクが明らかになっていない可能性はあります。
【治療の内容】スペクトラピール(ロングパルスヤグレーザー)
【治療期間および回数の目安】約2~4週間に1回、計6~10回程度
【費用】1回¥20,000
【リスク・副作用等】赤み、色素脱失、一時的に軽度のニキビなど
【未承認医療機器を用いた治療について】
・本治療には、国内未承認医療機器を用いた施術が含まれる場合があります。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同性能を有する他の国内医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクは報告されていませんが、リスクが明らかになっていない可能性はあります。
【治療の内容】サリチル酸マクロゴールピーリング(化学的ピーリング)
【治療期間および回数の目安】約2~4週間に1回、計4~7回程度 ※肌状態・症状によって異なります。
【費用】1回¥5,500
【リスク・副作用等】赤み、乾燥など
【未承認医療機器・未承認医薬品等を用いた治療について】
・本治療には、国内未承認医薬品または未承認医療機器を用いた施術が含まれる場合がございます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクは報告されていませんが、リスクが明らかになっていない可能性はあります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】ヒーライト(LED治療)
【治療期間および回数の目安】約1~2週間に1回、計12回程度
【費用】1回¥3,300
【リスク・副作用等】まれに赤み、乾燥など
【未承認医療機器を用いた治療について】
・本治療には、国内未承認医療機器を用いた施術が含まれる場合があります。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同性能を有する他の国内医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクは報告されていませんが、リスクが明らかになっていない可能性はあります。